WixでSEO対策はできる?上位表示に必要な設定とテクニックを解説!

監修者プロフィール

合同会社楽々Edit 代表 山本 伸弥(やまもと しんや)

新卒でSEOコンサルティング会社に入社し、SEOコンサルタントとして戦略立案から営業、コンテンツ制作まで幅広く従事した後に、合同会社楽々Editを創業し代表取締役に就任。 中小企業から東証プライム企業、ベストベンチャー100まで累計300社以上のSEO改善実績を持つ。 国内大手SEOマーケティング会社10社とデジタルマーケティングカンファレンスも主催している。

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「無料でホームページ制作・運営ができる」「操作方法が簡単」などの特徴を持つサービスがWixです。特別なスキルがなくても簡単にホームページ制作ができるため、多くのユーザーを持つWixですが、果たしてSEO対策には対応できるサービスなのでしょうか。

この記事では、WixでSEO対策を実施する際のメリット・デメリット、WixでSEO対策をする際の手順、注意点などについて詳しく解説します。Wixを使おうか検討している方、SEO対策に関心のある方は、ぜひ参考にしてもらえたら幸いです。

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Wixとは?SEO対策との関係性を理解しよう

wix SEO対策

WixでSEO対策を実践する前に、WIxについての詳細を知っておくことが大事です。以下よりWixの特徴、WixでSEO対策をする際のメリット・デメリットについて説明します。

Wixとはどのようなツール?

Wix(ウィックス)とは、海外の企業が2006年にサービスを開始したWebサイト制作ツールです。全世界で1億人以上ものユーザーを持ち、180ヶ国で利用されているWixは、下記のようなメリットがあります。

・無料で利用可能
有料プランもあるが完全無料での利用も可能

・専門的な知識不要で利用可能
従来のサイト制作時に必要なHTML・CSSなどといった専門的な知識が不要、ドラッグ・ドロップなどの簡単な操作だけでサイト構築が可能

・サイトに追加できる機能が豊富
問い合わせフォームなどを、簡単な操作でサイト内に組み込むことが可能

・閲覧するデバイスごとに異なったデザインの設定が可能
PC・スマホ・タブレットなどデバイスに合わせたデザインの表示(レスポンシブデザイン)が可能。それぞれのデバイスで見やすいデザインを表示できる

その反面、「有料でないと独自ドメイン取得は不可能」「バックアップ機能がない」「初期設定時のデザインテンプレートの変更ができない」などのデメリットがあります。

WixでもSEO対策は可能

「Wixは無料で簡単に使える初心者向けのツールなので、SEO対策には向いていないのでは」と思っている人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。WixでSEO対策を実践することは可能です。

制作したサイトの各所にSEO対策のための作業をほどこせば、Wixの無料プランで制作したサイトであっても、十分にSEO対策が実践できます。ただし、WixでSEO対策を実行するためには、効果的なSEO対策を実現させるための、いくつかのポイント・手順をしっかりと頭に入れることが必要です。

そして、WixのSEO対策の注意点があることも覚えておく必要があります。「無料プランだと制限がある」など、SEO対策を進めていくと不自由に感じる点もゼロではありません。

WixでSEO対策を成功させるための基本的設定・強化方法・注意点などについては、あとの段落で詳しく解説します。さまざまな点を確認して、WixでSEO対策をやるべきかどうか、決定しましょう。

WixでSEO対策を行うメリット

WixでSEO対策を実践する際のメリットは、費用がかからないという点が挙げられます。サイトを所有したいが費用はそれほどかけたくないという人にとって、無料でサイト制作・運営ができるWixは、それを実現してくれるツールです。

さまざまな機能が搭載されたサイト制作ツールを無料で使えるため、特にサイト制作初心者の方にとってはおすすめといえます。またSEO対策のための機能も搭載されているのも、WixでSEO対策をする際のメリットです。Wixには「Wix SEO チェックリスト​​」という機能が搭載されており、これを手順に沿って作成すれば、SEO対策の効果が期待できます。

そして、Wix利用であっても、SEO対策のためのポイントをしっかりと覚えていれば、SEOの効果を出すことは決して不可能ではありません。SEO対策はサイト内の設定も大事ですが、それ以外のポイントを押さえていれば、効果が期待できます。その方法については、後の段落で詳しく解説しましょう。

WixでSEO対策を行うデメリット

「WixでSEO対策を行うのは難しい」という意見がネット上で見られます。その理由は以下のとおりです。

・制限が多い
Wixの無料プランは費用が一切かからないのがメリットですが、有料プランと比べて以下のような差があります。

項目無料プラン有料プラン
帯域幅1GB無制限(アドバンスプランから)
データ容量500MB3GB以上(ベーシックプランから)
広告の表示表示あり表示なし
独自ドメイン設定不可能設定可能
ネットショップ機能の実装不可能可能

容量に制限がありサイト内容が薄い・広告の表示が多いなどの特徴がある場合、訪問したユーザーは良い印象を持たないでしょう。内容を充実させたくても制限のためにそれができないのが、Wixのデメリットです。

・表示速度が遅い
Wixはコード入力をしなくてもサイト制作ができるのがメリットですが、コードを使用しないサイトは表示に負荷がかかってしまい動作が重くなってしまう欠点があります。

せっかく多数のユーザーが多くサイトに訪問しても、サイトの動作が重いとストレスになってしまい、すぐにサイトを離脱してしまうでしょう。

WixでできるSEO対策|基本設定と内部対策

wix SEO対策

SEO対策には不向きという意見が少なくないWixですが、SEO対策の基本さえ把握していれば、Wixであっても十分にSEO対策の効果が期待できます。では、WixでできるSEO対策は具体的にどのように行えばいいのでしょうか。基本設定と内部対策について説明します。

基本設定

WixのSEO対策は、管理画面のサイトダッシュボードにある「検索エンジン最適化(SEO)」から基本設定が可能です。WixのSEO対策の基本設定3つについて、下記より説明します。

タイトルタグ

Wixの基本設定の一つがタイトルタグの設定です。ここでは検索エンジンに表示されるタイトルタグの設定を行います。デフォルトの状態だと検索エンジンにはサイトのタイトルが表示されますが、この項目でデフォルトを変更可能です。

タイトルでSEO対策をするには、検索ワードに引っかかりやすいキーワードを入れなくてはいけません。ユーザーが検索して最初に目に入るのが、ヒットしたサイトのタイトルです。ユーザーはタイトルを見て最初にクリックするので、適切な対策キーワードを散りばめたタイトル作成をしなくてはいけません。タイトルはユーザーとのファーストコンタクトのポジションになるため、明確な設定をすることが大事です。

メタディスクリプション

検索エンジンの検索結果にてサイトのタイトルの下に表示される説明文が、メタディスクリプションです。この項目もサイトタイトルと同様に検索したユーザーとのファーストコンタクトになるため、しっかりと設定しないといけません。

メタディスクリプションは設定をしないでおくと、検索時にはデフォルトの文章が表示されます。しかしメタディスクリプションとして表示される文章の良し悪しによってクリック数に大きな影響を与えるので、基本設定で手を抜かずに作成することが大事です。

メタディスクリプションは文字数が決まっているため、短い文章のなかにSEO対策キーワードを配置しつつ、サイトの要約をしなくてはいけません。

OGP設定

SNS経由でのSEO対策において重要なのが、OGP設定です。OGPとは「Open Graph Protocol」の略称で、X(旧Twitter)やfacebookなどのSNSでサイトがシェアされた際に表示される部分を指します。

SNSへのシェアで表示されるのは、サイトのタイトル・画像・URL・サイトの説明文です。もしOGPを設定していない場合、SNSがサイトの情報をランダムに抽出して表示します。この際にサイト運営側の意図していない情報が閲覧者に届き、間違ったイメージを持たれる可能性もあるでしょう。

SNSの特徴はその拡散力です。何かのきっかけですぐにシェアが繰り返されて、ほんの数分〜数時間で多くのユーザーに情報を届けられます。SNSを有効活用するために、OGP設定をしっかりと行わないといけません。

内部対策

SEO対策では外部へのアプローチも大事ですが、サイト内部をSEO対策に対応できる仕様にカスタマイズする「内部対策」も重要な要素です。では、WixのSEO対策における内部対策とはどのように行えばいいのか、下記より内部対策の4つのポイントについて説明します。

見出しタグ

サイトのコンテンツとして記事を掲載する場合、SEO対策では記事の見出しタグにも注目しないといけません。検索してほしいキーワードを設定したら、ヒットしやすいように記事の見出しにキーワードを不自然にならないように配置します。

ここで注意しないといけない点は、キーワード検索でヒットしやすいようにキーワードを多数配置することです。検索したユーザーがサイトを見つけて記事に辿り着いたとしても、キーワードが多く並び過ぎていて、読みにくいという印象しか与えません。

アクセス数が稼げたとしても肝心の記事を読んでもらえない可能性が高くなるため、見出しタグへのキーワード配置はバランスを考えることが大事です。

URL構造

SEO対策では、URLにも注目しないといけません。URLの名称をつける場合、他サイトとの差別化のために個性的な名称にする人もいますが、それは逆効果です。URLはシンプルなものであるほど検索エンジンのクローラーが反応しない場合があります。

しかし、数字だけの単純なURLの場合、どのページか特定できないケースもあるため、シンプルでいて、なおかつ特定できるURL名を設定しなくてはいけません。複雑で長々とした名称にしない(検索キーワードを羅列しない)、それでいて単調過ぎず、どのページか特定できるURLの名称にすることが大事です。

長過ぎるURLは、途中で改行されてしまいURLと認識されない場合もあるため、URLの長さには注意しましょう。

内部リンク

サイト内の他のページをつなげる内部リンクも、SEO対策の内部対策では重要な要素に挙げられます。その理由は、共通のキーワードの記事を内部リンクすることによって、クローラーが円滑にインデックス(データベース化)してくれるからです。

内部リンクを貼っていればクローラーは内部リンクを辿ってサイト内を巡回します。しかし内部リンクをしておらずサイト内が整理されていない場合、クローラーは素早いインデックスができず、その結果、検索結果の表示がされにくくなる恐れがあるのです。

内部リンクは、ただリンクを増やせばいいわけではありません。キーワードが共通ではない内部リンクをすると、クローラーがサイト内を円滑に巡回してくれません。しっかりと統一性を持って内部リンクを設定することが大事です。

画像最適化

SEOの内部対策は、文字だけでなくサイトに掲載している画像にも注目しないといけません。運営しているサイトの表示速度が遅い場合、画像の容量が原因である可能性もあります。

画像は記事にメリハリをつける視覚的な効果もあり、文字以外に表やグラフなどを挿入することによって、記事全体を読みやすくなる効果もあるのが特徴です。ただし、容量が大きい画像を何枚も掲載するとサイト全体に負担がかかるため、ファイルサイズの縮小・容量ダウンを心がけないといけません。

ただし、容量を小さくし過ぎて画質を下げると、画像のクオリティも下がるだけでなく、画像の表やグラフも見にくくなる可能性があります。サイズ・容量ともに統一するなどして、注意しないといけません。

WixのSEO対策をさらに強化する方法

Wixに関するSEO対策について説明してきましたが、対策を実践しても思ったような効果が出ない場合もあります。そのためには、先に説明したSEO対策以外の方法を実践しないといけません。では、WixのSEO対策をさらに強化するにはどういった方法があるのか、その方法を説明します。

コンテンツSEOに注力する

コンテンツSEOとは、設定したキーワードを配置したコンテンツを継続的に発信して、常に検索エンジンの上位表示を目指す方法です。コンテンツの種類は記事・動画などが挙げられます。文章・動画ともにSEO対策に関する知識に加えて、質の高いコンテンツを作成し、それを継続してアップしなくてはいけません。

また、コンテンツSEOは一つのコンテンツをサイトにアップしてすぐに効果が出ることはほとんどなく、継続的にコンテンツを発信し続けることが大事です。そのためSEO対策の効果を確認できるまで数ヶ月の期間を費やす必要があります。

さらに、コンテンツ作成に精通した人材の確保、あるいは人材育成も必要です。外注で依頼する方法もありますが、その場合費用がかかります。

外部対策にも注力する

SEO対策は内部対策だけでなく外部対策という手段もあります。SEO対策は運営サイトのカスタマイズだけにとらわれるパターンが多いですが、それ以外の面にも注目しないといけません。外部対策の主な方法は、以下の2点です。

被リンク獲得

外部対策の代表格が、被リンクの獲得です。被リンクとは別のサイトにリンクされることを指します。別サイトがコンテンツで取り上げたテーマについて説明する際に、補足として被リンクをするケースが多いです。

被リンクはこちらからお願いしてリンクしてもらうわけではなく、別サイトの管理人およびコンテンツ作成者が無断で行います。そのため、参考になる貴重な情報を多く掲載しているサイト・質の高いコンテンツであれば、「信頼性のあるサイト」として被リンクされる確率も多くなるでしょう。

また、被リンクの回数が多くなれば検索エンジンからも高い評価を得られます。被リンクを多く獲得するためには、他サイトにはない深い情報を入れてコンテンツ作成をすることが大事です。

SNS活用

SNSの活用も外部対策の一種です。専用アカウントを作成し、それを活用して常に魅力的なコンテンツを発信することによって、シェア率が高まります。X(旧Twitter)・InstagramなどのSNSの特徴といえば、即効性です。特に手間をかけずに発信できるため、何かのきっかけで大勢のユーザーに拡散される可能性もあります。

会社によってはサイトではなく、今の時代に合わせてSNSのみの運営をしているところも、決して珍しくありません。

しかし、注目されたいために奇抜過ぎる情報を発信すると、苦情が殺到していわゆる「炎上」が起きる危険性もあります。手軽さがSNSの便利なところですが、一歩間違えると炎上が起きてしまうので、注意が必要です。

WixのSEO対策で覚えておきたい注意点

売り上げアップ・ブランディングの確立など、多大なメリットが生じるWixのSEO対策ですが、いくつかの注意点を把握しておかないとSEO対策が円滑に進みません。下記よりWixのSEO対策における注意点について説明します。

WixはSEOに弱い?

Wixは、他のサイト制作・運営ツールに比べたらSEO対策に向いていないといえます。それには以下のような理由があります。

  • 容量が少ないため大量のコンテンツがアップできない
  • 動作が重い
  • サイトのカスタマイズが限られている

Wixは無料でサイト制作・運営ができるのがメリットですが、無料だけにWix有料プラン・ワードプレスのような他のツールに比べたら、できることが限られています。そのため、他のツールでできるSEO対策の作業はWixでは円滑にできないため、不便に感じる人もいるかもしれません。

ただし先述したとおり、SEO対策のポイントを知っていれば、Wix無料プランであっても十分にSEO対策は実行できます

SEOの最新情報にアンテナを張る

Wix無料プランは他のツールと比べてやれることが限定されているため、他サイトとの差別化が必要といえます。その差別化の一つがSEO対策の最新情報を常にチェックすることです。

SEOに限らずネットの世界は常に情報が更新されるため、新しいと思っていた情報がすぐに古くなってしまう傾向があります。そのため、新しい情報を入手して安心せずに常に最新情報に対してアンテナを貼っていなくてはいけません。

SEOやネットに関する最新情報が発信されているのは、Google関連のメディアです。公式ブログ・公式SNSアカウント・YouTubeチャンネルなどで発信されているので、チェックを欠かさないようにしましょう。

コンテンツを定期的にアップデートする

Wix無料プランは、容量に限りがあるため一定のコンテンツ量しか保管できません。そのため、コンテンツがある程度蓄積されてきた場合、古い情報を削除して定期的にアップデートする必要があります。

コンテンツのアップデートをする理由は、Wix容量の問題もありますが、先述したとおりネットの世界は新しい情報がすぐに更新されて古くなってしまうためです。

コンテンツを作成してアップすれば完了で安心するのではなく、SEO対策の動向を常にチェックして、サイトにアップしたコンテンツ情報を一新する必要があります。

まとめ

無料でサイト制作・運営ができるWixはSEO対策が向いていないといわれていますが、SEO対策の大事なポイントさえ知っていればWixであってもスムーズに実践できます。

それでもSEO対策の実行に自信がない場合、楽々editへご相談ください。楽々editは、サイト制作・広告運用に加えて、SEO対策の代行も行っています。楽々editが担当しているサービスは以下のとおりです。

  • コンサルティング
  • 記事制作
  • 内製化定着支援
  • 被リンク獲得支援

SEO対策・業界に精通したスタッフが、依頼主のご希望に答えて成功に導きます。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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