Google検索数(ボリューム)を調べる方法!キーワードプランナー調べる方法
コンテンツ作成に向けて、キーワードを選定するときに重要なのが検索数の調べ方です。正しい検索数の調べ方は、Webサイトの集客につながります。しかし、検索数を調べる上で、
「検索数の調べ方がわからない」「どのツールを使用すればよいか知りたい」
上記のような課題が生じるかと思います。
本記事では、企業のWeb担当者様に向けて、4つのツールを使用した検索数の調べ方を紹介しています。
弊社では、SEO対策を行う上で現状分析コンサルティング「SEO無料分析」を実施しております。マンツーマンでSEOコンサルタントが分析して競合との差分を明らかにしていきます。ぜひお気軽にご活用ください。またインハウス化を目指したサービスプランもございますのでお気軽にご相談ください。
関連記事:スマホのSEO対策が重要な理由!具体的な方法も解説!
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SEO対策におけるGoogle検索数(検索ボリューム)とは?
SEO対策とは検索エンジン最適化の略称で、キーワードの検索順位を高める手法です。
検索数とは、主にGoogleなどの検索エンジンでユーザーに検索された回数を指します。ツールを活用すると、月間の検索数を調べることができます。
狙いたいキーワードの月間の検索数を理解すれば、そのキーワードで検索エンジンの上位表示を獲得できたときに、どれくらい流入が見込めるか予測できます。そのため、検索数はコンテンツ作成に欠かせないデータといえるでしょう。
Search Engine Landによると、世界のGoogle検索数は年に「2兆回」、1日で「55億回」検索されています。
参照:Search Engine Land – Google now handles at least 2 trillion searches per year
検索ボリュームが大きいほど、SEO対策の難易度や競合性も同時に高まるので、検索ボリュームが高いキーワードでは、内部施策・コンテンツ施策・外部施策など総合的に行う必要があります。
Google検索数(ボリューム)を調べる目的とSEO対策の難易度について
Google検索数(検索ボリューム)を調べる目的は、SEOの競合性を調べるためです。
Google検索数が高いほどSEO対策の難易度は上がります。検索ボリュームが多いキーワードで上位表示すれば、サイト訪問者数が増えて認知拡大やお問合せに繋がりやすくなるためです。
Google検索ボリューム/月間 | キーワードカテゴリ | 難易度 |
10〜1,000 | ロングテール・スモールキーワード | 低い |
1,000〜10,000 | ミドルキーワード | 普通 |
10,000以上 | ビックキーワード | 高い |
上記の表のように、検索ボリュームが多いほど競合難易度も高まる傾向にあります。
関連記事:SEOキーワードの入れ方は?設定方法とコツ・検索で上位表示できる方法を解説
新規サイトではロングテール・スモールキーワードから対策すべし
新規サイトでは、ドメインパワー(DR)と呼ばれる指標が育っていないため、競合性の低いロングテールキーワードから対策する必要があります。ドメインパワーが低い状態でミドルキーワードやビックキーワードを狙っても競合が強く太刀打ちできないことがほとんどです。
新規サイトでは、まずは検索ボリュームが「10〜1000」のロングテールキーワードを狙ってコンテンツ制作に取り組みましょう。
Google検索数(検索ボリューム)の調べる際によくある質問
- Google検索ボリュームを調べる最もおすすめのツールはなんですか?
-
Googleキーワードプランナーが無料で利用でき、正確です。Googleが提供している公式ツールになるため数値の信頼性も高い傾向があります。
- 同じキーワードでGoogleキーワードプランナーと他のウーバーサジェストなどの検索数が異なるのはなぜでしょうか。
-
同じキーワードで検索ボリュームを調査しても、検索ボリュームは異なることがあります。理由として、無料のサードパーティツールやブラウザのアプリで検索量を調べると、実際の数値とは乖離が発生することが多いです。
Google公式のキーワードプランナーを利用することが最も正確に数値を確認できます。
Google検索数(ボリューム)を調べることは大切
Webコンテンツ作成においては、ただ上位表示を達成するだけではサイト流入は見込めません。キーワード順位がいくら高かったとしても少ない検索数だと、そのキーワードにはユーザー需要があるという判断は下せないでしょう。
検索数が多いということは、それだけユーザーにとって必要とされているということになります。いかに上位表示されたコンテンツといえども、検索ユーザーからニーズのあるキーワードが含まれていないと、ユーザーの求めるコンテンツと位置づけることは難しいでしょう。
Google検索数をリサーチしてニーズがあるのかを判断、Webコンテンツに網羅的に組み込むことで、よりサイト流入が期待できるWebコンテンツを作成することができるようになります。そのような観点から、Google検索数を把握することの重要性は極めて高いといえるでしょう。
Google検索数がSEOで必要なシーン
Google検索数がSEOで必要なシーンについて解説していきます。
検索数が必要とされる主なシーンは以下の4つです。
・検索キーワードを選ぶ場面
・対象キーワードにおける流入数の分析
・Webコンテンツの作成
・自社コンテンツ検索数のチェック
検索キーワードを選ぶ場面
検索キーワードの選定において選んだキーワードの検索数が少ない場合、いくら上位表示を獲得できたとしても検索される数が少ないということで、流入数の獲得には至らない可能性が高いといえるでしょう。
その場合、選定したキーワードの検索数が高いか低いかで施策方針も変化してきます。先ほども解説したようにビッグキーワードだと競合性が高くなるため、上位表示とサイト流入数を向上させる難易度も上昇します。
該当するキーワードの検索数の競合性を把握することで、選定すべき成果の期待できるキーワードの洗い出しが可能となるわけです。そうして抽出したキーワードをロングテールキーワードとして多く盛り込むことが、上位表示並びに効果的なサイト流入数獲得へとつながっていくでしょう。
対象キーワードにおける流入数の分析
Google検索数は、対象のキーワードにおける流入数を予測するときにも役立ちます。流入数の予測とは、月間のアクセス数を目安として概算で数値化して予測の指標とするものです。簡単に計算できるため、SEO施策を行った場合に狙ったキーワードでのサイト流入数の見込み具合を参考として導き出すことができるでしょう。
計算には、検索数と平均CTRを使用します。CTRとは表示されたページ回数のうち、何回クリックされたかの割合を示した数値のことで、計算には検索順位別のCTRを使用します。
月間に予想されるアクセス数を算出したい場合は、月間検索数に検索順位別の平均CTRを掛けることで算出できます。SEOで成果をあげるためにも、狙いたいキーワードでのサイト流入数の見込み具合を確認しておくと良いでしょう。
Webコンテンツの作成
コンテンツを作成するとき、検索ユーザーの需要性を調べるためにも検索数を使用します。
使いたいキーワードのサジェストや関連キーワードの検索数を調べることで検索ユーザーがどのような情報を求めているかが分かるようになるでしょう。
これらのキーワードの検索数も併せて調べることで検索ユーザーが求める情報を分析します。そうして得られた分析の結果を組み込んでいけば、よりユーザーに寄り添った質の高いコンテンツ作成へとつながっていきます。
そうすれば自然な流れでサイト評価へとつながり、ひいては検索上位表示と高い流入数の獲得という成果もついてくるでしょう。
自社コンテンツ検索数のチェック
自社コンテンツの指名検索数のチェックにも検索数を応用できます。数値が高いということとは、検索ユーザーからの需要と関心が高いということです。
つまり、自社コンテンツの検索数をリサーチすると、数によって自社コンテンツがしっかりとブランディングできているかを判断するのに役立つというわけです。その結果、ユーザーからの認知性の判断材料とすることができるでしょう。
検索ユーザーからの認知性が高ければ、信頼、権威、専門というSEOにおいてGoogleが重視している要素がコンテンツに備わっていると評価します。
Google検索数(検索ボリューム)の調べ方【準備編】
検索数の調べ方の準備編を紹介します。
下記STEPを参考に、検索数を調べるキーワードをピックアップしてみましょう。
【STEP①】軸キーワードの選定
はじめに、自社Webサイトにあった軸キーワードを複数選定しましょう。
軸キーワードとは、「SEO対策」や「Web広告」などキーワードの軸となるキーワードを言います。自社が取り扱うサービスを中心に選定していきます。
軸キーワードは、膨大な検索数があるので、上位表示を獲得できれば多くの流入を見込めますが、競合も多いため上位表示は困難です。
そのため、選定した軸キーワードから、いくつかの単語を組み合わせた関連キーワードを取得していく必要があります。
【STEP②】関連キーワードの取得
関連キーワードは、特定のキーワードを含む複合語のことです。
例えば「SEO対策」という軸キーワードであれば「seo対策 費用」「seo対策 初心者」「seo対策 会社」などが関連キーワード(テールキーワード)になります。
関連キーワードは「Googleキーワードプランナー」「ラッコキーワード」などのツールを活用して調べます。軸となる単体のキーワードに比べて検索数は少ないですが、その分、競合が少ないため、上位表示が獲得しやすいメリットがあります。
これからコンテンツを作成していく上では、関連キーワードを上手く活用していくのがポイントとなります。以下はラッコキーワードにて「SEO対策」で検索した際の関連キーワードですが、441件程度の関連キーワードがあります。
【STEP③】検索数を参考にキーワードを精査
取得したキーワードをツールに入力して、キーワードを精査していきます。
下記内容を参考にキーワードを選定していきます。
- 毎月一定の検索数があるか
- 同じキーワードを狙っている競合他社は多くはないか
- 検索ニーズがマッチしているか
検索数としては、月間で1,000〜10,000回未満を目安に精査してみましょう。
各キーワードのGoogle検索数は主に「Googleキーワードープランナー」にて調査することが多いです。無料で利用できるツールのためぜひ一度触ってみても良いでしょう。
Google検索数(ボリューム)を調べるキーワードツール
Google検索数を調べる際の準備編で解説した3つのステップを理解したところで、本項からは検索数をリサーチしていく上で、実際に役立つ以下の4つのキーワードツールの使い方や特徴などについて解説していきます。
・Googleキーワードプランナー
・Ubersuggest
・aramakijake
・Googleトレンド
Google検索数(ボリューム)の調べ方【Googleキーワードプランナーの使い方】
Googleキーワードプランナーを活用した検索数の調べ方を紹介します。Googleキーワードプランナーは、Googleの公式ツールで、広告掲載のための「月間検索数」「入札単価」などを調べることができます。
広告配信用のツールとなるため、広告出稿をしていないと「1万~10万」のような曖昧な検索数が表示されます。
また、検索数だけではなく、関連キーワードも取得できるのも特徴です。
Googleキーワードの使い方は下記の通りです。
- Googleキーワードプランナーにアクセス
- 新しいキーワードを見つけるを選択
- Googleキーワードプランナーで検索数を確認
それぞれについて詳しく確認しましょう。
【STEP①】Googleキーワードプランナーにアクセス
Google広告にアクセスして「ツールと設定」→「キーワードプランナー」を選択します。
【STEP②】新しいキーワードを見つけるを選択
キーワードプランナーにアクセスしたら「新しいキーワードを見つける」を選択します。
次に関連キーワードを取得していきます。
検索窓に自社で設定した「軸キーワード」を入力して「結果を表示」を選択しましょう。
また、すでにWebサイトを運営している場合URLを入力すると、無関係なキーワードを除外してくれます。
【STEP③】Googleキーワードプランナーで検索数を確認
指定したキーワードと関連キーワードの検索数を確認しましょう。
検索数以外にも「3か月の推移」「前年比の推移」「前年比の推移」「競合性」のデータも分析できます。
関連記事:SEOキーワードの入れ方は?設定方法とコツ・検索で上位表示できる方法を解説
Googleキーワードプランナーのメリットとデメリット
Googleキーワードプランナーのメリットは一回の検索で、期間の指定と関連キーワードの数も確認できることです。また、キーワードプランナーはGoogleの公式ツールなので、検索結果の数値的な信頼性が高いといえるでしょう。
デメリットは使用するために登録作業が発生することと、広告出稿の設定をしていない場合の数値幅が広くなってしまい正確性に欠けるデータとなってしまう可能性があることです。
しかし、登録作業は簡単にできますし、広告も出稿設定にしておけば問題ないため、正確な検索数獲得と天秤にかけてもデメリットというほどではありません。キーワードツールとして使用する優先度は高いです。
Google検索数(ボリューム)の調べ方【Ubersuggest】
Ubersuggestを活用した検索数の調べ方を紹介します。
Ubersuggestは、調べたいキーワードを元に「関連キーワード」や「検索数」をチェックすることができるツールです。
基本無料で利用できますが、1日3回まで検索回数が制限されています。
手順は下記の通りです。
【STEP①】Ubersuggestにアクセスして検索したいキーワードを入力
出典:Ubersuggest
Ubersuggestにアクセスして検索したいキーワードを入力して「search」を選択しましょう。
【STEP②】検索数を確認
出典:Ubersuggest
関連キーワードの検索数が確認できます。
分析できる項目は下記の通りです。
項目 | 詳細 |
VOLUME | キーワードの月間検索数 |
CPC | リスティング広告のクリック単価 |
PD | リスティング広告の競争度 |
SD | 検索エンジンの競争度 |
Ubersuggestのメリットデメリット
Ubersuggestの最大の魅力は、キーワードの検索数はもちろんのことキーワードの難易度をはじめとした多くの項目も同時に検索できるところです。登録不要でこれらの情報を検索できるのはUbersuggestのメリットといえるでしょう。
デメリットは無料版と有料版があり、無料版の場合は検索期間の指定と利用回数が制限されるところです。無料版における1日あたりの利用可能回数は3回です。無料版は回数制限が少ないため、無料でキーワードツールを利用したいという人には向いていません
Google検索数(ボリューム)の調べ方【aramakijake】
aramakijakeを活用した検索数の調べ方を紹介します。
aramakijakeは、キーワードを入力するだけで「検索数」と「競合の検索予測数」がチェックできる無料ツールです。
会員登録も必要なく、簡単に検索数を確認できます。
手順は下記の通りです。
【STEP①】aramakijakeにアクセス
出典:aramakijake
aramakijakeにアクセスして「検索数予測ツール」を選択します。
【STEP②】検索したいキーワードを入力
出典:aramakijake
検索窓にキーワードを入力して「チェック」を選択してください。
【STEP③】検索数を確認
出典:aramakijake
「Google」と「Yahoo」の検索数が確認できます。
また、入力キーワードで上位表示を獲得できたときの予測検索数も順位ごとに確認することが可能です。
aramakijakeのメリットデメリット
aramakijakeのメリットは、順位別の推定アクセス数を確認できることです。また、登録も不要で検索数の表示も無料で確認できるツールとなっています。
デメリットとして、1回で複数のキーワード検索数のリサーチができない点とキーワードの検索数が少ない場合は表示されないときがあるという点があげられます。登録不要の無料ツールですので、有料ツールではなく無料ツールを利用したいという人は使ってみてください。
Google検索数(ボリューム)の調べ方【Googleトレンド】
Googleトレンドは、キーワードの検索数の推移が確認できるツールです。
「過去1時間」「過去1日」「過去5年間」など、期間をして検索数の推移を確認できるので、トレンド把握したい場合には、欠かせないツールといえるでしょう。
会員登録も必要なく、無料で利用できます。
手順は下記の通りです。
【STEP①】Googleトレンドにアクセス
出典:Googleトレンド
Googleトレンドにアクセスして「調べる」を選択しましょう。
【STEP②】検索したいキーワードを入力
出典:Googleトレンド
検索したいキーワードを入力します。
【STEP③】検索数の推移を確認
出典:Googleトレンド
入力したキーワードの検索数の推移が確認できます。
上部のタブで推移を見たい期間を変更することも可能です。
出典:Googleトレンド
また、検索数が急激に増加している関連キーワードを取得することもできます。
Googleトレンドのメリットデメリット
Googleトレンドのメリットは、登録不要で利用が簡単にできることです。機能としては、対象キーワードの推移を可視化できます。関連キーワードも確認できるため、検索数が上昇推移している関連キーワードの分析にも一役買ってくれるでしょう。
デメリットとしては、あくまでも対象キーワードにおける指定期間の推移を表示するツールなので、月間検索数など具体的な検索数の数値は把握ができないことです。検索数の推移を分析することもSEOにとっては重要な情報材料であるため、キーワードツールの使い分けとしてGoogleトレンドを利用すると良いでしょう。
Googleキーワードプランナーを使いこなす方法・コツ
Googleキーワードプランナーの基本的な使い方は先述した通りです。Googleキーワードプランナーを使いこなして検索ボリュームを調べる手法にはいくつか存在します。
Googleキーワードプランナーで新しいキーワードを見つけるをクリックして「サイトURLを入力」
新しいキーワードを見つけるの下にあるタグで「キーワードから開始」「ウェブサイトから開始」の選択肢があります。前回は、「キーワードから開始」(デフォルト)での調査方法を紹介しましたが、ここでは「ウェブサイトから開始」をクリックします。
サイトURLを入力して検索する
「ウェブサイト」から開始に切り替えると以下の画面になるため、SEO対策や検索ボリュームを調査したい対象URL・リンクウィお入力します。この際に、サービスページを入力したURLのみで検索ボリュームを調査したい場合は、「このページのみ使用」を選択します。
サイト全体で検索ボリュームを調べたい場合は「このサイト全体を使用」を選択します。
Googleキーワードプランナーで「結果を表示」をクリック
結果を表示すると以下のように、ページ内に存在したキーワードの検索ボリュームが一覧で表示されるため、キーワードの調査と月間検索数が同時に調べることができます。
このように、Googleキーワードプランナーを便利に利用することで、検索数を調べて、キーワード選定にも活かせるのです
Google検索数(ボリューム)の調べ方のポイント
最後に、検索数の調べ方のポイントを紹介します。
下記4つのポイントを参考にして、検索数を調べましょう。
検索数の目安を理解する
検索数の調べ方のポイント1つ目は、検索数の目安を理解する点です。
検索数は、主に下記3つに分類できます。
種類 | 検索数の目安 |
ビッグキーワード | 1万回以上 |
ミドルキーワード | 1,000~1万回 |
スモールキーワード | 1,000回以下 |
例えば、Webサイト立ち上げ当初、競合が多い「ビッグキーワード」ではなく「スモールキーワード」を中心としたコンテンツ作成をしていくのがポイントです。
「スモールキーワード」で上位表示が獲得できるようになってから「ミドルキーワード」→「ビッグキーワード」と対策をしていき、流入を増やしていくようにしましょう。また、本文内では共起語やLSIキーワードも意識しましょう。
検索数よりも検索意図を読み取る
検索数の調べ方のポイント2つ目は、検索数よりも検索意図を読み取る点です。
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードを入力した目的のことです。
検索意図を読み取ることは、コンバージョン獲得につながりやすいので理解するようにしましょう。
主に検索意図は、下記4つに分類できます。
種類 | 検索意図 | 例 |
Knowクエリ | 〇〇を知りたい | WordPress 使い方SEO対策とは |
Goクエリ | 〇〇(のサイト)に行きたい | 株式会社○○(会社名)YouTube ログイン |
Doクエリ | 〇〇したい | ○○(サービス名) 会員登録○○(サービス名) 資料請求 |
Buyクエリ | 〇〇を購入したい | ○○(サービス名) 購入○○(サービス名) 比較 |
例えば、Webサイトの目的が「商品購入」や「問い合わせ獲得」であれば「Doクエリ」や「Buyクエリ」を選定する方が良いでしょう。
しかし「Doクエリ」「Buyクエリ」は、競合が多いので、上位表示獲得が難しいと判断した場合は「Knowクエリ」を採用するケースもあります。
検索数が多い場合は関連キーワードを活用する
検索数の調べ方のポイント3つ目は、関連キーワードを活用する点です。
検索数が多く、上位表示難しい場合は、関連キーワードを上手く活用しましょう。
例えば「ファッション」というキーワードには「ファッション 20代」「ファッション 30代」といった関連キーワードがあります。
「ファッション」という単体のキーワードを狙うよりも「20代」「30代」向けにそれぞれコンテンツを作成した方が、上位表示も獲得しやすく、ユーザーのニーズにもマッチしやすくなるでしょう。
季節によって検索数が異なるキーワードもある
検索数の調べ方のポイント4つ目は、季節によって検索数が異なるキーワードを理解する点です。
キーワードには、1年を通して安定して検索されるものと、季節によって検索数が変わるものがあるためです。
出典:Googleトレンド
例えば「クーラー」や「海水浴」といったキーワードは6月頃から検索数が増加する傾向があります。
この推移を参考に、いつ頃までに上位表示を目指すかなどの目標設定にも関係してくるので、季節によって需要が変化する商材を扱っている場合は、注意が必要です。
Google検索数をSEOに活用するときに気をつけること
SEOに取り組む際、Google検索数だけに注視してはいけません。検索数だけに注視すると、検索エンジンのアルゴリズムや検索ユーザーが求める情報など他の要素と複合した合った結果、イメージした成果は得られないでしょう。そこで、検索数をSEOに活用していくために気をつけることについて解説します。
検索数と需要とニーズの関係を知る
検索数と需要の関係は、検索数が多ければ需要が高くニーズがあるという関係は必ずしも成立するとは限りません。需要が大きくてもニーズという視点では、ビッグワードよりもロングテールワードの方が検索ユーザーがしぼられている分、ニーズは高い可能性があります。
この関係性から、ビッグワードのみで流入数獲得を狙うのではなく、ビッグワードに関連するキーワードを組み合わせロングテールワードとして上位表示を目指すことで、よりユーザーニーズを満たすことができるようになるでしょう。
検索数が低いキーワードであっても、ロングテール化することでニーズが深堀りされるため、検索数だけを求めることのないように気をつける必要があります。
検索結果画面の機能を考慮する
検索結果画面にはユーザーに配慮した充実した機能が多く存在しています。このため、キーワードの検索数が多い場合であっても、クリック数が高いという結果につながらない場合があります。
サイトをクリックせずにサジェストや強調スニペット上で検索ユーザーのニーズが解決するゼロクリックサーチです。検索数を調べるときは、検索結果画面にこのような機能があることを考慮するようにしましょう。
検索結果の状況を把握する
検索数の高いキーワードで上位表示ができたとしてもクリック数が獲得できないシーンとして、検索結果画面の多機能化があげられます。検索ユーザーに配慮した結果、検索結果画面には、容易に検索ニーズを解決できるように文章だけではなく、動画や画像など視覚的な情報が表示されるといった機能です。
検索結果画面にはキーワードによっては、他にも地図やTwitter、ニュースなどが表示されることもあります。検索ユーザーとしては、より簡単に問題解決できる方向へ流れる傾向があるといえるでしょう。
オーガニック検索で上位表示ができていたとしても、利便性の高い動画などが多く表示されている場合はクリック数につながらない可能性があります。検索数が高いキーワードであっても検索結果画面が多機能化されたページであれば、使用しないといった判断も必要になってくるでしょう。
検索ボリュームの調査はSEO対策の中でもあくまで基礎中の基礎的な役割
SEO対策を行う上で、まずはキーワード選定・つまりどのキーワードで上位表示を狙うか決める必要があります。しかし、検索ボリュームを調査する段階はキーワード選定の初期段階であり、選定後にクエリチェック・カニバリチェック・競合サイトチェックなどキーワード選定の作業が続きます。
キーワード選定後は、記事構成を作成して、執筆、校閲する流れでコンテンツSEOを進めていきます。
SEO対策には「内部施策」「コンテンツSEO」「外部施策」の3種類がありますが検索ボリュームを調査する必要があるのは主にコンテンツSEOを実施する際になります。(※内部施策でも確認することがあります。)
検索ボリュームの調査方法を素早く習得して、SEO対策を実践的に行っていきましょう。
関連記事:スマホSEO対策とは?モバイル特有のSEO対策について
Google検索数(ボリューム)の調べ方|まとめ
検索数の調べ方を紹介しました。
検索数を調べるときは、軸キーワードを選定を選定して関連キーワードを取得しましょう。
その後、各ツールを使用して検索数をチェックします。
キーワードを選定するときは「検索数の目安の理解」や「検索意図」が重要になってきます。
本記事を参考に、流入が見込みやすいキーワードを選定して、コンテンツを作成してみましょう。