SEO対策とは?やり方や方法・無料の検索上位表示ツールも解説
SEO対策って聞いたことがあるけど、具体的に何をすればいいのかわからいないケースやブログを書いても全く順位が上がらないことは日常茶飯事です。SEO対策はプロが行っても上位表示することは難しく、専門知識がない状態で参入しても簡単に上位表示することは困難です。
では、2022年の現在以降、後発でSEO対策に参入しても効果は期待できないしアクセスを集めることはできないのでしょうか。結論「やり方は存在する」というのが本音です。
この記事では、2022年以降の、超後発スタートでも上位表示ができるSEO対策のやり方について解説します。そして、検索しても出てこないような情報も多く盛り込んで解説するので、一読して損はさせません。
・SEO対策はプロでも上げることが難しい
・SEO対策は検索して出てくるような情報だと上位表示は不可能(断言)
・内的要因より外的要因が重要視され続けている
上記のような内容を本記事では抑えて解説します。
関連記事はこちら:【10年保存】インハウスSEOとは?SEO対策内製化を成功するコツ・メリット
SEO対策のやり方に関するYOUTUBE動画も公開中
テクニカルSEO(コンテンツ編)をこのページだけで公開中です!ぜひご視聴ください。
SEO対策のやり方とは?Googleで上位表示すること?
そもそも、SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。「セオ」と読む方もいますが、基本的には「エス・イー・オー」の読み方が正しいです。
SEOは作成したコンテンツに関してGoogleなどの検索エンジンに評価を受け、検索結果で上位に表示されるためのアプローチを指します。SEOでは検索エンジンの評価だけでなく、ユーザーの需要も汲み取らなければいけません。ユーザーの知りたいことを考慮し、そのうえで検索エンジンにとって理解しやすい記事へ最適化することがSEOです。
SEO対策の読み方を知っても、上位表示するわけではないため具体的に何をすればいいのか徹底的に解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
・継続的に流入が獲得できる ・初期コストだけでアクセスが集まる ・ブランランディングにつながる ・広告と比較してCPAが安くなりやすい | ・Googleアップデートでサイトが吹っ飛ぶことも ・業者選びに失敗すると成果が全くでない ・継続的な運営が必要になるケースも ・サイトの状況によって成果が出るまで時間がかかる |
SEO対策で初心者でもできるやり方とは?
SEO対策において初心者でもできるやり方は以下のようなものがあります。
・ブログを書いてみる
・タイトルに狙いたい(上位表示したい)キーワードを入れる
・見出しにキーワードを入れる
・制作した関連記事同士でリンクをつなぐ
・無料サイトからリンクを設置する
SEO対策は初心者でも可能なジャンルは多く、まずはブログを書くことから始めてみましょう。競合性の高いキーワードであれば上位表示も難しいことが多いですが、まずはブログを書く練習から始めてみるのもおすすめです。
初心者でも取り組みたい!SEO対策の目的
SEO対策の目的は、自社や自分のサイトに多くのユーザーを訪問してもらい、ブランド認知向上やサービス認知向上につなげるためです。また、コンテンツを作成して多くの方に届けたい、世の中の大勢に伝えたいことがある場合にもSEO対策は有効かもしれません。
SEO対策の目的はまずは、「認知」につなげて「お問合せ」に変換するまで追うことが重要になります。
たとえば実店舗でも、駅前など人通りが多い立地の方が集客しやすいです。インターネットも実店舗と同じで、集客しやすい立地にWebサイトがなければ人が集まりません。そこでSEO対策によって人が集まりやすい上位にWebサイトを表示し、集客しやすい環境を整えます。
つまるところ、サイトへの流入数を伸ばして、お問合せを増加させることがSEO対策の目的になります。
集客チャネルでリスクヘッジになるのがSEO対策
SEO対策は、集客する際にリスクヘッジになります。例えば、リスティング広告のみでリード獲得(お問合せ獲得)をしている場合、リスティング広告のクリック単価(CPC)が競合性増加によって上昇すれば、広告予算は高騰してしまうことがあります。
この場合は、リスティング広告だけでなく、SEO対策など他のチャネルから集客体制が構築できていれば、どこか他のチャネルが利用できなくなっても、リスクヘッジとなります。
もちろん、SEO対策だけでなく、メルマガ施策やSNS運用、営業体制など様々なチャネルからお問合せ獲得ができる状況を作っておくことが最大のリスクヘッジになり、その一つの経路としてSEO対策があるのです。
育毛や脱毛ジャンル、転職関連・人材などのリスティングキーワードではクリック単価が1,000円を超えることもよくあります。収益性の高いキーワードでは、大企業の参入でCPCが高騰することがあるため、リスティング広告だけでなく、SEO対策で上位表示しているとコンバージョンを獲得でき、リスク分散になるのです。
SEO対策のやり方・取り組むメリット
SEO対策をするメリットについて、2つ解説します。
検索流入の増加
SEO対策をすると、Googleに評価されるため狙ったキーワードの検索結果で上位に表示されたり、さまざまなキーワードでインデックスされ検索結果にWebページが表示されやすくなったりします。その結果、検索流入が増加することが大きなメリットです。
検索流入の増加により、Web集客が増し問い合わせ・売り上げ向上を期待できます。検索結果の上位に表示され続けている間は、追加コストなしで集客し続けられるでしょう。上位表示すればするほど、基本的にクリック率が上昇するので、2ページ目より1ページ目、そして3位以内など上位表示を狙う必要があります。
ブランディングになる
企業の公式ページ・ECサイトなどでSEO対策をすると、検索結果からユーザーの目に触れやすくなるためブランディングにつながります。たとえば「履きやすい 革靴」などの検索でユーザーから「◯◯の革靴は履きやすい」と認知度が向上すると、検索時に直接自社名を入力される回数も高まりやすいです。その結果ブランディングが進み、ブランド力向上から集客増加が見込めます。
ブランディングできると被リンク獲得につながるため、SEOでもより効果を得られるでしょう。
長期的に見てCPA削減につながる
SEO対策では、一度上位表示を獲得すれば、コンテンツからお問い合わせを獲得できるため、半永久的な組織の資産になります。お問合せ率の高いキーワードで一度上位表示すれば、上位表示している限りリード獲得が可能になるため、広告運用をし続けるよりも長期的にはコストパフォーマンスが高いことがあります。
広告運用(リスティング広告など)の場合は、広告出稿して翌営業日などにはリード獲得が可能になりますが、一度広告を停止すればお問合せも止まってしまいます。しかしSEO対策の場合は、一度コンテンツを作れば、マーケティング資産として企業に残り続けるため、「資産性」にメリットを感じる企業も多いのです。
SEO対策のやり方・取り組むデメリット
SEO対策におけるデメリットについて、3つ解説します。
効果が出るまで時間が必要
SEOはすぐに効果が出る施策ではないため、実施から効果まで時間が必要です。これからSEO対策をスタートする場合、効果が出るまで平均で約1年かかります。
インターネットには1秒間で何百ページが公開されているため、Googleでもすべてを巡回・インデックス・ランキングするまでに長時間かかる傾向です。自身のコンテンツが評価されても、順位は何度も上下します。そのためコンテンツが検索結果で上位表示されるまで、数ヶ月かかることが一般的です。
2年以上の取り組みになるケースも少なくない
SEOは努力しても、2年以上など長期間取り組む必要があるケースが少なくない点がデメリットです。
SEO対策を隅々まで徹底しても、必ず検索結果の上位に現れるとは限りません。あくまでGoogleに評価されなければSEOの効果は得られないため、SEOの成功にはGoogleからの信頼が重要です。
しかしGoogleは評価基準を公表していないため、明確な正解が分からず失敗するケースがあります。失敗しないためにも、Googleの規約違反をしないようにユーザーファーストなコンテンツ作成を続けなければなりません。
上位表示させたいキーワードの競合性にも寄りますが、ロングテールであれば半年程度、ビックキーワードであれば数年単位の取り組みになる目安があります。特に、新規ドメインでは、上位表示するまでに多大な労力を要する場合があるため、できるだけすでに運用している既存のドメインでSEO対策を行う方が、成果が出るまでの期間が短縮できるケースが多いです。
Googleアップデートでサイト順位が飛ぶ可能性がある
SEO対策で最も難しいことは、毎年2回程度実施されるGoogleアップデートに対応できるかどうかです。Googleアップデートが発生すれば、場合によっては今まで上位表示していたコンテンツが2ページ目に下がったりアクセスが取れなくなったりします。
半年に一回程度実施されるため、その度にどのようなアップデート内容であったかを掴み対策をする必要があるのです。例えば、コンテンツの独自性がより評価されるアップデートが導入されれば、既存コンテンツを全てリライト(加筆修正)することで、検索順位が元に戻る可能性があります。
しかし、Googleアップデートが起きたから自分にサイトが必ず順位が下がるとは限らず、むしろ順位が上がる可能性もあります。この場合は自分のサイトアクセスが底上げされる可能性があるのでアップデートがプラスに働くこともありまます。
アップデートで評価されるサイトと評価されないサイトの主な違いとして、Googleが求めるユーザーファーストなコンテンツ発信やサイト運営をしているかどうかがポイントとされています。
基本的にGoogleアップデート開始の合図はGoogle公式のTwitterにて告知されます。
SEO対策のやり方!重要な検索エンジンの国内シェア
検索エンジンにはGoogle・Yahoo!・Bingなどさまざまありますが、シェア率は以下表の通りです。
検索エンジン | Yahoo! | Bing | |
シェア率 | 76.59% | 15.24% | 7.5% |
引用:statcounter(2022年9月時点の日本における検索エンジンのシェア率)
日本では検索エンジンの中でもGoogleがシェアを占めているため、SEO対策はGoogle対策と考えます。Googleの次にシェアを持つYahoo!でも、Googleのデータベースを活用しているためGoogle対策のSEOで十分に対策可能です。
SEO対策を行うという言葉は一般的に「Google検索エンジン」の検索エンジン最適化を行うといったニュアンスが多いです。
Googleの考え方
SEO対策ではGoogle対策をしなければならないため、Googleの理想像に近づける必要があります。
特に以下の「Googleが掲げる10の事実」に沿ってGoogleはWebページを評価しているため、Webページの作成時にとても重要です。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
またGoogleの考え方として、「E-A-T」「MFI」「YMYL」の3つも重要視されています。
それぞれの指標について、詳しく解説していきます。
E-A-T
E-A-Tは「専門知識・権威性・信頼性」を意味する英単語の頭文字を省略した単語で、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に提示されています。
E-A-Tに個別の評価基準はありませんが、「質の高いコンテンツ提供・いい評判を獲得・Webページの情報や目的を明示する・情報の出自を明確にする」ことで対策可能です。E-A-Tの考え方に近づけることは、SEOで重要とされています。
ドメインパワー
ドメインパワーは(DR)と略されることもあり、被リンクをどれくらい獲得しているのか数値化した指標です。ドメインパワーが高いほど上位表示しやすくなるとされています。
ドメインパワー数値 | 目安 | 備考 |
10未満 | 駆け出しブロガークラス | SEOで非常に評価されづらい |
10〜20程度 | 初心者クラス | SEOでロングテールキーワードなどで 上位表示し始める |
20〜40程度 | 中級者クラス | SEOで上位表示を量産し始める テールキーワードで上位表示できる |
40~60程度 | 上級者クラス | 競合性の高いキーワードでも上位表示が狙える 何を書いても上位表示しやすくなる |
60以上 | 勝ち組 | ここまでくると何を書いても上位表示する 年金などよりメディアに投資する方が良い サブディクトリ利用の交渉が来る |
90以上 | GAFAクラス | YouTubeやFacebookなどグローバルサービスレベル 認知度が非常に高いプラットフォーム |
関連記事:【実例】ドメインパワーの目安は?上げ方と計測方法・SEO対策で重要な理由も
MFI
MFIはモバイルファーストインデックスの略称で、PC向けのページではなくモバイル向けページを評価対象にする基準です。
以前までPC向けのページが評価されていたため、モバイル向けページはSEOにおいて重要視されていませんでした。しかし現在はスマートフォンユーザーの増加から、モバイル向けページが評価基準となっています。MFIの適用から、SEOにおいてモバイル向けページの最適化が重要です。以下、Google公式テストサイトでモバイルフレンドリーかどうかテストが可能です。
2022年では、モバイル版の検索結果やページがランキング評価対象に完全に切り替わっています。PC版では、デザインが崩れていなくとも、モバイル版でデザインが崩れている場合、現在はモバイル版のページ情報のみランキング要因となるため、モバイル版を中心にSEO対策をしましょう。
しかし、モバイル対応はWordPressサイトなどの場合、自動的にデザインを最適化できるため、市販のCMSを利用している場合はモバイル対応は自動で行われることがほとんどです。
弊社でも利用している「SWELL」というWordPressテーマでは、モバイルページも自動で作成でき、SEO対策もデフォルト機能で備わっています。
YMYL
YMYLは「Your Money Your Life」の略称で、検索ユーザーの金銭・人生に大きな影響を与える可能性があるジャンルです。お金・健康・安全などの情報は人の生活・生命に多大な影響があり、信憑性の薄いWebページによって人々の人生に問題が引き起こす可能性が少なくありません。そのためGoogleは、YMYL領域に限りコンテンツの評価基準を厳格にしコンテンツのクオリティを高めようとしています。
SEOにおいて検索エンジンによってどのように検索順位が決まる仕組み
SEOによって検索順位が決まる理由について、検索エンジンの仕組みから解説します。
検索エンジンの大まかんな仕組みとして以下3つのステップからなります。
- 情報収集(クロール)
- データベースに登録(インデックス)
- ランキング(順位付け)
SEO対策を行う際には、まずは「クロール」されることを意識することが重要です。基本的にはクロールされればランキングまでは自動的に進行することが多いため、クロールされることに重きを置きましょう。
クローリング(クロール)
Googleの持つクローラーというロボットが、WEB上にアップロードされた膨大なページ情報を高速で情報収集しています。インターネット上に公開されたページやサイト情報をクローラーが巡回して情報収集しているのです。
クローラーがWebページに訪問し情報を集めることをクローリングといい、クローリングされなければ検索結果にWebページは掲載されません。すぐにクローラーに発見してもらうことは難しいため、サーチコンソール経由でクローラーの巡回申請をする必要があります。
クローラーが情報収集する項目の例として、以下があります。
- HTML(ページ情報)
- 構造化データ
- ユーザー行動データ
- JavaScriptによって生成されるリンク
- Microsoft Officeで作成されたファイル
インデックス(データベース登録)
クローラーがWebページから収集した情報を検索エンジンのデータベースに登録することがインデックスです。検索エンジンにインデックスされると、検索キーワードに合致しているWebページを紹介できるように準備します。
しかし、ガイドライン違反・低品質なコンテンツの場合、クローラーが巡回してもインデックスされません。検索エンジンに表示されるためには、まずはクローラーがページ情報を持ち帰り、検索エンジンのデータベースにインデックスされる必要があります。
インデックスされても、検索エンジンの検索結果に表示されないことがあり、これを「クロール済みインデックス未登録」というステータスになります。(※Google Serch Console参照)
「クロール済みインデックス未登録」では、クローラーが情報収集をしたが、データベース上に似たようなコンテンツが無数に存在しているので、検索結果に出す価値がないと判断されています。この場合は、時間が立てば自然とインデックスされているケースや、独自性を高めるリライト(コンテンツの加筆修正)を行うことでインデックスされて、検索結果に表示されるようになります。
ランキング(順位付け)
インデックスに登録された情報から、各Webページを評価・順位づけを行います。検索エンジンがランキングを決定するシステムは「検索アルゴリズム」と呼ばれています。検索アルゴリズムはランクブレインというAIがランク付けを行っています。
Googleでは評価基準が200以上あるといわれていますが、正確なアルゴリズム内容や数は公開されていません。また時代・ユーザーニーズの変化に合わせて、アルゴリズムも変わります。そのためテクニックだけでGoogleから評価を受けるのは難しいでしょう。
SEO対策のやり方でよくある質問
SEO対策の検索順位とクリック率(CTR)の関係性
SEO対策を実施する最も重要な理由は、サイトへのアクセスを伸ばして、お問合せを増やすことです。検索順位が上位に上がれば上がるほど、クリック率も向上します。
1位表示すれば、そのキーワードで検索したユーザーの20%〜30%がクリックして流入して、6位以下になると5%以下しかクリックされないことがわかります。そのためSEO対策ではまずは5位以内を目指す必要があると言えます。
しかし、3位程度まで上位表示してから1位・2位に順位を上げることは多大な労力がかかり、2ページ目から1ページ目に上位表示させることとわ訳が違います。1位サイトに近づくほどプロが圧倒的技術力で上位表示を可能にしていることが多いため、まずは5位にランクインさせることを目標にして、多くのキーワードで5位以内を狙う方が、1位に固執するより結果として流入数が増えて、お問合せに繋がりやすくなります。
SEO対策のやり方・上位表示の方法について
SEO対策とは、「化粧水 おすすめ」「SEO対策とは」など何かキーワードを検索エンジンで検索した際、指定のWebサイトを検索結果の上位に表示させるための対策です。
たとえばSEO対策では、以下のような施策が挙げられます。
- ページタイトルや見出しタグなど内部施策
- 被リンク獲得など外部施策
- 「化粧水 おすすめ」「SEO対策とは」で上位表示をさせるコンテンツの制作
- ページスピード改善などUX向上
検索ユーザーの求めている答えをコンテンツ内に追加し、検索ユーザーが使いやすいようなページ作りがSEO対策の基本です。SEO対策では検索結果の上位に表示させるため、検索ユーザーファーストかつ検索エンジンに評価されるWebサイトを作ります。
SEO対策に向いている企業・サービスはどんな会社か
SEO対策にはサービス内容によって相性があります。SEO対策は検索して購入されやすいサービスや商品であれば、SEO対策の効果が大きいですが「半導体に利用する部品」「工場に導入する特殊冷凍庫」などニッチで、検索経由で購入しないサービスや商品に関してはSEO対策は不向きです。
製造業界のニッチな部品をSEOで販促しようとしても、そもそも検索ボリュームが存在しないので、カタログやチラシを全国の工場に配布した方が費用対効果が高い可能性が高いです。
SEO対策を行う価値がある前提として、検索ボリュームがあるかどうかが重要となります。
また、地域性の高いローカルビジネスもコンテンツSEOは不向きです。例えば、大阪心斎橋のボイストレーニングレッスン店のホームページを集客したい時にSEO対策を行うことがあります。「心斎橋 ボイトレ」などのキーワードを対策して上位表示を目指しますが、基本的には内部施策とGoogle MAP最適化で対策することが多いです。
コンテンツSEOを実施して、「ボイトレ 方法」などのキーワードで上位表示しても商圏が大阪に限られる(店舗に通える距離)ため「ボイトレ 方法」で上位表示した上で、その流入ユーザーの中から商圏に該当するユーザーに顧客が絞られることになります。
初心者でも無料でできるSEO対策のやり方・方法について
SEO対策は業者に依頼すると月額10万円〜が相場になります。自分で無料でできるSEO対策からまずは始めてみましょう。以下が自分でできて、効果の高いSEO対策の内容になります。
- 自分が好きなジャンル・知識が豊富にあるテーマでコンテンツ(ブログ)を発信する
- ページのタイトルやH2までの見出しタグに、上位表させたいキーワードを設定する
- 外部サイトから自分のサイトに被リンクを獲得する
- 独自ドメインで運用する
- 法人化して、「co.jp」ドメインを獲得する
SEO対策やり方①自分が好きなジャンル・知識が豊富にあるテーマでコンテンツ(ブログ)を発信する
SEO対策を実施する際には、自分が興味があり、知識が豊富にあるテーマを選びましょう。知識があるテーマであれば、その分野の内容を深いところまで発信することができ、差別化につながります。
また、現在のアルゴリズムでは、専門性が高い、知識がある人が書いた記事の方が上位表示を獲得しやすいという、傾向があるため、自分が関心や専門性があり独自情報を発信できるテーマを選ぶコンテンツ発信をすることが必須になります。
SEO対策やり方②ページのタイトルやH2までの見出しタグに、上位表させたいキーワードを設定する
ページタイトルとH2までの見出しタグは、SEO対策において最も重要であり基本的な内部施策です。検索エンジンが上位表させる際に、キーワードとの関連性を見ますが、タイトルとH2までの見出し(H1・H2)タグに含まれているキーワードを参考に順位をつけます。
そのため、タイトルとH1・H2タグには、上位表させたいキーワードを含めることが必須となります。
SEO対策やり方③外部サイトから自分のサイトに被リンクを獲得する
外部サイトから自分が運営しているサイトに被リンクを獲得することで、外部施策を実施できます。具体的には以下のようなサイトから被リンクを獲得しましょう。
被リンクを集めることで、検索エンジン視点では、Web上にある多くのサイトからリンクされているサイトだから信頼できるサイトだと判断されます。
SEO対策の費用相場について【外注or内製化】
実際に外注する際のSEO対策の種類について解説していきます。外注のSEO対策には以下の4種類があります。
また、コンサルティングや記事制作、内部施策の最適化、インハウスSEO(内製化)などプランによって費用形態が変わります。
以下早見表はあくまでも、業界的な費用相場を記したものになります。
項目 | プラン詳細 | 費用相場 | 期間 |
---|---|---|---|
SEOコンサルティング | SEOに向けたサイト設計 カテゴリ設計 構造化データの初期設定 内部施策の初期設定 自社・競合分析 | 月額20万円〜100万円程度 | 3ヶ月〜 |
コンテンツSEO | キーワード選定 記事構成作成・ライティング 記事制作・アップロード | 1記事あたり3万円〜10万円程度 | 6ヶ月〜 |
内部SEO対策 | 各種コーディングの最適化 | 月額20万円〜50万円 | 3ヶ月〜 |
外部SEO対策 | 被リンク獲得代行 被リンク獲得のコンサルティング | 月額5万円〜20万円 | 6ヶ月〜 |
インハウスSEO(内製化プラン) | 全12回SEO内製化プラン | 120万円〜400万円程度(3ヶ月〜5ヶ月) 弊社:120万円〜(6ヶ月サポート・研修) | 6ヶ月〜 |
参照:【早見表】SEO対策を外注費用は?メリットデメリットは?SEO業者の選び方
SEO対策で上位表示するための「3つ」のやり方
SEO対策には、主に3つのやり方が存在します。それは「内部施策」「コンテンツ施策」「外部施策」の3種類です。SEO対策は細かい施策を語り出すと無数に施策内容がありますが。どれも「内部施策」「コンテンツ施策」「外部施策」のどれかに該当します。
・内部施策:Webサイトやページのタイトルや見出し(目次)を最適化する
・コンテンツ施策:ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信し続ける
・外部施策:外部サイトから自社サイトにリンクを獲得する
ここでは、SEO対策の上位表示で重要な「内部施策」「コンテンツ施策」「外部施策」のそれぞれについて詳しく解説します。
SEO対策で上位表示させる①「内部施策」のやり方
SEO対策で上位表示を狙うためには、まずは「内部施策」が重要です。内部施策は人間の視点でこのサイトは「◯◯」に関するサイトであると理解できると同時に、検索エンジンにもどのようなサイトか理解される必要があります。
検索エンジンが理解するには、内部施策を最適化してGoogle検索エンジンに正しく理解させることが重要です。内部施策には以下のような項目があります。
No | 内容 | 最適化方法 | 優先度 |
1 | Titleタグ | ページタイトルに左寄せでキーワードを設定して最適化します。クリック率の高いタイトルを付けることも重要です。 | ★★★ |
2 | Hタグ(見出しタグ) | H1-H6タグにキーワードを設定します。現在のSEOではH1H2までにキーワードを設定して最適化します。関連語もキーワードに含めることが推奨されます。 | ★★★ |
3 | メタディスクリプション | ユーザーのクリック率に直接的な関係があります。現在のSEOでは検索結果及びサイト内のユーザー行動も評価しているため、重要な施策になります。 | ★ |
4 | 構造化データマークアップ | 構造化データを設定して、ページの著者や運営者情報を伝えます。人物スキーマのほかにFAQ構造化データもあり、同時に設定することが重要です。 | ★ |
5 | 内部リンク | 内部リンクを設定することで、サブコンテンツとしてGoogleに評価されます。ページランクを渡して、クローラビリティを向上します。同時にアンカーテキストの最適化も重要になります。 | ★★★ |
6 | 内部発リンク | ページから引用元サイトや公式サイトにリンクすることを言います。権威性の高い関連ページにリンクすることで、コンテンツの信頼性向上を目指します。 | ★★ |
7 | サイトマップの送信 | サイトマップを送信して、クローラ訪問頻度を向上します。サイト立ち上げの初期に実施します。 | ★★★ |
8 | SSL化設定(URL正規化) | サイトのドメインを正規化して、セキュリティ保護を行います。安全な通信を実現して上位表示に寄与します。 | ★★★ |
9 | no indexタグ | クロールが不必要なページやカテゴリにnoindexを指定することで、本来順位を付けたいページに、クローラー訪問頻度を高めます。 | ★★ |
10 | Altタグ | 画像に代替テキストを設定して、クローラーに画像の内容を伝えます。Googleレンズが進化しており、Altタグの重要度がは年々下がっています。 | ★ |
11 | パーマリンク設定 | ページリンクを適切に設定することで、分かりやすいURLを設定します。 | ★ |
12 | WHOIS情報公開 | レンタルサーバーを利用している場合、サーバー会社がドメインの運営者になっている場合があります。自社をWHOIS情報に指定して、運営会社を明確にします。 | ★★ |
上記の内部施策の中でも、初期段階ではタイトルタグと見出しタグの最適化が最も重要になります。コンテンツ数が増加してこれば、内部リンクの最適化も重要になります。内部施策の中でも優先度があり、実施して検索順位に直接影響するものと、検索順位にあまり関係しないものまであるため、優先度を確認して、内部施策を実施しましょう。
コンテンツ施策(コンテンツSEO)のやり方
コンテンツSEOとは、キーワードに対してコンテンツ(お役立ち記事・ブログ)を執筆して、上位表示を目指す手法です。主に「knowクエリ」などユーザーが情報収集をしている検索キーワードでコンテンツSEOで対策されます。
コンテンツSEOは基本的には1キーワード1コンテンツで対応すると言われることがありますが、キーワードの検索意図がカニバリゼーション(通称:カニバリ)を起こしている場合には、その限りではなく、1コンテンツで複数のキーワードで上位表示することも可能になります。
コンテンツSEOのポイントとして以下にまとめました。
- キーワードの上位表示難易度を意識する
- 検索意図を網羅して独自性を高める
- そのキーワードやトピックのオタクやマニア、専門家が執筆を行う
- 文字数は最低5,000文字以上
- 記事公開すればインデックス申請をする
- 内部リンクを最適化する
- 外部リンクを獲得する
- PAAを意識する
- 強調スニペットを意識して、見出しに盛り込む
- CTAを設定する
コンテンツ施策は別名コンテンツSEOと呼ばれる施策であり、ユーザーにとって「高品質でユーザーのためになるコンテンツ」を制作すれば上位表示すると言われています。
しかし、現実問題は、ユーザーにとって素晴らしいコンテンツを作り上げて発信しても、内部施策や外部施策を強化しなければGoogle検索エンジンで上位表示することは2022年現在ではあり得ないのです。そのため、コンテンツの品質を担保することが前提として、外部施策の被リンク獲得や内部施策をそもそも整えるなどが必須になるのです。
コンテンツSEOをベースに、内部施策や外部施策も怠らずにサイトで取り入れていきましょう。
外部施策(被リンク獲得)のやり方
外部施策では、主に被リンク獲得を行うことを指します。サイト内の施策を内部施策とは逆に、サイト外部の評価やリンクを獲得することでSEO対策を行う手法を「外部施策」と言います。
外部施策では以下のような方法が挙げられるでしょう。
No | 内容 | 最適化方法 | 優先度 |
1 | SNS運用 | SNS運用を通して、記事のインプレッションを獲得して被リンク獲得を促します。拡散性が高いTwitter等がおすすめです。 | ★★ |
2 | プレスリリース | PRTIMES等にプレスリリースを発信して、被リンク獲得を目指します。様々なWebメディアへの掲載や記者の取材により、被リンク獲得を行います。 | ★★★ |
3 | 政府キャンペーンの参加 | 企業向けの行政キャンペーン等に参加することで、権威性の高いドメイン(go.jp)から被リンクを獲得します。 | ★★ |
4 | 社団法人のスポンサー | 自社に関連する社団法人のスポンサーやキャンペーンに参加することで被リンク獲得を目指します。競合性の高いジャンルで実施されることが多いです。 | ★★ |
5 | 競合調査 | SEO上の競合サイトが獲得している被リンク先を分析して、被リンク獲得のアプロ―ト先を選定します。 | ★★★ |
6 | 企業登録サイト | 企業・法人が登録できる、ビジネスマッチングサイトやセミナー開催サイト、比較サイトなどに掲載して被リンク獲得を行います。 | ★★ |
7 | 無料登録サイト | 無料で被リンク獲得可能なサイトやプラットフォームに掲載して、リンクを獲得します。 | ★ |
8 | 共催セミナー開催 | 企業と共催セミナーを開催して、相互リンクを獲得します。2社で開催するケースからカンファレンス実施で一度に多数の企業から被リンク獲得ができる等法人運営のドメインから被リンク獲得が可能です。 | ★★★ |
9 | 寄稿 | 外部メディアに記事を寄稿することにより、被リンク獲得が可能です。業界が近しいメディアを探して、寄稿依頼を行います。 | ★ |
10 | 自治体サイトの広告枠 | 地方自治体や行政サイトに広告掲載を行い、被リンク獲得に繋げます。nofollowであることが多いですが、行政ドメインからのリンクであり、一定の効果があるとされています。 | ★★ |
11 | 広報戦略×被リンク | CSRやSDGsなど、バズワードを広報に掲げて、戦略的に被リンク獲得を実施します。広報戦略として取り組むことで、効率的に被リンク獲得が可能です。※Page Qualityにも影響 | ★★★ |
SEO対策を実施するシーン
SEO対策を実施するケースを解説します。SEO対策を実施するケースとして「インバウンドのお問い合わせを増やしたい」「採用マーケティングに活用する」「ブランディングに利用したい」「サイト売買を行いたい」などSEO対策を実施するケースがあります。
- インバウンドのお問い合わせを増やしたい
- 採用マーケティングに活用する
- ブランディングに利用したい
- サイト売買を行いたい
インバウンドのお問い合わせを増やしたい
インバウンドのお問い合わせとは「顧客からお問い合わせ」される数を増やすことを言います。インバウンドとは逆の言葉でアウトバウンドがありますが、アウトバンドは「テレアポ」「メルマガ」など自身で新規開拓などを能動的に行う方法です。
アウトバウンドで営業担当者がテレアポを進めるよりも、インバウンドのような「顧客からのお問い合わせ」を増やすことで、将来的に営業コストを削減していく考えです。
SEO対策では、インバウンドにつながるオウンドメディアやブログを用意して上位表示することで、「顧客からのお問い合わせ」を増やすことができます。
採用マーケティングに活用する
SEO対策は採用マーケティングにも活用できます。採用マーケティングとは、自社の採用活動において、求人応募数を増やすためにコンテンツ発信や企業理解を促進することです。
SEO対策によりオウンドメディアの流入数を増やし、同時に採用情報もメディアに掲載することで、求人募集の認知数を上げることができます。
ブランディングに利用したい
SEO対策では、ブランディングに利用することもできます。例えば、リスティング広告運用会社で、「リスティング広告」というキーワードで上位表示していれば、ブランディングにつながります。
リスティング広告の単体キーワードであれば検索回数も多いため、自社の流入数を増やしてブランディング・認知向上に貢献できます。
サイト売買を行いたい
Webサイトの売買を行う際にもSEO対策は実施されます。流入数が多く、収益が見込まれるサイトであるほど高い価格でサイト売却が可能になるため、SEO対策を実施してメディア化することが一般的です。
売却金額の相場として、月の収益を24ヶ月掛けた金額で取引されることが多いです。また、転職や脱毛など収益性の高いジャンルではより高額で取引されることもあります。
2022年のSEO対策は「教科書的な施策」だけだと全く通用しない
社外秘のSEO対策情報を存分に記載します。
毎日更新するのでブックマーク推奨です。
2022年のSEO対策は、教科書的な、検索して出てくる情報や、本で書かれている情報だけでは、間違いなく上位表示は難しいです。特に競合性の高いような「脱毛」「マッチングアプリ」「ウォーターサーバー」ジャンルのキーワードでは後発では上がる気配すらしないでしょう。
理由として、検索して出てくるようなSEO対策の情報は、個人から法人まで既に実施しており、施策内容が飽和しています。Google検索エンジン視点では、どのサイトでも同じ施策を実施していれば、差別化要素にはつながらず、結局のところ「検索しても出てこない情報」を取り入れているサイトが上位表示するのです。
それでは、ここで検索しても出てこないSEO対策の一例を記載します。おそらくこのページが初公開の施策内容もあります。
- SEO対策の難易度は年々増加している
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SEO対策では、2010年ごろは「ブラックハット」のようなアルゴリズムをハックして上位表示させる施策が通用していたため、個人でも上位表示が可能でした。しかし、現在2022年のSEO対策では、アルゴリズムが進化して、小手先のテクニックでは全く通用しづらくなっています。
また、SEO対策に予算をかける企業も増えているため、SEO対策の難易度は年々増加し続けています。
- Google検索プラットフォーム自体がオワコン化する可能性がある?
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2022年現在では、Google離れのような言葉を耳にします。Googleでは、上位表示しているサイトが同じようなコンテンツばかりであるため、ユーザー離れが起きていると懸念があるのです。YouTubeやTikTokなど他プラットフォームへユーザーが移り始めて、Googleのユーザー数自体が減るのではないかと懸念されています。
フレッシュネス(更新頻度)をハックする
フレッシュネスとは「更新頻度」のことを指します。つまり、Webサイト上でどれくらいの頻度で新規記事が投稿されているか、もしくはリライト(情報の追加修正)がされているかという指標です。フレッシュネス(更新頻度)を高めることで、検索エンジンに「頻繁に更新されているサイトだから信頼できる」と認識させることができるのです。
フレッシュネスを担保するには、新規記事更新と既存記事のリライトを行う必要があります。特に新規記事の更新が重要とされており、新しくサイト上に1ページ情報が増えることによって、サイトマップの情報が1ページ分増加するため、フレッシュネスを意識する場合は、新規記事更新を8割・リライトを2割のように、新規記事の更新に比重を置いて運用することが望ましいでしょう。
しかし、フレッシュネスを簡単にハックする方法もあるのです。これは、検索してもどこにも書いていない情報ですが以下のプラグインを利用することで、サイトにあるすべてのページの投稿日(date publisherd)と更新日(date modified)を最新日に変更することができるのです。
以下はプラグイン「Bulk Datetime Change」ですが、管理画面にて日付と時間・投稿日時を一括で最新日に変更して、検索エンジン視点でフレッシュネス(更新頻度)を高めることができます。
正直なところグレーハックな要素があるため、将来的にこの施策自体が利かなくなる可能性も存在するため、あくまでも2022年現在のみ通用している施策と捉えることが重要です。
上記のようなグレーだけど現在は通用している施策は、競合性が高いジャンルでは当たり前のように利用されていますが、検索しても出てこない情報であるため、グローズドの情報をいかに発見して、自社サイトに活用できるかが重要となるのです。
E-A-Tの具体的な認識のさせ方と被リンクの区分について
Google公式では、「E-A-T」という単語が検索エンジンに評価されるために重要な要素であると言及されています。E-A-Tとは、「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとってサイト運営元やコンテンツ(記事)製作者が誰であるかを明確にして、透明性を持たせることを目的としています。
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trustworthiness(信頼性)
サイトのE-A-Tを向上することで検索順位にポジティブな影響を与えると、検索品質評価ガイドラインに記載されています。具体的にE -A-Tを向上するための施策として以下の内容が挙げられます。
構造化データマークアップを行う
会社概要に運営元のリンクを設定する(自社サイトや関連サイト・運営サイトすべて)
構造化データマークアップとは、Google検索エンジンに内部施策だけでは伝わらないような情報を補完する役割があります。例えば「組織」情報を伝える構造化データであったり、「人物」情報を伝える構造化データなどが存在します。
他にも、会社概要部分に自社サイトのリンクを設定することも重要です。弊社の会社概要ページでは以下のように記述をしています。
このように社名の部分や公式HP(URL)を表の要素として含めることで、この会社やドメインを誰が、どの組織が運営しているのか明確に伝えることができるのです。
特にYMYLジャンル(健康・保健・金融・医療・ローン)など誤ったフェイク情報が上位表示すれば、ユーザーに大きな損害を与える可能性のあるキーワードであると、E-A-T要素はGoogleが厳しく監視しており、会社概要や構造化データで「E-A-T」を検索エンジンに正しく認識させる必要があるでしょう。
また、強調スニペットに記載された情報も重要であり、強調スニペットにはその検索キーワードに対して、Googleが考える最適化回答を表示しています。強調スニペットに含まれている情報は、上位表示を狙うには必要不可欠な要素となるでしょう。
細かい話にはなりますが、強調スニペットに記載されている数値情報は完全一致でコピーして、自社サイトに取り入れることが重要です。例えば、睡眠時間の目安が6時間〜7時間と表示されている場合、自分の書いたコンテンツで12時間が理想と書いた時点でGoogle検索エンジンのデータベースにある「理想の回答」とは異なるため、強調スニペットに「6~7時間」と書かれていれば、自分のコンテンツでも「6~7時間」と合わせることで、「E-A-T」の信頼性向上につながります。
SEO対策における被リンクの考え方
SEO対策において、被リンク獲得はブラックハットであり、いまだにそんなことを推奨しているのかという「初心者ブロガー」は多く存在します。しかし、SEO対策において、被リンクを獲得する、つまり「外部要因」を意識することは最も重要であり、現在も中古ドメインが検索上位に蔓延っている理由の一つでもあります。
Google検索エンジンがWebサイトの専門性やトピックを判断する場合、外部要因をもとに評価されます。それは、サイト内にどれほど「ケーキの作り方」に関する記事を投稿しても、外部サイトから「ケーキの作り方について詳しいサイトはこちら」とリンクを獲得できなければ、Google視点では、自社サイトが何のサイトかわからないのです。
つまりまとめると、以下のようなステップでGoogleはキーワードを認識します。
- 自社サイトでケーキの作り方に関するブログを始める
- ケーキの作り方に関する記事を多く投稿する(この時点では、ドメインやサイトが何に専門性があるかGoogleは判断できない)
- 外部サイトからアンカーテキストで「ケーキの作り方に詳しいサイトはこちら」のように紹介されることで初めてGoogleに自分のサイトが「ケーキの作り方に関するサイト」であると認識される
- Googleが「ケーキの作り方」で上位表示させようと順位を上げる
- 被リンクを多く獲得するほど、「ケーキの作り方」に関するサイトであると強く認識される
上記のようにGoogleはデータベースを処理するため、「良質なユーザーのためになるコンテンツ」を多く作れば上位表示するというような幻想は打ち砕かれることになります。2022年以降のSEO対策では、外部要因が8割です。
被リンク獲得を推奨しない個人やフリーランス、企業などはSEO対策についての理解が深くない可能性が高いと言えます。
SEO対策のやり方を攻略するには「マーケティング」視点で捉える
SEO対策はあくまでも売上を増加するための、マーケティング施策の手段です。自社が販売促進をしたいサービスに対してSEO対策を実施します。そのため、まずは自社のSEO対策を行うサービスを明確にする必要があります。
- 対象サービスを明確にする
- ペルソナの解像度を高くして、他部署とも連携する
- タイトルタグに狙いたいキーワードを設定する
①対象サービスを明確にする
複数の商材やサービスを持っている場合でも、どれか一つのサービスに絞り込んで、分散しないようにSEO対策を行うことも「専門性をGoogleに認識してもらう」上で必要な考え方になります
②ペルソナの解像度を高くして、他部署とも連携する
SEO対策もマーケティングの一種です。ペルソナやターゲットを明確にすることで対策するキーワードが決定できます。どのようなキーワードで商談化しているか、アポイントが取れているかも車内の営業担当者にヒアリングすることで、SEO対策のキーワードが見えてくるでしょう。また、リスティング広告で成果が出ているキーワードを参考にSEO対策を行うことも良い手法です。
③タイトルタグに狙いたいキーワードを設定する
タイトルタグは、内部施策の中でも最も重要なタグです。タイトルにキーワードを設定するだけで、検索順位が改善されることもあります。 WordPressの場合は「一般」から「タイトル」の一括設定ができるため、キーワードを設定してみましょう。
SEO対策のやり方|成功させる効果的なステップ・手順
SEO対策の具体的な方法について、8つ解説します。
SEO対策を始める前に必要な準備
SEO対策を始める前に、以下2つの準備が必要です。
- 分析環境の準備
- 現状の課題を把握
SEO対策で効果を得るためには、SEO状況の分析できる準備を整え、現状を把握し課題を認識する必要があります。
SEO対策のやり方①自社サイトの分析を行う
SEO状況をチェックし、分析できる環境を整えましょう。具体的には、SEOチェキ・ヒートマップ・Googleサーチコンソール・Googleアナリティクスなどのツールが挙げられます。
特におすすめは、以下2つです。
- Googleサーチコンソール:検索での表示回数・検索順位・検索でのクリック率などのデータを分析できる
- Googleアナリティクス:全体の訪問者数・滞在時間やPV数などの訪問者データをチェックできる
どちらもGoogleアカウントを取得・ログインし、情報を入力するだけで導入できます。
Googleサーチコンソールは、Webページのインデックス状況をチェックしたり、Webページに問題があると通知してくれたり特に利便性が高いです。
SEO対策のやり方②SEO対策の戦略を考える
Webページの現状を把握し、課題を認識することでSEO対策すべきポイントが分かります。
まずは導入したGoogleサーチコンソール・Googleアナリティクスなどのデータから、現状や課題を把握しましょう。Googleサーチコンソールから、インデックスされているWebページを確認できます。もし自身のWebページがインデックスされていなければ、SEO対策が必要です。
またSEOチェックリストでも、現状の課題を把握できます。SEOチェックリストをダウンロードし、リストの項目を確認していくことで自身のサイトが低品質なリンク・コンテンツに該当しているか否かをチェック可能です。もしSEOチェックリストに1つ以上該当していれば、SEO対策が必要になります。
SEO対策のやり方③ターゲットキーワードの選定
SEO対策として、基本的にはまずターゲットキーワードの選定を行いましょう。ターゲットキーワードは、以下のサイト・Googleの機能などで決められます。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- キーワードファインダー
- サジェスト機能
- 再検索キーワード
- Googleトレンド
関連キーワードから検索数のあるキーワードを、洗い出しましょう。検索数のあるキーワードは、それだけ検索ユーザーが多いです。
そしてピックアップしたキーワードから、以下のポイントに沿って1つのキーワードを決めましょう。
- 知りたい(Know):戦国時代の文化について知りたい
- 解決したい(Do):エアコンを修理したい
- 行きたい(Go):ヨーロッパに行きたい
- 買いたい(Buy):新作のリップを買いたい
SEO対策のやり方④タイトルの設定
見ただけでページの内容が分かる、簡潔なタイトルを設定することもSEO対策です。タイトルはユーザーのクリック数に影響し、検索順位を左右します。
ユーザーのクリック数を増やすためには、以下をチェックしてタイトル設定することが重要です。
- キーワードはタイトル前方に含める
- 簡潔な内容で40文字程度のタイトル
- 見ただけでページの内容が分かる
- ターゲットに合わせた単語を選ぶ
キーワードをタイトル前方に含めることで、検索窓にユーザーが入力した単語と関連性を持たせられます。
また記事の概要を紹介する100〜120字程度の文章であるメタディスクリプションも、タイトルと合わせて設定するとクリック率が向上するためおすすめです。
SEO対策のやり方⑤検索ニーズに合うコンテンツ制作
検索ユーザーのニーズに合ったコンテンツ制作は、SEO対策でとても重要です。
選定したキーワードから、ユーザーがなぜ検索したか分析しましょう。
たとえば「東京都 家賃 相場」であれば東京都の家賃にかかる相場金額を探していると推測可能です。しかし「東京都 家賃」だと家賃相場を知りたいのか・東京都の家賃補助について知りたいのか・東京都の家賃が安い地域を探しているのかによってコンテンツの内容が異なります。
どのコンテンツをユーザーが最も探しているのか、ユーザーのニーズを考えてコンテンツを作りましょう。
ユーザーニーズを探るためには、再検索キーワードやサジェストワードが参考になります。ユーザーニーズを汲み取り、検索ユーザーの求めるコンテンツを作ることはSEO対策の基本です。
SEO対策のやり方⑥内部施策の実施
SEO対策における内部施策とは、内部リンク構造の最適化です。たとえばWebページのテキスト・画像・HTMLタグ・内部リンクなど、サイト内部を改善します。内部施策を実施することで、クローラーの巡回を促し検索エンジンに対して正しくページの情報を伝えることが目的です。
実施する内部施策は、先述した内容以外にも以下のような内容があります。
- XMLサイトマップの作成(素早く検索エンジンにWebページを理解してもらうファイル)
- 内部リンクの最適化
- パンくずリストを設置(Webページのどこにいるかを視覚的に分かりやすくする誘導表示)
- SSLの適用
- URLの正規化
- robots.txt設置
- 構造化データのマークアップ(情報を構造化し検索エンジンに伝える)
- タイトルにキーワードを含める
- メタディスクリプションの最適化
- 見出しタグを利用し、文章構造を明確にする
- 画像のaltタグを適切に利用する(画像を説明するテキストを詳しく入力)
- 文字サイズの適切化
- 404エラーページの設定
- ページ速度を高速にする
- MFIに対応
- ページエクスペリエンスを向上する
SEO対策のやり方⑦コンテンツの信頼性を明示
公共機関サイトや企業の公式サイトから引用するなど、コンテンツの信頼性を明示することはSEO対策において重要です。
自分の知識でコンテンツを作成するだけでなく、権威性があり信頼できる情報から引用すると情報の信頼性が高まります。信頼性の高い情報は、ユーザーの安心感・満足度につながるため、とても大切です。
しかし引用先のリンクが切れている場合、404エラーとなりユーザー・クローラーは引用先のWebページを訪問できません。その場合Webページの信頼性を明示できないため、SEO対策にとってよくありません。
SEO対策ではリンク切れに気をつけ、高クオリティで信頼性の高いコンテンツを作成する必要があります。
SEO対策のやり方⑧評判アップや被リンク獲得
Webページの評判をアップさせ、被リンク獲得がSEO対策では重要です。被リンク獲得とは、自身のWebページのリンクを外部のWebページで貼ってもらうことを指します。
被リンクは数・質のどちらも重要で、金銭取引などなしで自然に貼られることが大切です。
被リンクの数には、1つのページに貼られるリンク数と、被リンクが貼られたドメイン数の2種類があります。1つのページに複数の被リンクがあるよりも、複数のドメインで被リンクを獲得する方が重要です。
また被リンクの獲得先も大切であり、一般人のブログよりも著名な方・関連する専門メディアから獲得した被リンクの方が高い評価を受けられます。
SEO対策のやり方⑨ページスピードの改善
検索エンジンはユーザーから好評のサイトに高い評価を与えるため、ページスピード改善はとても重要なSEO対策です。表示時間が長くかかるページは、ユーザーが閲覧を止める場合が少なくありません。
以下のようなケースはページ表示速度に時間がかかりやすいため、改善の余地があります。
- 読み込むファイルの容量が大きすぎる
- サーバーの性能が追いついていない
ページ表示速度をチェックするには、Google PageSpeed InsightsやGoogleアナリティクスがおすすめです。
ソースコードの軽量化・画像の最適化・ブラウザキャッシュの活用などでページスピードを改善し、ページの表示速度は3秒以内にしましょう。
SEO対策のやり方⑩スマホ対応のページ作成
スマホ対応のページ作成は、MFIに対応するためSEO対策でも重要です。スマホ対応のページに最適化する(モバイルフレンドリー)場合、以下のポイントに沿って実施しましょう。
- テキストサイズを調整
- リンク同士に適切な距離がある
- コンテンツを画面サイズに調整
Googleサーチコンソールでチェックできるため、エラーがなくなるまで改善しましょう。
MFIとモバイルフレンドリーは異なるため、スマホ対応のページを作成してもMFIではない場合があります。
MFIにするためには、スマホ・PC向けの両ページで同じrobotsメタタグを使用するなどが必要です。詳しくはGoogleの「モバイルファーストインデックス(MFI)とは」をチェックしましょう。
SEO対策のやり方11.独自要素や一次情報をコンテンツに追加する
コンテンツ施策では、検索意図・検索ニーズ(クエリ)を満たすだけでなく、独自要素をどれくらい含められるかが重要です。つまり、他社が書いていないけれど、ユーザーや検索者にとって有益な情報をいかにコンテンツに含められるかがポイントになります。
独自要素を高める手法として以下のような施策があります。
- 専門家やマニアがコンテンツを加筆する
- 調査データやアンケートを行ってコンテンツに反映する
- 最新情報を追加して古い情報を削除する
- 関連コンテンツに内部リンクを設定する
- YouTube動画を設置する
- ユーザー視点で他に必要な情報はないか考え、追加する
SEO対策のやり方12.トピッククラスターや内部リンクを意識して設定する
トピッククラスターとは、SEO対策を行う上での内部リンクを設定するテクニックを指します。(※厳密な言及は避けますがここでな内部リンクの貼り方とします)
Webサイトの構造として、内部リンクが多く設定されているページにリンクジュースというSEOパワーが集まりやすくなります。そのため、上位表示をさせたいページに対して内部リンクを集めることが重要です。上記の図ではPageAの方がPageBよりサイト内コンテンツから内部リンクが設定されており。リンクジュースが集まっていることがわかります。
このリンクジュースが貯まる量のことを、「ページランク」といいます。リンクジュースが貯まるとページランクが上がり、ページランクが高ければ上位表示がされやすくなるアルゴリズムが検索エンジンで現役で稼働しています。
※ページランクはURLごとに10段階で評価されます。(最低が1で最高が10)
SEO対策のやり方で注意したいポイント
SEOの重要な点・注意点について解説します。
Googleガイドライン違反しないように注意
Googleは「ウェブマスター向けガイドライン」を定めているため、違反しないように注意しましょう。
ガイドライン違反では、「隠しテキスト・隠しリンク」「無断複製されたコンテンツ」「オリジナルコンテンツが存在しないページ」などが禁止されています。
違反してしまったWebページにはペナルティが課せられ、検索順位が下がったりインデックスを削除されたりします。
ガイドライン違反は、SEO対策失敗につながるため注意が必要です。
ユーザー・検索エンジンに対し良質なコンテンツを提供
SEOにおいて、ユーザー・検索エンジンに対し良質なコンテンツを提供することはとても重要です。SEOの大前提として、ユーザーが価値を感じるコンテンツの提供が挙げられます。
そのため低品質なコンテンツは作成しないようにし、サイトの運営上どうしても必要な低品質コンテンツはインデックスから除外しWebページの品質を保ちましょう。
隠しテキストやワードサラダなどを実施しない(ブラックハットSEO)
隠しテキストやワードサラダはブラックハットSEOと呼ばれる手法であり、Googleをハックするための施策です。例えば背景色と同じ文字色でキーワードをユーザーに見えないように詰め込んだり、日本語としてはわかるが意味が通っていない文章などでコンテンツを作るようなワードサラダは禁止されています。
現在は以下のようなワードサラダでコンテンツを作成してページ数を量産すると、ペナルティを受ける可能性が高くなっています。
今日はいい天気だ。
去年はボートレースで当たった。
明日の晩御飯はハンバーグである。
被リンクを獲得するためだけのサテライトサイトを作成しない
外部施策をハックする手法として、リンクを設定するサイトを無数に作成して、自社で挙げたいサイトに数百以上の被リンクをつける手法が過去にありました。現在はこのような、被リンク獲得のためだけのサテライトライトはペナルティを受けます。
適切に運営して、運営サイトとして相互にリンクする、運営サイトから公式サイトにリンクを設定するなど、自然な被リンクの設定であれば問題ないですが、被リンクを設定するためだけに作成したサイトと判断されるとペナルティを受けます。
また、購入して被リンク獲得を行う「ペイドリンク」もスパムと判定されやすく、スパムアップデートで流入が下がる要因になります。
【効率的やり方】SEO対策で利用できる無料ツール
SEO対策を効率的に行う上で活用する無料ツールについて解説します。
①Google Keyword Planner
Google Keyword Planner(キーワードプランナー)は一般にキーワードの検索ボリュームを調査する場合に利用されます。SEO対策では上位表示を目指すキーワードを選定しますが、その際に検索ボリュームがどれくらいあるのか調査する上で役立ちます。
キーワードプランナーは、Googleが公式に提供するツールであるため、正確な検索ボリュームを算出することができます。
②ラッコキーワード
ラッコキーワードは、軸キーワードに対して、どれくらいのテールキーワード(サジェスト)が存在するか調査することができます。しかし、表示されるキーワードの中には、過去検索されていたが、現在は検索されていない検索ボリューム0のキーワードも含まれるため、ラッコキーワードで調査して、キーワードプランナーで検索ボリュームを確認するまでが一般的なプロセスです。
③Ahrefs(有料)
Ahrefsは海外のSEO会社が提供するツールです。Ahrefsでは競合サイトのドメインを入力するだけで、月間想定の流入数や上位表示を獲得しているキーワードが一覧で確認できます。キーワード選定で、競合サイトで対策しているキーワードを確認したい場合に利用できます。また、競合サイトが獲得してい被リンク元も調査できるため、外部施策にも利用できる万能ツールです。
④SEOチェキ(無料)
SEOチェキは、URLを入力することで内部施策やキーワード順位など、サイト状況が可視化できるツールです。具体的には以下のような項目が調査できます。
- サイトSEOチェック
- 検索順位チェック
- キーワード出現頻度チェック
- 発リンクチェック
- Whoise情報チェック
簡単に利用できるため、まずはツールを触ってみましょう。
⑤Ubersuggest(有料)
UbersuggestはSEOツールの中でも比較的安価で利用でき高性能のツールです。Ahrefsが月額1万円以上するため、個人でSEOツールを契約する場合は、月額数千円で利用できるUbersuggestが選ばれることがあります。
- 内部施策調査
- キーワード選定
- キーワードの難易度調査
上記のような作業を効率化できるため、SEO対策を本格的に実施したい方にはおすすめのツールです。一方で競合サイトの調査などAhrefsでしかできないこともあるため、目的に応じて使い分ける必要があります。
⑥SEMRUSH
SEMRUSHはAhrefsと人気を争う海外の高機能SEOツールです。月額費用はAhrefsと大きな差はありませんが、効果測定やキーワード調査など見やすいUIデザインで、ストレスフリーなSEO調査を実施できます。
SEO対策だけにとどまらず、広告、SNSなどデジタルマーケティング全般の分析も可能です。特に競合調査に特化したツールで、分析を行うSEO対策担当者は試してみる価値はあるでしょう。
⑦スクリーミングフロッグ
スクリーミングフロッグはSEO対策の内部タグをすべて調査してくれるツールです。インデックス状況からHタグ、タイトルタグ、メタディスクリプションなどすべてのページごとに抽出してリスト化できます。
⑧PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsはページの読み込み速度を0〜100で表してくれるツールです。ページスピードアップデートにて、ページの読み込み速度がランキングに影響され始めたため、SEO対策でも意識されるようになりました。
⑨GRC
GRCはサイトのキーワード順位を調査できるツールです。月額500程度から利用できるツールであり、多くのSEOブロガーやSEO会社に利用されています。
SEO対策についてよくある質問
SEO対策について、よくある質問をまとめました。
WordPressはSEO対策に強いって本当?
「WordPressはSEO対策に強い」とよく言われますが、WordPressは実際にSEOに有利な点が多いです。WordPressはページスピードの速さ・優れたUX・SNSシェアボタンがあるなど内部施策を簡単に行えるメリットから、SEO対策に向いています。
しかしWordPressの導入だけで検索上位になれるわけではありません。エラーの多さなどデメリットもあるため、WordPressだけにこだわる必要はないでしょう。
サイトの種類が変わるとSEO対策も異なる?
LP(ランディングページ)・EC(ネットショップ)・オウンドメディアなど、サイトの種類が異なってもSEO対策は変わりません。ただしサイトの種類によって、具体的なコツ・ノウハウは異なります。
基本的な対策は変わらないため、まずは本記事で紹介したSEO対策を進めましょう。それでもなかなか効果が出なければ、各サイトに合わせた細かいコツをSEO対策に組み込見ます。
まとめ|SEO対策のやり方・無料で初心者もできる方法
本記事では、SEO対策の概要・方法・メリットやデメリットについて解説しました。
SEO対策は、特定のキーワードを検索した際にWebページを上位に表示するための施策です。ターゲットキーワードやタイトルの選定・ユーザーニーズに合うコンテンツ制作といったSEO対策をすることで、検索流入が増加し集客の加速・ブランディングに繋がります。
失敗しないためにも、SEOの基本を抑えることが大切です。
執筆者 会社概要・山本 伸弥
社名 | 合同会社楽々Edit |
代表者名 | 山本 伸弥 |
所在地 | 大阪府門真市島頭二丁目5番地17号 |
従業員数 | 23名(アルバイト・業務委託を含む) |
設立年月日 | 合同会社楽々Edit |