Googleペナルティの解除方法を具体的に解説 ペナルティを受けない対策も解説
Googleペナルティとは、Googleが提供しているガイドラインに違反することをいいます。
Googleのガイドラインに違反すると、自分のサイトの順位が下がりページビューやコンバージョンも低くなるのです。
そこで、今回はGoogleペナルティの解除方法や原因になる理由を詳しく解説します。
Googleペナルティの種類
まず、Googleペナルティについて知っておきましょう。
Googleペナルティは、大きく分けて2つの種類があります。
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
種類を知ることで、自分のサイトがどこに引っかかっているのかわかり対策しやすくなるのです。
それぞれ詳しく解説します。
手動ペナルティ
手動ペナルティとは、Googleの担当者が自分のサイトを見て、ペナルティを出すことです。確認方法は、Googleサーチコンソールで確認できます。
手動ペナルティになる原因も複数あり、その原因を取り除かない限りペナルティは解除されません。
手動ペナルティを受けた場合、ペナルティの原因を取り除くと、「再承認リクエスト」を出すことができます。
つまり、ペナルティの原因を直したのでGoogleにペナルティ解除をお願いするということです。
再承認リクエストは、申請してから最大で二週間くらいかかりますが、再承認リクエストが通れば、検索順位も元に戻ってきます。
自動ペナルティ
もう1つは自動ペナルティです。
自動ペナルティとは、定期的に行われる「Googleアルゴリズムのアップデート」によって検索順位が下がることをいいます。
もし、自分のサイトの検索順位が下がり、かつGoogleサーチコンソールで手動ペナルティを受けていないと自動ペナルティを受けたことが分かります。
やっかいなのは、自動ペナルティはペナルティを受けてもメッセージが来ないことです。
なので、自分で何がいけないのか1つ1つ検証する必要があり、時間と労力がかかります。
解除が難しいときは、別ドメインで新しいサイトを立ち上げた方が解決が早い場合もあるので、知識として覚えておきましょう。
手動ペナルティになる原因5選
手動ペナルティはGoogle担当者がサイトをみて、ペナルティするかどうかを決めます。
手動ペナルティになる原因は複数はあり、代表的なものは以下の5つです。
- 質の低いコンテンツ
- クローキング
- ハッキングされたサイト
- サイトからの不自然なリンク
- コンテンツの自動生成
これら1つでも、引っ掛かると手動ペナルティになり、検索順位が下がります。ここでは、解決策も交えて解説します。
1・質の低いコンテンツ
質の低いコンテンツとは、ユーザーにとって価値のある情報がないことをさします。キーワードやテーマに沿った内容を適切に入れていきましょう。
しかし、ここで注意するのは外部リンクばかりの情報をコピペしたようなコンテンツは質の低いコンテンツとして扱われる可能性があります。
外部の情報を集めて自分の言葉でコンテンツを作ることでオリジナリティがあると評価されて、ペナルティを受けることも減っていきます。
具体的な質の低いコンテンツの一部を紹介します。
- 自動生成されたコンテンツ
- コピーアンドペーストされたコンテンツ
- サイト全体がアフィリエイトサイト
もちろん最初から手動ペナルティに引っかからないようにすることが大事です。もし、引っかかってしまった場合は、コンテンツを削除することで回復することもあります。
2・クローキング
クローキングとは、自分たちに見せるコンテンツとは別に検索エンジンには違うコンテンツを見せる手法です。
検索上位にキーワードの詰め込みが有効だった時代に使われた手法でGoogleのガイドラインでもクローキングに触れていることからGoogle側も厳しく対策しています。
自分は何もしていないのにクローキングの通知がきた場合、ハッキングされていることもあるので注意しましょう。
3・ハッキングされたサイト
ハッキングされたサイトも手動ペナルティの対象です。しかし、この手動ペナルティは私たちユーザーを守ってくれる行動になります。
ハッキングされたサイトは、ハッカーが自分のサイトに不正なファイルをアップロードしたり、コンピューターウイルスをばら撒いたりするのです。
そんなハッキングされたサイトが検索上位にいると、検索してきたユーザーがコンピューターウイルスに感染したり、被害が出てきます。
被害を最小限にするために、手動ペナルティをかけることもあるのです。
4・サイトからの不自然なリンク
不自然なリンクとは、SEO目的の悪質なリンクのことです。
例えば、背景と同じ色のテキストリンクを使うと知らずにページ誘導されていたり、文字を最小限まで小さくしたものにテキストリンクを貼ることなど、ユーザーに対して親切ではありません。
Googleでは、このような不自然なリンクには厳しくサイト管理者は不自然なリンクをなくし再審査リクエストすることでペナルティ解除になります。
5・コンテンツの自動生成
昔、、外部リンクを作ることで検索上位が優位になっていた時、機械に作られたコンテンツが大量にありました。
しかし、これらのコンテンツは文章もおかしく今では手動ペナルティの対象になります。
日頃から自分の言葉で書いたコンテンツで、地道にGoogleから高い評価を受けましょう。
Googleペナルティの具体的な解除方法
ここまで、Googleペナルティの原因について解説しました。
しかし、なかには画像付きで解説してほしいと感じる人も多いでしょう。
そこで次は、手動ペナルティの具体的な解決方法を紹介します。手動ペナルティ、自動ペナルティどちらも解説します。
検索順位が下がったと思った時にこの方法で確かめるといいですよ。
1・手動ペナルティを受けていないか見る
まず、Googleサーチコンソールで手動ペナルティを受けていないか確認することです。自分のGoogleサーチコンソールにログインし、左のエクスペリエンスを確認し「手動による対策」をクリックしましょう。
クリックした後、「問題は検出されませんでした」と表示されれば手動ペナルティは受けていません。
手動ペナルティを受けていなくても検索順位が下がっている場合は、自動ペナルティを受けている可能性があります。
自動ペナルティはGoogleサーチコンソールにメッセージ通知が来ないので、Googleの最新のアルゴリズムを確認して自分のサイトを改善しましょう。
2・再審査をする
手動ペナルティ部分を直したら、Googleに通知する必要があります。
方法も同じで、Googleサーチコンソール画面の左エクスペリエンスから「手動による対策」をクリックすると、「審査をリクエスト」のボタンがあるのでここをクリックします。
ここで注意することは、問題解決に行ったことを書かないといけません。具体的にはこの3つを詳しく説明しましょう
- ガイドライン違反が発生した理由
- 違反箇所にどんな修正をしたか
- 今後起こらないために実施する再発防止策
ここでは包み隠さず話すことが大事ですよ。
3・解除されるのを待つ
再審査をしたら、解除されるまで待ちましょう。
再審査リクエストを出してから、審査されるまで数日〜二週間の時間がかかります。また、再審査が通ると、通知が届きますので確認しましょう。
自動ペナルティの場合は、そもそもメッセージがないので再審査できませんが、原因と思われることを少しずつ対処しましょう。
Googleペナルティを受けないようにするには
ここまで、Googleのペナルティを受けた場合のことを解説しました。
いきなりGoogleペナルティを受けて戸惑わないために、ユーザー自身も日頃からペナルティを受けるような行動をしないことも大事です。
具体的には以下の4つになります。
- リンクを買わない
- サイトの相互リンクをむやみにしない
- キーワードを入れすぎない
- 中身がない記事を作らない
それぞれ詳しく解説します。
リンクを買わない
1つ目はリンクを買わないようにしましょう。
リンクを買うというと少し変な感じがありますが、実際にリンクを販売している業者もあります。リンクを買うことでコンテンツにつけられるリンク数もふえ、SEO効果もあるのです。
しかし、一度ペナルティを受けてしまうと解除に時間がかかるので、リンクを買ってSEOをあげようと考えないようにしましょう。
サイトの相互リンクはむやみにしない
関係のないサイトとの相互リンクはやめましょう。
相互リンクもたくさんあると、Google側から怪しまれ、手動ペナルティになる可能性があります。
本当に関係があるリンクは問題ないので、そちらだけを使ってください。
キーワードを入れすぎない
キーワードの入れすぎも手動ペナルティになりますので、入れすぎには注意しましょう。
自分はそんなことをしてないと思っていても、SEO対策でついキーワードを入れてしまうこともたくさんあります。
もし、キーワードの入れすぎに関する手動ペナルティを受けたら、コンテンツのキーワードの数を見てください。
中身がないコンテンツを作らない
中身がないコンテンツは、一度自分が作ったコンテンツが複数作られてるとGoogleに中身がない、コピーされたコンテンツと認識されてしまいます。
もし、自分の作った記事が複数あるなら1つにしてください。
まとめ
今回は、Googleペナルティの解除方法を紹介しました。Googleには2つのペナルティがあり、手動ペナルティはGoogleの担当者が出すペナルティ、自動ペナルティはGoogleのアルゴリズムによる検索順位の変動です。
手動、自動どちらのペナルティも原因をなくすことで検索順位が元に戻ります。
サイトの検索順位の変動は激しいので、定期的にGoogleサーチコンソールを見て、ペナルティがないか見ておくことが大事です。