SEO会社に相談するメリットとは?SEO相談しないほうが良い会社も紹介

ホームページはただ単に制作すればいいという訳ではありません。制作したホームページにユーザーを集客させ、そこから自社の商材やサービスの購入や資料請求、問合せといったコンバージョンにつなげられなければ意味がありません。ユーザーを集客させるために広告を出稿する方法もありますが、予算が限られていれば限界もあるでしょう。そこで重要になるのがSEOと呼ばれる手法です。PV数やセッション数を増やすために、多くの企業がこのSEOに取り組んでいます。
SEOに関しては、Web担当者やマーケティング担当者であれば、何となく知っている方は多いかもしれませんが、意味は分かるけど詳細までは理解していない方はまだまだ少なくありません。とはいえ、SEOはホームページにユーザーを集客させる上で重要な要素である一方で、専門性が高いことから自社で全てを対応することには限界もあります。そこで効果的なのが、SEOを外部の企業に依頼する方法です。SEO会社に依頼すれば、費用はかかるものの自社のホームページをもとに、SEOに効果的な手法を提案・コンサルティングしてくれます。ただ、現在SEO会社は非常に多く存在しており、その中から効果的な外注先企業を選定することは非常に困難になってきています。実際に、「SEOを外注したいけど、どこに依頼したらいいのか分からない」「悪質なSEO会社もあるみたいで本当に外注していいのか不安」「SEO会社は何を基準に選んだらいいの?」といった声も少なくありません。SEOを外注する場合、確かに依頼する企業によってサービスや質、金額が異なるため、しっかりと選定しなければ費用だけ払って何も効果が出ないまま終了といったことにもなりかねません。そこで今回は、SEOの概要とともにSEO会社に相談するメリットや、失敗しないSEO会社の選び方などについて、ポイントを中心に紹介していきます。

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SEO対策とは?

そもそもSEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの最適化を表すマーケティング手法のことを指します。なお、Yahoo!の検索エンジンはGoogleの仕組みを採用しており、基本的にGoogleで検索してもYahoo!で検索しても表示される順位はほぼ同じになります。そのため、SEOとはGoogle検索における最適化ともいえます。
どれだけ魅力的なコンテンツやどれだけお得なキャンペーン情報を作成・掲載したとしても、検索エンジンで上位表示されなければ、ユーザーは対象のホームページにたどり着くことはできません。ユーザーに見られない限りはコンバージョンにもつながりませんので、SEOは集客だけでなくコンバージョン増加の意味でも重要な要素となります。インターネット回線の向上や、スマートフォンの普及などもあり、ユーザーは基本的に何か知りたい、調べたいと思った時に検索エンジン上でキーワードを入力して必要な情報が掲載されたホームページを探すようになってきています。そのため、検索エンジンで上位表示させるSEO手法はマーケティングにおいて非常に注目されています。
一方で、検索エンジンに上位表示させることは簡単ではありません。インターネット上の情報は無数に存在し、日々新たな情報が発信されています。検索エンジンは、その中でユーザーのニーズを踏まえたアップデートを繰り返しており、常に表示される順位はカスタマイズされています。
検索エンジンには、ホームページの情報を常に収集するクローラーと呼ばれるシステムが存在し、日々情報収集を繰り返しています。この収集されたホームページの情報は、検索エンジンにより分析され、ページの内容とともにインデックスと呼ばれるデータベースに保存されます。さらに、ユーザーが様々なキーワードで検索した際に、検索エンジンはこのインデックスの中から関連度の高い有益なページを選定し、検索結果の上位に表示させています。そのため、上位に表示させるためには検索エンジンに評価されるホームページである必要があります。ただ、この検索エンジンが上位表示させたいと評価する基準はブラックボックスで開示されてはおりません。あくまでもユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供していくことが求められますが、指標が明確ではないためSEOを自社で実施するのは非常に難しいと言われています。
このSEOには大きく「内部施策」と「外部施策」の2つに手法が分かれます。

・内部施策とは?

内部施策とは、ホームページの内部を最適化していく手法のことを指します。コンテンツを充実させることはもちろんのこと、クローラーが分かりやすいようにサイトマップを用意したり、パンくずリストなどをもとに階層構造を明示したりすることも重要になります。また、スマートフォンで見た場合の表示形式や表示スピードを速くするよう改善することなども内部施策の要素に含まれます。

・外部施策とは?

一方で、外部施策とは自社のホームページへのリンク(被リンク)を増やす施策のことを指します。多くのサイトからリンクされているホームページは、価値が高いとして評価が高まる可能性があります。ただ、この被リンクは通常自然に増加するものであり、意図的に増やすことは、場合によってはブラックハットSEOと呼ばれるペナルティの対象となる可能性もあります。あくまでも外部施策は質の高い自社のコンテンツを外部のサイトに認めてもらうことが目的になりますので注意が必要です。

SEO会社に相談するメリット

このように、SEOは自社内で行うには常に最新の知識やノウハウが必要になるため、難しいのが実情です。そのため、本格的にSEOを進めるには外部のSEO会社に依頼することも検討するといいでしょう。続いては、SEO会社に相談するメリットについて紹介していきます。

1.自社ナレッジがない場合に外注できる

SEO会社は、様々なクライアントを担当しているため、幅広いSEOの知識とともに多くの経験やノウハウが蓄積されています。この知識をふまえた提案を受けられるため、本来SEOに必要な知識と経験といったナレッジが自社になかったとしても、効果的にSEOの改善につなげることができます。
先ほどもふれたように、検索エンジンで上位表示させる仕組みであるアルゴリズムは、200以上もの要素があると言われ、且つその内容は日々アップデートされていきます。このような最新のSEOの傾向を自社内で把握することは非常に難しいですが、SEO会社は専門に取り扱っているため、検索エンジンの傾向も把握しています。さらに、その傾向をふまえて自社のホームページをどのように改善すればいいのか指示を受けることが可能ですので、Web担当者としてはその提案内容をもとに改善していくことでSEO強化を図ることが出来ます。
また、SEOを意識してホームページの改善を行っていると、対象のキーワードの順位が下落することも起こり得ます。その際に、SEO会社に依頼していれば、なぜ落ちたのか、どのようなキーワードが対象か、改善するにはどうすればいいのかなどといったことも知ることができます。この点はSEO会社に相談することで得られる大きなメリットの一つでしょう。

2.内製化に向けてナレッジを貯められる

続いて、先ほどの1.とともにSEO会社に相談することで得られるメリットが、SEOの内製化に向けたナレッジの蓄積です。日々変わるアルゴリズムに対してアンテナを張り巡らせているSEO会社は、常に最新のSEO情報を網羅しています。これらをSEO会社に相談し、改善につなげていくことで、自社内の特性を活かした対策方法として実績や経験、ノウハウを溜めることもできます。いきなり自社内でSEOを行うことは難しくても、ある程度の経験を積み、傾向が掴めるようになったタイミングでSEOを内製化することも考慮した上で、SEO会社に相談するのも効果的です。

3.SEO相談することで成果が出るまでのスピードが上がる

SEOは常にアルゴリズムが変わる旨は紹介しましたが、その傾向をふまえてスピーディーに自社のホームページにつなげていくことも重要です。自社内でSEOを行うと、何から手をつけたらいいのか分からず、情報収集で終わってしまうことも少なくありません。SEO会社に相談すれば、情報収集の手間は無くなり、提案を受けた内容をホームページに反映するだけで済みます。相談するSEO会社によっては、制作まで対応しているところもあります。ホームページの改修や新規コンテンツの作成などにはどうしても時間を要しますが、SEO会社に相談することで、効率的にSEOをふまえたホームページ運用が出来る点も魅力の一つです。
なお、Web広告であれば、出稿することですぐに表示させることができますが、SEOは対策を講じたからといって、すぐに上位表示される訳ではありません。いかに良質なコンテンツを作成したとしても、上位表示までに数ヶ月かかることもあり得ます。この点は、SEO会社に相談したとしても基本的には変わりませんので、注意しておくといいでしょう。

SEOを自社で行うのが難しい理由

ここまで、SEOを業者に相談するメリットとともに、それを自社内で行うことが難しい旨も紹介してきましたが、改めてSEOを自社で行うのが難しい理由を2つまとめて紹介します。

アルゴリズムが頻繁に変わる

検索エンジンは、順位を決めるアルゴリズムを頻繁に変えています。アップデートと呼ばれるこの手法は、小さなものは日々行われ、大きなアップデートも年に数回行われています。特に大きなアップデートが行われると、順位が大幅に変動するため、その傾向をふまえた対策を講じなければなりません。この傾向を掴むことが自社内では限界があり、顧客情報も含め様々な企業のホームページを取り扱うSEO会社に相談することが一番の近道になります。最新の傾向は、インターネット上にも掲載・紹介されていますが、この結果も何が正しくて何が間違っているかは分かりません。そのため、頻繁に変わるアルゴリズムの状況を把握するには、専門家に頼るのが一番効果的です。

SEO対策がブラックボックスなことが多い

もう一つ、検索エンジンの順位はアルゴリズムに則って決められていますが、このアルゴリズムは基本的にはブラックボックスとなり、公開されていません。そのため、何を行えば順位が向上するのか、逆に順位が下がらないようにするにはどういった点に気をつければいいのか自社内だけでは分からず、正しい改善を行うことが出来ません。この点がSEOを自社内で行うことが難しい理由になります。ABテストなどを繰り返せば最適な方法が見つかるかもしれませんが、200以上あるといわれるアルゴリズムの中から正解を導くのは至難の業です。一方で、SEO会社は過去の実績やテスト用のサイトを運用しているケースも多く、最新のSEOに関する動きを常にキャッチすることが出来ます。この点も多くの企業がSEO会社に相談する理由の一つになります。

失敗しないSEO対策の相談会社の選び方

では実際にどういったSEO会社に相談すればいいのでしょうか?
SEOを外部に相談する際には、しっかりと外注先を選ぶことが重要です。SEO会社は現在非常に多く存在し、各社によって手掛けるサービスやサポート、金額などは異なります。また、残念ながら全てのSEO会社が同じようなスキルを有しているわけではなく、中には悪質なSEO会社も存在します。少なくとも以下のようなポイントを押さえ、相談するSEO会社を選定すると効果的です。

1.外部施策やブラックハットを提供している企業は依頼しない

SEOは、間違った方法で行ってしまうと逆効果になり、検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合Googleからペナルティを受けてしまい、どのようなキーワードで検索しても表示されなくなる可能性もあります。その最たる例が、概要でもふれたブラックハットSEOです。自社と関連性の全く無いサイトから意図的に被リンクを集めるような手法は、ブラックハットSEOと呼ばれペナルティの対象となります。このようなサービスを提案してくるSEO会社は依頼しないよう気をつけるといいでしょう。また、被リンク以外にもコピーコンテンツの多様やキーワードを意図的に不自然に挿入したテキストなどは、マイナス評価につながりますので注意が必要です。

2.コンテンツSEOに強みがある企業にSEO相談する

ブラックハットSEOに代表されるコピーコンテンツや不自然なテキストとは異なり、良質なコンテンツはSEOにおいて非常に重要な要素となります。昨今ではSEOに強い良質なコンテンツ制作を売りにしたSEO会社も存在します。コンテンツ作成は、自社内においても非常に工数のかかる業務となりますので、それを対応してもらえるSEO会社への相談は効果的な可能性があります。

3.施策内容を親身に教えてくれる

最後に、施策内容を親身に教えてくれるSEO会社かどうかも重要なチェック項目になります。SEOのアルゴリズムはブラックボックスで分からない中で、現状の自社のホームページをふまえてどう改善すると効果的かを提案してくれるSEO会社は効果的な可能性が高くあります。提案内容に自信が無ければ、あえて何も伝えなかったり、ブラックハットSEOを提案してくる可能性もあります。いずれSEOの内製化を考える上でも、提案内容は今後の自社における知識やノウハウとなりますので、親身に施策内容を教えてくれるSEO会社を選択すると効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
SEOは、ホームページにユーザーを集客させる上で無くてはならないマーケティング手法となります。どのような業種業態の企業であれ、ホームページを運用する以上このSEOには力を入れています。一方で、SEOには専門的な知識やノウハウが必要不可欠であるため、自社内で対応するには限界があります。そこで重要となってくるのがSEO会社に相談することになりますが、こちらも全てのSEO会社が、皆それぞれスキルが高く、良心的とは限らないことから、いかに効果的なSEO会社を探し出せるかが重要になります。
今回紹介したポイントを参考に、自社にとって有益な相談ができるSEO会社を見つけ、効果的なSEOにつなげていきましょう。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
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