被リンクによるペナルティとは?対策と効果について解説

監修者プロフィール
合同会社楽々Edit 代表 山本 伸弥(やまもと しんや) 新卒でSEOコンサルティング会社に入社し、SEOコンサルタントとして戦略立案から営業、コンテンツ制作まで幅広く従事した後に、合同会社楽々Editを創業し代表取締役に就任。 中小企業から東証プライム企業、ベストベンチャー100まで累計300社以上のSEO改善実績を持つ。 国内大手SEOマーケティング会社10社とデジタルマーケティングカンファレンスも主催している。

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SEO対策において、被リンクの数は非常に重要な要素の一つです。 自社サイトの被リンクの増加によって、パフォーマンスの高いコンテンツとして検索結果の上位に表示される可能性も高まります。

しかし、数だけを増やそうとすると、低品質なサイトからの被リンクによってペナルティを受けるリスクが生じます。 こういったことを聞くと、「被リンクのペナルティって何?」「被リンクはどうやって調べればいいの?」といった不安を持つ人もいるでしょう。

この記事では、被リンクによるペナルティや対策・悪質サイトの特徴について解説していきます。 悪質な被リンクを受けてしまった場合の対処法も解説していくので、ぜひ参考にしてください。

概要 詳細
被リンクとは 他社サイトに自社サイトのリンクが貼られること
ペナルティを受けやすい被リンクの特徴 ・相互サイト上の被リンク
・スパムサイト上の被リンク
・低品質なサイト上の被リンク
・違法コンテンツを扱うサイト上の被リンク
SEOにおける被リンクの効果 ・サイト評価の向上 ・クローラビリティの向上

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被リンクによるペナルティとは?

そもそも被リンクとは、他社サイトに自社サイトのリンクが貼られることです。

「外部リンク」「バックリンク」などと呼ばれることもあります。 被リンクの数が増えるとGoogleから高い評価を受けられ、検索結果で上位に表示されやすくなります。

しかし、悪質な被リンクを受けてしまうと、最悪の場合インデックスされなくなって検索結果に表示されなくなるケースもあります。これが被リンクによるペナルティです。

被リンクはGoogleからの評価・SEO対策において、非常に重要な指標であることは確かであるため、多くのサイトがその獲得に力を入れています。 しかし、ただ数を増やせばいいわけではなく、高い評価を受けるためには高品質な被リンクの獲得が必要になります。

SEOでペナルティを受けやすい被リンクの特徴!

ここでは、SEOにおいてペナルティを受けやすい被リンクの4つの特徴を解説していきます。

  • 相互サイト上の被リンク
  • スパムサイト上の被リンク
  • 低品質なサイト上の被リンク
  • 違法コンテンツを扱うサイト上の被リンク

相互サイト上の被リンク

相互サイトからの被リンクはペナルティを受ける可能性があります。 相互サイトとは、お互いのサイト同士でリンクを貼り合うサイトです。

関連性の高いサイト同士の相互リンクは評価されますが、被リンクの数を増やすためだけの相互リンクは評価を下げる要因となります。 ひと昔前までは被リンクは数だけが指標でした。

しかし現在はクローラーがサイト同士の繋がりを細部までチェックできるようになり、関連性が重要になりました。

スパムサイト上の被リンク

スパムサイトから受けた被リンクは高い確率でペナルティを受けます。

スパムサイトに明確な定義はありませんが、ユーザーのニーズに適さない情報を提供するサイトを総称しているようです。 以下のような特徴を持つサイトはスパムサイトである可能性が高いため注意しましょう。

  • 関連性のない被リンクが多い
  • 隠しリンクがある
  • 意図しないページへダイレクトされる
  • ウイルス感染などの警告が出る

上記のようなサイトはGoogleからの評価が著しく低く、被リンクを受けると自社サイト自体の評価の低下にも繋がりかねません。万が一被リンクを受けた場合は、早急に対処しましょう。

低品質なサイト上の被リンク

上記で解説したスパムサイトとも被る部分はありますが、ユーザーのニーズに沿っていない低品質なサイトからの被リンクもペナルティ対象となる可能性があります。

低品質なサイトとは、他社サイトのコピーコンテンツやオリジナル要素の少ないコンテンツが多いサイトを指します。 こういったサイトはGoogleからの評価が低く、被リンクを受けるとペナルティが発生することがあるようです。

一見悪質なサイトには見えない場合もあるため、被リンクを受けた場合はコンテンツ内容を慎重に確認する必要があります。

違法コンテンツを扱うサイト上の被リンク

違法コンテンツを扱うサイトからの被リンクはペナルティを受ける可能性が非常に高いため、注意しましょう。 違法コンテンツとは、Googleのポリシーに違反した内容を掲載するコンテンツを指します。

主に以下のようなコンテンツが違法コンテンツに分類されます。

  • 危険または中傷的なコンテンツ
  • 露骨な性的コンテンツ
  • 報酬を伴う性的行為
  • 児童への性的虐待の画像
  • 国際結婚の斡旋
  • ファミリー コンテンツに含まれる成人向けのテーマ
  • 衝撃的なコンテンツ
  • デリケートな事象
  • 動物への残虐行為
  • 不正入手された政治的資料

参照:Google

上記のようなサイトから被リンクを受けると、最悪の場合インデックスされなくなったりサイト閉鎖に追い込まれたりしてしまうため、早急に被リンクを否認しましょう。

SEOにおける被リンクの効果

ここまでで被リンクにはリスクがあるということを解説してきましたが、それでも多くのサイトが被リンクの獲得に力を入れています。 ここではSEOにおける被リンクの2つの効果を解説していきます。

  • サイト評価の向上
  • クローラビリティの向上

サイト評価の向上

被リンクはサイト評価において、Googleが重要視する指標の一つです。

被リンクを多く獲得していると、信頼性や専門性が高いサイトと判断されドメインパワーが上がります。 ドメインパワーが高いコンテンツはGoogleからの信頼が高く、結果、検索結果に上位表示されやすくなります。

クローラビリティの向上

被リンクの増加によって、クローラビリティが向上します。 Googleはクローラーというプログラムによって世界中のサイトを巡回・解析し、評価しています。

クローラーはサイト上のリンクをたどって巡回しているため、被リンクが多いほど自社サイトが巡回されやすく評価の頻度も高まるというわけです。

SEOに優れた被リンクの特徴

ここではGoogleから高い評価を受けやすい被リンクの3つの特徴を解説していきます。

  • 関連性のあるサイトからの被リンク
  • 自然に発生する被リンク
  • 権威性のあるサイトからの被リンク

関連性のあるサイトからの被リンク

自社サイトが取り扱っているコンテンツと関連性が高いサイトからの被リンクはGoogleから高い評価を得やすくなります。

関連性が高いとは、掲載している内容に似通ったものがあったり、主張が同じようなものであったりするサイトです。

サイト名や記事名だけでは判断しきれない部分があるため、実際にサイトを見たうえでの確認も必要でしょう。

自然に発生する被リンク

ページ内に複数の被リンクなどがない、自然に発生する被リンクは高い評価を受けやすくなっています。

自然に発生する被リンクは、「ユーザーにとって有益な情報」であると判断されたリンクであり、Googleも高く評価します。

自然に発生する被リンクを獲得するためには、有益な情報だけでなくサイトの外観や広告の配置なども影響するため、サイト設計にも注意を払いましょう。

権威性のあるサイトからの被リンク

権威性のあるサイトからの被リンクは、SEOにとって非常に大きな影響を及ぼします。

権威性のあるサイトとは、国や自治体や教育機関、病院などが運営するサイトを指します。

こういったサイトは多くの人から閲覧されるため信頼が高く、Googleからの評価も高いです。権威性のあるサイトから1つでも被リンクを受けると、「信頼できるサイトが被リンクしているから信頼できる」と評価されやすくなります。

被リンクの掲載サイトを確認する方法

ここでは実際に被リンクが掲載されているサイトを確認する際におすすめのツールを紹介していきます。 おすすめの被リンクチェックツールは以下の通りです。

  • Google Search Console
  • Google Analytics
  • ahrefs
  • SmallSeoTools

Google Search Console

引用元:Google Search Console

Google Search Consoleは、Google社が提供するWebコンテンツの解析ツールです。

Googleアカウントさえあれば無料で利用できます。 被リンク元のサイトやページだけでなく、不正の検出や低品質被リンクの無効化に対応しているため、サイト運営には欠かせないツールの一つです。 Google Search Consoleでの被リンクの調査手順は以下の通りです。

  1. Google Search Consoleにログイン
  2. ページ左下の「リンク」をクリック

外部リンクの項目に、被リンク元のページとサイトが表示されます。

Google Analytics

引用元:Google Analytics

Google Analyticsは、前述したGoogle Search Consoleと同様、Google社が提供するWebコンテンツの解析ツールです。 同じく、Googleアカウントさえあれば無料で利用できます。

Google Analyticsは被リンク元のページやドメインの調査は可能ですが、不正サイトなのか低品質の被リンクなのかまでは検出できません。 そのため、あくまでも簡易的な被リンクチェックのツールとして利用しましょう。

ahrefs

引用元:ahrefs

ahrefsは、シンガポールのahrefs社が提供する有料のWebコンテンツ解析ツールです。

シンガポールの会社が提供していますが、日本語に対応しているため安心して利用できます。 被リンク数やサイト・ページだけでなく、ドメインランクやページランクを調査できます。

非常に優れたデータベースやアクティブデータも魅力的な特徴の一つです。 ahrefsには、無料版の被リンクチェッカーもありますが、機能が制限されているため、本格的に被リンクの分析がしたい方は有料版がおすすめです。

Starter Lite Standard Advanced Enterprise
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※2024年8月現在

SmallSeoTools

引用元:Small SEO Tools

Small SEO Toolsは、イギリスに本社を置くSmallSeoTools社によって提供されているWebコンテンツの解析ツールです。 インストール不要で、公式サイトの検索欄にURLを入力するだけで被リンクの調査ができます。

簡易的な被リンク数の検出などは無料で利用できますが、細かい分析となると有料プランへの加入が必要になります。 また、日本語対応ではありますが、少しわかりにくい表現の部分もあるため、あくまで目安としての利用がおすすめです。

悪質な被リンクを受けたときの対処法

ここまでで低品質な被リンクの特徴や被リンクの詳細を調べる方法について解説してきました。

しかし、どんなに対策していても悪質な被リンクを絶対に受けないとは言い切れません。 そこでここでは、悪質な被リンクを受けてしまったときのGoogle Search Consoleを使った対処法を解説していきます。

Google Search Consoleを使った悪質被リンクの対処法の手順は以下の通りです。

  1. 被リンクを掲載しているサイトを特定する
  2. 否認するリンクのリスト作成を行う
  3. 被リンクを無効化する

被リンクを掲載しているサイトを特定する

まずは、Google Search Consoleにログインして、被リンクを掲載しているサイトを特定しましょう。

ページ左下の「リンク」から被リンク情報を取得します。 取得した情報から、無効化したいリンクを確認します。 無効化すべき被リンクは以下のようなサイトです。

  • スパムサイト
  • 低品質なサイト
  • 違法サイト

高品質な被リンクを無効化しないよう、慎重に確認しましょう。

否認するリンクのリスト作成を行う

無効化したい被リンクが確認できたら、テキストファイルでリストを作成します。 リストを作成する際には以下の点に注意しましょう。

  • 否認する URL またはドメインを 1 行につき 1 つ指定してください。
  • ドメイン(またはサブドメイン)を無効にするには、「domain:」というプレフィックスを付けます。
  • ファイルは UTF-8 または 7-bit ASCII でエンコードされたテキスト ファイルにする必要があります。
  • ファイル名の末尾は .txt にする必要があります。
  • URL の最大長は 2,048 文字です。
  • 最大ファイルサイズは 100,000 行および 2 MB です。
  • 行の先頭に # を付けることでコメントを追加できます。

参照:Google

被リンクを無効化する

無効化したい被リンクのリスト作成が完了したら、以下の手順でリストをアップロードします。

  • リンクの否認ツールのページにアクセス
  • 「プロパティの選択」から対象のサイトを選択
  • ローカル コンピュータ上の作成したリストファイルを選択
  • ファイルを送信

ファイルにエラーがある場合はエラーの一覧が表示されるため、リストを修正して再度アップロードしてください。

自然な被リンクを増やす方法

Googleは自然な被リンクをもっとも評価します。 では、どうしたら自然な被リンクを増やせるのか、ここではその方法を解説していきます。

  • EEATを網羅する
  • 不自然なリンクは否認する

EEATを網羅する

自然な被リンクを獲得するにはEEATを網羅したコンテンツの作成が不可欠です。

EEATとは、「Experience(経験)」「Expertise(高い専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」というGoogleがコンテンツを評価する指標の一つです。

EEATが優れていると、ユーザーへの有益性や専門性・信頼性が上がり、必然的に他社サイトからの被リンクも獲得しやすくなります。 つまり、被リンクを獲得するためのコンテンツではなく、ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを作ることで自然と被リンクを獲得できるというわけです。

不自然なリンクは否認する

どれだけ高品質な被リンクを獲得できても、一部で低品質な被リンクを受けているとサイト自体の評価が上がらないケースがあります。

そのため、不自然な被リンクは否認することをおすすめします。 たしかに被リンクの数は大切ですが、量よりも質を重視しましょう。 被リンクの否認の方法は【悪質な被リンクを受けたときの対処法】(ページ内リンク)で解説しているので参考にしてください。

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被リンクはSEO対策において非常に重要な要素です。 だからといって、低品質な被リンクを受けてしまうとGoogleからのペナルティを受け、サイトが上位表示されなくなってしまいます。

そのため、ユーザーのニーズに対応した高品質な被リンクの獲得が最重要です。

楽々Editは被リンクをはじめとしたSEO対策において業界最高のコストパフォーマンスを誇っています。さらに、現在は無料の「SEO相談」も行っています。 自社サイトの運営に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください!

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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