インハウスSEOとは?内製化成功のコツと自社SEO対策が難しい場合のポイント
この記事を読んでいるあなたは、「SEO対策を外注するとコストがかかるし長期的には内製化したい、SEOコンサルに依頼しても内製化を進めながらできればいいな…」と考えているでしょう。そのお悩みは弊社で全て解決できます。
あなたに伝えたい:どこの企業よりも自信がある内製化SEO支援サービスはこちら(まずはお問合せください)
しかし、SEO対策の内製化と言っても誰にどのようなことを頼めば内製化ができるのかわからないでしょう。SEO対策の内製化を行う上で重要なポイントは「講師の質(SEOの実践経験)」「研修外のサポート充実度」「期間」の3点です。
内製化サービスにあるテンプレート的な研修のみを受講しても、座学としてのインプットが多いだけで、実働作業を身につけることは正直難しいです。その場合は、研修以外で課題を実施して、どれくらい個別具体的に対応してくれるのかが決め手になります。
合同会社楽々Edit 代表
山本 伸弥(やまもと しんや)
新卒でSEOコンサルティング会社に入社し、SEOコンサルタントとして戦略立案から営業、コンテンツ制作まで幅広く従事した後に、合同会社楽々Editを創業し代表取締役に就任。
中小企業から東証プライム企業、ベストベンチャー100まで累計300社以上のSEO改善実績を持つ。
国内大手SEOマーケティング会社10社とデジタルマーケティングカンファレンスも主催している。
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インハウスSEOとは?
インハウスSEOとは、社内でSEO対策を実施する体制を作ることです。キーワード選定からコンテンツ制作、運用、効果の検証などの全てを自社で行います。
インハウスSEOとは、 外部に依頼せずに、自社完結で社内のWeb担当者がWebサイトのSEO対策をすることです。 このインハウスSEOは、「内製化のコスト削減」と「効率的なSEO対策」で、外注より費用対効果向上が期待できます。
以下の表では、外注した場合のSEO費用と内製化した場合のSEO費用を示しています。
項目 | 外注した場合のコスト | 内製化した場合のコスト |
---|---|---|
コンテンツ制作 | 3万円〜7万円/本 | 原価の1万円〜2万円程度 |
コンサルティング※戦略・キーワード調査等 | 月額20万円〜50万円 | 人件費のみ |
外部施策 | 月額20万円 単発30万円等 | 人件費のみ |
内部施策・テクニカルSEO | 月額20万円〜50万円 | 人件費のみ ※一部コーディングやデザイン費用発生 |
内製化によるコストカットができる点は魅力ですが、一方で、メンバーの質によってSEO対策の品質が決まってしまうデメリットもあります。例えばSEO対策は日々施策内容が変化しており、年に数回のGoogleコアアップデートが実施されるため、常に最新情報を収集する必要があります。
インハウスSEOを行う場合は、基礎的なSEO対策の知識を踏まえて、どれくらい最新情報を追い続けながら、メディアを成長させるかが重要となるのです。
Google公式見解:https://developers.google.com/search/blog?hl=ja
インハウスSEOについてよくある質問
インハウスSEOの重要性は高まっている
SNSやWebサイトの発展に伴って、マーケティングの主体はWebマーケティングへと変化してきました。このため、企業では自社で保有するWebサイト経由での集客が必須となっています。そこで、集客の要であるWebサイトに対してSEO対策を講じる必要が出てくるわけですが、完全に外部に委託してしまうのは得策とは言えません。
社内体制が整っていないための一時的な外部委託は仕方ありませんが、突発的に外部との関係が解消される可能性もあることから、委託が長引けば継続的なSEO対策が滞ってしまうリスクが高くなってきます。
その点、自社でSEO対策が完結するインハウスSEO(内製化)は、施策の結果が出るまでに時間のかかるSEO対策を自社で改善しながら行えるため、対策が行き詰まるような状況は起こりません。このような背景からも、インハウスSEO(内製化)の重要性は高まっているといえるでしょう。
特徴 | コスト | メリット |
---|---|---|
SEO外注のケース | 記事単価4万円〜+コンサル料金 | 社内リソースをかけずに済む |
SEOインハウスのケース | 記事単価1万円〜+人件費 | 社内にナレッジが貯まる |
インハウスSEOの対策で成功に導く方法と手順をポイント別に解説【早見表】
インハウスSEOをこれから取り組みたい企業様に向けて、具体的な進め方を解説します。
内製化する段階 | 詳細 | 注意点 |
---|---|---|
SEOの基礎を理解する | Google検索でヒットする内容をまずは理解する ・SEOの概要を理解 ・内部施策 ・コンテンツSEO ・外部施策 上記についてそれぞれ理解を深める 言葉の意味や方法など知識としてまずは理解を進める | 内製化するには、基礎だけでは自走が困難。施策の意味を理解した上で、実行体制を作る必要がある |
SEO対策を実行する | ・内部施策を最適化 ・コンテンツ制作を実施する ・外部施策を行い被リンクを獲得する ・プレスリリースなど | 最低限の知識がつけばまずは、手探りで始めることも重要 |
効果測定を行いリライトする | ・Google Analytics ・Google Serch Console 上記などを利用して効果測定を実施する 検索順位に応じて「リライト」を行う | 有料ツールの「ahrefs」などで競合調査も可能 |
ライター採用をしてコンテンツ制作体制を作る | ・クラウドソーシングサイトで優秀なライター採用を行う ・テストライティングを実施して効率的に採用活動を進める ・月のコンテンツ制作数を高めるには自社で採用したライターが必須 | 文字単価は1.5円〜にすると優秀なライターを集めやすい |
応用的なSEO対策を理解する | ・トピッククラスター ・リンクジュースやページランク ・リライト ・Googleアップデート解析 ・外部リンク獲得体制の構築 ・E-A-Tの向上 上記などを理解して施策に落とし込みS運営する | 専門知識が必須の領域であり、アルゴリズムへの理解度が求められる 現場感覚なども関わる領域で「職人」の世界になる |
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現役SEOコンサルが語る!インハウスSEOの難しさ
SEOコンサル視点として、内製化SEOを自走できるまでの難易度は高い方であると考えています。理由として、半年に一回アップデートが実施されて、それに合わせて適切なSEO対策を行う必要がある点です。また、「SEO対策の方法」などと検索したり、書籍を読んで学んだ知識は、あくまでも70%程度のレベルでしか学ぶことができません。
・Googleアップデートは年に2回程度あり、アルゴリズムの変化とそれに応じた施策改善が必要
・検索して出でくるSEO対策の情報はどのサイトも実施しているので、差別化にならない
・本当に上位表示できる施策はブラックボックス(調べても出てこない)
・仮説検証を繰り返して、自分でオウンドメディア運営を繰り返しながらインプットする必要がある
・SEO対策は、「独学」ではなく内製化支援を受けないと作った記事の多くが無駄になることも…
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つまり、SEO対策で本当に情報させる方法は、一般にオープンに試作内容は公開されることはないのです。例えば、「投稿日を常に最新日に変更」して更新頻度をハックする手法などが昨今はありますが、このような施策は検索しても出てくることはありません。
インハウスSEOの対策を自社で行うメリット
自社でSEO対策を行うメリットは、外注コストの削減と施策に小回りが効くことです。詳細には、インハウスSEOを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主な4つのメリットを紹介します。
外注するより大幅にコストを削減できる
インハウスSEOの最も大きなメリットは、コストを削減できる点にあるでしょう。具体的には、ブログ運用を任せる際の外注コストが必要なくなります。
しかし、自社リソースを使ってインハウスSEOを行うわけなので、費用対効果を考えたときに外注した方が良いケースもあります。インハウスSEOを導入する際は社内リソースや試用してみた結果をもとに検討するのがおすすめです。
コンテンツSEOを行う場合には、特に外注コストを削減できます。外注する場合はコンテンツ1本で3万円〜7万円程度かかり、月に5本や10本制作することもあるでしょう。その場合は月額でも最低15万円〜70万円程度外注コストがかかります。コンテンツ制作を内製化して自社でライターやディレクター、校閲担当者などを採用しておくことで外注する場合よりコストを50〜70%程度削減が期待できます。
コンテンツ制作の原価では1記事あたり1万円〜2万円程度に収まることも多いため、インハウスSEOを実施する場合はコンテンツの外注コストが大幅に削減でき、長期的なコスト削減が可能になるでしょう。
SEO対策のノウハウを継続的に活用できる
自社でSEOに取り組めば、ノウハウを継続的に発揮できます。長期的にノウハウが蓄積するため、自社としての価値を高めることにつながるでしょう。また、コンテンツマーケティング以外にも、新商品のマーケティングやDM、リアルイベントの集客など、ノウハウを活用できるため、今後の活動のことを考えると、効率的なのではないでしょうか。
インハウスSEOにおけるデメリット・課題
インハウスSEOには取り入れると得られるメリットは数多くありますが、もちろん課題もあります。そこで、本項ではインハウスSEOにおける課題について解説します。
社内にSEOに深い知識をもつ人材が必要になる
インハウスSEOで担当者に充てる人材には、Webマーケティングの専門的な知識が求められます。もとからSEOに詳しい人材が社内にいる場合は問題ありませんが、いない場合は、人材育成や新規採用に時間とコストをかける必要が出てくるでしょう。
SEO対策を自社で完結できる環境を整えるのは一筋縄ではいかない場合もあります。インハウスSEOを円滑に進めていくためには、導入までの社内環境の構築にどの程度の労力を要するのかを把握しなければなりません。
場合によっては、セミインハウスSEOやアウトソースSEOも柔軟に選べるように選択肢の1つに入れておきます。そのうえで、自社にインハウスSEOを導入すべきか、または段階を設けて取り組んでいった方が良いのかを決めるようにしましょう。
インハウスSEOを成功させる企業の特徴
インハウスSEOを成功させるには以下の条件を満たす必要があるでしょう。
・SEOに関する知識を保有している
・Webマーケティング(広告運用者など)に知見がある人材がいる
こういった企業の場合は、時間をかけてSEOを社内普及させていくことで、効果につながるケースが多いです。
関連記事:キーワードのGoogle検索数(ボリューム)を調べる方法!キーワードプランナー調べる方法
弊社では、SEO対策のインハウス化プランを提供しておりまうす。週に一回の定例勉強会からチャットの無制限質疑応答、月に一回のフリー相談会を6ヶ月間にわたってサポートします。ご興味ある方はお気軽にこちらからお問合せください。
Webマーケティングに知見がある人材がいる場合
SEO対策の内製化を成功させるには、Webマーケティング未経験の人材しかいない場合は厳しいでしょう。広告運用経験がある人材などはSEO対策を行う場合でもスムーズに理解が進みます。リスティング広告やGoogle広告などは検索エンジンと同じ「Google社」が提供しているため、マーケティング特有の専門用語などがわかりやすいでしょう。
Webマーケティングに知見があれば、SEO対策のインハウス化を行っても知識が入りやすく、社内のSEO対策進行に役立ちます。広告運用などとキーワード選定など共通点があるためSEO対策でも馴染みがある言葉が多いです。
SEO対策ではLSIキーワードなど特有の考え方があるため、合わせて学習する必要があります。
インハウスSEO|内製化が難しそうなら専門家に頼ろう
本記事では、インハウスSEOの概要や実現できる企業の特徴、導入する手順などを紹介してきました。インハウスSEOを実施することでコストを抑えながらSEO対策ができます。
とはいえ、SEOに精通していないメンバーだけで実施しても成果が出ないことは目に見えているので、まずは専門家へ依頼してみてもらってからインハウスSEOを実施するのがおすすめです。
弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティングを実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。またインハウス化を目指したサービスプランもございますのでお気軽にご相談ください。
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