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SEOとリスティング広告の違いとは?費用や効果を比較しメリット・デメリットと使い分けを解説

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自身のWebサイトを立ち上げた時、検索上位に表示するためにさまざまな対策を立てると思います。そこで選択肢として上がってくるのが、SEOとリスティング広告です。SEOとリスティング広告の違いについて詳しく知りたいという人も多いでしょう。

自身のサイトから商品・サービスを購入してもらうためには、どちらを選択するのがよいのか、メリットとデメリットはなにかを解説します。この記事ではユーザーを獲得するために自身のWebサイトがより良いものになるよう、これらの疑問に対応します。

両者はどちらも検索結果から集客する手法ですが、掲載される枠も、費用のかかり方も、成果が出るまでの時間もまったく異なります。片方だけを見て判断すると、予算に見合わない選択になりかねません。

この記事では、SEOとリスティング広告を費用・即効性・持続性などの観点で比較しながら、それぞれのメリットとデメリット、そして自社に合った使い分けの考え方まで整理していきます。

まずは記事全体の要点をまとめました。気になる項目をクリックすると、該当する見出しに移動します。

確認したいポイント結論詳細
SEOとリスティング広告の違いは?自然検索枠と広告枠という掲載場所の違いSEOは検索エンジンの評価で順位が決まり、リスティング広告は入札と品質で掲載順位が決まります。
費用のかかり方はどう違う?SEOは制作費、広告はクリック課金SEOは人件費や制作費が中心で、リスティング広告はクリックされるたびに費用が発生します。
SEOのメリットと弱点は?資産になるが時間がかかる上位表示すれば継続して流入を得られる一方、成果が出るまで数か月かかり順位変動も受けます。
検索広告以外に何がある?ディスプレイ・ショッピング・動画認知拡大に向くディスプレイ広告や動画広告など、目的に応じて4種類を使い分けます。
リスティング広告の強みは?即効性とターゲティング精度審査が通ればすぐ掲載でき、検索キーワード単位で購入意欲の高い層に絞って配信できます。
リスティング広告の弱点は?止めると流入も止まる配信を続ける限り費用がかかり、人気キーワードでは単価が数千円まで上がることもあります。
結局どちらを選べばいい?目的と時間軸で使い分ける短期で成果が必要なら広告、中長期で集客基盤を作るならSEO。併用も有効な選択肢です。
効果はどう測ればいい?表示・クリック・CVの3段階で見るインプレッション数、クリック率、コンバージョン率、ROASを順に確認して改善点を絞ります。

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SEO対策とリスティング広告はどう違う?

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ここからは、SEO対策とリスティング広告はどのように違うのかについて解説します。

まずはSEO対策の定義を紹介し、それを踏まえたうえでリスティング広告との違いについて解説していきます。

SEO対策の定義

SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、GoogleやYahooなどの検索エンジンの上位に自社サイトを表示する対策のことです。Googleで上位表示されるためには、Googleアルゴリズムとよばれる検索やSEOに関するルールに適したWebサイトを作成することが必要です。

しかし、SEO対策をしっかりとしていればすぐに検索上位になるわけではありません。検索サイトのクローラーが良質なサイトだと判断した結果、検索上位に上がっていきますが、判断の基準は公開されていないため対策が難しいという点もあげられます。

なお、SEOは「無料でできる集客手法」と紹介されることがありますが、クリック費用がかからないだけで、コストがゼロになるわけではありません。記事の企画や執筆、サイトの改修にかかる人件費や外注費は発生します。

また、施策を実施してから検索順位に反映されるまでには時間がかかります。競合の状況やサイトの評価にもよりますが、成果が見え始めるまでに3か月から6か月ほどを見込んでおくと計画を立てやすくなります。

裏を返せば、一度上位に表示されれば広告費をかけずに流入が続きます。この積み上げ型の性質が、SEOとリスティング広告を分ける最も大きな特徴です。

関連記事:SEO対策とは?やり方や方法・無料の検索上位表示ツールも解説

リスティング広告との違い

リスティング広告とは、広告費用をかけて検索キーワード上位に掲載できる広告のことです。

検索連動型広告ともよばれ、検索したキーワードに連動して検索上位よりも上に表示されます。リスティング広告は多くの人の目に触れることができますが、タイトルの上に「スポンサー」などの表示がされてしまうというデメリットがあります。

SEOと違いリスティング広告は即効性があるものの、費用が発生するというデメリットがあるため、すぐに購入や申し込みが見込める広告に向いています。対してSEO広告は費用は掛からないがキーワード検索で上位表示するまでに時間がかかるため、すぐに購入してもらうことが目的というよりは、まずは商品・サービスを知ってもらうことが目的のWebサイトに向いています。

仕組みの面から整理すると、両者は掲載される枠そのものが違います。SEOで狙うのは検索エンジンのアルゴリズムが順位を決める自然検索枠、リスティング広告が掲載されるのは入札単価と広告の品質で順位が決まる広告枠です。

順位の決まり方が違うため、広告を出しても自然検索の順位が上がることはありませんし、逆にSEOで1位を取っても広告枠の上に表示されるわけではありません。それぞれ別の枠を取りにいく施策だと考えておきましょう。

5つの観点で比較したSEOとリスティング広告の違い

言葉の説明だけでは差が分かりにくいため、実務で判断材料になりやすい5つの観点で並べて比較します。

掲載場所:リスティング広告は検索結果の最上部に表示され、その下に自然検索の結果が並びます。広告枠は限られているため、掲載できる件数にも上限があります。

費用のかかり方:リスティング広告はクリックされるたびに課金されます。SEOはクリック単位の費用は発生せず、コンテンツ制作やサイト改修への投資が中心です。

成果が出るまでの時間:リスティング広告は審査が通れば当日から掲載できます。SEOは早くても数か月かかるため、短期の売上を作る手段には向きません。

成果の持続性:広告は配信を止めた時点で流入も止まります。SEOは上位表示を維持できている間、費用をかけずに流入が続きます。

届くユーザー層:広告は購入意欲がはっきりしている顕在層に強く、SEOは悩みを調べている段階の潜在層にも接点を作れます。

この5点を見比べると、どちらが優れているという話ではなく、担える役割が違うことが分かります。予算と時間軸のどちらを優先するかで選ぶ施策は変わってきます。

関連記事:SEO対策の種類とは?内部対策と外部対策の違いを徹底解説

SEO対策のメリットとデメリット

リスティング広告と比較する前提として、SEO側の長所と短所も押さえておきましょう。

メリットは、上位表示できればクリックされても費用が発生しない点です。アクセスが増えても広告費が膨らまないため、流入が伸びるほど1件あたりの獲得コストは下がっていきます。

また、広告と表示されない自然検索枠に掲載されるため、広告を避けるユーザーにも読んでもらえます。記事が資産として残り、関連キーワードからの流入も増えていく点も見逃せません。

一方のデメリットは、成果が出るまでに時間がかかることと、検索アルゴリズムの更新で順位が変動するリスクがあることです。順位を保証できる施策ではないため、SEOだけに依存した集客計画は避けたほうが無難でしょう。

さらに、記事の企画から執筆、効果検証までを社内で回すには相応の工数が必要です。人手が足りない場合は、対策キーワードを絞って優先順位をつけるところから始めるとよいでしょう。

SEO対策以外で使われる広告の種類

SEO対策で使われる広告の種類には4種類あります。

・リスティング広告

・ディスプレイ広告

・ショッピング広告

・動画広告

それぞれ解説します。

同じWeb広告でも、認知を広げるものと購入直前の層を刈り取るものでは役割が違います。自社の目的がどこにあるかを考えながら読み進めてみてください。

リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンを使って検索したキーワードに連動して、検索結果に表示される広告のことです。リスティング広告の費用は、ユーザーがクリックすることで費用が発生する「クリック課金制」で、検索サイトに表示されるだけでは費用は発生しません。

費用負担が少ないため、比較的手軽に始められる方法といえるでしょう。また、広告を表示できるキーワードの選定が可能なため、ターゲットとするユーザーにアプローチが可能で即効性が高いというメリットがあります。

その反面、「広告」表示があることで、自分で選択して購入したいというユーザーにはリスティング広告は避けられる傾向があります。費用対効果が見合わない場合もあるため、注意が必要です。

なお、リスティング広告は「今すぐ申し込みたい」という意図がはっきりしたキーワードほど成果につながります。逆に、調べ物の段階で使われるキーワードに出稿すると、クリックはされても申し込みまで至らないことが多くなります。

関連記事:Webマーケティングとは?概要からメリット・デメリットまで解説

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はバナー形式で表示されることが多いため、別名「バナー広告」といわれています。webサイトやアプリの広告枠に画像や動画とともに表示される広告です。画像・動画にテキストを組み合わせることで、ユーザーの目を引くことができるという特徴があります。

ディスプレイ広告は、商品やサービスをより広く認知させることを目的としている広告です。

そのためほかの広告に比べてクリック率は低いですが、すぐに購買につなげるというより自分でも気づいていない悩みや購買意欲に気づかせて購入につなげていきます。

一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示するリターゲティング配信と相性がよく、検討期間の長い商材では特に効果を発揮します。

ショッピング広告

ショッピング広告は、リスティング広告よりも上部に表示される画像付きの広告です。画像が表示されることでビジュアルで訴求することができ、例え購買に結びつかなくても商品・サービスを広く知られるきっかけになるでしょう。

ショッピング広告は細かい検索にも対応が可能だというメリットがあります。「商品+メーカー名や品番」といった検索をした場合に、求めていた商品がショッピング広告に表示されて、ユーザーの購買につながるきっかけとなります。

出稿するには商品情報を登録したデータフィードの用意が必要で、価格や在庫の情報を最新に保つ運用も欠かせません。ECサイト向けの手法だと考えておくとよいでしょう。

動画広告

動画広告とは、動画で流れる広告のことでその範囲は広く、オンライン上だけでなくTVや屋外モニター、電車内などで流れる広告まで含まれます。オンライン上に動画広告をのせるメリットは、動画の方が画像よりも更に視覚に訴えられるため、たくさんの方に見てもらえることです。

また、1枚の画像では表現がむずかしい商品やサービスの魅力を、動きや音、ストーリーによって詳細に伝えることができます。その半面、動画の作成に時間・コストがかかることや、動画の出来によってユーザーの反応が悪くなるというデメリットもあるでしょう。

最初の数秒で内容が伝わらないとスキップされてしまうため、冒頭で商品名や訴求内容を提示する構成にしておくことが大切です。

SEO対策におけるリスティング広告のメリット

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ここからは、SEO対策におけるリスティング広告のメリットについて解説していきます。リスティング広告のメリットはこちらの3つです。

・即効性がある

・ターゲティング精度が高い

・費用対効果が高い

それぞれ詳しく解説します。

即効性がある

リスティング広告に即効性がある理由は、商品やサービスに関連性の高いキーワードに対して、検索エンジンの上部もしくは下部に表示するためです。検索をした多くのユーザーの目にとまりやすい場所にリスティング広告が表示されることで、自ずとクリック率も上がります。

表示する検索キーワードの指定も自身で可能なため、配信ターゲットをしっかりと決めることもできることも、クリック率が上がる要因の1つでしょう。リスティング広告以外の記事では、検索上位に上がるためには時間がかかります。

しかし、リスティング広告では広告審査が完了したらすぐに掲載ができます。このことから短期的にコンバージョンを発生することが可能となるでしょう。

この即効性は、期間が限られた施策と特に相性がよいといえます。新商品の販売開始やキャンペーン期間、店舗のオープン時期など、期日が決まっている場面では広告のほうが確実です。

また、本格的にSEOへ投資する前の検証にも使えます。実際に出稿してみればクリック率や申し込み率が数字で分かるため、そのキーワードで記事を作る価値があるかを判断しやすくなります。

ターゲティング精度が高い

リスティング広告のターゲット精度が高い理由は、ユーザーが検索する特定のキーワードで表示されるためです。リスティング広告の内容に興味を持っている方にアプローチできます。ツールを使うとAIが自動でパーソナライズしてくれるため、確度の高いユーザーに訴求が可能です。自身のWebサイトにとって有効なものを選択して、リスティング広告に活かせます。

キーワード以外にも、配信する地域や時間帯、デバイスを指定できます。店舗ビジネスであれば商圏内に絞る、問い合わせ対応ができる時間帯だけ配信するといった調整が可能です。

あわせて設定しておきたいのが除外キーワードです。「無料」「求人」など成果につながりにくい語句を除いておくと、無駄なクリックに費用を使わずに済みます。

関連記事:【CV増】SEOキーワードの選定方法を8つのステップに分けて解説!

費用対効果が高い

リスティング広告の費用対効果が高い理由は、広告を掲載するだけでは費用が発生せず、広告をクリックした時のみ費用が発生するからです。自身のWebサイトに興味があり、商品・サービスの購入につながる可能性が高いユーザーがクリックすることで、広告費用は発生しますがそれとともに購入の可能性も高くなります。

リスティング広告は検索順位1位のWebサイトよりも上位に表示されるため、表示された順番通りに閲覧していくというユーザー行動にならって、クリック率が上がるといわれているのです。リスティング広告を使用しない場合、検索上位に表示するまでに時間が掛かるといわれています。

そのため、費用をかけても適切な運用で利益が十分に見込めるリスティング広告は、費用対効果が高いといえるでしょう。

ただし、費用対効果が高いといえるのは適切に運用できている場合に限られます。成果につながらないキーワードに配信し続ければ、クリック課金である以上その分だけ費用は増えていきます。

1件の申し込みにいくらまでかけられるのかを先に決めておくと、判断の基準がぶれません。商材の粗利から逆算して上限を決めておきましょう。

関連記事:【早見表】SEO対策の費用相場と料金を種類別で解説

SEO対策におけるリスティング広告のデメリット

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SEO対策におけるリスティング広告のメリットについて紹介しましたが、反対にデメリットも存在します。メリットだけでなくデメリットも理解した上で、リスティング広告を運営していきましょう。

SEO対策におけるリスティング広告のデメリットは、こちらのつです。

・継続的に費用がかかる

・人気キーワードは競争率が高い

・知識とスキルが必要

それぞれ解説します。

継続的に費用がかかる

リスティング広告は、広告配信を停止しない限り継続的に費用が発生します。リスティング広告を継続して、それにばかり依存してしまうと費用負担が大きくなってしまいます。しかし、広告配信を停止すると検索エンジン上位への表示がなくなり、集客効果が途切れてしまうでしょう。どのタイミングで広告配信を停止するのか、その見極めが必要となります。

ここがSEOとの最も大きな違いです。広告は費用を払っている間だけ枠を借りている状態のため、止めれば翌日から流入がゼロに戻ります。

だからこそ、広告で売上を作りながら並行してSEOを進め、少しずつ自然検索からの流入に置き換えていく進め方が現実的です。広告費を下げても集客が落ちない状態を目指しましょう。

人気キーワードは競争率が高い

リスティング広告は自身が選定したキーワードに広告を出すことができるというメリットがあります。しかし、選んだキーワードが人気があるものだと、広告が表示される順序を決めるためにオークション形式がとられます。

オークションの入札金額も競合の数が多いほど高額になってしまい、クリック単価が1,000~5,000円と高額になることもあるのです。人気の高いキーワードは、ユーザー流入率が上がる可能性がありますが、得られる成果より広告費用が高くなることも考えられます。入札単価の設定金額を検討するだけでなく、費用対効果が本当にあるのかという検証も必要です。

こうした単価の高いキーワードこそ、SEOで狙う価値があります。広告では毎回費用が発生しますが、記事で上位表示できればクリックされても課金されないためです。

単価が高く競合も多いキーワードは広告で無理に取りにいかず、複数語を組み合わせた検索語句で成果を積み上げる進め方も検討しておきましょう。

知識とスキルが必要

リスティング広告は表示されたらそれで終わりではありません。広告により得られた成果を分析して、キーワードを見直したり、記事を書き換えたりといった修正も重要となります。顕在層に向けたものになっているか、キーワード選定は間違っていないか、ターゲットのずれはないかなど、専門的な知識も必要です。

そのほか、定期的なモニタリングやブラッシュアップも必要です。すべてを行うことがむずかしいと感じる方は、運用ノウハウを外注することもできるため予算に余裕がある場合は検討してもよいでしょう。

その場合、デジタルマーケティングやキーワード選定、広告クリエイティブの最適化、競合・データ分析などに長けている人材を採用しましょう。

外注する場合は、運用代行費が広告費とは別に発生します。一般的には広告費の20%前後を手数料とする形が多いため、月あたりの総額で見積もっておくと予算の見通しが立てやすくなります。

関連記事:SEOは依頼してプロに任せるのが良い?

SEOとリスティング広告はどう使い分ける?

ここまで両者の違いを見てきましたが、実際にどちらから着手すべきか迷う場面も多いはずです。判断の軸になる考え方を3つに分けて整理します。

短期間で成果が必要ならリスティング広告

売上を今月中に作りたい、期限のあるキャンペーンを告知したいといった場合は、迷わずリスティング広告を選びましょう。SEOで同じ成果を出そうとすると数か月単位の時間がかかってしまいます。

立ち上げたばかりでサイトの評価が蓄積されていない段階も同様です。まず広告で流入を作り、どのキーワードから申し込みが発生するかを確かめてから、SEOの対象キーワードを決めていく流れが無駄になりません。

中長期の集客基盤を作るならSEO

広告費をかけ続けられない、あるいは獲得単価を下げていきたい場合はSEOに投資する価値があります。上位表示できたページは、費用をかけずに流入を生み続けてくれます。

特に、比較検討の段階で読まれる情報系のキーワードはSEOの得意分野です。購入意欲が固まる前の段階から接点を持てるため、指名検索や再訪につながりやすくなります。

併用すれば検索結果を広く押さえられる

予算に余裕があるなら、併用も有力な選択肢です。広告枠と自然検索枠の両方に自社サイトが表示されれば、それだけ目に触れる機会が増えます。

さらに、広告の運用データはSEOにもそのまま活かせます。実際に申し込みにつながった検索語句が分かれば、優先して記事にすべきテーマが明確になります。逆に、SEOで作った記事を広告のリンク先として使うこともできます。

広告で反応の悪かったキーワードをSEOで無理に狙わない、といった判断にも使えます。片方の結果をもう片方に反映させる運用ができると、施策全体の精度が上がっていきます。

SEO対策におけるリスティング広告の効果的な活用方法

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ここからは、SEO対策におけるリスティング広告の効果的な活用方法について解説します。

リスティング広告の効果的な活用方法はこちらです。

・ターゲット設定

・広告文作成

・ランディングページ最適化

・A/Bテストの実行

・広告費用管理

それぞれ解説します。

ターゲット設定

リスティング広告を効果的に運用するには、キーワード選定だけでなくターゲット設定も重要です。ターゲット設定をするには、自社サイトの強みを把握することが大切です。強みが把握できたら、そこからユーザー像を明確にしていきます。そしてそのユーザーが欲しているものはなにかを分析し、具体的なキーワードとしていきます。

Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドでも「ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。(略)検索行動の違いを予測し、読者を意識して執筆することで、検索結果でのパフォーマンスに良い影響を与えることができます。」との記載があります。

参照:検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド|Google 検索セントラル

ターゲットを考えるときは、悩みの深さで層を分けておくと精度が上がります。すでに商品名で検索している層、比較している層、悩みの解決策を探している層では、響く言葉が違うためです。

広告で狙うのは基本的に一番手前の顕在層です。その他の層は記事で受け止める、という役割分担にしておくと、限られた予算を成果につながる場所に集中させられます。

広告文作成

リスティング広告の広告文とは、ユーザーが検索した際に表示される広告の「タイトル」と「説明文」のことです。ユーザーはタイトルと説明文から検索意図に合ったサイトか判断するため、広告文の作成はクリック率を高めるために重要です。

まずはタイトルで商品・サービスの概要と魅力を押し出し、説明文でサイトの詳しい中身を伝えていきましょう。ただし、説明文はGoogle、Yahoo!ともにモバイルで半角90文字(全角45文字)しか表示されないため、表示されている文字数にユーザーが求める情報を盛り込むことが大切です。

広告文作成の際に気を付けたいポイントは、タイトルにも説明文にも必ずキーワードを入れることです。ユーザーはキーワードを入力して検索をしているので、タイトルから知りたい情報が詰まったサイトであることをアピールしましょう。

あわせて、実績や価格などの具体的な数字を入れると説得力が増します。「多くの企業に選ばれています」より「導入300社」のほうが、読み手は判断しやすくなります。

なお、誇大な表現や根拠のない最上級表現は審査で承認されないことがあります。事実として示せる内容に絞って書きましょう。

ランディングページ最適化

ランディングページとは、ユーザーがWeb検索やWeb広告などを経由して最初にアクセスするページのことで、別名LPともよばれます。リスティング広告におけるLPは、商品の特徴やユーザーのニーズがまとめられていて、購入や成約などのコンバージョンが高められるものだといえるでしょう。

そのLPを最適化する目的は、コンバージョン率の向上とユーザーの離脱率を下げることです。

LPにとどまってくれたとしても、購入や成約につながらなければ意味がありません。

購入・成約画面への誘導を分かりやすく工夫しましょう。

見直すときは、広告文とLPの内容が食い違っていないかを最初に確認します。広告で伝えた内容がページの冒頭に見当たらないと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

表示速度も見落とされがちです。読み込みに時間がかかるページは、内容を読まれる前に離脱されます。画像の容量を削るだけでも改善することがあるため、一度確認しておきましょう。

A/Bテストの実行

A/Bテストとは、バナーや広告文、Webサイトなどの最適化をするために実施するテストのことです。Aパターン、Bパターンなど複数のパターン分けをしてユーザーにランダムに表示します。その結果を比較して、より成果を得られるパターンを探る方法です。

A/Bテストでは「タイトル」「広告文」「リンク先ライティングページ」をそれぞれ変更して、比較することができます。A/Bテストを実行することで、ライティングページの改善がしやすくなり、改善の結果購買・成約につなげることができます。手軽に実施できることもメリットの1つといえるでしょう。

テストの際は、変更する箇所を一度に1つだけにしておきましょう。同時に複数を変えると、どの要素が結果を動かしたのか分からなくなります。

また、クリック数が少ないうちに結論を出すと、たまたまの差を実力差と見誤ります。ある程度の件数が集まるまで期間を確保してから判断してください。

広告費用管理

リスティング広告は、ユーザーがクリックすることで料金が発生します。広告を継続すれば、その分費用は掛かりつづけます。リスティング広告の目安は月予算50万円ともいわれていて、費用負担は決して少なくないため、費用管理についてしっかりと検討しなければいけません。

しかし、購入・成約数は予想の値でしかないため、広告費を決める際には撤退する予算額も一緒に決めておきましょう。

運用時は、キャンペーンや広告グループごとに日別の上限を設定しておくと安心です。特定のキーワードだけに予算を使い切ってしまう事態を防げます。

月末にまとめて確認するのではなく、週単位で消化状況と獲得件数を見る習慣をつけておくと、費用が膨らむ前に手を打てます。

SEO対策におけるリスティング広告の効果測定と改善方法

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SEO対策におけるリスティング広告の効果測定と改善方法について紹介します。リスティング広告における重要な指標と分析ツールの活用、見るべき改善ポイントに分けて解説していきます。

改善のコツは、指標を一つずつ順番に見ていくことです。表示されているか、クリックされているか、申し込みまで届いているかを分けて確認すると、どこでつまずいているかが分かります。

リスティング広告における重要な指標

リスティング広告における重要な指標はこちらです。

・インプレッション数

・クリック率

・コンバージョン率

・費用対効果

それぞれ解説していきます。

インプレッション数

インプレッション数とは、リスティング広告がユーザーの開いたページに表示された回数のことです。インプレッション数だけでリスティング広告に対する効果を測定することはできません。次に解説する「クリック率」を合わせて効果測定をしましょう。

インプレッション数が想定より少ない場合は、そもそも広告が表示されていない状態です。入札単価が低い、キーワードの検索需要が小さい、予算を使い切っているなどが原因として考えられます。

クリック率

クリック率とは、広告が表示された回数(インプレッション)に対してどれくらいクリックされたかの割合を示すものです。クリック率に対しての購入・成約数を分析・評価していくことで、リスティング広告の改善につなげていきます。キーワードごとのクリック率を分析し、インプレッション数とも照らし合わせることも大切です。

表示はされているのにクリックされない場合、原因は広告文にあります。検索キーワードと広告文の内容がずれていないか、見直してみましょう。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、Webサイトに訪れたユーザーが商品の購入・成約に至った割合のことです。コンバージョン率は「CVR(%)=コンバージョン数÷セッション数または ユーザー数×100」という式で求められます。

リスティング広告では、ページを訪問するだけではなく購入・成約までが最終目標です。

そのため、コンバージョン率を上げるための改善を続けることが必要です。

クリックはされているのに申し込みが発生しないときは、広告ではなくリンク先ページ側に課題があります。入力フォームの項目が多すぎないか、申し込みボタンが分かりやすい位置にあるかを確認してみてください。

関連記事:CVRとは?CVRの計算式や業界別の平均値も徹底解説

費用対効果

リスティング広告の費用対効果を表す一般的な指標は「ROAS」で、広告の費用対効果を示すものです。ROASは「売上÷広告費×100(%)」で求められ、求められた数字が高いほど費用対効果が優れているといえます。ROASの基準は100%となっており、これを下回る場合は改善が必要です。

あわせて、1件の獲得にいくらかかったかを示すCPAも見ておきましょう。ROASは売上に対する効率を、CPAは獲得1件あたりの単価を表すため、両方を並べると判断しやすくなります。

分析ツールを活用する

SEO対策におけるリスティング広告の効果測定と改善方法には、分析ツールの活用も効果的です。おすすめの分析ツールは「Google アナリティクス」「Google 広告」です。

Google アナリティクス

Googleでは、Googleアナリティクスを「ウェブサイトとアプリからデータを収集し、ビジネスに関する分析情報を提供するレポートを作成するプラットフォーム」と表現しています。

Google アナリティクスを使うことで、サイトに訪れるユーザーの「属性データ」や「行動データ」を分析することができ、自身のWebサイトの改善につなげることができます。

コンバージョン数やインプレッション数を測定することも可能なので、Googleアナリティクスを効率的に活用しましょう。

Google 広告

Google広告の機能の1つである「Googleキーワードプランナー」を活用しましょう。キーワードプランナーは、広告掲載のための入札単価を調べることができるほか、キーワードごとの月間検索ボリュームが分かります。

これらは、SEOにおけるリスティング広告作成の際にも役立ちます。SEO対策とコンテンツ作成のためには、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べるだけでなく、キーワードの競合性やユーザーニーズに合ったキーワードの選定も大切です。

SEO側の状況を見るなら、Google Search Consoleもあわせて使いましょう。どの検索語句で表示され、何位に入っているかが分かるため、広告で拾っている語句を記事で狙えないかの判断材料になります。

見るべき改善ポイント

SEO対策におけるリスティング広告の効果測定と改善方法において、見るべき改善ポイントはこちらです。

・広告文の見直し

・ターゲティングの調整

・ライティングページの改善

それぞれ解説します。

広告文の見直し

リスティング広告のクリック率が悪い場合、広告文の見直しをしましょう。リスティング広告から購入・成約に繋げるには、まずクリック率を上げなければいけません。そのために、まずユーザーの目につく検索サイトに表示される広告文が、検索キーワードと関連性が高いか検討する必要があります。

広告文改善のポイントはこちらです。

・自社サイトの強みを訴求する

・ユーザーが魅力的だと思う文章

・共感を誘う文章

・数字を効果的に使う

これらのポイントを守って、広告文の見直しをしていきましょう。

ターゲティングの調整

ターゲティングを調整することで、商品やサービスに対してより関心があるユーザーに向けたリスティング広告を表示することができます。その結果、リスティング広告のクリック率の上昇と、コンバージョンにつながります。

ランディングページの改善

Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドでは、興味深く有益なサイトにするために「コンテンツが最新: 公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除します。」と記載があります。

参照:検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド(コンテンツの更新について)|Google 検索セントラル

時間の経過とともにライティングページの情報が最新ではなくなると、それまで発生していたコンバージョンが発生しにくくなります。ランディングページを改善することで、クリック率・コンバージョンの上昇と、費用対効果を高めることができるのです。

サイトに訪れたユーザーが魅力を感じるサイトでないと、内容を判断することなく離脱してしまうことがあるため注意が必要です。クリックして最初に目に入る部分に、ユーザーの興味を引くようなライティングが必要でしょう。

改善に着手するときは、成果への影響が大きい順に手をつけましょう。クリック数の多いキーワードやアクセスの多いページから見直したほうが、同じ工数でも結果に反映されやすくなります。

関連記事:CVRが低下する原因は?確認すべきポイントと改善方法を紹介

まとめ

SEOとリスティング広告の違いから、リスティング広告のメリット・デメリット、そして効果的な活用法まで解説してきました。リスティング広告は即効性があり費用対効果も高くメリットが多い広告ですが、その半面しっかりとした知識と分析をしないとデメリットを感じることもあります。

リスティング広告をより効果的に活用するためには、定期的な広告文の見直しやターゲティングの調整、ライティングページの改善が必要です。しかし、全てを行うのが難しい方は、外部委託を検討しましょう。楽々editはSEO対策からサイト作成、広告運用までWebサイトの運用に必要なノウハウを持っています。

トータルサポートも可能なため、安心して自身のサイトを預けることができます。「時間がなくてサイトの見直しまで手が回らない」「サイトの作成はしたが、その後の専門的な対策をお願いしたい」と思っている方は、一度相談をしてみるとよいでしょう。

最後に要点を整理すると、リスティング広告は「今すぐ成果がほしいとき」に、SEOは「集客の土台を作りたいとき」に向いた施策です。どちらか一方が正解ということはありません。

予算と時間の余裕を見ながら、まずは広告で成果の出るキーワードを見つけ、その結果をSEOに反映させていく進め方であれば、無駄な投資を抑えながら集客を伸ばしていけます。