Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして活用していく方法

あなたが何か調べるとき、Googleで検索すると思います。
しかし、自分が手に入れたい情報がなかなか出てこなかったり、検索連動型広告(リスティング広告)がたくさん表示されたりして、使い勝手が悪いと感じるでしょう。

そこで、最近はTwitterやInstagram(インスタグラム)などのSNSを開いて、SNS上で検索をするユーザーが増えているとのことです。

Googleで検索するよりも、自分の求めている情報を簡単に入手できるからです。

このような最近の若者の動向を、ビジネスに活かさない手はありません。

つまり、企業が運用しているオウンドメディアを、TwitterやInstagram(インスタグラム)などのSNSに置き換えて活用していくのです。

この記事では、Instagram(インスタグラム)をどのようにオウンドメディアとして活用していくのかについて、解説していきます。

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オウンドメディアとは

そもそもオウンドメディアとは

そもそも、オウンドメディアとはどんなものでしょうか。
オウンドメディアとは、企業が自社で保有しているメディアのことです。

たとえば、Webサイトや紙媒体、SNSのアカウントも含まれます。
オウンドメディアがあることで、企業の認知度アップにもつながるのです。

オウンドメディアの役割とは

では、オウンドメディアの役割について、みていきましょう。

下記の3つの役割があります。
①「ユーザーを集客する」

②「商品・サービスの販売に繋げる」

③「メディア自体を収益化する」

まずは、①「ユーザーを集客する」ですが、先ほども述べたように、オウンドメディアには企業の認知度アップの効果があります。

Webサイトなどへユーザーが流入することで、「このサイトは、この企業が運営しているんだ」とユーザーが企業を認知します。

そして、そこで終わりではなく、実際に継続的にWebサイトを運営していくことで、ユーザーをリピーターにすることができるのです。

「またあのサイト更新されていないかな」とユーザーに思ってもらって、訪問してもらえるWebサイトにすることが大切です。

そのためには、日々Webサイトを更新すること、さらにユーザーの役に立つ情報を提供することが重要になってくるのです。

このようにして、オウンドメディアで「ユーザーを集客する」ことができます。

続いて、②「商品・サービスの販売に繋げる」ですが、ユーザーを集客したあと、そのまま放置しておくのは機会損失です。

自社の商品やサービスを利用してもらえるような、導線を作成することが大切です。

たとえば、SNS運用をしている企業であれば、Webサイトでオウンドメディア運用の記事を書いた最後に次のような文章を織り交ぜておきます。


「最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。もし、SNS運用でお困りでしたら、弊社にご相談くださいませ。他社よりも安価にご利用でき、アフターサービスも無料です。お問い合わせフォームまたは、メール、お電話でも受け付けております。」

すると、Webサイトをご愛読しているユーザーとしては安心できる企業という意識が刷り込まれているので、すでに相談しやすい距離感になっているのです。

最後の③「メディア自体を収益化する」ですが、日々Webサイトを更新し続け、役に立つ情報を載せていくと、Webサイト自体が価値を持ち始めます。

たとえば、アフィリエイト広告をつけて収益化したり、Webサイトを譲渡する形で販売することもできるでしょう。

ここまでできるのは、相当時間と労力がかかるかもしれませんが、オウンドメディア運用の最終目標と言えるでしょう。

なぜInstagram(インスタグラム)でのオウンドメディア運用が重要になってきているのか

オウンドメディアの役割がわかったところで、なぜInstagram(インスタグラム)などのSNSでのオウンドメディア運用が重要になってきているのでしょう。

その背景としては、さまざまな要因があります。

ここでは、その理由について深掘りしていきます。

Google検索<SNS検索の構図に変わってきている

まずは、Googleで検索するよりも、SNS上で検索するユーザーが増えてきているということです。

今までは、ネットを使うというと「ググる」がメインでした。
しかし、SNSの台頭によって、Googleで検索するよりも、SNS内で情報を検索して、ほしい情報を手にすることができるようになりました。
結果として、SNSのみで完結するという文化が生まれました。

SNS検索のメリットとは、Googleで検索するよりも、より「リアル」で「タイムリー」な情報を取得できることです。

Webサイトの情報だと、やはり、Google上の審査で「公平性」「信頼性」「専門性」「オリジナル性」を求められるので、真面目で少々堅い印象のものになりがちです。

しかし、SNSだと「ユーザーの興味を引く」「そうそう!と共感できる」「ライフハック情報」を載せることが求められるので、「リアル」なものになりやすいです。

また、Webサイトの情報だと、どうしても記事を作成するまで時間がかかるので、少し前の情報が載せられていることが多いです。

しかし、SNSでは「トレンド」などもあるように、今この瞬間の気持ちや情報を載せることが大切になってくるので、「タイムリー」なものになりやすいです。

よって、Webサイトでオウンドメディアを運用するよりも、SNSでオウンドメディアを運用していくべきだと言えるのです。

ファンを作ることの重要性が高まっている

最近は、経済の不景気や競合企業の増加で商品やサービスが売れにくくなってきています。

そのような中で生き残っていくには、自社のファンを作っていくことが求められるのです。

ライバルの企業に勝つためには、自社の良さをより多くのユーザーに知ってもらう必要があります。

ファンを多く作ることで、認知度が高まるだけでなく、実際に「この企業のためなら損をしてでもお金を落として貢献したい」という気持ちで商品やサービスを購入してくれることが増えるのです。

企業として、これ以上嬉しいことはありません。

このようにファンを作ることに特化しているSNSがInstagram(インスタグラム)です。

ハッシュタグ投稿でユーザーと話題を共有したり、口コミなどを商品の写真と一緒に投稿できたりするので、企業とユーザーが非常に近い距離感で交流することが可能になります。

Cookie規制のWeb広告問題

2023年からCookie規制で、今までターゲティング広告でユーザーを追跡できていたものが、これからはできなくなってしまうという事態が訪れます。

ここで、Web広告ではなく、Instagram(インスタグラム)のようなSNSアカウントを継続的に運用していくことでコンテンツを充実させることの価値が高まってきました。

ユーザーは、元々広告を煙たがって嫌がる習性がありました。
だから、Instagram(インスタグラム)でコンテンツだけを集中して見てもらうことで、企業もユーザーもWin-Winの関係を築いていけるようになるのです。

Instagram(インスタグラム)でのオウンドメディア運用をする上でのポイント

では、実際に、Instagram(インスタグラム)でオウンドメディアを運用していく上で、注意するべきポイントなどはあるのでしょうか。

ここでは、実際にオウンドメディアを運用している人たちが、どんなことに気を付けているのかをみていきましょう。

Instagram(インスタグラム)は拡散力が低いので、積極的にシェアをしていく

Instagram(インスタグラム)は、同じSNSであるTwitterに比べると拡散力が低いのです。

Twitterは、リツイートで他人のツイートを拡散することができるのですが、Instagram(インスタグラム)ではそのような機能がありません。

よって、別のSNSアカウントでInstagram(インスタグラム)の投稿をシェアして拡散していくしかないのです。

また、ストーリーズでシェアしていくことも大切です。

どんなに良い投稿をしても、誰にも気づいてもらえなかったら、投稿していないのと同じです。

せっかく投稿するのですから、自社がどんな投稿をしたかを拡散する方法を確立してから、Instagram(インスタグラム)の運用をしていくことが求められるでしょう。

DM(ダイレクトメッセージ)やコメントに対応する

SNSアカウントを運用していくうえで、大切なことはDM(ダイレクトメッセージ)やコメントに対応していくことでしょう。

Webサイトのオウンドメディアでは、なかなかコメントが来ることは少ないかもしれないですが、SNSはその特性上、DM(ダイレクトメッセージ)やコメントが非常に多く届くことになります。

そして1つ1つ目を通して対応していくことが求められます。

真摯に対応することで、ユーザーの心を掴むでしょうし、自社の改善点にもつながることもあるからです。

悲しいことですが、ネガティブなコメントが寄せられることもあるでしょう。

中には、悪質なアンチのような誹謗中傷コメントもあると思います。

そのようなコメントは削除したり、通報したりするのも一つの手です。

法律を守って投稿する

アカウントを運用していく上で、インフルエンサーや芸能人に、自社の商品をPRしてもらうようにお願いすることもあると思います。

そのときに注意が必要なのが、ステルスマーケティングです。

ステルスマーケティングとは、広告や宣伝であるという事実を隠して、インフルエンサーや芸能人に自社の商品をアピールしてもらうことです。

何年か前に一斉に芸能人が炎上したいわゆる「ステマ」というものです。

ステルスマーケティングがバレると、仕事を依頼したインフルエンサーや芸能人に迷惑もかかりますし、自社の信用問題にも関わります。

必ず、PRや広告という文言を明記して、宣伝で投稿しているということを周囲にわかるようにしましょう。

1人で運用するのではなく、チームで協力する

Instagram(インスタグラム)アカウントを運用するというと、個人のSNSアカウントのように、自分ひとりで投稿を続けるイメージを持つかもしれません。

しかし、それは無謀です。

長期的に継続してSNSアカウントで投稿を続けるというのは、並大抵の体力では続きません。

中には投稿する内容が思いつかずに、心が折れてしまう人もいるでしょう。

よって、企業のInstagram(インスタグラム)アカウントを運用するときは、必ずチーム体制で運営するようにしましょう。

最低2人や3人でも構いません。

1人ではなく、交代して投稿を続けていく、または投稿役、相談役、監視役、ネタを考える役と役割分担をすることも大事です。

自分の役割が明確になると、モチベーションが上がり、職務を全うしようと思うのが人間です。

すべてを自分で抱え込まずに、チームメンバーと協力してInstagram(インスタグラム)アカウントを運用していきましょう。

投稿だけでなく、分析にも注力する

SNSアカウントを運用するというと、「投稿」をするイメージが強いかと思います。

しかし、SNSアカウント運用は、「分析」が非常に大切になってきます。

なぜなら、いくら投稿を続けていても、今投稿した内容が良かったのか、悪かったのかを分析して改善していかないと、長期的に見て、評価の高い素晴らしいアカウントになることはできないからです。

よって、今どんな投稿をするといいね数が多いのか、インプレッション数が多いのかなど逐一分析していくことで、周りから求められているものが見えてきます。

そして、日々変化していく周囲の期待に応え続けることで、自社のブランディングをアップさせるSNSアカウントに成長させることができるのです。

早く結果を出そうと焦らない

いざ、Instagram(インスタグラム)アカウントを運用していくとなると、自分の成果を早く出したいと考えてしまうでしょう。

それも無理はありません。

しかし、結果はすぐには出ないでしょう。

なぜなら、そもそも拡散力が低いInstagram(インスタグラム)は、Twitter以上にアカウントを伸ばしていくのに時間がかかるからです。

周りに認知させるには、ストーリーに投稿したり、ハッシュタグ投稿をしたり非常に手間暇かかる作業が多いです。

そして、その努力もなかなか認識してもらえず、もがき続ける時間が流れるでしょう。

そこで、分析をして改善を繰り返すことで、少し波に乗ってくれば、あとは一気に流れに乗って、人気のアカウントに成長するはずです。

だから、決して1か月などの短期で結果を出そうとしてはいけません。

自分の心にダメージがあるだけです。

3か月から半年、長くて1年くらい長期で見て、Instagram(インスタグラム)アカウントを成長させていきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

ここでは、Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして活用していく方法について、解説してきました。

今までWebサイトをオウンドメディアとして活用していた企業が多かったですが、これからはそれでは通用することは難しいかもしれません。

時代の流れに乗っているInstagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして使いこなしていくことで、若者から支持されるこれからの企業として認知されます。

そして若者から支持されて、トレンドになれば、企業で働く40~50代の世代の目にも留まり、全世代か支持される企業になっていくはずです。

だからこそ、オウンドメディアの運用を、Instagram(インスタグラム)で積極的に行っていきましょう。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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