メディア担当者必見!オウンドメディアの不調原因と改善策を徹底解説

オウンドメディアを始めてみたものの、成果がでない」

「メインの事業に集客する予定のはずが、見込み客が全然集まらない」

「アクセスはあるのに、コンバージョンが増えない」

上記のようにお考えではありませんか?

そこで、今回はオウンドメディアがうまくいかない要因や、具体的な改善方法運営体制を見直す方法についても取り上げています。

当記事を最後までお読みになった方はオウンドメディアの不調原因を見つけることができ、改善策を見出すことができるでしょう。是非最後までお読み下さい。

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オウンドメディアがうまくいかない原因

オウンドメディアがうまくいかない原因の多くは下記の4つです。

  • 目的や目標が不明確
  • 集客手段が不明確
  • 予算がかけられない
  • 時間が足りない

1つずつみていきましょう。

目的や目標が不明確

オウンドメディアがうまくいっていないとき、目的や目標がはっきりしていない可能性があります。

明確な目的とは、例えば、「自社のファンや、定期的に商品を購入してもらう人を増やす」などです。この場合目標は、具体的なオウンドメディアを経由した商品購入者数、購入金額、リピート購入率などを示します。

目的や目標がなければ、具体的に何をして、どんな結果を求めるべきか、運営において重要なことが定まりません。

集客手段が不明確

オウンドメディアは見込み客の集客のために行われます。すぐに商品やサービスを購入してくれる顧客ではありませんが、自社サービスや事業内容に興味・関心を持ち、先々、自社のファンになってくれる顧客のことを「見込み客」として扱います。

見込み客を集客するためには、その人たちがどのような属性や思考なのかをリサーチ、仮説立てをして適切な集客手段を選択する必要があります。

オウンドメディアの集客手段はSNS、検索エンジン(SEO)、広告、自社の他メディア、など様々ありますが、どれが適しているのかをターゲットに合わせて明確に定義しておくと良いでしょう。   

予算がかけられない

オウンドメディアにとって予算は生命線です。

しかし、サイトを立ち上げて最初の予算が付いた後、成果が出ずにすぐ予算を縮小・削減されてしまい途中で運営をやめてしまう企業も多いようです。

オウンドメディアはコンテンツを少しずつ積み上げていくことが一般的なので、立ち上げ時(特に最初の半年~2年程度)は全く成果がないことも十分にありえます。

またサイトの改善など、企画書の段階で承認がもらえないことが多いのもオウンドメディアの特徴の一つです。コーポレートサイトやECサイト、広告用のLP(ランディングページ)とは異なり、売上げなどの具体的な数字で結果を試算しにくいことから上司や経営者を説得するのが難しいこともあります。

このように予算の問題でオウンドメディアを途中で断念せざるを得なくなります。

時間が足りない

オウンドメディアを担当する社員は、基本的に他の業務と兼任で運営することが多いです。

すると、オウンドメディアだけに時間をかけることができないため、運営リソースの余裕がなくなってしまうこともあります。その結果、じっくり進められないという状況が発生します。

他にも、短期目標が設定され、利益や業績をすぐに求められている場合もじっくり進めることは難しいでしょう。

オウンドメディアの具体的な改善方法

ある程度、オウンドメディアを運営していると、ほぼ例外なく上記のような壁にぶち当たりますよね。せっかく記事を作り込んだのに、思うような結果につながらないとがっかりするかもしれません。しかし、大事なのは現状を把握しながら改善していくことです。

正しい改善方法を実施していけば、アクセスを伸ばし、成果につなげることができるので諦めないで下さい!では、一体どうすれば良いのでしょうか。今回は下記においてオウンドメディアの具体的な改善方法をお伝えしていきます。

アクセス数を高くする

アクセス数を高くするには下記の3つを増加する必要があります。

  • 検索からの流入を増やす
  • ソーシャルメディアでの露出を増やす
  • メールマガジンからの流入を増やす

それぞれみていきましょう。

検索からの流入を増やす

オウンドメディア運営で集客を考えるならば、SEOを意識した記事作りが必須です。SEOとは検索エンジン最適化を意味します。作成した記事のキーワードは、ユーザーにとって「知りたい!」と強く思うものになっているでしょうか。

ユーザーが検索して知りたいと思うキーワードを意識して、記事作りを行わなければ、どれだけ中身がよい記事でも、そもそもたどり着いてもらえません。ターゲット層にとって、関心の高いキーワードについて、洗い直してみましょう。

ソーシャルメディアでの露出を増やす

記事を作成して終わりではなく、ソーシャルメディアでの露出を増やしていくことを考えるべきです。Twitter、Facebook、InstagramなどSNSの種類によって、ユーザーの年齢層や特性が異なります。

各SNSの特性に合わせた適切な情報の出し方をすることで、SNSを通じて記事への流入を増やすことができます。ただし、片手間でソーシャルメディアを運用しても、アクセスにはつながりません。

記事内容以外に投稿できるネタを用意して、ソーシャルメディアの運用を日頃から行うようにすることで、オウンドメディアのアクセスにも貢献することになります。

メールマガジンからの流入を増やす

メールマガジンで記事内容を伝えることも、オウンドメディアの流入につながります。メールマガジンは、ダイレクトに相手と接点を持てるのが、何よりの強みです。

オウンドメディアやサイトだけではなく、ウェビナーやイベントで接点を持った見込み顧客に、メルマガ登録を促していきましょう。

有益な情報を定期的に配信して、記事更新があればお知らせしていくことで、メールマガジンの読者からの信頼を得ることできます。

 

直帰率を低くする

直帰率とは、サイトに流入したけれども、最初のページだけを見てサイトを離脱した割合のことです。せっかくアクセスしてくれたユーザーがすぐに離れてしまっては、意味がありません。直帰率を下げる方法は以下の2つです。それぞれ確認していきましょう。

  • 導線を用意する
  • ユーザーが読みやすいようにする

導線を用意する

直帰率が高いのは、訪れたユーザーがサイト内を回遊していないということになります。記事を読んだあとに、ほかのページも読んでみたくなるような導線を用意しておきましょう。

読んでいる記事と関連性が高い記事を、内部リンクで設置することはおすすめです。ほかにも、記事のランキングを設置するといったことで、回遊してもらうことにつなげていきましょう。

ユーザーが読みやすいようにする

せっかく訪問してくれたユーザーがすぐに離れてしまうのは、記事の内容以前に、サイトの使い勝手が悪いからかもしれません。例えば、読み込みのスピードが遅かったり、文字が小さくて読めなかったりすれば、どれだけ記事の内容がよくても、読もうとは思わないでしょう。

サイトスピードやデザインを改善することで、ユーザーが読みやすいページにしていきましょう。また、スマートフォンなどのモバイル端末でも読みやすいかどうか、モバイルフレンドリーになっているかも確認してみてください。

Webプッシュ通知からの流入を増やす

メルマガに比べて、よりダイレクトに情報を通知できる方法がブラウザを経由したリアルタイムのWebプッシュ通知です。

Webプッシュ通知は、オウンドメディアへ訪問時にユーザーからの許諾を取れれば、ユーザーがそのサイトを開いていなくても通知を受け取ることができます。Webプッシュ通知の許諾は、ポップアップで表示させることが一般的です。

メルマガのように、個人情報の取得はできませんがユーザーにとっては、比較的許諾のハードルが低いので、オウンドメディアのリピート訪問ユーザーを増やしたい!という方にはおすすめの手法です。

コンバーション率を改善する

コンバージョン率を改善する方法は下記の2つです。

  • 設置場所を増やす
  • 種類を増やす
  • デザインを見直す

それぞれ解説します。

設置場所を増やす

CVR(コンバージョン率)が悪いサイトの特徴の一つに、コンバージョンをする場所が分かりにくいことで、サイトの閲覧者が途中で申し込みや資料請求を断念することが挙げられます。

CVRを改善するには、コンバージョンポイントを分かりやすい位置に設置するだけでなく、複数設置することも有効です。CVR(コンバージョン率)が高いメディアの例としてグローバルナビ、メインコンテンツ、フッターの上など、どこからでもコンバージョンの場所を見つけられるように設置されていることもあります。

種類を増やす

コンバージョンは複数の種類で設置することをおすすめします。例えば、資料申し込みだけがコンバージョンとして設置されていた場合、資料の申し込みには興味がない人には響きません。他にも、問い合わせや電話などを用意し、ユーザーが状況に合わせて選べるようにしておくと親切です。

質問・問い合わせや、ご意見フォーム、無料ダウンロードなどの定番のコンバージョンに加え、近年ではチャットやLINEの友達追加などもコンバージョンとして設置しているサイトをよく見かけます。

中にはAIを利用したチャットで24時間対応できる方法を採用している企業もありますので、自社のオウンドメディアと似ているサイトで、どのようなコンバージョンが設置されているのかチェックしてみると良いでしょう。

デザインを改善する

コンバージョンポイントは目立たなければ、閲覧者にはスルーされてしまいます。そこで、デザインを改善し目立たせることでCVR(コンバージョン率)をアップさせましましょう。

改善例として、

  • コンバージョンボタンのサイズを大きくする
  • 赤やオレンジのように活発な印象を与えるカラーに差し替える
  • カーソルを合わせたときに色が変わるようにする

などです。また、コンバージョンボタンは、誘導する文によってもCVR(コンバージョン率)は変わりますので、複数パターンの文章でABテストをしてどれが最もCVR(コンバージョン率)が高いか検証するのも良いでしょう。

運営体制を見直す

オウンドメディアを開始して直面することの一つが、社内の人員不足でしょう。記事作成やSEOを意識した記事改善など、コンテンツの作成だけでなく、運営に関するあらゆる作業をこなさなければなりません。

しかし、時間的・労力的にも社内の担当者がこれらをすべて担うことが難しいこともあります。オウンドメディアのチームを管理できるマネージャー、WEBマーケティングやデザイン、開発などに精通している専門の人員などを確保する必要がありますが、改善のために必要なリソースを社内だけで割り振るには限界がある場合は外注も視野に入れて検討するのも選択肢です。

できる限り作業を細分化して、外部リソースも含めリソースの確保をしておきましょう。

まとめ

当記事ではオウンドメディアの運営について、不調原因と改善方法について解説しました。

オウンドメディア運営に行き詰まった時は是非当記事を参考に改善を実行してみてください。皆様の御検討をお祈りします。最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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