【初心者向け】内部対策の16選を紹介!基本から応用を解説!

SEO内部対策

SEO対策には、大きく分けて「内部対策」と「外部対策」の2種類があります。その名の通り、内部対策は「サイト内のページに対する対策」に対して、外部対策は「サイト外部での対策」を指します。

どちらの対策も重要ですが、これからSEO対策を行うという場合は、まず「内部対策」から行います。

内部対策が行なわれていなければ、外部対策をいくら行ってもGoogleから評価されにくく、検索上位をすることは難しいです。そのため、まずは内部対策を理解し実施することから始めていきましょう。

本記事では、初心者向けに必ず実施するべき16の内部対策を紹介していきます。これからSEO対策を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。

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SEOにおける内部対策とは

SEOにおける内部対策とは、Googleのクローラーが認識し、正しい評価をしやすくするための対策を指します。

内部対策をすることで、Googleからコンテンツ本来の評価を、正しく受けることができます。

一方で、外部のサイトから被リンクを獲得したり、サイテーションを獲得してサイトの評価を高めるための対策を外部対策と言います。

内部対策の目的や重要性

先ほど紹介したように、下記の3つの目的があります。

内部対策の目的
  • クロール最適化
  • インデックス最適化
  • 検索順位の向上

新規ページが検索上位表示するまでの仕組みは、下記のようになります。

  1. 検出しページ内の情報を取得(クロール)する
  2. Googleのデータベースにインデックス登録をする
  3. ランキング指標をもとに検索順位が決定する

内部対策を行うことで、上記のプロセスを円滑に進めることができ、検索エンジンから正しく評価を受けやすくするだけでなく、いち早く評価を高めることができます。

内部対策①:クロール最適化

内部対策の目的1つ目の「クロール最適化」をするための施策は、下記の5つとなります。

クロール最適化の対策
  • XMLサイトマップの設置
  • ディレクトリ構造の最適化
  • パンくずリストの設置
  • コンテンツ内における内部リンクの設置
  • robots.txtによりクロール制御の最適化

クロール最適化を行うことで、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、ページを検出しやすくなります。

XMLサイトマップの設置

クロール最適化の1つ目は「XMLサイトマップの設置」です。

XMLサイトマップとは、Webサイト内の構造や、ページがどこに配置されているのかが記載された地図のようなものになります。

XMLサイトマップを設置することで、クローラーがWebサイト内のページを把握しやすくなり、クローラーがページを検出しやすくなります。

また、新規でページを作成した際には、新たにXMLサイトマップを更新し、常に最新の状態を保っておくと良いでしょう。

ディレクトリ構造の最適化

クロール最適化の2つ目は「ディレクトリ構造の最適化」です。

クローラーはディレクトリ構造が浅いページから、クロールをします。ディレクトリが深いページであるほど、クローラーは検出をしにくくなってしまいます。そのため、ディレクトリを浅くすることで、クローラーから検出されやすい構造となります。

<ディレクトリが浅い例>
https://rakuraku-edit.co.jp/blog/001

<ディレクトリが深い例>
https://rakuraku-edit.co.jp/blog/seo/strategy/001

また、ディレクトリ内には、同じテーマで関連性のあるコンテンツを配置すると良いでしょう。クローラーがディレクトリの専門性を認知しやすくなり、同テーマにおけるGoogleからの評価を向上させることができます。

パンくずリストの設置

クロール最適化の3つ目は「パンくずリストの設置」です。

パンくずリストとは、サイトの上部に配置されている、Webサイト内での現在地を表すものです。パンくずリストを作成することで、ユーザーが現在地を把握しやすくなり、ユーザビリティの向上に繋がります。

パンくずリストは、ユーザビリティを向上させるだけではありません。

パンくずリストを設置することで、クローラーがサイトの構造を理解しやすくなり、クローラーがサイト内の情報を把握する手助けをします。

また、パンくずリストは、構造化マークアップすることができます。パンくずリストを構造化マークアップすると、クローラーによりサイトの構造を理解してもらいやすくなります。

コンテンツ内における内部リンクの設置

クロール最適化の4つ目は「コンテンツ内における内部リンクの設置」です。

クローラーは、リンクを辿ってページの検出をします。そのため、内部リンクを設置することで、ページがクロールされやすくなるでしょう。

内部リンクには、グローバルナビゲーションやサイドバーといった共通部分の内部リンクと、コンテンツ内の内部リンクがあります。

グローバルナビゲーションだけではなく、積極的にコンテンツ内に内部リンクを設置することが重要です。リンクによって重要度があり、共通リンクよりもコンテンツ内のリンクの方が重要度が高く、クローラーが辿りやすいリンクとなります。

クローラーが巡回をしやすくするために、積極的に内部リンクを設置していきましょう。

robots.txtによりクロール制御の最適化

クロール最適化の5つ目は「robots.txtによりクロール制御の最適化」です。

robots.txtとは、特定ページへのクロールを制御するファイルとなります。

クローラーが1度に巡回できる上限があり、クローラーバジェットと言います。クローラーバジェット内で、より重要なページにクロールしてもらうために、クローラーを誘導する必要があります。

そのため、robots.txtで不要ページへのクロールを制御し、クロールされるべき重要なページへと誘導していきましょう。

内部対策②:インデックスの最適化

内部対策の目的2つ目の「インデックス最適化」をするための施策は、下記の6つとなります。

インデックス最適化の対策
  • タイトルタグの最適化
  • hタグの最適化
  • meta descriptionの最適化
  • URLの正規化
  • 構造化マークアップ
  • altタグの追加

上記の対策を行うことで、クローラーがサイト内の情報を正しく取得しやすくなります。

タイトルタグの最適化

インデックス最適化の1つ目は「タイトルタグの最適化」です。

タイトルタグとは、実際の検索結果に表示させるタイトルを、クローラーに認識させるためにHTMLタグとなります。

クローラーは、タイトルタグの内容を取得して、検索結果にタイトルを表示させます。そのため、正しくコンテンツの内容を把握できるようなタイトルをつけておく必要があります。

タイトルを最適化するポイント
  • 対象のキーワードが入ったタイトルをつける
  • 30〜33文字程度のタイトルをつける
  • タイトルにキーワードを盛り込みすぎない

タイトルをつけるには上記のようなポイントを抑えて、どのようなコンテンツなのかわかりやすいタイトルをつけましょう。

hタグの最適化

インデックス最適化の2つ目は「hタグの最適化」です。

hタグは、Googleにコンテンツの内容を伝えやすくする「見出し」の役割があります。クローラーは、hタグの情報を収集してコンテンツの内容を読み解くヒントにしております。

そのため、hタグを活用したコンテンツの作成や、hタグに情報を読み解きやすい内容を記載することで、クローラーが情報を収集しやすくなります。

正しいhタグの使い方は下記のようになります。

正しいhタグの使い方
  • h1タグは1ページに1つ
  • h1タグにはキーワードを入れる
  • h2タグには、なるべくキーワードを入れる
  • <h1>の次は<h2>、<h2>の次は<h3>という階層のルールを守る

meta descriptionの最適化

インデックス最適化の3つ目は「meta descriptionの最適化」です。

meta descriptionとは、各ぺージの内容を要約した文章を指し、検索面のタイトル下に記載されています。

meta descriptionは、ユーザーにページの内容をわかりやすく伝えるだけでなく、クローラーにページの内容を直接伝えられます。

そのため、適切なmeta descriptionを設定することで、クローラーがページの内容を理解しやすくなり、正しい評価を受けることができます。

URLの正規化

インデックス最適化の4つ目は「URLの正規化」です。

ページを生成する際に、下記のような複数のURLが生成されてしまうことがあります。

  • https://〇〇〇〇〇〇〇〇
  • http://〇〇〇〇〇〇〇〇
  • https://〇〇〇〇〇〇〇〇/index.html
  • https://www.〇〇〇〇〇〇〇〇

同じ内容ページにも関わらず、複数のURLが生成されてしまうと、検索エンジンはどのページを評価すればいいのか、わからなくなってしまいます。複数URLが生成された時に、1つのURLに評価を統合させ、検索エンジンに評価してもらうページを示すことが「URLの正規化」となります。

URLの正規化を行うことで、複数URLに評価が分散することがなくなり、検索エンジンから正しい評価を受けることができます。

構造化マークアップの最適化

インデックス最適化の5つ目は「構造化マークアップの最適化」です。

構造化マークアップとは、クローラーにコンテンツの内容を、理解しやすくする記述方法のことです。構造化マークアップをすることで、通常の記載よりも、コンテンツ内の情報を正確に認識することができるようになり、正しい評価を受けやすくなります。

構造化マークアップの例
  • パンくずリスト
  • FAQ
  • 会社情報
  • 著者情報

また、構造化マークアップを取り入れることで、検索結果にリッチリザルトが表示されるケースがあります。リッチリザルトが表示されれば、通常よりも検索面で大きく表示されるので、クリック率の向上に役立ちます。

altタグの追加

インデックス最適化の6つ目は「altタグの追加」です。

altタグとは、サイト内の画像に設定するテキスト情報を指します。検索エンジンは、画像の内容を正しく理解することは難しく、テキスト情報がなければ、どのような画像なのかを把握することは難しいです。

そこで、altタグを設定することで、検索エンジンにどのような画像なのかを正しく理解してもらいやすくなります。

また、altタグを設定することで、画像検索に表示されやすくなり、アクセスの増加を見込むことができるでしょう。

内部対策③:検索順位へのアプローチ

内部対策の目的3つ目の「検索順位へのアプローチ」をするための施策は、下記の6つとなります。

インデックス最適化の対策
  • モバイルフレンドリーの最適化
  • ページの表示速度の最適化
  • 著者情報の掲載
  • 運営会社の記載
  • 重複ページの削除
  • 低評価ページの削除

モバイルフレンドリーの最適化

検索順位へのアプローチの1つ目は「モバイルフレンドリーの最適化」です。

モバイルフレンドリーとは、モバイル端末でWebサイトを閲覧をしやすくするための対策になります。

Googleは、2015年4月21日にモバイルフレンドリーアップデートという、スマートフォンで閲覧しにくいサイト、つまりモバイルフレンドリーではないサイトの検索順位を下げるアルゴリズムを開発しました。

そのため、モバイルフレンドリー意識したWebサイトを構築することで、Googleからの評価を下げることを防ぐことができます。

参考:検索結果をもっとモバイル フレンドリーに  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google for Developers

ページの表示速度の最適化

検索順位へのアプローチの2つ目は「ページの表示速度の最適化」です。

Googleは、2018年に「Speed Update」アップデートを行い、ページの表示速度がモバイル検索のランキングに影響するというアルゴリズムを採用しております。

そのため、ページの表示速度の最適化することで、Googleから評価されやすいサイトになります。

ページの表示速度を確認する場合には、PageSpeed Insightsで確認をすることができます。

ページの表示速度を遅らせる要因はさまざまですが、代表的なものは下記になります。

  • サーバーのスペックが低く、ファイル容量が少ない
  • 画像の容量や画像のサイズが大きい
  • 不要なCSS、HTML、JavaScriptがある

etc…

PageSpeed Insightsを活用して、ページの表示速度を阻害している部分を特定し、改善をすることでGoogleの評価を向上させていきましょう。

著者情報の掲載

検索順位へのアプローチの3つ目は「著者情報の掲載」です。

Googleは、ランキングの評価基準に「E-E-A-T」という概念があります。「E-E-A-T」とは、下記の内容になります。

EEAT
  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼)

著者情報を掲載することは、「E-E-A-T」のAuthoritativeness(権威性)とExpertise(専門性)を向上させるために重要になります。

例えば、「骨折の治療法」に関する情報を発信する著者は、整形外科の医師が望ましいでしょう。例のように、発信する情報に関して専門性を発揮できる著者が執筆をすることで、Googleの評価を上げることができます。

著者情報を掲載する際には、著者名だけではなく、どのような資格があり、どのような専門性を持っているのかというプロフォールを掲載する方が、Authoritativeness(権威性)とExpertise(専門性)を認識してもらいやすくなります。

運営会社の記載

検索順位へのアプローチの4つ目は「運営会社の記載」です。

先ほど紹介したように、Googleは、ランキングの評価基準に「E-E-A-T」という概念があります。

EEAT
  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼)

信頼できる企業が運営していると検索エンジンから認識されれば、権威性があるサイトだと評価され、「E-E-A-T」に良い影響を与えることができます。

そのため、運営会社ページを作成し、フッターにわかりやすく配置しておくことで、検索エンジンから評価をされやすいサイトとなります。

重複ページの削除

検索順位へのアプローチの5つ目は「重複ページの削除」です。

SEOでは、1つのキーワードに対して、1ページが原則です。1キーワードに対して複数のページを作成してしまうと、重複とみなされ、検索エンジンからの評価を下げてしまう可能性があります。

特に、運営者は別キーワードを狙っているにも関わらず、重複ページになっている場合に注意をしましょう。

別のキーワードでも、検索意図が同じであれば、検索面に表示されるページが一致する可能性があります。そのため、キーワードではなく、検索意図から重複ページを判定していきましょう。

低評価ページの削除

検索順位へのアプローチの6つ目は「低評価ページの削除」です。

Googleはヘルプフルコンテンツシステムという、ランキング指標があります。ヘルプフルコンテンツシステムは、サイト全体で役に立たないコンテンツを、多数保有しているサイトの評価を下げるといったランキング指標になります。

そのため、サイト内でGoogleから低評価を受けているページを削除することで、サイト全体の評価を底上げすることができます。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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