SEOに効果的なタグの設定方法とは?HTMLの書き方を徹底解説!
HTMLタグを適切に設定することは、SEO対策にとって非常に重要です。その中でもSEOに効果的なタグがあり、書き方次第で検索順位の上昇が期待できます。
「SEO対策をしているけれど検索順位が上がらない」「効果的なタグ設定がわからない」といった方も多いのではないでしょうか。
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この記事では、SEOに効果的なタグや書き方についてわかりやすく解説しています。HTMLタグ設定について悩まれている方は、ぜひ最後までご覧ください。
HTMLタグがSEO対策に効果的な理由
SEO対策の中でもHTMLのタグ設定は、コンテンツの内容を検索エンジンに正しく伝え、検索順位を上げるための重要な役割を担っています。
Googleなどの検索エンジンは、クローラーによって検索の順位を決めるための要素がサイトから収集されます。
クローラーはHTMLを解読し情報を収集、分析、評価(ランク付け)します。つまり、HTMLを正しく記述することでコンテンツの内容がクローラーに伝わり、正しい評価を得ることができるのです。
またユーザビリティを向上させることもSEO効果を発揮させるといわれています。間違ったHTMLの記述は、サイト内の表示に不具合を起こす原因です。ユーザビリティを損なうことは検索順位を下げることにつながります。
自社サイトを上位表示させるには、最適なHTMLタグを設定し正しく記述することが大切です。
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SEOに効果的な7種類のタグとは?
HTMLタグがSEOに効果的なことをお伝えしましたが、どのタグをどのように設定すると良いのでしょうか。
SEOに効果的な7つのタグ
・titleタグ
・metaタグ
・hタグ
・aタグ
・listタグ
・altタグ
・canonicalタグ
まずは、HTMLの中でもSEO対策に効果的な7種類のタグについて解説していきます。
titleタグ
titleタグは、Webサイトや各ページのタイトルを設定するためのタグです。ユーザーが検索した際に最初に目にする重要な部分になります。
どのページにアクセスするかどうかを左右するポイントとなるため「ページの内容と関連性がある」「訴求したい内容が伝わる」タイトルにすることが大切です。
また、目を引く魅力的なタイトルをつけることでユーザーにクリックされやすくなります。検索結果に直結しているtitleタグは、SEO対策に必要なタグだといえます。
metaタグ
metaタグは、ユーザーではなく検索エンジンやブラウザにページの情報を伝えるためのタグです。Webページではmeta keyward(メタキーワード)とmeta discription(メタディスクリプション)の2つの情報が主に使われます。
・meta keywardは、Webページの情報に関連したキーワードです。
・meta discriptionは、Webページを紹介するために120文字前後でまとめた概要文です。
現在、meta keywardについては検索順位に影響を与えないとGoogleが言及しています。SEOに重要なのはmeta discriptionです。meta discriptionは検索順位に直接影響しませんが、クリック率を左右するといわれている大切なタグです。
hタグ
hタグは、Webページの見出しを設定するタグです。ユーザーと検索エンジンのどちらにもコンテンツの内容をわかりやすく伝える手助けをします。
見出しの大きい順にh1からh6までありますが、Webページで使われるのはh1からh4までです。特にh1タグ(大見出し)は、Googleが重視しているためSEO対策に重要です。
またh1タグについて、titleタグとテキストが同じでも問題ないのか疑問に思っている方もいるようですが、h1タグは検索エンジンに表示されないのでSEO的なデメリットはありません。
aタグ
aタグは、他のページへリンクさせることができるタグです。Webページ上でテキストの色が変わっている部分をクリックすると、リンク先へページが切り替わります。
本文の中にサイト内の別記事を紹介するページがある場合、aタグで内部リンクを貼っておくことでユーザーがリンク先のページにアクセスし、サイト内の回遊率が上がります。
サイトの回遊率を上げることは、ユーザーが離脱するのを防ぎ滞在時間のアップにつながるためSEOに効果的です。
listタグ
listタグは、Webページの中で箇条書きにしたい部分をリストにして表示するタグです。検索エンジンは、箇条書きされていると文章の意図を理解しやすくなるため、SEOに効果があります。
また、文章を羅列して書くだけでなくリストにすることでユーザーが読みやすくなり、ユーザビリティの向上につながります。
listタグには下記の2種類があります。
・ulタグ 順番に意味を持ちません。
・olタグ 順番に意味を持ちます。
例えばランキングを表示させる際には、olタグを設定することでリストの頭に数字を表示させることができます。
altタグ
altタグは、画像にテキストを設定することができるタグです。altタグを設定することで、画像に意味を持たせることができます。
Googleクローラーは画像だけでは認識されませんが、テキストを入れることで認識されるようになります。画像検索結果に表示されやすくなるため、SEOにとても重要です。
また、何らかのエラーで画像が表示されない場合にもテキストが表示されることや、音声読み上げで記事を読んでいるユーザーが画像を理解しやすくなるため、ユーザーからの評価も高くなります。
canonicalタグ
canonicalタグは、検索エンジンにサイト内の重複しているコンテンツを伝えるためのタグです。わかりやすくいうと、重複したコンテンツの中で「一番大事なコンテンツ」をcanonicalタグを使うことで、検索エンジンに知らせることができるということです。
Webサイト内では似たコンテンツや重複ページを作っていることがあります。この場合、検索エンジンの評価が分散されるため、正規URLが適切に評価されない状況になります。
重複コンテンツを放置しているとSEO評価が下がる可能性があるため、canonicalタグを設定しなければなりません。
直接SEOに効果があるタグは?
SEOに効果的なタグをご紹介しましたが、その中でも直接検索エンジンに影響のある重要なタグは「title」タグです。Googleで上位表示を狙うには、適切なtitleタグを設定する必要があります。
次に重要なのは「h1タグ」です。検索エンジンから重要視されているため、効果的な見出しにする必要性があります。対策キーワードを含めることが効果的です。
他のタグももちろんSEOに効果がありますが、上記の2つはSEO対策をする上で特に重要なので適切に設定しましょう。
SEOに効果的なタグの書き方
ここでは、それぞれのタグを効果的に設定するための書き方をご紹介します。SEOに効果のあるタグであっても、効果的な書き方ができていないと検索エンジンから高い評価を得ることができません。
間違った書き方や注意事項などもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
titleタグの書き方
titleタグの書き方を説明します。
見本:<title>SEOに効果的なタグの設定方法とは?HTMLの書き方を徹底解説!</title>
titleタグを書く際の大切なポイント
・titleの前半に必ずキーワードを入れること
・文字数は30文字前後にすること
・コンテンツの内容がひと目でわかるようにすること
・Webページと関係のないキーワードは削除すること
・ユーザーの興味があることを意識してタイトルをつけること
・サイト内のページのtitleはオリジナルなものにすること
サイト内のページが同じtitleにならないように注意することが必要です。titleが重複していると検索エンジンに認識されにくくなります。検索上位表示を狙うならサイト内のページのtitleをオリジナルにすることが重要です。
metaタグの書き方
metaタグの中でSEOに効果があるmeta discription(メタディスクリプション)に絞って解説します。
見本:<meta name=”description” content=”Webページの紹介文(ここにテキスト)”>
metaタグを書く際の大切なポイント
・Webページの説明文を入れること
・最適な文字数にすること
・ユーザーにわかりやすい文章にすること
・Webページを読むベネフィットを盛り込むこと
PCの場合の文字数は90〜120文字程度、スマホの場合は70文字程度が良いといわれています。ユーザーは欲しい情報を探して検索しているので、ページの内容がわかる概要文にすることが大切です。
また、この記事を読むことで得られるベネフィットを入れることで、クリック率を上げる効果が期待できます。
hタグの書き方
hタグの書き方を説明します。
見本:<h1>SEOに効果的なタグの設定方法とは?HTMLの書き方を徹底解説!</h1>
<h2>HTMLタグがSEO対策に効果的な理由</h2>
hタグを書く際の大切なポイント
・hタグは正しい順序に設置すること
・h1タグには必ず対策キーワードをいれること
・h1タグは1つのページに1回だけ使うこと
hタグは階層構造になっています。h2タグのあとには必ずh3タグが続き、h3タグのあとにはh4タグが続きます。「h3タグのあとにh2タグ」「h4タグのあとにh3タグ」といった間違った順序で設置すると検索エンジンに正しく認識されません。
hタグは正しい構造に設置することで、検索エンジンにもユーザーにもわかりやすいページとなりSEOの効果につながります。
aタグの書き方
aタグの書き方を説明します。
見本:<a href=”リンク先URL”>アンカーテキスト</a>
アンカーテキストとは、リンク先へクリックできるテキストのことです。
aタグを書く際の大切なポイント
・アンカーテキストに対策キーワードを入れること
・ユーザーがクリックしやすいアンカーテキストにすること
アンカーテキストの情報は検索エンジンに影響します。適切なキーワードが入った内部リンクはサイト評価を得ることができるので、SEOに効果的です。
ただし、GoogleはSEOのやり過ぎを問題視しているため、ページと関連の薄いコンテンツのリンクを貼ったり、大量にリンクを貼ったりすると「過剰SEO」としてペナルティを課される可能性があるため注意が必要です。
listタグの書き方
listタグの書き方を説明します。
ulの見本:<ul>
<li>おすすめA</li> → ・おすすめAと表示されます。
<li>おすすめB</li>
<li>おすすめC</li>
</ul>
olの見本:<ol>
<li>おすすめA</li> → ①おすすめAと表示されます。
<li>おすすめB</li>
<li>おすすめC</li>
</ol>
listタグを書く際の大切なポイント
・場面に合わせた使い方をすること
2種類のlistタグは、順番に意味を持つか持たないかで使い分けるようにしましょう。また、listタグはSEOに有効な強調スニペット*に表示されやすいため、適切に使用することをおすすめします。
*強調スニペットとは、ユーザーが検索した際の回答が検索結果の上部分に「ボックスで強調して表示される」仕組みのことです。
altタグの書き方
altタグの書き方を説明します。
見本:<img src=”画像のURL”alt=”画像の説明文”width=”幅”height=”高さ”>
altタグを書く際の大切なポイント
・画像の意味が伝わるテキストにすること
・対策キーワードを入れること
・widthとheight属性を記述すること
画像の代わりとなるため、ユーザーに画像の意味が伝わる適切なテキストにすることが大切です。また対策キーワードを入れ込むことで、画像検索をヒットさせるのに効果があります。文字数はユーザーが読みやすい文字数にすることを意識しましょう。
widthとheight属性を記述しない場合は、Webページが表示された際に「レイアウトシフト」コンテンツがずれることがあります。ユーザビリティを損なう可能性があるため記述することをおすすめします。
canonicalタグの書き方
canonicalタグの書き方を説明します。
見本:<link rel=”canonical”href=”正規ページのURL”>
canonicalタグを書く際の大切なポイント
・canonicalタグはhead内に記載すること
・できれば絶対URLを記載すること
・URLに間違いがないか必ず確認すること
検索エンジンが早く読み込めるように、上部のhead内に記載することが大切です。また、URLは絶対URLでも相対URLでも構いませんが、記載ミスをしないためにも「http://~」を含む絶対URLを記載しましょう。
URLが間違っていると検索エンジンに正しく認識されません。必ずURLの確認をしてください。評価を一つにまとめるためにもcanonicalタグを設定することがおすすめです。
検索順位を上げるために必要なこと
タグ設定以外にも、検索順位を上げるためには下記の点も重要です。
・良質な被リンクを増やす
・キーワードに適した質の高いコンテンツを作成する
被リンクとは、外部サイトからのリンクのことです。Googleは自然発生した被リンクを評価するため、内部リンクと同様に検索順位を上げるために有効だといわれています。
被リンクを集めるためには、共有したいと思われる質の高いコンテンツを作成することが大切です。タグ設定以外にもさまざまな対策を組み合わせることが検索順位を上げることにつながります。
まとめ
今回は、HTMLタグの設定がSEO対策に重要である意味や、効果的な設定方法についてお伝えしました。SEO対策をしているけれど、なかなか検索順位が上がらないと悩まれている方もいるでしょう。
Googleで検索上位を狙うにはさまざまな方法があります。まずは、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
SEO対策には、質の良いコンテンツを作ることが基本です。最適なHTMLタグを設定し、ユーザーが満足するコンテンツを作ることを心掛けましょう。