検索コマンドとは?Google演算子の便利な使い方を紹介

Google検索を利用する際、単純にキーワードを入力するだけでは、求める情報がすぐに見つからないことがあります。そんなときに役立つのが「検索コマンド」です。検索コマンドとは、特定の演算子を用いて検索結果を絞り込み、より効率的に情報を探せる方法です。

本記事では、検索コマンドの基本概念や便利な使い方を解説し、具体的な演算子の活用方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

クリックできる目次

検索コマンドとは?

検索コマンドとは?

検索コマンドとは、Google検索で特定の条件を指定し、より効率的に情報を探すための方法です。はじめに、検索コマンドについてご紹介します。

検索コマンドの概要

Google検索で特定の演算子を使用し、検索結果をより精度の高いものに絞り込むための手法を検索コマンドといいます。検索コマンドを適切に活用することで、無駄な情報を省き、必要な情報に素早くアクセスできるようになります。業務効率化やSEO対策にも役立つため、検索スキルを向上させたい方にとって欠かせない技術です。

検索コマンドの使い方

検索コマンドを活用することで、Google検索をより効率的に利用することが可能です。基本的な使い方として、検索バーにキーワードと特定の演算子を組み合わせて入力することで、検索結果を絞り込むことができます。

検索コマンドは、シンプルな入力方法でありながら、検索の効率を大幅に向上させることができ、特定の情報を素早く見つけたいときや、不要な情報を除外したいときに有効です。

検索コマンドとSEO対策

検索コマンドは、SEO対策の分析や競合調査にも役立ちます。検索エンジンがどのようにウェブページをインデックスし、検索結果に表示しているかを確認することで、効果的なSEO戦略を立てることが可能です。検索コマンドを活用することで、SEOの現状を把握し、改善点を見つけることに役立ちます。

関連記事:SEO対策とは?やり方や方法・無料の検索上位表示ツールも解説

Google検索コマンドの例|基本演算子

Google検索には、検索結果をより正確に絞り込むための「基本演算子」がいくつか用意されています。これらを活用することで、検索精度が向上し、求める情報に素早くアクセスできるようになります。ここでは、Google検索における基本的な演算子とその使い方を詳しく解説します。

【AND】AND検索|AとBの両方を検索

AND検索は、複数のキーワードを含むページを検索する際に使用される基本的な検索コマンドです。Googleでは、スペースを空けるだけでAND検索と同じ動作をしますが、「AND」を明示的に使用することで、より意図的に検索条件を指定できます。

【OR】OR検索|AまたはBを検索

OR検索は、複数のキーワードのいずれかを含むページを検索する際に使用される検索コマンドです。「or」の演算子を利用することで、異なるキーワードを含む検索結果を幅広く取得できます。

例を挙げると、「SEO or コンテンツ」と入力すると、「SEO」に関連するページと「コンテンツ」に関連するページの両方が検索結果に表示されます。AND検索とは異なり、どちらか一方のキーワードを含むページもヒットするため、検索範囲を広げたいときに有効でしょう。

【-】除外検索|特定の語句を除外

除外検索は、検索結果から特定の語句を含むページを排除したいときに使用される検索コマンドです。「-(マイナス記号)」をキーワードの前に付けることで、指定した語句を除外できます。

例えば、「SEO -広告」と入力すると、「SEO」に関する情報は検索されますが、「広告」に関連するページは除外されます。特定のテーマを調べる際、不要な情報が多く含まれている場合に役立つでしょう。

【”“】完全一致検索|完全一致する語句を検索

完全一致検索は、特定のフレーズや語句をそのままの形で検索したいときに使用される検索コマンドです。検索キーワードを 「”“(ダブルクォーテーション)」 で囲むことで、その語句が完全に一致するページのみを表示できます。

一例を挙げると、「”検索コマンドの使い方”」と入力すると、このフレーズがそのまま含まれるページだけが検索結果に表示されます。通常の検索では単語ごとに分割されることが多いですが、完全一致検索を使うことで、意図した通りの語句を探すことができるでしょう。

Google検索コマンドの例|サイト関連演算子

Google検索には、特定のウェブサイト内の情報を探したり、関連するサイトを見つけたりするための「サイト関連演算子」があります。これらを活用することで、特定のサイトの情報を効率よく取得し、検索結果を最適化することが可能です。ここでは、サイト関連演算子の具体的な使い方を解説します。

【site:】サイト内検索|特定のサイト内を検索

「site:」は、特定のウェブサイト内に限定して検索を行うための演算子です。特定のドメイン内の情報を素早く探したいときに便利で、大量のコンテンツがあるサイトでも目的の情報を効率的に見つけることができるでしょう。

具体例を挙げると、「site:サイト名 SEO」と入力すると、特定のサイト内の「SEO」に関連するページのみが検索結果に表示されます。特定の企業サイトやニュースサイト内の情報を調査する際に有効です。

【related:】関連サイト検索|関連するサイトを検索

「related:」は、特定のウェブサイトと類似したテーマや内容を持つサイトを検索するための演算子です。同じジャンルのサイトを比較したいときや、競合サイトを調査したいときに役立つでしょう。

例えば、「related:サイト名」と入力すると、特定のサイトと類似したコンテンツを提供するサイトが検索結果に表示されます。これにより、特定の業界や分野における競合サイトを簡単に見つけることができます。

【intitle:】タイトル検索|指定語句を含むタイトルを検索

「intitle:」は、ウェブページのタイトルに特定の語句を含むページを検索するための演算子です。特定のトピックに関する専門的な記事や、特定のキーワードを中心にしたコンテンツを探したいときに有効です。

例を挙げると、「intitle:SEO対策」と入力すると、タイトルに「SEO対策」を含むページのみが検索結果に表示されます。通常の検索では本文にキーワードが含まれるページも表示されますが、この演算子を使えば、タイトルに重点を置いた記事を効率的に見つけることができます。

【allintitle:】複数タイトル検索|複数語句を含むタイトルを検索

「allintitle:」は、指定した複数の語句をすべてタイトルに含むページを検索するための演算子です。特定のテーマに完全に一致するタイトルを持つ記事を探したいときに便利でしょう。

具体的には、「allintitle:SEO コンテンツ 戦略」と入力すると、タイトルに「SEO」「コンテンツ」「戦略」の3語すべてを含むページのみが検索結果に表示されます。「intitle:」と異なり、すべての指定語句がタイトルに含まれているページのみを抽出できるため、より的確な情報を取得しやすくなります。

Google検索コマンドの例|便利な演算子

Google検索コマンドの例|便利な演算子

Google検索には、情報をより効率的に取得するための便利な検索演算子が用意されています。これらの演算子を活用することで、特定のファイル形式を検索したり、複数の検索条件をグループ化したり、最新のキャッシュページを確認したりすることが可能です。ここでは、特に実用性の高い便利な検索演算子を詳しく解説します。

【filetype:】ファイル形式検索|指定の拡張子を検索

「filetype:」は、特定のファイル形式を検索するための演算子です。PDFやExcel、Wordファイルなど、特定の拡張子を持つドキュメントを検索する際に便利でしょう。

例を挙げると、「filetype:pdf SEO対策」と入力すると、「SEO対策」に関連するPDFファイルのみが検索結果に表示されます。同様に、「filetype:xls データ分析」と入力すれば、Excel形式(.xlsや.xlsx)のデータ分析関連ファイルを検索できます。

【()】グループ化検索|複数の語句をグループ化

「()(カッコ)」は、複数の検索キーワードをグループ化し、検索条件を明確にするための演算子です。複数の検索語句を組み合わせる際に、より柔軟な検索が可能になるでしょう。

例えば、「(SEO or コンテンツ) 戦略」と入力すると、「SEO 戦略」または「コンテンツ 戦略」を含むページが検索結果に表示されます。通常のOR検索よりも明確な検索条件を設定できるため、不要な結果を減らし、より精度の高い検索が可能です。

【cache:】キャッシュ検索|最新のキャッシュページを検索

「cache:」は、Googleが保存しているウェブページの最新キャッシュを表示するための検索コマンドです。サイトの更新状況を確認したり、一時的にアクセスできなくなったページを閲覧したりする際に役立つでしょう。

具体的な仕組みとしては、「cache:サイト名」と入力すると、Googleに保存されている サイトの最新キャッシュページが表示されます。これにより、サイトがメンテナンス中や一時的にダウンしている場合でも、最新の状態を確認することが可能です。

Google検索コマンドの例|仕事で役立つ演算子

Google検索には、日常業務や情報収集を効率化するために役立つ検索演算子がいくつもあります。特に、時間や単位換算、為替レートの確認など、ビジネスシーンで活用できる機能が充実しているため、コマンドを活用するとより効率的な業務が可能です。ここでは、仕事で役立つ便利な検索演算子を詳しく解説します。

【time】各国の現在時刻|指定国の現在時刻を表示

「time」コマンドは、特定の国や都市の現在時刻を調べるための検索演算子です。異なるタイムゾーンの時間を確認したいときや、海外との業務連絡を行う際に便利でしょう。

具体的には、「time 東京」と検索すると、現在の東京の時刻が表示されます。同様に、「time New York」と入力すれば、ニューヨークの現地時間がすぐに分かります。時差を考慮したスケジュール調整や、国際会議の時間設定などに役立つかもしれません。

【define:】言葉の定義|語句の意味を調べる

「define:」は、特定の単語や専門用語の定義を調べるための検索演算子です。辞書のように単語の意味を素早く知ることができ、特にビジネスや学術分野で頻繁に使われる用語を理解する際に有効です。

例を挙げると、「define:アルゴリズム」と検索すると、「アルゴリズム」の定義が検索結果のトップに表示されます。通常の検索では複数のページを確認しなければならないこともありますが、このコマンドを使えば、簡潔な定義を素早く取得することが可能です。

【1ドル】ドル円|現在の為替を換算

Google検索では、「$」のあとに金額を入力するだけで、現在の価格を日本円に換算して表示できます。海外の商品価格を調べることや、為替レートを考慮した購入判断をする際に便利でしょう。

例えば、「$100」と検索すると、最新の為替レートに基づいた100ドルの日本円換算額が表示されます。また、「€50」や「£30」と入力すれば、ユーロやポンドの価格を日本円で換算できるため、国際的な取引や旅行の計画にも役立つでしょう。

【換算】単位変換|測量単位を換算

Google検索では、単位変換を行うために「in」を使った検索コマンドが利用できます。長さ、重さ、時間、通貨など、さまざまな単位を瞬時に変換できるため、計算の手間を省くのに役立つでしょう。

一例として、「365days in hours」と入力すると、365日が何時間になるのかを即座に表示することが可能です。同様に、「10kg in pounds」と入力すれば、10キログラムがポンド換算でどれくらいの重さになるかを調べることができます。

検索コマンドを使用する際の注意点

検索コマンドを使用する際の注意点

Googleの検索コマンドは、情報を効率的に取得するために便利なツールですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。ここでは、検索コマンドを使用する際に気をつけるべきポイントを解説します。

仕様変更により使えなくなる

Google検索の演算子は、検索アルゴリズムの変更に伴い仕様が変更されたり、利用できなくなったりすることがあります。便利な検索コマンドも、時間の経過とともに機能が制限されることがあるため、常に最新の情報を確認することが必要になるでしょう。

過度な使用に注意

Google検索コマンドは便利な機能ですが、短時間に大量の検索を行うと、一時的に検索制限がかかることがあります。特に、頻繁に特殊な検索演算子を使用すると、Googleから自動的に「異常な検索行動」とみなされる可能性があるため注意しましょう。

関連記事:Google検索エンジンの登録方法!SEOで上位表示を目指す方法を解説

まとめ

検索コマンドを活用すれば、Google検索の精度を高め、必要な情報に素早くアクセスできます。特定のサイト内検索や、特定のキーワードを含むページの検索、単位換算や価格調査など、さまざまな用途で役立つでしょう。

楽々Editでは、SEO対策をはじめとした総合的なサポートを提供しています。 コンサルティングやディレクションに加え、コンテンツ制作や内部施策の最適化など、プロの視点とノウハウを活かした支援が可能です。SEO対策の強化を検討されている方は、ぜひ楽々Edit の無料相談会にお申し込みください。

監修者プロフィール

合同会社楽々Edit 代表 山本 伸弥(やまもと しんや)

新卒でSEOコンサルティング会社に入社し、SEOコンサルタントとして戦略立案から営業、コンテンツ制作まで幅広く従事した後に、合同会社楽々Editを創業し代表取締役に就任。 中小企業から東証プライム企業、ベストベンチャー100まで累計300社以上のSEO改善実績を持つ。 国内大手SEOマーケティング会社10社とデジタルマーケティングカンファレンスも主催している。

\成果が出ていない原因をまとめたレポートをご提供/

\ SEO無料相談会はこちら/

SEO対策の無料相談会を開催中です。転職やクリニック業界などジャンルを横断して競合性の高いキーワードで実績のある弊社にぜひご相談ください。

バナー

Webサイトのお悩み、ありませんか?

サイトを作ったけどアクセスが集まらない SEO対策と聞いたけど何をすればいいの? 集客をしたいけど、社内にリソースがない
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
https://rakuraku-edit.co.jp/seo-schedule

クリックできる目次