SEO対策でリンク(被リンク)を有効活用して上位表示する方法

  • 外部リンクや被リンクってどんなリンクのこと?
  • 被リンクを多くもらう方法を知りたい
  • 被リンクをつかってSEO対策をしたい

本記事では、こういった疑問を解決していき、外部リンク(被リンク)を用いたSEO対策を紹介します。

外部リンクとは、外部サイトと自社サイトを繋ぐリンクのことで、以下の2つに分かれます。

  • 発リンク※自社サイトから外部サイトに遷移するためのリンク
  • 被リンク※外部サイトから自社サイトに遷移するためのリンク

SEO対策でもっとも重要なのは、”被リンク”の量と質です。

低品質な被リンクはSEO対策にマイナスの影響を与えるため、下記2点を意識しましょう。

  • 高品質な被リンクを集める
  • 低品質な被リンクに対処する

本記事では、上記2点に関する施策やツールを紹介します。

この記事でわかること

  • SEO対策に有効な被リンク対策
  • 良質な被リンクをもらう方法3つ
  • 低品質なサイトからの被リンクを発見する手順3つ
  • 低品質なサイトからの被リンクを発見できるツール2つ
  • 低品質なサイトから被リンクを受けたときの対処法2つ

外部リンク、内部リンク、被リンク、発リンクといった言葉を正しく理解できなければまったく見当違いの対応をしてしまいかねないため、初心者向けに用語の解説からはじめていきます。

クリックできる目次

外部リンクとは、Webページ間をURLで繋ぐもの

外部リンクとは、Webページ間をURLで繋ぎ、ワンクリックでジャンプできるものを指します。

リンクは以下の2つに分けられます。

  • 内部リンク
  • 外部リンク

どちらもWebページ間をURLで繋いでいますが、内部リンクは同じドメイン内でつながっており、外部リンクは異なるドメインのWebページが繋がっているという違いがあります。

外部リンクは、Webページの内容をより充実させるために利用されますが、検索順位にも影響を与えるため、注意が必要です。

外部リンクは、以下の2種類にわけられます。

  • 発リンク※自社サイトから外部サイトに遷移するためのリンク
  • 被リンク※外部サイトから自社サイトに遷移するためのリンク

特にSEO対策上、影響が大きいのは“被リンク”です。

SEO対策上、もっとも重要なのは被リンク

被リンクは、そのサイトの信頼性を担保する指標になります。

なぜなら、有益なサイトは他のサイトから引用されたり、紹介されたりすることが多いためです。

もし、情報量、質、文章の読みやすさが同レベルのWebページが存在する場合、被リンク数が多いページの方がより有益なコンテンツであると評価され、上位表示されやすくなります。

このことは、Googleが以下のように明言していることからわかります。

“Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。”

参考サイト:Google が掲げる 10 の事実 

さらに、被リンクを獲得する際に、評価の高いサイトからの被リンクをもらうと、クローラーに発見されやすくなり、被リンクによる評価の向上が早く検索結果に反映されます。

しかし、自社サイトとまったく関係ないサイトや、粗悪なサイトから被リンクをもらってもSEO対策上メリットはなく、むしろマイナスになる場合があります。

例えば、SEO対策のサイトを運営している関わらず、カレー専門店から被リンクをもらっても意味がありません。

被リンク数も重要ですが、被リンクの質も重要なのです。

ここからは、被リンクをもらう方法と注意点を解説していきます。

被リンクをもらう方法

被リンクをもらう方法には、以下の2種類の方法があります。

  • 自然に被リンクをもらう
  • 意図的に被リンクをもらう

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

検索ユーザーが誰かに紹介したくなるコンテンツを作って“自然に被リンクをもらう”

1つ目の方法は、自然にもらう方法です。

あなたもこれまでに、“これはぜひ他の人にも読んでほしい”と強く感じた良質なコンテンツを、誰かに紹介したことがあるでしょう。

ツイッターのリツイートが、もっとも身近な例です。

リツイートのように、良質なコンテンツをつくると、ユーザーから自然に被リンクをもらえます。

良質なコンテンツをつくると同時に、シェアしたくなったユーザーが、簡単に誰かに共有できるように配慮しましょう。

“SNSシェアボタンを配置する”など、シェアしやすい環境を整えることも被リンクをもらうために重要です。

自サイトにリンクを繋ぐ理由をつくることで、意図的に被リンクをもらう

自サイトに魅力的なコンテンツをつくること以外にも、自サイトを紹介する必然的な理由をつくることで、意図的に被リンクをもらうこともできます。

例えば、あなたが旅館を営んでいて、自社サイトを作っているとしましょう。

自分の旅館の魅力を紹介する記事をアップして、シェアしてもらう方法もありますが、あえて、近所の旅館を紹介する記事を書くことで被リンクをもらう理由をつくれます。

もし、自分の旅館を他の旅館がすごく褒めてくれたら、“●●旅館のHPでも紹介されました!“と●●旅館の記事のリンクを貼って紹介したくなりませんか。

これが、自サイトにリンクを繋ぐ理由をつくることで、意図的に被リンクをもらうということです。

もし、外部サイトにリンクを繋いでもらうことを意図的に行う際には、直接問い合わせフォーム等から連絡をとると、被リンクをもらえる可能性が上がります。

低品質な外部リンクに関する注意点

前述したように、自社サイトとまったく関係ないサイトや、粗悪なサイトから被リンクをもらってもSEO対策上メリットはなく、むしろマイナスになります。

被リンクの質の重要性については、Googleのアルゴリズムのアップデートの歴史からも学べます。

2012年のアルゴリズムのアップデート“ペンギンアップデート”では、ユーザービリティの低いリンクを貼られた記事が悪評価を受けるようになりました。

具体的には、以下のようなリンクがついた記事は悪評価を受けます。

  • 不自然な被リンク※記事内容に関係ないリンク
  • スパムによる被リンク※不正に被リンクを獲得すること
  • 不正なリダイレクト※ユーザーにとって意味の内リンク
  • 不適切なアンカーテキスト※テキストリンクとそのリンク先が一致していないこと

さらに、Googleの“品質に関するガイドライン”には以下のように明記されています。

”検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります”

参考サイト:Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー  

ペンギンアップデート以前は、お金を払って被リンクを買ったり、お金をもらって被リンクを売ったりする行為で上位表示ができました。

しかし、アップデート以降は質の低いリンクは厳しいペナルティを受けるようになったため、リスクに見合ったリターンがありません。

質の低いリンクは下記の3種類に分類できます。

  • リンクを集めるために作ったサイトからもらったリンク
  • 低品質なコンテンツからもらったリンク
  • お金で売り買いされたリンク

それぞれ、解説していきます。

リンクを集めるために作ったサイトからもらったリンク

Webメディアの中には、リンク集のような、リンクを貼るためだけに作られたWebページがあります。

このようなWebメディアから、被リンクをもらうことは避けましょう。

リンク元のサイトの質が低い場合、そのサイトと繋がることによって、リンク先のあなたのサイトも同じように低品質であると評価されてしまう可能性があります。

低品質なコンテンツからもらったリンク

インターネット上には、他のサイトの文章をそのままコピーしただけのWebページが存在します。

コピーコンテンツを運営するようなサイトからの被リンクも、SEO対策上マイナスにしかなりません。

コピーコンテンツからの被リンクには、注意してください。

お金で売り買いされたリンク

Googleは被リンクを売買によってやりとりした形跡がみられる場合、スパムリンクとして認識してマイナス評価を与えると明言しています。

参考サイト:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー  

Web上には、“自分の情報商材を購入したら被リンク獲得できるのでドメインパワーが上がりますよ“といった謳い文句で商品を販売しているケースがありますが、これも危険です。

一時的にSEO対策に有利に働いても、長期的にはペナルティの対象になって、SEO対策上マイナスに作用するでしょう。

“被リンク数増加がSEO対策になる”と表面的な理解をするのではなく、“検索ユーザーに便利になるようにするためにリンクを貼ってもらう”という意識でコンテンツを作るのが大切です。

低品質なサイトからの被リンク設置対策

低品質なサイトからの被リンクを受けた際には、運営元に削除してもらうか、Googleに評価対象外を希望する旨を連絡する必要があります。

こちらが意図せずとも、低品質なサイトから被リンクを設置されることは避けられないからです。

このような低品質なサイトからの被リンクが増えると、サイトの評価を落とす可能性もあるため、下記の手順でしっかり対応しましょう。

  1. ツールを用いて被リンク調査を行う
  2. 被リンクデータを目視で確認する
  3. 低品質なサイトからの被リンクをリストアップして削除する

手順1:ツールを用いて被リンク調査を行う

まずは、ツールを用いて被リンクに関するデータを自動で収集します。

下記のツールを用いると、簡単に被リンクに関するデータを集められるため、おすすめです。

  • a hrefs
  • MOZ

上記ツールの特徴も、紹介しておきます。

a hrefs

a hrefsは、様々な機能を持ったツールで、主な機能は以下の通りです。

  • 流入キーワード調査
  • ドメインパワー調査
  • 被リンク調査

ドメインパワー調査と被リンク調査を同時に行えるため、ドメインパワーの低いサイトからの被リンクをピックアップすることも可能です。

a hrefsでは、リンク元のドメインパワーでフィルタリングできるため、顕著にドメインパワーが低い被リンクを見つけられます。

なお、有料ツールのため、使える機能によって価格が変わります。

参考サイト:a hrefs

MOZ

MOZも、様々な機能を持ったツールで、主な機能は以下の通りです。

  • 自サイト現状分析
  • 競合分析
  • キーワード難易度調査
  • スパムスコアチェック

スパムスコアチェックで、低品質な被リンクを抽出できます。

こちらのツールも、使える機能によって価格が変わります。

参考サイト:MOZ

手順2:被リンクデータを目視で確認する

次に、手順1でリストアップしたサイトのWebページを目視で確認します。

その際は、以下2点をチェックします。

  • 自社メディアとの関連性
  • サイトやWebページの品質

内容に関連性がなくても、リンクを貼る必然性があれば大丈夫です。

あなたのページに遷移してきたユーザーとあなたのコンテンツに“ミスマッチがないか”という視点で確認するといいでしょう。

手順3:低品質なサイトからの被リンクをリストアップして削除する

手順2で発見した低品質サイトからの被リンクリストをもとに、削除手続きをします。

削除するための主な方法は、以下の2つです。

  • サイトの管理者にリンクを削除してもらうように依頼
  • Google Search Consoleから、Googleにリンクの否認を申請

サイトの管理者に連絡する際には、お問い合わせフォームから連絡しましょう。

削除申請しても対応してもらえない場合は、Google Search Consoleから、Googleにリンクの否認を申請しましょう。

リンクの否認とは、対象の被リンクを、サイト評価に含めないようにする手続きのことです。

参考サイト:サイトへのリンクを否認する

まとめ:SEO対策に有効な被リンク対策4つ

SEO対策に有効な被リンク対策をするために注意すべき点は以下の4つです。

  • 誰かに紹介したくなるコンテンツをつくる
  • 自サイトにリンクを繋ぐ理由をつくる
  • シェアボタンを設置する
  • ツールを用いて、SEO対策上マイナスな被リンクをリストアップして否認する

上記を意識して、質の高いコンテンツづくりを意識してみてください。

弊社では、SEO対策に関する無料相談も行っております。

バナー

Webサイトのお悩み、ありませんか?

サイトを作ったけどアクセスが集まらない SEO対策と聞いたけど何をすればいいの? 集客をしたいけど、社内にリソースがない
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
https://rakuraku-edit.co.jp/seo-schedule

クリックできる目次