ローカルSEOとは何か??MEOの違いからどのような施策があるのかまで詳しく解説

スマートフォンを使用することで、どんな場所からでもインターネットを利用し検索をするようになった現在、SEO対策と併せてローカルSEO対策をすることも集客するうえで有効な手段となってきました。

地域性に特化しているローカルSEOは、飲食店をはじめとした「地域名 〇〇」と検索されるような地域・場所に影響を受けるキーワードを使っているのなら必ず対策をしておきたいものです。

今回は、ローカルSEOとはどんなものなのかという点からどのような施策ができるかなどを解説していきます。

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ローカルSEOってどんなもの??

地域性に特化しているSEOと先ほど述べましたが、具体的にローカルSEOとはどんなものなのでしょうか。

また、似たような言葉でMEOというものも聞いたことがあるかもしれませんが、どのような違いがあるのでしょうか。

解説していきます。

ローカルSEOとは

「地域名 キーワード」や地域や場所に影響を受けやすい業種などをはじめとしたキーワードの検索結果の表示順位をあげることで、簡単に言えば地域性に特化したSEOということができます。

検索エンジンの検索結果はもちろん、マップの検索結果にも影響を及ぼします。

飲食店や教育施設(塾・英会話教室など)、医療施設や士業など地域情報に影響を与えるキーワードはいくつかありますが、このようなキーワードで対策を行っているサイトではローカルSEO対策をとることもおススメします。

SEO、MEOとの違い

単純にSEOとの違いはどんなものがあるのでしょうか。

結論を言うと、ローカルSEOと特に違いはなくSEO対策のうちの地域性に特化した対策のことです。

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味します。

検索エンジンの検索結果に自社サイトを上位表示させるために行うSEO対策ですが、そのうちの地域性に特化した対策をローカルSEOと呼びます。

ローカルSEOのことになると、同時にMEOという言葉も耳にすると思います。

MEOとは何のことを指すのでしょうか。

こちらも結論を言うと、ローカルSEOとの違いはなく、ただ日本と海外での呼び方の違いなだけです。

MEOはMap Engine Optimizationの略で、日本で使われている呼び方です。

海外ではこのMEOがローカルSEOと呼ばれています。

SEO対策のうち、地域性に特化したものがローカルSEOと呼ばれており、その呼び名は海外では主流ですが、日本ではMEOと呼ばれていると覚えておきましょう。

ローカルSEOの重要性

なんども説明していますが、ローカルSEOは地域性に特化しています。

これがとても重要な点なのです。

検索エンジンでの検索結果は大手のポータルサイトが占めており、ビッグキーワードではなかなか上位表示を狙うのは厳しいという状況があると思います。

そんな時、ローカルSEOならば限られた範囲の実店舗のみがライバルとなるので上位表示のハードルが下がるのです。

また、検索結果の一番上にローカルSEOの検索結果が表示されるようになっています。

それにより、より多くのユーザーの目に留まるので大きな集客効果を発揮することが分かります。

ローカルSEOのメリット

ローカルSEOがどんなものかを解説してきましたが、これだけでも充分メリットが感じられたと思います。

念のため、ローカルSEO対策をすることによるメリットを簡単にまとめてみます。

競合が少ない

ローカルSEO対策の場合、競合が少ないという特徴があります。

競合が少ないと検索結果の上位表示のハードルが下がり、表示順位が上がりやすくなります。

何度も言っていますが、ローカルSEOは地域性に特化しています。

そもそもローカルSEOの認知度が低いため、対策をしているところがまだまだ少ないということもありますが、限られた範囲しか競合になることはありません。

ローカルSEOと比べてSEOはすべてのWebサイトが競合になり得るので、競合が何倍もの数になります。

SEOよりも難易度が低いため、ローカルSEO対Sカウを施すだけで、周辺店舗との差をつけることができます。

無料でできる

このメリットはSEO対策のメリットとも言うことができますが、低コストで集客効果雄発揮することができます。

SEO対策を自力で施すにはある程度の知識が必要になり、とても奥が深いためかなり難易度があがります。

そのため業者に依頼するという手がありますが、そうなるとかなりのコストがかかってきます。

後で取り上げますが、ローカルSEO対策はGoogleビジネスプロフィールを活用すれば無料で対策を施すことができるのです。

検索結果の表示順位が上がればSEOと同様、かなりの集客効果が期待でき、少ない費用で大幅な売り上げアップも期待できます。

集客に直結しやすい

ローカルSEOで成果を出すことができれば、検索結果の表示順位が上位に来ることで大きな集客効果を発揮し、SEOにもプラスな評価を与えます。

先ほども触れましたが、ローカルSEOの表示場所は検索エンジンでも検索結果の一番上になっています。

より多くのユーザーの目に留まることが期待できるのです。

ローカルSEOの種類

ローカルSEOには大きく分けて2種類の要素で構成されています。

ローカルパックとナレッジパネルの2種類です。

この2種類の大きな違いは検索結果画面の表示位置です。

それぞれどんなものかを解説していきますので、ローカルSEO対策で成果を出すためにそれぞれの特徴や違いを把握しておきましょう。

ローカルパック

ローカルパックとは、地域系のキーワードで検索した際に、検索結果画面に表示されるGoogleマップのリストのことを指します。

ローカルパックには、後で解説するGoogleビジネスプロフィールに登録されている情報が表示されます。

大半のものは検索結果の一番上に表示される通常のローカルパックです。

ローカルパックのなかでも分類分けができ、通常のローカルパックに加え、ローカルスナックパック・ローカルABCパック・ローカルファインダーに分類することができます。

ローカルスナックパックは、飲食店や動物園、美術館などの娯楽やサービスといった業態で表示されます。

電話番号やWebサイト、予約情報やルートリンクが表示されず、代わりに料理や店内の雰囲気が分かるような画像が表示されます。

ローカルABCパックは、駐車場や薬局など評価に左右されづらい検索で表示される種類です。

検索意図が「その場所に行くこと」ということで、口コミや画像は表示されませんが、マップ上にABCで表示され店舗の基本情報やルートなどが表示されます。

ローカルファインダーは、ローカルパック下部の「すべて表示」をクリックした際に、店舗が列挙されるように表示されるものです。

通常のSEOでは、2ページ目以降を多くのユーザーはスルーするので、いかに上位表示させるかが集客のカギとなります。

比べて、ローカルファインダーの場合、例え下位の方に表示されていてもユーザーの角度は高い傾向にあるため、まずはローカルファインダーの上位表示を目指すのも一つの手と言えます。

ナレッジパネル

ナレッジパネルとは、企業名や店舗名などを検索した際の検索結果上で、画面右に表示されるビジネス情報・画像のことです。

住所やビジネス名、創業者などが表示されます。

業種によっては、画像や混雑時間帯など表示される項目が変わったりもします。

基本的には地名を含めないキーワードで検索した場合に表示されますが、地域名を含めたキーワードで検索した際、検索結果が1店舗しかヒットしなかった場合も、このナレッジパネルの形で表示されます。

ナレッジパネルの特徴は、ユーザーがその企業や店舗のホームページまでアクセスすることなく、基本情報を得ることができるという点です。

表示内容は自動的に構成されるので情報が正しくないことも発生します。

Web上の情報を正しく更新することに加え、Googleビジネスプロフィールを活用することがナレッジパネルをうまく利用するうえで最重要項目となります。

ローカルSEOの具体的な施策

ローカルSEO対策自体は、SEOに比べ施策法がたくさんあるわけではないので難しいものではありません。

今回は、4つほどの施策を取り上げ解説していきます。

Googleビジネスプロフィールに登録

まず初めに、Googleビジネスプロフィールに登録することが必要になります。

Googleビジネスプロフィールとは、Googleが無料で提供しているサービスでGoogle検索やGoogleマップなどに自社のビジネス情報を掲載・管理できるものです。

ナレッジパネルに表示される情報は自動で構成されるということを解説しましたが、それはこのGoogleビジネスプロフィールに情報を登録していない場合のことで、しっかりと登録していればその登録された情報が掲載されます。

自動で構成されると誤った情報が掲載されてしまうことになりかねません。

また、変更した内容は比較的短期間で、ローカルSEOに反映されます。

Googleビジネスプロフィール無しでは、ローカルSEOは成り立たないと言うことができるほど重要なことなので、まずはGoogleビジネスプロフィールに情報を登録しておきましょう。

最新情報の投稿

自社のビジネスについて投稿できる機能があるGoogleビジネスプロフィールにて、店舗や企業の最新情報を投稿することも、ローカルSEO対策として欠かせない施策の一つです。

また、ローカルSEO対策としてだけでなく、最新情報を積極的に公開していくことはユーザーの注目度をあげる助けにもなります。

新メニューや新サービス、期間限定や割引情報などの宣伝に活用することができます。

この投稿内容はGoogleに評価されるのでローカルSEOでの検索結果の表示順位に大きく影響します。

レビュー・口コミの管理

レビューや口コミをしてもらうように声掛けを行ったり、返信をしたりするなどの管理も一つの施策と言えます。

知名度がローカルSEOには影響しますが、その知名度を測る指標としてレビューや口コミがあげられます。

いい口コミにはもちろん返信すると思いますが、悪い評価内容の口コミにもきちんと返信しましょう。

好感度を上げることで、新規ユーザーの流入を図り、知名度の高い店舗としてGoogleに判断してもらいましょう。

NAP表記の統一

NAP表記を統一することも必要な施策の一つです。

NAP表記とは、店舗・施設名称をはじめとしたビジネス名の“NAME”、住所の“Address”、電話番号の“Phone”の頭文字をとったものです。

この名前・住所・電話番号の3つの情報はWeb上で表記を統一する必要があります。

当たり前と思われるこの3つですが、意外と見落としてしまう要素でもあります。

検索エンジンは、表記が統一していないものは別の情報として認識してしまう恐れがあるのです。

少し極端な例を挙げると、「東京都〇〇区〇〇1丁目2-3」と「東京都〇〇区〇〇1-2-3」や、「0123(456)7890」と「0123-456-7890」を全く別のものと認識されてしまう可能性があるということです。

検索エンジンに対してもですが、ユーザーに対しても混乱を招いてしまう可能性があるのでNAP表記の統一は必ずしましょう。

まとめ

ローカルSEOとしてローカルパックやナレッジパネルなどを解説してきました。

それぞれ表示形態の違いや多少特徴があるものの、まずはGoogleビジネスプロフィールへ自社のビジネス情報を登録することから始まります。

また、ローカルSEO対策のポイントとして「関連性」「距離」「知名度」の3点をおさえた情報を登録しましょう。

この3点はGoogleが公式に「ローカルSEOの表示順位が決定される要素」として発表しているものです。

これら3点をうまく組み合わせて情報を登録して行くことで、検索結果の上位表示が達成される可能性が高まります。

ローカルSEO対策に取り組む事で、沢山のメリットがあります。

その分意識すべきポイントもありますが、成果が出れば大きな集客効果を期待できます。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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