SEO対策の外注費用相場は?早見表・事例やSEO業者の選び方も解説

SEO対策が王道のWebマーケティングだと知ってどれくらいの予算がかかるのか知りたい方も多いでしょう。広告運用をしてもいいけどSEO対策も実施したい、営業代行と並行してSEO対策もやっていくケースもよくクライアント様から相談を受けます。

SEO対策の相場はサービス提供会社によって大きく異なりますが、実際の納品物はさほど変わらないばかりか「高かろう安かろう」も存在します。上記のような業界の裏側にも切り込んでいきますので、ぜひ最後までご確認ください。

監修者プロフィール

合同会社楽々Edit 代表
山本 伸弥(やまもと しんや)

新卒でITベンチャーに入社。SEOコンサルタントとして 戦略立案から営業、コンテンツ制作まで従事。 インターン時代に大規模案件を3社成約して営業成績トップへ。 東証一部上場企業や某時計メーカー等のプロジェクトに参画。 インサイドセールス部門を立ち上げMAツール運用設計も実施。 国内大手マーケ会社10社とデジタルマーケティングカンファ レンスを開催・主催として運営。

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SEO対策を外注する費用相場について

実際に外注する際のSEO対策の種類について解説していきます。外注のSEO対策には以下の4種類があります。

項目施策内容費用注意点オプション
SEOコンサルティング・SEOに向けたサイト設計
・カテゴリ設計
・構造化データの設定
・内部施策の最適化
・自社・競合分析
・ペルソナ設計
・コンバージョン改善
・LPのディレクション/修正
など
15万円〜50万円程度
※範囲やブランド料によって大幅に変動

弊社:15万円〜
ブランド料がほとんどであり、やっている内容は正直20万円も50万円も変わらない。大手に依頼すると、予算が少なければ新人研修に利用される可能性が高い。・アクセス解析
・ヒートマップ解析
・GA4設定
など
コンテンツSEO・キーワード選定
・記事構成作成・ライティング
・記事制作・アップロード
など
1記事あたり3万円〜10万円程度

弊社:3〜4万円(5000文字)
文字数を要確認。3000文字で5万円、5000文字で5万円など記事の文字数が異なるが費用が同じこともある。記事単価ではなく、文字単価で換算してコストパフォーマンスを確認する。

ChatGPTを利用していないか、利用していても品質を担保する手法が確立されており、編集者や校正担当者が記事品質を担保する体制があるか確認。

基本的にAIライティングは非推奨。
・オリジナル画像制作
・ページごとのコーディング、デザイン
・内部リンク設計
など
内部SEO対策・各種メタタグのコーディングの最適化
など
20万円〜50万円

弊社:コンテンツ料金に含む
・ディレクションだけではなく実装までしてくれるのか確認する。・TDH調整/PDCA改善
・サイト設計の変更
など
外部SEO対策・被リンク獲得代行
・被リンク獲得のコンサルティング
など
5万円〜20万円
弊社:コンテンツ料金に含む
・ディレクションだけではなく、申請代行などもしてくれるか確認する。・プレスリリース
・アタックリストへの申請
・SNS運用/YouTube運用
など
成果報酬型SEO・記事制作
・被リンク獲得
1キーワードあたり500円〜2,000円/日・成果報酬だと悪質な被リンクを大量につけられて、逆に検索エンジンからペナルティを受ける可能性がある。
・後にリンク否認作業などが発生するため。
・どのような施策を行うか確認が必須。
なし
インハウスSEO(内製化プラン)・SEO内製化プラン
120万円〜400万円程度(3ヶ月〜5ヶ月)

弊社:120万円〜(6ヶ月サポート・研修)
・インハウスにてテンプレート研修だけではなく予算内で自社に合わせてカスタマイズ研修もしてくれるのか確認する。・仕様書テンプレート
・動画コンテンツ
・個別相談会
・オリジナル研修
など

上記についてそれぞれ料金の相場も合わせて解説していきます。

SEOコンサルティングの実施内容と平均/費用相場

SEOコンサルティングは、クライアントのサイトを調査して、上流工程からマーケティング設計を行います。具体的には以下の様な項目を調査する事が多いです。

  • ペルソナ設計
  • 事業理解(単価、LTV、コンバージョン、サービス理解、ニーズ調査、競合調査など)
  • コンバージョン設計/階段設計
  • サイト設計
  • キーワード設計
  • 必要ページの洗い出し
  • 内部不全(内部施策修正事項)リストアップ
  • 外部施策の戦略立案
  • コンテンツ設計(ライティングは別料金であることが多い)

まずは、コンテンツを多く公開すればいいのでは?と思う方も多いですが実際は戦略を出してからコンテンツ制作に取り組む方が効果的です。理由としてはコンバージョンに貢献しないキーワードでいくら上位表示をしても流入数が増えるだけでお問い合わせや相談会などの商談に近いリード獲得やコンバージョンが発生しないためです。予算としてはおよそ15万円〜50万円、中には100万円程度費用がかかることがありますが、大規模サイト(データベース型など)でない限りは15万円〜30万円程度に落ち着くことが多いです。また、30万円と50万円のSEOコンサルティングで内容に違いがあるかと言われると、ブランド料の観点がほとんどであり、実際のアウトプットやレポート、納品物は変わらないことも多いです。

また、SEOの大手会社であれば50万円以下の案件であればシニアコンサルタントが出てくることはほとんどなく、新人がマネージャーとしてプロジェクトを管理することも多いです。そのため、予算が50万円以下である場合は大手SEO会社ではなく、中小規模やベンチャーのSEO会社をパートナーにするほうが丁重に扱ってくれる可能性が高いです。パートナー選びの基準として、相談会などにお問い合わせして、コンサルタントが親身になってくれるか?課題を無料で色々教えてくれるか?プロジェクトのロードマップはわかりやすいか?など確認しましょう。

弊社では、伴走型のSEOコンサルティングを行っておりクライアントごとにKPIの設定、プロジェクト内容をカスタマイズしてサービス提供を行っております。SEOに取り組みたい方や課題感がある方はまずは相談会にお申し込みください。

SEOコンサルティングの費用相場

SEOコンサルティングの費用相場は、概ね月額15万円〜50万円程度です。

しかし、大規模サイトやデータベースサイト、ポータルサイトのSEO対策ではシステム開発や制作会社との連携が発生する場合が多く、SEO費用の15万円〜50万円程度に加えて開発費用が数百万円かかることも多いです。SEOをしたいが、そもそもサイト構造やシステム変更を行うことが多いので、実装費用までプロジェクト全体の費用を見積もることが重要となります。

中小規模でページ数が少ないコーポレートサイトや小規模のオウンドメディアであれば、月額15万円〜50万円程度の予算内で6ヶ月〜1年契約でプロジェクトが進むことが多いです。

また、SEOコンサルティング費用が無料もしくはコンテンツ制作費用に内包されているケースもあります。弊社ではその料金プランで実施しており、市場価格より抑えて品質の高い記事やSEO対策が実施可能ですので、ぜひご相談ください。

コンテンツSEOの実施内容と平均/費用相場

コンテンツSEOとは、いわゆるメディアのコンテンツを作成することです。この記事もコンテンツSEOになります。サイト上に記事(コンテンツ)を公開してキーワードで上位表示を狙う手法です。コンテンツSEOでは、注意点が大きく2つあります。

  • 文字数がどれくらいか?
  • キーワード選定などコミコミの値段なのか?

上記、文字数について5万円で1記事書くというサービス内容だと、1記事何文字かわかりません。極端に言うとA社は1記事5000文字だが、B社は1記事1000文字しかない場合は、文字単価で5倍の開きがあります。現在のアルゴリズムでは、コンテンツの文字数も重要視されており、1記事当たり5000文字前後は目安に制作することが多いです。稀に「引き算の美学」と呼ばれるような、文字数や多すぎる情報を削ることで上位表示ができることもありますが、基本的には文字数こそパワーなケースが多いです。
しかし、テーマにより適切な文字数は変わるので、都度相談しながら制作を進めていきましょう。

キーワード選定の料金がコンテンツSEO 1本の制作費用に含まれているか確認することも重要です。キーワード選定費用は内包されることも多いですが、キーワード選定料金が別途必要になればどれくらいの予算になるか確認しましょう。100キーワードで5万円〜10万円程度に収まることが多いです。

補足として、コンテンツ本数も昨今では重要視されており「AIアナリスト」の調査ではコンテンツSEOを59本程度公開すれば検索エンジンに評価がされやすいとされています。

参考:https://webtan.impress.co.jp/n/2019/07/09/33295

またN数が23しかないため、切り取り方など変えれば結果は変わりそうですが、1つの目安として参考になるでしょう。

コンテンツSEOの費用相場

コンテンツSEOの費用相場は3万円〜7万円程度です。

格安SEO記事として1.5万円や2万円前後で制作する場合もありますが、SEOの基準として満たない品質が多いです。具体的には5000文字程度の情報量が推奨されますが、1500文字程度で納品されることがあります。

適切にSEOで上位表示を目指したい場合は価格に対して、文字数はどれくらいなのかを確認しておきましょう。

内部SEO対策(内部施策/テクニカルSEO)の実施内容と平均/費用相場

内部SEO対策は内部施策やテクニカルSEOと呼ばれることもあります。サイトのコーディングを最適化して検索エンジンに評価がされやすい記述に変更することを言います。例えばメタタグである「タイトルタグ」「ディスクリプション」「見出しタグ」などに狙いたいキーワードを含めることで上位表示させる手法があります。他にもリダイレクトやカノニカルなどページ情報を正しく検索エンジンに伝えてGoogle検索で上位に上げる方法もあります。

数を上げるときりがないほどありますが、コーディングを最適化することでページ情報をロスなく伝える技術を言います。

内部SEO対策(内部施策/テクニカルSEO)の費用相場

内部施策のSEO対策の費用相場は、月額15万円〜50万円程度です。主に、SEOコンサルティングに含まれている事が多く「SEOコンサルティング=内部SEO」の認識の会社も多いです。

SEOコンサルティングと同様、サイト規模によって費用は変動して、大規模なデータベースサイトでは月額50万円程度もしくはそれ以上、中小規模サイトであれば月額20万円〜30万円で住むことが多いです。

また、内部施策では仕様書の作成までがサービス提供範囲として一般的であり、コーディングやシステム開発、ホームページへの実装は別途制作会社に依頼することが多いです。

外部SEO対策(外部施策)の実施内容と平均/費用相場

外部SEO対策は「被リンク獲得」「外部施策」「バックリンク獲得」などいわれて、自社サイトに外部サイトからリンクを獲得する手法です。Googleでは、被リンクを投票のシステムになぞらえており、多く被リンクがつくサイトは支持されている有益なサイトであると判断して検索結果上位に上げる仕組みを持っています。被リンク獲得は自然発生的に良いコンテンツを書けばリンクが付くこともありますが、そう簡単には行かないことが多いです。

PRTIMES」などでプレスリリースを発表してリンクを獲得したりサイテーションをつけることも有効とされています。

外部施策の指標としてドメインパワー(DR)があり、DRスコアを高めることが重要です。詳細は以下よりご確認ください。
【実例】ドメインパワーの目安は?上げ方と計測方法・SEO対策で重要な理由も

外部SEO(外部施策)の費用相場

外部施策の平均費用相場は、月額10万円〜30万円程度です。

具体的な内容は、同業種の関連性のあるサイトにメールを送り、被リンク交渉をして自社に被リンクを貼ってもらいます。また、被リンクのアタックリストに申請を行い、ドメインパワーを高める手法もあります。外部施策としてプレスリリースを発信したり、インフォグラフィックを作成したり、有益なコンテンツを専門家とタイアップして作成することもあります。

メール営業の手法では、リストアップ・申請・交渉・獲得までの流れを外注でき申請量に応じて料金が変わります。

【コンサルが正直に語る】SEO対策に外注費用をかける前に確認したいこと

SEO対策は正直なところ、全てのWebサイトで成果が簡単に出せるとは限りません。昨今のSEO対策やGoogleアップデートのトレンドから企業ドメイン(co.jpドメイン)が通常のドメインより評価される傾向にあるのです。

そのため、ドメインランクが低いサイトでco.jpドメインでない場合は、SEO対策で成果が出るまでに通常より労力がかかります。可能であればSEO対策に100万円かけるより、まずは「co.jp」にサイトをリダイレクトした方が成果が出る可能性も大いにあるのです。

すでに.comドメインで検索流入を多数得ており、検索流入による月間のお問合せ数も獲得できている場合はリダイレクトは不要ですが、これからドメインを育てて、SEO対策を行う場合は、数年間の取り組みは最低でも必要になると考えましょう。

SEOの悪質な業者の特徴|SEOで外注してはいけない会社とは

SEO対策で悪質な業者では以下のような特徴があります。

・コンテンツの文字数を3000文字で納品するSEO会社はやめとけ!
・コンテンツの著作権を確認したほうがいい(悪質業社も存在)
・成果報酬は悪質なケースもある

まず、SEO対策ではコンテンツSEOと呼ばれる施策で、記事を制作することがほとんどです。世の中の多くのSEO会社では1記事あたり3000文字前後でコンテンツを制作して納品することが多いです。

しかし、3000文字程度で現在2022年のアルゴリズムで上位表示することはほとんど難しい、特に競合性が高いキーワードで上位表示を獲得することは至難の業です。3000文字ではなく、最低でも5000文字でコンテンツ制作を行うことが不可欠であり、3000文字は原価が安いSEO業社側のメリットしかないため注意しましょう。

また、コンテンツの著作権がSEO業者側が握ることもあり、解約すればコンテンツを全て外すなど処置がとられることもあります。そのような業者に依頼しないように注意することが重要になります。

外注費用の前に|そもそもSEO対策とは?

SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジンの最適化)の略です。

SEO対策を簡略的に説明すると、Google・Yahooなどの検索エンジンである特定のキーワードで検索された際に上位に表示されやすくなるように対策することです。

SEO対策の方法には、大きく分けて3つあり、コンテンツの作成やコーディング最適化の内部SEO対策、被リンクの獲得などの外部SEO対策などがあります。コンテンツ制作はSEOの中でも重要であり、サイトへの流入数に最もインパクトを与えます。コンテンツで上位表示を目指して、上位表示したコンテンツを多数設けることで、検索流入数の増加を目指せます。

一方で内部施策では、Googleがページ情報を読み込む際に「Titleタグ」「見出しタグ」など主要なページ情報を優先的に読み取ります。内部施策でGoogleが認識しやすいサイトを構築することで、ページ情報を100%伝えられるようになるのです。

外部施策では、簡単に説明すると「自社サイトが他のサイトからどれくらい紹介されているか(リンクされているか)」という指標です。他のサイトに多数リンクされることで、信頼性のあるサイトであるとGoogleに認識させられるため、上位表示されやすいサイトになるのです。

【支払い形態】SEO対策の外注費用を支払う3つの方法

ここまでSEO対策の外注の種類と費用の相場について解説してきました。

次にSEO対策の報酬の支払い方法について解説していきます。

SEO対策の報酬の支払い方法は、

・サブスクリプション

・一括払い

・成果報酬

の3種類があります。

それぞれ詳しく解説していきます。

月額課金:「コンテンツSEO」「SEOコンサルティング」「内部施策」「外部施策」

月額課金制はSEO対策で多く用いられており、「コンテンツSEO」「SEOコンサルティング」「内部施策」「外部施策」が該当します。コンテンツSEOの場合は、月に何本コンテンツを作るかと、記事単価で決まります。SEOコンサルティングでは、スポット(単月)で実施されることもありますが、基本的には3ヶ月契約や半年契約で月額課金制が用いられることが多いです。

内部施策や外部施策もSEOコンサルティングと同様に、月額課金制で3ヶ月や6ヶ月契約で毎月サイト内容をGoogleに評価されやすいサイトに最適化したり、被リンクを獲得するなど継続的な施策になります。

SEO対策そのものが、単月で成果が出るマーケティング施策ではないため、数ヶ月や数年伴走し続けてくれる、SEO会社を選ぶことが重要です。

一括支払い(スポット・単月払い):「SEOコンサルティング」「テストライティング」「内部施策」

「SEOコンサルティング」「テストライティング」「内部施策」などが一括払いに対応していることが多いでしょう。SEOコンサルティングでは、一括払いで修正指示やサイト構造の見直しなどを実施して、納品する形式をとることがあります。

また、テストライティングとは「コンテンツSEO」のお試し版といった内容です。3本程度まずは様子を見て初めて見たい方に有効な初め方です。実際にコンテンツを数本製作して、アップロードすることができます。

しかし、コンテンツSEOでは、平均して50本〜100本程度記事を制作しなければ、わかりやすい成果は出ないことがほとんどです。(というか90%のサイトで成果は出ません。)あくまでもテストライティングは、取引前にどのような品質で記事を制作してくれるのか確認するために利用しましょう。

テストライティングも承っておりますので、お気軽にこちらからお問い合わせください。

成果報酬:「コンテンツSEO」

コンテンツSEOでは、成果報酬のプランを取ることがあります。成果報酬型ではSEO会社の「闇」であることが多く、競合性の低いキーワードでお問い合わせにもつながらないキーワードが10位以内にランクインするだけで、月額で15000円〜500,000円程度請求があります。また、検索ボリュームが200程度のキーワードでは、10位程度にランクインしてもほとんどクリックされず、平均値で「2」流入されれば良いほうでしょう。

流入がほとんどないキーワードで上位表示して、請求されるといった悪循環を引き起こします。また、さらに悪質な場合は、コンテンツの著作権を付与されないことがあるため、成果報酬プランで制作した記事は、成果報酬プランを解約する際に、もう一度買い取ることもなり可能性があります。

SEO会社にとって成果報酬は美味しいプランであることが多いですが、成果を出すためには成果報酬でSEOを実施しないことをお勧めします。

SEO対策に予算・費用を投資すべきタイミングとは

SEO対策に予算をかけるべきタイミングがあります。例えば、スタートアップで新規事業を行う場合、いきなりSEO対策に多額の予算を投じることは少ないでしょう。それは、Web広告やアウトバウンドコールなどの方が短期間でリード獲得ができ、制約に結びつきやすいためです。

SEO対策はあくまでもユーザーに良いコンテンツを提供した結果上位表示される仕組みであるため、広告のように費用をかければ上位表示してリード獲得できるような「即効性」は期待できないと考えた方が良いでしょう。

その前提をもとに以下でSEO対策に予算を投じる適切なタイミングの例について解説します。

広告運用でリード獲得が安定した時

SEO対策に予算を投じる適切なタイミングは、広告運用でリード獲得が安定した時です。理由として、広告運用は即効性のあるリード獲得施策であるため、広告サイドのリード獲得が安定し始めれば、他のマーケティングチャネルへの投資も見込まれて、「SEO対策」という選択肢が出てきます。

広告運用でも、費用対効果の高い今すぐ客を獲得するキーワードはどこか、CPCの低い成約キーワードはないか、ユーザー離脱を最小限に抑えられるLPデザインになっているかなど考えて最適化する必要があります。

広告によるリード獲得から成約までの勝ちパターンが見え始めたら、事業の売上も安心できます。

広告サイドが安定し始めれば、成約数がゼロになる心配なくSEOに予算を投じられるでしょう。

広告以外にリード獲得チャネルをリスクヘッジしたい時

広告でリード獲得が安定しても、現在のCPAで継続してリード獲得できるかはわかりません。大企業の参入によって、CPCが上昇してCPAが簡単に高騰してしまいます。

そのようにリード獲得単価が上がる前にリスクヘッジとして、SEOに予算を投じることも重要です。

SEO対策に費用をかける場合、外注するメリットは?

SEO対策はネットを検索したら基本的な方法が出ているので、基本的なSEO対策は自社内で行うことはできます。

しかし、そんな中でもSEO対策は外注した方が多くのメリットがあります。

SEO対策を外注するメリットとしては、

・SEO対策の専門家が対応してくれるので確実に効果でる

・社内のリソースをさかなくてもよくなる

・競合調査をしっかりとしてくれるため最短で効果がでる

の3種類があります。

それぞれ詳しく解説していきます。

SEO対策の専門家が対応するため、成果が出るまで最短ルートがわかる

SEO対策の専門家がコンサルティングや実働してくれるため、成果を出すまでの期間が短くなります。自分でSEO対策を調べながら実施しても、いつまでも上位表示がされないことがあります。

これは、プロのSEOコンサルタントが実施しても上位表示させるには相当の労力がかかるため、独学でSEO対策を実施することはお勧めしません。

最低でもSEO対策で効果が出るまでは4ヶ月以上必要と言われていおり、競合性の高いジャンルでは2年以上かかることがあります。まずは自社サイトの現状分析を行い、どのようなキーワードで対策すれば良いか知っておくことが大切です。

弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティング「SEO無料分析」を実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。

社内のリソースを削減できる

SEO対策を外注する際のメリットの二つ目は、「社内のリソースを削減できる」ことです。

SEO対策は自社サイトの分析や競合調査などに時間かかります。キーワード選定を実施して、コンテンツSEOを実施する前に現状を理解してどのような戦略を取れば良いのか明らかにする必要があるからです。

現状分析を実施するにしても、SEOの外部ツールを使いこなして分析を行う必要があるため、独学では難しいことが多いです。インハウスSEOでも作業工数が多いため専任の担当者が必須になるでしょう。

また、SEO対策で最も工数がかかる施策がコンテンツSEOでしょう。コンテンツSEOはキーワード調査から記事構成(骨子)の作成、ライティングのフローを取ることで、上位表示が可能なコンテンツになります。

キーワードごとに分析を行いコンテンツを書くことは専任で知見がない限り、多大な労力がかかります。

競合調査をしっかりとしてくれるため最短で効果がでる

SEO対策を外注する際のメリットの三つ目は、「競合調査をしっかりとしてくれるため最短で効果がでる」です。

SEO対策は競合調査が命です。SEO対策を本業としている人たちは専用の解析ツールを使用しています。先ほど紹介した通り、解析ツールを利用することで精度の高い現状把握や競合分析、ロードマップの策定が可能になります。

将来的にインハウス化をする上でも、初めは外注することも良いでしょう。

弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティング「SEO無料分析」を実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。またインハウス化を目指したサービスプランもございますのでお気軽にご相談ください。

SEO対策に費用をかける上で外注先を選ぶポイント【失敗しないコツ】

SEO対策には、ここまで紹介してきたように少なくない金額がかかります。

月額では数万円ほどが多いですが、最適契約期間が3ヶ月や6ヶ月、場合によっては1年間ほど設けられていることもあるため、年間予算ではゆうに100万円を超えるでしょう。

そんな中で、外注先を失敗した場合は、発注者側に大きなダメージが残ります。

ここでは、SEO会社に外注する際に失敗しないポイントやコツを徹底解説します。

サイトの現状分析と競合分析をしっかりと行なってくれるか

SEO会社がサイトの現状分析や競合分析をしっかりと行なってくれるかどうかは、提案の質に関わるため重要と言えます。分析が得意でなく、コンテンツ制作がメインのSEO会社も多いため、「自社サイトの現状と競合サイトとの差分はどれくらいあるのか」相談してみることもいいでしょう。

また、SEO対策ではサイトのドメインレート(DR)によって施策内容が変わります。DRが高いほど上位表示されやすくなりますが、一方でDRが低いければ上位表示されにくいため、DRをそもそも上げる施策が重要になります。

自社サイトに適切な競合性で戦うことが重要になるのです。

弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティング「SEO無料分析」を実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。

コンテンツの量しか重要視していない

コンテンツSEOにおいて、Googleから評価されるようになるには、まずは50〜100記事を用意すべきとよく言われます。インデックスバリュームの観点からコンテンツの量をKPIに置くことはあながち間違いではありません。

しかし、Googleはコンテンツの質も重視しており、良質なコンテンツを充実させれば上位表示に繋がりますが、SEO視点で低品質なコンテンツをいくらアップロードしても上位表示は期待できません。会社を選ぶ際には、過去に執筆したコンテンツを確認し、質まで重視しているかどうか、十分にチェックしたうえで依頼しましょう。

そのためには、記事制作をどのようなプロセスで実施しているのか担当者に確認しても良いでしょう。契約前にサービスについて会議を実施して、どのようにコンテンツ制作を行い、品質を保っているのか確認しましょう。

ここについて、うまく返答できない会社は、コンテンツ数を重視するあまり質が疎かになっている場合もあるかもしれません。

何をしているのか共有されない

SEO対策の効果がどれくらい出ているかをクライアントに伝えるため、普通なら月に1回ペースで定例会があることが多いです。

しかし、会社によってはその報告がなく、どれだけの成果が出せているのかわからないことがあります。そのため、定例会など成果の報告の場を設けているかどうかは必ず確認しましょう。

また、すでに依頼をしているなら、業者に対して、成果を達成するために具体的にどういったことをしているのか率直に聞いてみることも大切です。場合によってはその場しのぎの対策をしていたり、そもそも成果を改ざんしていたりすることも考えられます。

SEOコンサルティング会社に依頼をする場合は、業者に頼りすぎず、自社でも効果測定を行ってどれだけの成果を出せているのか把握して、業者からの虚偽の報告を防ぎましょう。加えて、納品物の遅れがないかどうかも業者選びにおいて大切です。

一度遅れが発生すると、だんだん納期の遅れが増えて納期を守らなくなったり、遅れの日数が長くなったりして、お金を払っているのにそれに見合った仕事が期待できなくなります。

最新情報を追えていない

SEO対策という言葉が広まり、Webサイトの運営者はGoogleのアルゴリズムに応じた対策を行っていることから、Googleの検索アルゴリズムも日々アップデートを繰り返しています。

そのため、古い知識ではサイトのアクセス改善が期待できません。

したがって、SEOコンサルティング会社に依頼する場合は、どれだけ担当者がSEO対策における最新の情報を理解しているかどうかも確認しましょう。

SEO対策の外注費用でよくある質問

SEO対策で料金が会社によってかなり違う理由はなぜ?

SEO対策は会社の実績や著名コンサルタントの有無、ブランド名によって大きく変動します。もちろん上場しているSEO会社も国内に数社ありますが、中小企業やSEOベンチャーの方が対応してくれる範囲が広いことが多いです。

大手では粗利率重視に対して後発の中小企業は「対応の幅」重視と言えるでしょう。

どの会社に依頼するにしても、自社の目的や予算に合うのかまずは、問い合わせることが最重要です。

SEO対策を以前依頼していたのですが成果が出ませんでした。

SEO対策の特に成果報酬型プランの場合は、放置されることが多々あります。コンテンツを数本用意して被リンクを設定して上位表示すれば課金といったやり方です。

しかし、正攻法のSEO対策を実施しても成果が出ないことがあります。対象サイトのドメインパワーや特殊ドメイン(co.jp)であるかどうかも成果に大きく左右するため、成果まで時間がかかる場合もあります。

Appendex:SEOコンサルタントはサービス提供する際にどんなことをするのか?

SEOコンサルティングはSEO対策に関する相談に乗ってくれるサービスですが、具体的にはどんな業務を行っているのでしょうか。具体的な業務内容を見ていきましょう。

SEO戦略を考えてロードマップを作成する

企業によって、アクセス数を増やしたい、サービスの認知度を上げて来店につなげたいなど、Webマーケティングを実施する目標が異なるのは当然です。

それに、サービスの認知度や企業の規模によってKPIも変わってくるでしょう。SEO戦略を立てるには、目標・KPIに応じたものを設定する必要があります。

そこでSEOコンサルティングではまず企業ごとの目標・KPIをヒアリングし、それに合わせたSEO戦略を提案をします。

クライアントのサイトを現状分析して、可能な施策を提案

SEO施策と言ってもHTMLを見直す内部対策や、コンテンツを充実させるコンテンツ施策など様々な施策があります。

基本的にはセッションやユニークユーザーといった指標を軸に改善提案を行いますが、最近では、流入だけでなくCVRの改善などUI・UXに関わる部分も提案に含まれます。

企業によって抱えている課題は異なるので、SEOコンサルティングでは、施策対象となるWebサイトの仕様や、担当者の状況を理解したうえで、クライアントの希望に応じた施策を提案するだけでなく、実装まで行います。

Webマーケティング施策を提案

SEOコンサルティングはSEOに限らず、Webマーケティング全体のアドバイザーとして運営しているサービスが多いです。

Webマーケティングの施策には、SEO以外にもさまざまなものが存在します。

そのため、PPC広告やアフィリエイトなど広告の仕組みも最低限頭に入っていることが前提です。

例えばクライアントから、「SEOと広告運用、どちらを優先的にするべきか?」といった相談を受けた場合、SEOコンサルタントは、SEOとそれ以外のプロモーション手段との違いを理解しながら、クライアントにあったWebマーケティングの手法を提案します。

PDCAを回しながら施策を行う

PDCAとは、
Plan…計画
Do…実行
Check…評価
Act…改善

の頭文字を取った言葉で、業務改善に用いられる考え方です。

ただSEO戦略を練って実行に移すだけでは、SEO施策を実行したところでどれだけの効果が得られたかわからないでしょう。

そこでSEOコンサルティングでは、戦略を練って実行に移すだけでなく、その後も施策による効果を測定したうえでさらに課題を洗い出し、よりマーケティングの効果を得られるように改善していきます。

PDCAに基づいたSEO対策の実施例

SEO戦略におけるPDCAのイメージがつかない方もいるかもしれません。それぞれの段階で具体的にはどのように施策を実施していくのでしょうか。

そこで、SEO施策では段階ごとにどのように業務を進めていくのか見ていきましょう。まずPlanの段階では、課題の洗い出しを行い、どれくらいのコンバージョンを目標とするか、どんな層を狙ってキーワードを設定し、コンテンツを充実させていくかなどを決めていきます。

Planが終われば次はDo(実行)です。前の段階で立てた戦略を実施し、Webサイトのコンテンツを充実させたり、WebサイトのHTMLを最適化する内部施策を実施したりします。

Doが終われば、効果測定を実施し、Checkの段階に入ります。この段階では、アクセス解析ツールを用いて、どんなキーワードを検索した人が自社サイトに流入してきているか、どれくらいのコンバージョンが得られているのかなどを確認します。

この作業によって、実際に自社サイトを見ている人はどんな層なのかなど、改善のためのヒントが見えてきます。

そしてCheckでわかったさらなる課題を洗い出し、改善(Act)をしてまた、Planに戻ります。Webサイト運用はこのPDCAサイクルを繰り返して行われます。

SEO対策は外注すると効率的な運用が可能になる

今回の記事では、SEO対策の外注の種類と費用の相場、外注するメリットについて解説して来ました。

SEO対策をすることは、インバウンドマーケティングの体制を構築して将来的な営業コストやマーケティング費用を削減することに繋がります。検索流入で継続して安定したリード獲得を可能にするにはSEO対策への取り組みと施策の重要性への理解が必要不可欠と言えます。

ぜひ今回の記事を参考にして、SEO対策の外注を考えてみてはいかがでしょうか。

弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティング「SEO無料分析」を実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
https://rakuraku-edit.co.jp/seo-schedule

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