【空白コピペあり】空白文字のコピペ打ち方・方法SEOへの影響を徹底解説

 ウェブサイトで空白を作りたいけれど、スペースキーを入れてみたら、想像したような空白サイズにならなかった、という経験をした方は多いのではないでしょうか。ここでは空白文字の打ち方と特徴について解説し、コピペしてすぐに使えるものを紹介します。ご自身のウェブサイトに合った方法を見つけて頂けたら幸いです。

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空白文字とは

 空白文字とは、文字と文字の間や行頭に空白を作るための文字のことをいいます。テキストとは違って特殊な扱いとなっており、空白文字にはいくつかの表現方法があります。これらの表現方法がまとめて「空白文字」と呼ばれているのです。

 「空白スペースのためにいちいち考えて使い分けるのは面倒」と思うかもしれませんが、適当に扱って、出来上がったウェブサイトが効果的でないものになってしまうのは勿体ないです。

 これから紹介するコピペを手元に置いておけば、簡単に打てるようになります。「たかが空白、されど空白」ですので、この機会にそれぞれの空白文字がウェブサイト上でどのような働きをするのか理解し、使いこなせるようになりましょう。

目的に応じて異なる空白文字の用途

 まずはじめに伝えたいのは、「空白文字に正解不正解はない」ということです。これから紹介するどの方法を使っても空白は表現されます。目的からすれば、どの方法を選んでも違いがない場合もあるかもしれません。また、ウェブサイトを閲覧する人からしたら些細な違いかもしれません。

 しかし間違った方法で打つと、Googleからコンテンツの品質が良くないと判断される場合もあるので、目的に合った方法を選んで使い分けましょう。

デザインを重視したい

 文字の読みやすさはウェブサイトにおいて重要な要素です。「ちょっとだけここの文字間隔を広くしたい」など空白サイズを微調整したい場合があります。例えば「半角スペースでは狭すぎるけれど、全角スペースでは大きすぎる」といった場合です。デザインを重視して微調整したい場合は、CSSを利用しましょう。

 ウェブサイト制作では、HTMLとCSSで文字とデザインの役割が分かれています。一般的にHTMLは文字の打ち込みを、CSSはデザインを担当しています。空白サイズの調整は、HTMLよりもCSSの方が融通がきくのでおすすめです。

 HTMLでも多少の調整はできますが、無理に空白文字を多く入れるとGoogleから「不自然な文字列」とみなされ検索上位に上がりづらくなるリスクがあります。

 デザインを重視した空白文字を打ちたいかたは、こちらを見てみてください。

単語をつなげて読みやすくしたい

 ユーザーが躓くことなくスラスラと読める文章の表示は、ウェブサイト上では必須といえます。しかし「意図しないところで改行されてしまい、読みづらくなってしまった」という場合があります。ユーザーにとっては、読みづらい箇所で改行されてしまうとストレスを感じます。せっかくアクセスを獲得しても、読み終える前に離脱してしまうかもしれません。

・読みづらい文章の例

Mary is preparing for her trip tomorrow. Father

is cleaning the car.

・改行を調整して読みやすくした例

Mary is preparing for her trip tomorrow. 

Father is cleaning the car.

HTMLを調整することで、このように改行をコントロールできるようになります。このような空白文字を打ちたいかたは、こちらを見てみてください。

SEOを重視したい

 常識の範囲内であれば、空白文字がSEOに影響を与えることはないと言われてます。英文では文字と文字の間に空白があるのは普通です。しかしデザイン目的で不自然に空白文字を用いると、Googleが文章の繋がりや文脈を読み取れず、不自然な文章として評価を下げる可能性があります。

 例えば、全角スペースを連続して打つ場合です。全角スペースを打つこと自体は空白文字の利用方法として問題にはなりませんが、広めにスペースを取りたくて全角スペースを連続させる打ち方はおすすめしません。

通常の文章:   明日は快晴

問題のある文章: 明日は快  晴

 SEOを重視したい場合は、HTML上の文字列のつながりを阻害しない方法を選びましょう。このような空白文字を打ちたいかたは、こちらを見てみてください。

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空白文字の打ち方5選【空白コピペ付き】

 空白文字と一言にいっても様々な方法があることを解説してきました。デザイン調整をしやすい打ち方もあれば、読みやすいように工夫できる打ち方、SEOへの影響を最小限に抑える打ち方などがあり、目的に応じて使い分ける必要があることを理解できた思います。

 ここからは、一般的によく用いられる5種類の空白文字について、具体的な空白文字の打ち方を詳しく解説していきます。コピペできる例文やコードも載せているので、ぜひ活用してみてください。また、それぞれの空白文字のおすすめの用途や、逆におすすめできない用途も紹介するので、ご自身のウェブサイト制作の際に参考にしてもらえたら幸いです。

全角・半角スペースを用いる

 最も簡単な方法が全角スペースや半角スペースを用いる方法です。スペースキーを打つだけで空白文字となるので、手間がかかりません。ブラウザ上でも確認しやすく、もっとも手軽に打てる空白文字と言えます。

 しかし注意すべき点も多いです。先ほど紹介しましたが、全角スペースは連続して使うこともできるので、打つほど空白が増えていきます。しかし文脈上無意味な箇所で打つとSEOに悪影響を及ぼします。全角スペースは自然な文脈上で使う場合か、文脈上関係ない場所で用いるべきでしょう。

 一方で半角スペースの場合は、どれだけ連続して打っても空白文字は1つとしてカウントされるので、半角スペースのみで空白サイズを調整することはできません。半角文字はあくまでも、英語の単語間や姓名の間など自然な空白を意図する際に用いるべきでしょう。

CSSで透明にする方法を用いる

 フォントにはMSゴシックのように文字幅が同じものもあれば、文字幅がそれぞれ異なるフォントもあります。「ちょうどこの文字幅を空白文字にしたい」という場合は、CSSで文字を透明にする方法もあります。

 これは、HTML上で文字として打ち込み、CSSで目的の箇所を透明に定義する方法です。ブラウザ上では空白に見えますが、HTML上ではちゃんとした意味を持つべき文字として認識されます。そのため、SEOには悪影響が及びます。SEOを重視したい場合はおすすめしませんが、ブラウザを見ながら視覚的に空白サイズを調整したい場合は便利です。文章とは関係ない場所で用いると良いでしょう。

 例えばブラウザ上で「水が透明に見えます」の「透明」部分を空白に見せたい場合は、次のようにHTMLとCSSを打ちます。

HTML

水が<span class=”kuhakumoji”>透明</span>に見えます

CSS

.kuhakumoji{

color:transparent;

}

CSSのinline-block要素を用いる

 SEOに悪影響を及ぼすことなく、最も柔軟に空白サイズをデザインできる打ち方です。空白文字を用いる場合に最もおすすめな方法です。

 例えばブラウザ上で「左岸から 右岸へ」の空白部分のサイズを調整する場合は、次のようにHTMLとCSSを打ちます。CSSのほうで「width:10px」と定義していますが、これを「width:15px」や「width:20px」と数値部分を調整することで空白サイズを変えらるので、1px単位で細かくデザインすることができます。また、HTML上で余計な文字やスペースキーを打たないので、SEOへの影響も最小限です。

HTML

左岸から<span class=”kuhakumoji”></span>右岸へ

CSS

.kuhakumoji{

display:inline-block;

width:10px;

}

上記をテンプレートにしてコピペし、空白を入れたい部分ごとに数値を変えてみてください。ちなみに、この方法で表示されているブラウザ上の文字をコピペしても、ブラウザ通りの空白サイズにはなりません。CSS上で空白サイズを定義しているからです。

文字実体参照を用いる

 文字実体参照を用いる方法も、SEOへの悪影響を抑えつつ空白サイズのデザインを調整しやすい打ち方なのでおすすめです。inline-block要素を用いる方法の次に、空白サイズの調整が柔軟にできる方法と言えます。

 例えばブラウザ上で「左岸からn右岸へ」の空白部分のサイズを半角スペース程度のサイズにする場合、次のようにHTMLとCSSを打ちます。連続してつなげれば、空白サイズは大きくなっていきます。

HTML

左岸から&ensp;右岸へ

文字実体参照の種類は複数あり、よく使われるのは次の4種類です。

・空白サイズを小文字のnと同じくらいする場合

&ensp;

・空白サイズを小文字のmと同じくらいする場合

&emsp;

・空白サイズをnよりも更に狭くする場合

&thinsp;

文字実体参照によっては、空白により改行が起しないようにすることもできます。

例えば、次のように改行したくない場合は「&nbsp;」を用います。

・避けたい表示方法

左岸から

右岸へ

・表示したい方法

左岸から 右岸へ

HTMLでは、次のように打ちます。

左岸から&nbsp;右岸へ

ハングルフィラーを用いる

 全角スペースと同じ大きさの空白サイズを表現できるのが、ハングルフィラーです。韓国のハングルを表現するための特殊文字のため、ハングルを用いないサイトでは文字が表示されず空白のように見えるのです。

 こちらがハングルフィラーを複数つなげた場合の例です。空白部分をコピペするだけで空白になり、空白サイズは全角スペースと同じくらいなので、全角スペースの方が便利に使えるでしょう。また、環境依存文字なので、SEOには悪影響を及ぼします。あまり使う機会は無いと思いますが、手っ取り早く空白を入れたい場合には使えます。

1個「ㅤ」

2個「ㅤㅤ」

3個「ㅤㅤㅤ」

4個「ㅤㅤㅤㅤ」

5個「ㅤㅤㅤㅤㅤ」

アクセスアップのためには幅広い視点からの設計と制作が必要

 ウェブサイトの多くはアクセスアップを目指しています。SEOはウェブサイトの制作方法を工夫するだけで、検索上位に上がってくるので、低コストで自身のウェブサイトにユーザーを誘導することができるのが最大のメリットと言えるでしょう。

 ここまで空白文字の解説をしてきましたが、空白文字の入れ方ひとつを取っても、SEOに影響する打ち方、影響しない打ち方があることが分かったと思います。「当たり前のように使っていた空白文字の打ち方が、実はSEOに悪影響を及ぼしていた」という人もいるのではないでしょうか。

 最近のウェブサイトはプラットホームが充実し、誰でも作れるようになってきましたが、それゆえにSEOの観点から効果的なのか評価しづらい場合があります。また、今回の空白文字のように、知らないと対処できず意図せず効果的でないウェブサイトになってしまうこともあるでしょう。

 自社制作でウェブサイトを作る際は、知識不足から勿体ない経験を避けてほしいです。また最近は、どこの会社もSEO対策に心血を注いでおり、その中で勝ち残って検索上位を目指す必要があります。初心者の方や、知識に自信がない場合は、総合的なマーケティング支援サービスを提供している専門家の制作支援を受けるのが近道になるでしょう。

まとめ

 今回は空白文字の打ち方について、目的や特徴を整理しながら紹介しました。簡単に打てて便利な空白文字もありますが、それが原因でSEOに悪影響が及び検索ランキングが落ちてしまうのは勿体ないですね。空白文字を使う際は、基本的にCSSのinline-blockを用いて空白サイズを調整し、空白サイズにあまりこだわりがない場合は実体文字参照を用いる方法が無難です。

 この機会に更にウェブマーケティングの知識やスキルが向上し、より良いウェブサイトを制作できるようになると嬉しいです。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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