SEOはオワコンか?オワコンでない理由「それなら私は飯を食べれない」

大量の被リンクを設定する、キーワードを埋め込むなど、かつてのSEOはテクニックさえあれば誰でも簡単に導入できる施策でした。


しかし時代は流れ、検索アルゴリズムは大きく変化しました。
これまでのような小手先のテクニックが通用しなくなり、
「SEOなんてオワコン」といった文言まで見られます。

SEOがオワコンなら僕は食べてけません。
ただ、10年前より難易度は上がっていることは確かです。

SEOは本当に「オワコン」なのでしょうか?
結論から言えば、SEOは今も集客施策として有益な手段であり、決してオワコンではありません。
一方で、正しく対策しなければ、オワコン化するリスクがあるとも言えます。

この記事では、SEOをオワコン化させないために今すぐやるべきことをご紹介します。

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「SEOはオワコン」と言われる理由

SEOとは「検索エンジン最適化」と訳され、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるための施策を指します。
そもそも、なぜ「SEOはオワコン」と言われるようになったのでしょうか。その理由を見ていきましょう。

Googleの検索アルゴリズムが変化している

小手先のテクニックだけでSEO対策ができた時代、Googleの検索アルゴリズムは非常にシンプルなものでした。
しかし2022年現在、Googleの検索アルゴリズムは変化し続けています。
Googleは企業理念として「ユーザー体験(UX)の向上」を謳っており、「コアアップデート」と呼ばれる検索アルゴリズムアップデートを定期的に実施しています。
もっとも新しいコアアップデートは2022年9月アナウンスのもので、これにより検索ロジックがさらに変更されました。
ウェブサイトのSEO対策を行う場合には、このような頻度の高いアップデートに対応していく必要があります。
従来のように一朝一夕で対策ができなくなったため、「オワコン」と言われるようになったのです。

コアアップデートなどの影響により、個人サイトよりポータルサイトや公式サイトが上位に来るようになりました。
このように個人サイトやブログの力が弱まったことも、「SEOがオワコン化した」と揶揄される一因になったと考えられます。

競合が多すぎる

ウェブサイトさえあれば簡単に導入できるSEOは、資金力の低い中小企業や個人経営者にとっても魅力的な施策です。
そのため、SEO対策を行うことはマーケティングにおける「常識」であり、ライバルがとても多いという現状があります。
1つのキーワード(ビッグキーワード)で検索上位に表示されることは、現在では非常に難易度が高くなり、「オワコン」と呼ばれるようになったと考えられます。
競合をより少なくするために、ビックキーワードに加えて「ミドルキーワード」「スモールキーワード」で検索上位を狙うのが一般的です。

SNSで「タグる」「タブる」人が増えた

「タグる」「タブる」という言葉をご存じでしょうか。
かつては検索と言えばGoogle検索=「ググる」一択でしたが、今の若者は検索にSNSも利用します。
LINEが2021年8月に公表した調査によると、男性・女性ともに10代~30代で検索の際にYoutubeやTwitter、InstagramなどのSNSを利用している実態が分かります。

出典:LINEリサーチノート「スマホで検索するときに重視していることや調べるジャンルは?」

SNSでは、興味・関心のある「ハッシュタグ」(#に続いて入力されるリンク付き文字列)をたどることによって、サイト内やサイト間を移動します。
このような移動を「タグる」と言い、主に若者が知りたいことを検索するための有益な手段となっているのです。
Instagramには「タブ」と呼ばれる独自の検索機能があり、使い勝手がいいことから「タブる」という言葉も登場しています。

SNSの普及により「Google検索はオワコン」という発想になり、「SEOはオワコン」と言われるようになりました。
実際には、若者はGoogle検索とSNS検索を用途に応じて使い分けているだけであり、Google検索は世代を問わず広く利用されています。

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効果が出るまでに時間とコストがかかる

ウェブサイトを作ってSEO対策を行ったとしても、実際に検索順位が決定し流入効果が出るようになるまでには数か月の時間が必要です。
また、情報が古いものや不正確と判断されたものは上位表示されにくくなるため、ウェブサイトを常にチェックして情報をアップデートし続けなければなりません。
このようにSEOで効果を出し継続するには時間がかかり、それゆえそれなりにコストもかかるため、オワコンと言われるようになったのです。

SEOをオワコン化しないためにやるべき5つのこと

「オワコン化した」と言われることもあるSEOですが、実際のところ、まだまだ現役。検索流入による効果は絶大です。
SEOをオワコン化しないために、今すぐやるべきことを5つご紹介します。

1.検索アルゴリズムのポイントを知る

検索アルゴリズムのアップデートは頻繁に実施されていますが、SEOのために抑えておくべきポイントは基本的に変わりません。
Googleは検索理念として「ユーザーファースト」を掲げており、その理念に基づいた評価基準を理解することがSEOの近道です。

Google公式サイトによると、検索ロジックで重要とされる5つの要因が紹介されています。
・検索クエリの意味
・コンテンツの関連性
・コンテンツの質
・ウェブサイトのユーザビリティ
・コンテキストと設定

検索アルゴリズムにおいて特に重視されるポイントは、キーワード検索によって表示されるコンテンツが「ユーザーの本当に求めている情報かどうか」です。
したがってウェブサイトがやるべきことは、ユーザーが本当に欲している情報は何か、どんな潜在的なニーズがあるかを細かく分析することに他なりません。
常にユーザー目線で考え、先回りして情報を「Give」するという姿勢を持つことが大切です。

2.専門性の高いコンテンツを作成する

ウェブサイトの性質にもよりますが、専門性の高いコンテンツはSEOとして上位表示されやすい傾向があります。
Googleの検索評価ガイドラインによると、コンテンツが高品質かどうかの評価を受けるためには「E-A-T」が重要であると記載されています。

E-A-T
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

つまり、コンテンツをブラッシュアップして専門性や精度を上げることで、SEOによるオーガニック検索での流入増加が期待できます。

3.ジャンルやキーワードを絞る

競合が多いSEOにおいて、1つのキーワードで上位表示を狙うのは難易度が高いため、ジャンルを絞ったり、いわゆる「ロングテールキーワード」を複合的に用いることが効果的です。
競合コンテンツの絶対数を減らすことで、検索上位表示を狙う方法になります。

ニッチなジャンルや専門性の高いキーワードなど、競合サイトより上に行くための独自キーワードを分析しましょう。

4.MEO対策など他の施策も導入する

近年、SEOとともに注目されているのが「ローカル検索」「MEO(=地図エンジン最適化)」です。
たとえば「レストラン」と入力すると、周辺のレストラン情報が地図情報とともに一覧表示されます。
このように、現在地を起点としたローカル情報や地図情報を検索するユーザーは、「今すぐにその場所を訪れたい」というニーズを有しています。そのため、集客につながりやすいという特徴があるのです。
地域を絞って表示されるため上位表示を狙いやすく、また効果が出始めるまでのスパンが短いとあって、注目が高まっています。

「SEOのみでは弱い」と考えているウェブサイトも、複数の施策を並行して進めることで成果が出やすくなります。

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5.施策に対する分析を定期的に行う

施策は分析があってこそ意味を成すものです。
ウェブサイトにSEO対策を導入したなら、実際の検索動向やサイト流入後のユーザーの行動は悪など、必ず施策に対する分析を定期的に行いましょう。
一般的にSEOの分析には、自動でSEOを行う便利なSEOツールを利用します。
SEOツールには有料から無料のものまでさまざまですが、とりあえず始めるべきなのは以下の2つです。
・Googleアナリティクス
・Googleサーチコンソール
他のものは、必要性や予算などに応じて導入していくことをおすすめします。

まとめ|SEOはまだまだ現役!早めの対策で上位表示を狙おう

よく言われる「SEOはオワコン」説ですが、Google検索アルゴリズムのアップデートに付いていけるかどうかがカギを握ります。
正しく対策することにより、SEOは今でも多大な効果を発揮する施策なのです。
SEOでやるべきことは、今も昔もそれほど大きく変わりません。
質の高いコンテンツを作り、ユーザーに「Give」する気持ちを忘れず、施策と分析を繰り返し、さらにジャンルを絞り込んで対策を取ること。
自らのウェブサイトやコンテンツを武器に変え、競合の多いSEOの波を乗り切っていきましょう。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
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