【徹底解説!】オウンドメディアの制作費用はいくら掛かるの?
近年では、新しい広告の方法として、オウンドメディアを活用する企業が増えてきていることをご存知でしょうか。
オウンドメディアは、外注で制作使用とすると、初期費用で100万以上掛かる場合もあります。
ですが、その後の利益率を考えると十分な役割を果たしていくいわば、企業の看板です。
商品や企業のファンの獲得から商品・サービス販売までのマネタイズにも直結します。
今回はこれからオウンドメディアを立ち上げようと考えている方に向けた内容になっています。
主にサイトの構築や記事の投稿から運用までの資金や掛かる費用を詳しく解説していくので最後までご覧頂ければ幸いです。
オウンドメディア制作費用
オウンドメディアの相場は、サイトの規模に寄って大きく変わってきます。
特にサイトのデザインだけであれば、10万円以内での制作も可能です。
クラウドワークスなどを活用して個人に依頼することで更に費用を抑えることも出来ます。
しかし、オウンドメディアの本来の目的は、「マネタイズに直結する広告」です。
つまり量より質の高さが重要です。
以下で、目的や金額での発注先をリストにしました。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
0円〜20万円 | サイトの制作のみ | 個人・制作会社 | 3日〜2週間 |
20万円〜50万円 | サイト制作コンテンツ50本 | 個人・制作会社 | 2週間〜1ヶ月 |
50万円〜100万円 | サイト制作コンテンツ100本SEO対策・分析 | 大手制作会社 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
100万円以上 | サイト制作コンテンツSEO対策・分析コンサルタント | 大手制作会社SEOコンサルタント | 3ヶ月〜8ヶ月 |
初期費用で高額な点は悩ましいところですが、徹底したコンテンツ作成付きの100万円以上のオウンドメディアであれば、集客システムを購入するようなモノです。
そうすることで商品の開発や営業に専念する事ができるので十分に元を取る活躍は見せてくれる事でしょう。
それでは、予算毎の特徴を詳しく見ていきましょう。
30円〜20万円
とにかく費用を抑えたい方もしくは企業に向いています。
サイトの規模が小さければ個人でも運営する事も可能です。
またコンテンツや記事の用意は自社で賄えると言う場合にも向いています。
制作予算的に、外注先に丸投げすることはできない場合が多いです。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
0円〜20万円 | サイトの制作のみ | 個人・制作会社 | 3日〜2週間 |
具体的には以下の項目です。
・サイトで使用するロゴや写真の用意
・サーバーとドメインの用意
サイトの構築は比較的にすぐに終わりますが、実際に運営するとなるとコンテンツの制作に時間を取られます。
結果的に3ヶ月後のスタートになることも考えられます。長期的な目線で見ていく必要があります。
20万円〜50万円
着実にオウンドメディアを育ていくのであれば、この価格帯もオススメです。
ある程度、サイトのデザイン性にも優れて、ヘッダー画像の制作も担当してくます。
中には、企業への自動問い合わせやサイトに動きをつけるなど、本格的なサイトを制作してくれる企業もあります。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
20万円〜50万円 | サイト制作コンテンツ50本 | 個人・制作会社 | 2週間〜1ヶ月 |
納品後は、サイト運営もコンテンツの数に拘らなければすぐにでも運営することは可能です。
企業のホームページや個人のポートフォリオとして活用し、アドセンス収入やアフィリエイト収入を狙うことも出来ます。
50万円〜100万円
マーケティングにも特化し、マネタイズに直結するようなサイトは、大体100万円を見ておいた方がいいです。
初期投資で50万円〜100万円は決して小さな金額ではありません。
ですが、集客に強いサイトは今後も更に伸びる可能性を秘めています。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
50万円〜100万円 | サイト制作コンテンツ100本SEO対策・分析 | 大手制作会社 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
オウンドメディアで勝つためには、SEO対策は必須項目になります。
もしも、戦略的な知識をもっていない場合は、迷わずの外注する事がオススメです。
サイト構築や市場ニーズの把握は、特に重要な項目だからです。
100万円以上
常に検索サイトで上位に表示させるならば、100万円は軽く超えてきます。
サイトの制作やSEO対策はもちろんの事ですが、専属のSEOコンサルタントからのサポートもあります。
オリジネルのCMSの開発など完全にゼロから始めるともなるとやはりこの金額は必要になると言えるでしょう。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
100万円以上 | サイト制作コンテンツSEO対策・分析コンサルタント | 大手制作会社SEOコンサルタント | 3ヶ月〜8ヶ月 |
これらの費用の中には、コンテンツのリライト分の金額も含まれています。
ですが、全ての記事をリライトする訳では無いのでそこは注意しておきましょう。
取引先にとってもビッグプロジェクトではあるので、信頼性の高い企業に依頼する事が成功への道のりです。
オウンドメディアの構築に掛かる費用
オウンドメディアに掛かる費用は、制作費だけではありません。
他にも運用費もかかってきます。
まずは制作費の中であるサイトの構築費について紹介していきます。
戦略設計費
簡単に言ってしまうと、自社のブランディングの設計です。
会社の強みだったり、どのような市場でニーズに答えていくのかを明確にしていきます。
今後の方針や達成する目標を明確にしていく事業計画でもあります。
自社でも相談して設計していくことも可能ですが、専門の意見も聞いて全体としての指針を固めることもいいでしょう。
相場は10〜30万です。
マーケティング費
オウンドメディアでの集客の仕組みだったり、マネタイズの仕組みを検討する際に掛かる費用です。
先ほどの戦略設計を元に、どのようなジャンルで、どんなコンテンツを作っていくかを決めていきます。
マーケティングは会社の売り上げや赤字脱却の上でなくてはならない分野です。
費用については、10万〜100万と幅広いです。
これはコンテンツ以外にも企業マーケティングやSNSマーケティングを採用した場合で変動してきます。
サイトデザイン費
その名の通り、サイトのデザインに掛かる費用です。
完全に0から作るのであれば、費用は100万では効かなくなります。
最近はWordPressを活用して、サイトを立ち上げる企業も多いです。
今後の時代に企業サイトは必須の項目と言えるでしょう。
オウンドメディアはあくまでも、集客が出来ること、サイト内でのマネタイズの注力していくのでゼロからにこだわる必要はありません。
費用はおよそ10万円からです。
コーティング費
先ほどのサイトをデザインする上での、基礎になるのがコーディング費です。
HTMLを活用して、サイトの骨組みをしていきます。
サイトデザイン費と同様に抑えることも可能です。
社員でコーディングが出来ると10万は節約できます。
CMSのカスタマイズにこだわるとなると、外注した方がいいでしょう。
専門的な知識が必要になることも理由の一つですが、知見の浅い人がやるとコンテンツが表示されない場合や最悪システムエラーで機能しなくなる場合もありますので、外注するのがオススメです。
費用は10万〜50万です。
コンテンツ費
オウンドメディアに掲載する記事になります。
クラウドワークスなどで、記事を制作してもらう事で低価格でコンテンツを製作してもらうことが可能です。
しかし、ライターにそれぞれ依頼を出していると、記事のバランスやイメージの共有が非常に難しいので、ディレクターを仲介人にして、コンテンツ制作を担当してもらうことで一貫性の高い記事を揃える事が出来ます。
そのため、コンテンツ制作会社に外注することをオススメします。
一度制作した記事は、1記事で100万円を稼ぐ記事も可能です。
そのためにはサイトとしてのまとまりが必要になります。
費用を多めで見積もり、質の高い記事を量産する事でオウンドメディアとしての、価値は一気に高まります。
費用は1万円〜20万円です。
オウンドメディアの運営費用
管理されていないオウンドメディアはすぐに廃れてしまいます。
記事の更新や投稿がないサイトは、あっという間に収益性がないただのサイトになってしまうのです。
そのために常に管理・運営する人がいなくてはなりません。
しかしコンテンツの制作からリライト、検証、分析まではとてもひとりで運用できるものではありません。仮にやるとしても、専門でなければ厳しいです。
カフェで毎日1時間だけまったり運営とはいかないのです。
そのため、多くのオウンドメディアは外注して管理している企業がほとんどです。
ここからは、運営する際に掛かる費用について紹介していきます。
サイト維持費
内訳は、サーバー代とドメイン代です。
アクセス数に見合わないサーバーは一切の利益を生み出しません。
ダウンしてしまうと終了です。全てが0になります。
金額も年間を通して、10万円もかからないので、費用を惜しまずに出す項目です。
ドメイン代は高いものでも1万円ほどですので、サイトとリンクしたドメイン名を設定しておきましょう。
コンテンツ制作
オウンドメディアの価値を高めるには、コンテンツの制作も重要です。
運営していく上で、記事の投稿はもちろんの事ですが、過去に投稿した記事のリライトも必要です。
せっかく費用を掛けて、制作してもらった記事もアップデートして行かなくてはどんどん検索順位が下がっていきます。
リライトも含めて外注することで常にサイトの価値を伸ばしていけるでしょう。
費用は、10万円〜契約する会社が多いです。
効果検証
サイトの分析・改善は常に必要です。
質の高い情報を発信していくためにも常にユーザーのニーズに答えることが出来なくてはなりません。
サイトへの流入キーワードから次回の記事の構成を考えたり、クリック率の低い記事を分析し改善を重ねるなどがあります。上位表示で集客する為にも重要な項目です。
費用は、30万円〜50万円が相場ですが、サイトの規模で上下します。
オウンドメディアに関する費用での注意点
これまで、制作費用・運営費用について紹介してきました。
ここでは、オウンドメディアで注意するべき点について紹介していきます。
費用が全てではない
高い金額を払ったからと言って必ず成功する訳ではありません。
企業に外注したから問題無いという事でも無いです。
営業ばかりに力を入れて、中身のないサイトを制作してくる会社も中にはあります。
逆のパターンも然りで、個人に依頼したサイトが費用以上の働きを見せ、あっという間に初期費用を回収出来たというケースもあります。
いずれにしても依頼する取引先はよく調べてから依頼することが大切だと言えるでしょう。
特に過去の実績は必ず提示してもらうようにしましょう。
自社で運営するにも費用は掛かる
自社の社員を使って運営するにも費用は掛かります。と言うのも、人手が足りなくなるからです。
マーケティングに人を集めるとなると、必ずどこかの部門から人を連れて来ないといけないですよね。
本来の会社としてのバランスを崩す事になりかねません。結果、思うような成果を出せずに損失だけが残ったとなると本末転倒です。
結果、求人票を出して、新たに人材を確保するということになります。
それならば、最初から外注した方が意外と費用をかけずに運営することが出来たりします。
相場が決まっている
高額な請求をされないようにする為にも、相場を知っておきましょう。
中には、素人だなと判断され、相場の倍以上の金額で契約してこようとする会社もあります。
少しでも疑問に感じする相場を提示された際には、内訳もしっかりと出してもらいましょう。
またあらかじめ、予算を伝えることで回避することも可能です。適正な金額でお互い納得の費用で長い付き合いが出来る関係を築いていきましょう。
まとめ
それでは、本日のまとめに入りましょう。
オウンドメディアでの制作費用の相場は、以下の通りになります。
制作予算 | 制作内容 | 外注先 | 納期 |
0円〜20万円 | サイトの制作のみ | 個人・制作会社 | 3日〜2週間 |
20万円〜50万円 | サイト制作コンテンツ50本 | 個人・制作会社 | 2週間〜1ヶ月 |
50万円〜100万円 | サイト制作コンテンツ100本SEO対策・分析 | 大手制作会社 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
100万円以上 | サイト制作コンテンツSEO対策・分析コンサルタント | 大手制作会社SEOコンサルタント | 3ヶ月〜8ヶ月 |
最も費用対効果が高いのは、50万〜100万がオススメです。
初期費用がどうしても掛かるのがオウンドメディアです。
しかし、その後の利益に大きく直結するので、マネタイズで大きな手助けとなります。
一度軌道に乗せてしまうと、その後は継続的にサイトとしても稼ぐ大きな収入の柱となります。
その為にも、良質なコンテンツ制作と充実したバックグラウンドは特に重要です。
オウンドメディアに必要な費用と期間を十分に用意した上で取り組んでいきましょう。