インハウスSEOとは?SEO対策を内製化するメリットや手順、ポイントまで
この記事を読んでいるあなたは、「SEO対策を外注するとコストがかかるし長期的には内製化したい、SEOコンサルに依頼しても内製化を進めながらできればいいな…」と考えているでしょう。そのお悩みは弊社で全て解決できます。
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しかし、SEO対策の内製化と言っても誰にどのようなことを頼めば内製化ができるのかわからないでしょう。SEO対策の内製化を行う上で重要なポイントは「講師の質(SEOの実践経験)」「研修外のサポート充実度」「期間」の3点です。
内製化サービスにあるテンプレート的な研修のみを受講しても、座学としてのインプットが多いだけで、実働作業を身につけることは正直難しいです。その場合は、研修以外で課題を実施して、どれくらい個別具体的に対応してくれるのかが決め手になります。
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インハウスSEO(内製化SEO)とは?
インハウスSEOとは、社内でSEO対策を実施する体制を作ることです。キーワード選定からコンテンツ制作、運用、効果の検証などの全てを自社で行います。
インハウスSEOとは、 外部に依頼せずに、自社完結で社内のWeb担当者がWebサイトのSEO対策をすることです。 このインハウスSEOは、「内製化のコスト削減」と「効率的なSEO対策」で、外注より費用対効果向上が期待できます。
以下の表では、外注した場合のSEO費用と内製化した場合のSEO費用を示しています。
項目 | 外注した場合のコスト | 内製化した場合のコスト |
---|---|---|
コンテンツ制作 | 3万円〜7万円/本 | 原価の1万円〜2万円程度 |
コンサルティング※戦略・キーワード調査等 | 月額20万円〜50万円 | 人件費のみ |
外部施策 | 月額20万円 単発30万円等 | 人件費のみ |
内部施策・テクニカルSEO | 月額20万円〜50万円 | 人件費のみ ※一部コーディングやデザイン費用発生 |
内製化によるコストカットができる点は魅力ですが、一方で、メンバーの質によってSEO対策の品質が決まってしまうデメリットもあります。例えばSEO対策は日々施策内容が変化しており、年に数回のGoogleコアアップデートが実施されるため、常に最新情報を収集する必要があります。
インハウスSEOを行う場合は、基礎的なSEO対策の知識を踏まえて、どれくらい最新情報を追い続けながら、メディアを成長させるかが重要となるのです。
Google公式見解:https://developers.google.com/search/blog?hl=ja
SEO内製化・インハウス化についてよくある質問
インハウスSEO(内製化)の重要性は高まっている
SNSやWebサイトの発展に伴って、マーケティングの主体はWebマーケティングへと変化してきました。このため、企業では自社で保有するWebサイト経由での集客が必須となっています。そこで、集客の要であるWebサイトに対してSEO対策を講じる必要が出てくるわけですが、完全に外部に委託してしまうのは得策とは言えません。
社内体制が整っていないための一時的な外部委託は仕方ありませんが、突発的に外部との関係が解消される可能性もあることから、委託が長引けば継続的なSEO対策が滞ってしまうリスクが高くなってきます。
その点、自社でSEO対策が完結するインハウスSEO(内製化)は、施策の結果が出るまでに時間のかかるSEO対策を自社で改善しながら行えるため、対策が行き詰まるような状況は起こりません。このような背景からも、インハウスSEO(内製化)の重要性は高まっているといえるでしょう。
特徴 | コスト | メリット |
---|---|---|
SEO外注のケース | 記事単価4万円〜+コンサル料金 | 社内リソースをかけずに済む |
SEOインハウスのケース | 記事単価1万円〜+人件費 | 社内にナレッジが貯まる |
インハウスSEOを進める方法と手順をポイント別に解説【早見表】
インハウスSEOをこれから取り組みたい企業様に向けて、具体的な進め方を解説します。
内製化する段階 | 詳細 | 注意点 |
---|---|---|
SEOの基礎を理解する | Google検索でヒットする内容をまずは理解する ・SEOの概要を理解 ・内部施策 ・コンテンツSEO ・外部施策 上記についてそれぞれ理解を深める 言葉の意味や方法など知識としてまずは理解を進める | 内製化するには、基礎だけでは自走が困難。施策の意味を理解した上で、実行体制を作る必要がある |
SEO対策を実行する | ・内部施策を最適化 ・コンテンツ制作を実施する ・外部施策を行い被リンクを獲得する ・プレスリリースなど | 最低限の知識がつけばまずは、手探りで始めることも重要 |
効果測定を行いリライトする | ・Google Analytics ・Google Serch Console 上記などを利用して効果測定を実施する 検索順位に応じて「リライト」を行う | 有料ツールの「ahrefs」などで競合調査も可能 |
ライター採用をしてコンテンツ制作体制を作る | ・クラウドソーシングサイトで優秀なライター採用を行う ・テストライティングを実施して効率的に採用活動を進める ・月のコンテンツ制作数を高めるには自社で採用したライターが必須 | 文字単価は1.5円〜にすると優秀なライターを集めやすい |
応用的なSEO対策を理解する | ・トピッククラスター ・リンクジュースやページランク ・リライト ・Googleアップデート解析 ・外部リンク獲得体制の構築 ・E-A-Tの向上 上記などを理解して施策に落とし込みS運営する | 専門知識が必須の領域であり、アルゴリズムへの理解度が求められる 現場感覚なども関わる領域で「職人」の世界になる |
現役SEOコンサルが語る!インハウスSEOの難しさ
SEOコンサル視点として、内製化SEOを自走できるまでの難易度は高い方であると考えています。理由として、半年に一回アップデートが実施されて、それに合わせて適切なSEO対策を行う必要がある点です。また、「SEO対策の方法」などと検索したり、書籍を読んで学んだ知識は、あくまでも70%程度のレベルでしか学ぶことができません。
・Googleアップデートは年に2回程度あり、アルゴリズムの変化とそれに応じた施策改善が必要
・検索して出でくるSEO対策の情報はどのサイトも実施しているので、差別化にならない
・本当に上位表示できる施策はブラックボックス(調べても出てこない)
・仮説検証を繰り返して、自分でオウンドメディア運営を繰り返しながらインプットする必要がある
・SEO対策は、「独学」ではなく内製化支援を受けないと作った記事の多くが無駄になることも…
現役のSEOコンサルタントでも、最新情報を収集して対策を打つのは難しいです。
独学の最も大きなリスクは正しいSEO知識を持たずに「書いた記事」が
すべて戦力外になることです。
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つまり、SEO対策で本当に情報させる方法は、一般にオープンに試作内容は公開されることはないのです。例えば、「投稿日を常に最新日に変更」して更新頻度をハックする手法などが昨今はありますが、このような施策は検索しても出てくることはありません。
インハウスSEOを依頼してはいけないSEO会社とは?
インハウスSEOサービスを提供しているSEO業社は数多くあります。しかしながら、インハウスSEOは難易度が高く、教える講師側・サービス提供者側の能力も相当数必要になるのです。
例えば、大手のSEO会社だと「教科書的なSEOだけしかわからず、自分でオウンドメディアを触ったことがない・ディレクションしかしたことがない」講師が数多くいます。自分で毎日オウンドメディアやサイトを運用していない講師がなぜ、高品質なインハウスSEOサービスを提供できるのでしょうか。
・SEOの教科書的な知識だけで、内製化サービスを提供している
・Googleで検索して出てこない情報を内製化支援ではどれくらい話せるかが重要
・サポート期間が短い(6ヶ月以下)企業は、本質的な内製化支援は実施できない
その場合は、まだアフィリエイターで月に100万円以上稼いでいる個人やフリーランスブロガーに依頼するほうが、断然マシな可能性も高いでしょう。大手SEO会社は単価も300〜500万円前後でサービス提供していることが多く、内製化支援期間も2ヶ月〜3ヶ月程度といった内容です。
内製化SEO・インハウスSEOを本質的に自社で自走環境を作る場合、内製化支援期間も2ヶ月〜3ヶ月程度では困難を要します。最低でも6ヶ月間の提供やサポート期間として1年間程度は用意している会社が良いでしょう。
楽々EditのインハウスSEO支援サービスでは、6ヶ月間の研修期間に加えて2年間のサポート期間がついています。
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インハウスSEO(内製化SEO)のメリット
そもそも、インハウスSEOを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主な2つのメリットを紹介します。
外注するより大幅にコストを削減できる
インハウスSEOの最も大きなメリットは、コストを削減できる点にあるでしょう。具体的には、ブログ運用を任せる際の外注コストが必要なくなります。
しかし、自社リソースを使ってインハウスSEOを行うわけなので、費用対効果を考えたときに外注した方が良いケースもあります。インハウスSEOを導入する際は社内リソースや試用してみた結果をもとに検討するのがおすすめです。
コンテンツSEOを行う場合には、特に外注コストを削減できます。外注する場合はコンテンツ1本で3万円〜7万円程度かかり、月に5本や10本制作することもあるでしょう。その場合は月額でも最低15万円〜70万円程度外注コストがかかります。コンテンツ制作を内製化して自社でライターやディレクター、校閲担当者などを採用しておくことで外注する場合よりコストを50〜70%程度削減が期待できます。
コンテンツ制作の原価では1記事あたり1万円〜2万円程度に収まることも多いため、インハウスSEOを実施する場合はコンテンツの外注コストが大幅に削減でき、長期的なコスト削減が可能になるでしょう。
SEOのノウハウを継続的に活用できる
自社でSEOに取り組めば、ノウハウを継続的に発揮できます。長期的にノウハウが蓄積するため、自社としての価値を高めることにつながるでしょう。また、コンテンツマーケティング以外にも、新商品のマーケティングやDM、リアルイベントの集客など、ノウハウを活用できるため、今後の活動のことを考えると、効率的なのではないでしょうか。
SEO対策のサービス提供が可能になる
自社のオウンドメディアを成功させられれば、そのナレッジをもとにSEOサービスを始めることもできます。SEO対策市場はレッドオーシャンですが、広告運用サービスやWebサイト制作を既に販売している場合はクロスセルも十分に狙えることでしょう。
広告代理店やWeb制作会社、SNS運用代行会社などは、SEO対策を内製化するメリットが大きいでしょう。
外部とのコミュニケーション時間を軽減できる
インサイトSEOを取り入れると、外部への委託の際に発生する業務調整などにかかるコミュニケーション時間を大幅に削減することが可能となります。委託先との施策や要望を折衝していくだけでもコミュニケーション負担がかかるにも関わらず、折衝で決定した事項を社内で調整していく負担も上乗せされます。
SEO対策には、分析結果をもとにした素早く柔軟な対応が求められるため、施策を講じる度にこのような時間と負担をかけていては、スマートに良い結果に結びつけることは困難になると言えるでしょう。
担当者のコミュニケーション時間と労力を、SEO対策にとって有益な方向に注力させる点において、インハウスSEOは企業にとって良策です。
インハウスSEO(内製化)におけるデメリット・課題
インハウスSEOには取り入れると得られるメリットは数多くありますが、もちろん課題もあります。そこで、本項ではインハウスSEOにおける課題について解説します。
社内にSEOに深い知識をもつ人材が必要になる
インハウスSEOで担当者に充てる人材には、Webマーケティングの専門的な知識が求められます。もとからSEOに詳しい人材が社内にいる場合は問題ありませんが、いない場合は、人材育成や新規採用に時間とコストをかける必要が出てくるでしょう。
SEO対策を自社で完結できる環境を整えるのは一筋縄ではいかない場合もあります。インハウスSEOを円滑に進めていくためには、導入までの社内環境の構築にどの程度の労力を要するのかを把握しなければなりません。
場合によっては、セミインハウスSEOやアウトソースSEOも柔軟に選べるように選択肢の1つに入れておきます。そのうえで、自社にインハウスSEOを導入すべきか、または段階を設けて取り組んでいった方が良いのかを決めるようにしましょう。
人材育成や施策コストが予算として通らない可能性がある
インハウスSEOに伴い発生するコストとして、長期間に及ぶSEO施策に投じる人件費や自社でSEOに長けた人材育成を行う場合にかかるコストがあげられます。しかし、社内でSEO対策に関する理解や情報共有が不十分な状態だと、それらのコストに同意が得られず予算が通らない可能性もあります。
SEOの内製化を進めていくうえで、SEO対策は結果が出るまでに期間を要するという現実に社内で理解が示されていることが重要となってきます。
内製化を効率よく円滑に進めていくには、インハウスSEOを取り入れる準備としてSEOに対する理解を社内全体で共有しておくとよいでしょう。
情報更新の難易度が高い
SEO対策に関する情報は、日々の更新を続けていくことが必要です。専門の企業であったとしても、SEO施策に関する情報をアップデートし続けていくというのは容易ではありません。最新の情報を更新していく環境を社内で構築するのは、難易度が高いと言えるでしょう。
しかし、インハウスSEOで結果を出すには、日々目まぐるしく更新されていくアルゴリズムに対応していくことがポイントとなります。
情報の更新を継続的に自社で完結させていくためにも、普段から情報を社内共有できる場を設けたり、継続的に研修を組み込むなどの手段を講じていく必要があるでしょう。
インハウスSEO(内製化SEO)で結果を出すために求められるスキル
インサイトSEOにおいて担当者は、結果を出すためにさまざまなスキルが求められます。前提としてGoogleの理念をしっかりと理解しておくことは必須です。それを踏まえたうえでユーザー目線に立って検索意図を深く追求するようにしましょう。
SEO対策で結果を出すためには、自社の利益よりもユーザー第一という考え方に重点をおきます。その点でいうとSEO担当者にはユーザーに必要とされる信頼性のある情報を提供していくスキルが求められていると言えるでしょう。
さらに、自社のWebサイトの構成がSEOに合致しているかを判断することはもとより、実施していく施策や情報を関係部署とスムーズに共有するための協力体制を作っていくことも大切にしてください。」
インハウスSEO(内製化SEO)を成功させるためには?
インハウスSEOをうまく成功させるには、担当者がSEOに深く精通していることが求められます。自社の社員からSEO対策を任せる人材を充てるのが通例ですが、SEO対策担当者を統括する専任者として、外部からSEOのスペシャリストを雇用するという方法もあります。
SEO対策のプロを専任リーダーに充てることで、インハウスSEOにおいて担当者となった社員のSEO対策に関する知見も育まれていくでしょう。その結果、安定したインハウスSEO体制の構築が進んでいくというわけです。
ただし、専門のマーケターを新規雇用で迎えるためには、ある程度の待遇を保障するなどの条件提示が必要になってきます。会社としての予算から、どれだけ人件費に充てることができるのかを検討し判断するようにしましょう。
インハウスSEO(内製化SEO)を成功できる企業の特徴
インハウスSEOを成功させるには以下の条件を満たす必要があるでしょう。
・SEOに関する知識を保有している
・Webマーケティング(広告運用者など)に知見がある人材がいる
こういった企業の場合は、時間をかけてSEOを社内普及させていくことで、効果につながるケースが多いです。
関連記事:キーワードのGoogle検索数(ボリューム)を調べる方法!キーワードプランナー調べる方法
SEO対策の専門知識がある担当者が社内にいる場合
SEO会社でSEOコンサルタントやSEOディレクターをしている人材がいる場合は、インハウス化を比較的成功させやすいでしょう。インハウスSEOでは戦略から実働、記事制作などの協力パートナー選定まで行う必要があり幅広いマネジメント能力が求められます。
また、SEOが好きな方がいる場合は、日々SEOに関する知識が勝手に増えていくため内製化に向けていい影響があるでしょう。社内にSEOに専門知識がある人材がいない場合は、中途採用をするか、インハウスSEOのサービスを検討するなどが考えられます。
しかし、インハウスSEOプランを受けても、専任でメディアやSEO対策を実施する「グロースハッカー」がいなければ空振りに終わることがほとんどでしょう。インハウスSEOのサービスを受けて、他業務の片手間にSEO対策も行っていくというのは、かなり難易度が高いと言えます。
SEO対策を内製化する場合は、できるだけ専任の担当者、少なくても業務時間の半分はリソースを割けるような担当者が必要になります。
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Webマーケティングに知見がある人材がいる場合
SEO対策の内製化を成功させるには、Webマーケティング未経験の人材しかいない場合は厳しいでしょう。広告運用経験がある人材などはSEO対策を行う場合でもスムーズに理解が進みます。リスティング広告やGoogle広告などは検索エンジンと同じ「Google社」が提供しているため、マーケティング特有の専門用語などがわかりやすいでしょう。
Webマーケティングに知見があれば、SEO対策のインハウス化を行っても知識が入りやすく、社内のSEO対策進行に役立ちます。広告運用などとキーワード選定など共通点があるためSEO対策でも馴染みがある言葉が多いです。
SEO対策ではLSIキーワードなど特有の考え方があるため、合わせて学習する必要があります。
SEO対策の重要性が社内で共有されている
SEO対策で効果を出すには、長期的に取り組む必要があります。そのため、SEOの重要性を社内で共有できていることが重要です。
例えば、SEO対策を実施して6ヶ月たっても、リード獲得に大きく寄与していないことが考えられます。その際に予算減少などがされずに「SEO対策は成果が出るまでに数年はかける必要があるだろう」と長期視点で考えられる組織であればSEO対策を成功させやすいです。
また、ドメインレート(DR)が低い場合には、被リンク施策を実施してドメインを育てる段階からスタートすることもあります。DRが低い場合はSEO対策でわかりやすい成果が出るまでに数年かかることもよくあります。
このように時間をかけて対策する必要があることを社内共有できている企業は、インハウスSEOを実現できる可能性が高いです。
SEOインハウス(内製化SEO)を進めていく注意点
SEOの内製化を進めていくうえで気をつけておきたいのは、早く成果を出そうと急ぐあまり一気に施策を講じ過ぎてしまうことです。SEO対策は、施策を講じたからといって必ずしも順位が上がるというわけではありません。
SEO対策では、講じた施策が検索順位にどのような影響を及ぼしたかの検証が肝となります。そのため、一気に大量の施策を講じてしまうと、有効な施策が何だったのかということが分からなくなってしまうというわけです。せっかく練り込んで講じた施策が検索順位にどういった結果をもたらしたのかを分析しないのは、SEO対策をしたという事実に自己満足しているにすぎません。
施策については、講じた結果が確認できる分だけを小出しで進めていき、常に有効な施策を目指したPDCAサイクルを回していくようにしましょう。
SEOインハウスだけじゃない?内製化の方法とは
企業がSEO対策を進めるにあたってインハウス(内製化)SEOの他にも方法が2つあります。「セミインハウスSEO」と「アウトソースSEO」です。いきなり全てを内製化するのではなく、自社で保有するメディアや企業の規模に合わせて内製化への前段階としての選択肢があるという点を押さえておくと良いでしょう。
内製化の業務は自社と外部で分担できる
内製化の業務について社内で人材が確保できなかったり、SEO対策について詳しい知識を有している人材がいない場合は、全ての業務をインハウス(内製化)するのではなく、一部だけを外部に委託するという方法があります。
インハウスとアウトソーシングを上手く分担し、業務の一部をSEOに特化した専門企業に委託し共同にてSEO対策に取り組むことで、社内においてもSEO対策に詳しい人材が育っていくでしょう。
この方法は「セミインハウスSEO」と言われています。はじめから自社でのインハウスSEOに取り組めないときは無理をして移行するのではなく、移行前の前段階としてセミインハウスSEOを取り入れてみることを検討してみてください。
SEO対策を外部に委託する場合
自社でのSEO対策の半分を担うセミインハウスSEOも厳しい状況にある場合は、SEO対策を完全に外部に委託するアウトソースSEOを検討しましょう。SEO対策を完全に自社で担うには、担当者をはじめ社内全体として相応の負担がかかります。
社内において専任でSEO対策に充てる人材が確保できない状況であれば、時にはSEOに関して専門性を持った会社にすべて外注するという決断も重要です。人材育成やSEOの施策にかかる労力やコストはどのくらいなのか、また、自社にインハウスSEOに手を伸ばす余力があるのかなどを判断材料にすると良いでしょう。
インハウスSEOの導入が上手くいかない企業
成功に導ける企業がいる反面、社内にインハウスSEOを導入しても上手くいかない企業も存在します。自社における社内現状を冷静に把握し、勢いだけでインハウスSEOに取り組んでしまうことがないように気をつける必要があります。
インハウスSEOを導入しても上手くいかない企業には、次のような特徴があります。
・社内にSEO対策に精通する人材がいない
・企業全体としてSEO対策に関する知見が少ない
・もとからWeb関連の業務を外部に外注している
企業にこのような特徴が見られる場合は、経営者をはじめ組織のITリテラシーが全体的に低い可能性が高いでしょう。
それでもインハウスSEOを導入したい場合は、徐々に段階を踏んでから移行していくという方法もあります。まずは社内全体へ基本的なWebマーケティングのやり方を定着させることから進めていきましょう。そこから徐々にSEO対策の担当者に充てる人材へ対し、研修や勉強会、セミインハウスSEOなどを活用してSEO知識を深めていくようにします。
インハウスSEOを成功させるためには、上司や経営層の理解を得ることも重要
SEO対策は費用対効果が出しづらいマーケティング施策です。広告とは異なり、検索エンジンを相手にするため「ユーザー体験を向上させるコンテンツ」を提供する必要があるためです。良質なコンテンツを制作することで上位表示が獲得できるため、コストをかければ上位表示するシステムにはなっていないのです。
インハウスSEOを成功させるためには、マーケティング戦略において「SEO対策」がどの立ち位置にあるのかを明確にする必要があります。例えば広告運用ではCPCが高くなる傾向があるため、リスク分散としてSEO対策を行う、長期的に営業コスト削減をしたいためオウンドメディアを構築するといった経営戦略から逆算した目的の強さが重要です。
SEO対策は数年間は実施しないと、成功したか失敗したか分からないため「税金」のようなイメージで取り組むこともいいでしょう。月に数十万円は税金をSEO対策に支払うようなイメージを持ちながら、SEO対策のインハウス化を進めると良いかもしれません。
デジタルマーケティングの視点から見るインハウスSEO・オウンドメディア
デジタルマーケティング視点からSEO対策の内製化(インハウスSEO)によりオウンドメディア構築を考える場合、非常に有効なマーケティングチャネルになりうる可能性が高いです。
オウンドメディアでは、自社のリード獲得やサービスへのお問合せ数増加、商談数増加だけでなく、採用マーケティングの側面でも有効です。Webマーケティング業界ではメディアを保有している企業も多いですが、製造業界などではオウンドメディアを構築するだけで、「先進的」であるイメージを持たせられるでしょう。ブランディングの観点でも有効性があります。
また、The Modelから考えるとリード獲得やリード育成にフェーズにおいて、オウンドメディアは非常に有効な施策です。潜在的ニーズがある検索ユーザーに与件化するまで継続的な接点を持つことができます。ホワイトペーパーやウェビナー、相談会などマイクロコンバージョンを多数設けて、リード獲得だけでなくユーザーのロイヤリティを高めることにもつながります。
オウンドメディアではコンテンツSEOが重要であり、コンテンツを多数制作する必要があります。コンテンツを外注するのではなく自社で制作できれば、クオリティコントロールもしやすくかつ、コストを大幅に削減できるため、オウンドメディアに取り組む場合は自社でインハウス化することをお勧めします。
インハウスSEOでブログを構築する場合、どのような手順を踏んでいくのが良いのでしょうか。ここでは、3つのステップでわかりやすく解説します。
メディア・ブログの目標を設定する
まずは、インハウスSEOでどのような目標を達成するか、決める必要があります。目標が定まっていなければ、どのように業務を進めていけば良いかわからず、社内SEOを完成させることは難しいためです。
具体的には、
・コンテンツのPV アップを図る
・自社商品ブランディングの一環として行う
・コンバージョン率を高める
など様々な目標があります。これらの目標を定めておくことで、よりリアルに今後の戦略を練れるので、コンテンツの価値が高くなるのです。
Webサイトの設計を行う
次に、内部リンクの対策やモバイル最適化など、Webサイトの大まかな設計を考えましょう。SEOで効果を出すためにはGoogleクローラーが巡回しやすいサイトを作成する必要があります。
ページスピードインサイトを使用してページ表示スピードを計測したり、レスポンシブデザインのWebサイトを作成するなど、対策を講じましょう。
ページスピードインサイトに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
コンテンツを制作する
Webサイトの設計が決まったら、実際にコンテンツ制作を始めます。「contents is king」という言葉があるくらい、SEOにおいてコンテンツの質は重要です。そのため、コンテンツ作りをどのように進めていくのかもしっかりと考えておく必要があります。
・外注ライターに記事を任せる
・記事制作代行サービスを活用する
・自社リソースで記事を制作する
など様々な方法がありますが、自社にとって最も効率の良い方法で記事を制作していきましょう。
記事制作の流れが決まったら、あとは質の高い記事を量産し、コンテンツを上位表示させるだけです。
外注からインハウスSEOを学ぶ方法もある
インハウスSEOにおいては、コンテンツ設計や運用を自社で行います。しかし、今までSEOに携わっていないメンバーでSEO対策を行うと、どこが間違っているのかわからなくなりがちです。
このままでは、インハウスSEOで成果を出すことが難しいでしょう。そういった場合には、運用初期段階にSEOマーケティング会社ヘ外注を検討してみるのも良いでしょう。
会社によってはコンテンツマーケティングのコンサルを実施しているところもありり、そういったところから情報を獲得すれば、コンテンツマーケティングを有利に進められるはずです。最初から自社リソースで運用するのではなく、専門家の力を借りるのが運用を楽にするコツです。
まとめ|インハウスSEO・内製化支援はこちら
本記事では、インハウスSEOの概要や実現できる企業の特徴、導入する手順などを紹介してきました。インハウスSEOを実施することでコストを抑えながらSEO対策ができます。
とはいえ、SEOに精通していないメンバーだけで実施しても成果が出ないことは目に見えているので、まずは専門家へ依頼してみてもらってからインハウスSEOを実施するのがおすすめです。
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