「SEOツールが多すぎて、どれを選べばよいかわからない」「有料ツールを契約したが、使いこなせていない」。SEOに取り組む担当者から、こうした声をよく聞きます。ツールは種類ごとに役割が異なり、目的に合わないものを選ぶと費用だけがかかります。
結論から述べると、最初に導入すべきはGoogleが無料で提供するサーチコンソールとGA4の2つです。有料ツールは、順位の自動計測や競合の調査など、無料ツールでは足りない作業が出てきた段階で追加します。
本記事では、SEOツールの種類、無料と有料の違い、目的別のおすすめ22選、選び方、状況に合わせた組み合わせ、導入時の注意点までを順に解説します。料金は2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている情報です。知りたい項目が決まっている方は、下の表から該当の見出しへ進んでください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| SEOツールとは? | SEOの調査・分析・改善を効率化する道具 | キーワード調査、順位計測、競合分析、サイト診断、記事制作の支援など、目的ごとに6つの種類があります。 |
| 無料と有料の違いは? | 調べられる範囲と作業の自動化が違う | 無料は自社サイトの分析が中心です。有料は競合のデータ取得や毎日の自動計測、大量の一括調査に対応します。 |
| おすすめのツールは? | 目的別に22個を一覧表で比較 | Google公式の5つに加え、キーワード調査、順位計測、競合分析、サイト診断、記事制作の各分野から選びました。 |
| 無料で使えるツールは? | Google公式の5つをまず導入する | サーチコンソール、GA4、キーワードプランナー、PageSpeed Insights、Googleトレンドはすべて無料です。 |
| 競合を調べるには? | AhrefsやSemrushなどの有料ツール | 他社サイトの流入キーワードや被リンクは、自社のデータしか見られないGoogle公式ツールでは調べられません。 |
| 選び方のポイントは? | 解決したい課題から必要な機能を決める | 機能の多さではなく、自社の課題と体制に合うかで選びます。契約の前に無料の試用期間で操作を確かめます。 |
| 自社に合う組み合わせは? | サイトの段階と体制に合わせて選ぶ | 立ち上げ期は無料ツールのみ、運用が軌道に乗ったら順位計測、競合が多い分野では分析ツールを加えます。 |
| 導入時の注意点は? | 導入しただけでは成果は出ない | ツールは判断の材料を集める道具です。数値は推定値を含み、料金や仕様は変更されるため定期的に見直します。 |
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SEOツールとは?できることと種類
SEOツールとは、検索エンジンからの集客を増やすための調査、分析、改善の作業を効率化する道具です。手作業では何時間もかかる調査を数分で終えられ、人の目では気づけない問題を見つけられます。
SEOツールでできること
SEOツールでできることは、大きく3つあります。1つ目は現状の把握で、順位、流入数、サイトの不具合を確認します。2つ目は調査で、キーワードの検索数や競合サイトの状況を調べます。3つ目は制作の支援で、記事の構成や改善点を提案します。
ツールが行うのは、判断に必要な情報を集めて整理するところまでです。どのキーワードを狙うか、どのページを直すかを決めるのは人の役割です。この前提を理解しておくと、ツールへの過度な期待を避けられます。
SEOツールの6つの種類
SEOツールは、目的によって6つの種類に分かれます。アクセス解析、キーワード調査、検索順位チェック、競合・被リンク分析、内部対策・サイト診断、コンテンツ制作支援です。1つのツールですべてを網羅することはできないため、目的に応じて組み合わせます。
アクセス解析は自社サイトの状況を確認する土台で、Google公式のツールが担います。その上に、課題に応じてほかの種類のツールを加えていきます。分析の進め方そのものは、ツールを選ぶ前に整理しておくと無駄がありません。
統合型と特化型の違い
ツールは、複数の機能を1つにまとめた統合型と、1つの機能に絞った特化型に分かれます。統合型は、キーワード調査から順位計測、競合分析までを1つの画面で行えます。特化型は、機能が少ない分、料金が安く操作も簡単です。
担当者が少なく、複数のツールを使い分ける余裕がない場合は統合型が向いています。必要な機能がはっきりしている場合は、特化型を組み合わせたほうが費用を抑えられます。
無料と有料のSEOツールの違い
無料ツールと有料ツールの違いは、機能の優劣ではなく、調べられる範囲にあります。無料ツールは自社サイトの分析に強く、有料ツールは他社のデータ取得と作業の自動化に強みがあります。違いを次の表にまとめました。
| 比較項目 | 無料ツール | 有料ツール |
| 調べられる対象 | 主に自社サイト | 競合サイトを含む |
| 順位の計測 | 一定期間の平均を確認 | 毎日自動で記録 |
| キーワード調査 | 回数や件数に上限がある | 大量の語句を一括で取得 |
| サポート | 基本的になし | 使い方の相談や導入支援がある |
| 費用 | 0円 | 月額数百円〜10万円以上 |
無料ツールでできる範囲
Googleが提供するサーチコンソールとGA4を使えば、自社サイトがどのキーワードで何位に表示され、何回クリックされ、訪問後にどう行動したかまで確認できます。立ち上げたばかりのサイトや、ページ数が100未満のサイトであれば、無料ツールだけで十分です。
有料ツールの多くにも、機能を制限した無料版があります。1日に調べられる回数や、表示される件数に上限がありますが、使い勝手を確かめるには十分です。
有料ツールが必要になる場面
有料ツールが必要になるのは、3つの場面です。対策するキーワードが増え、順位を手作業で確認しきれなくなったとき。競合サイトの流入キーワードや被リンクを調べたいとき。ページ数が多く、不具合を手作業で探せなくなったときです。
「何となく必要そうだから」という理由で契約すると、使わない機能に費用を払い続けることになります。無料ツールで分析を続け、具体的に足りない作業が見えてから検討しても遅くありません。SEOにかかる費用の全体像はSEO対策の費用相場で確認できます。
SEOツールおすすめ22選の比較一覧表
本記事で紹介する22個のツールを、種類と料金の目安とともに一覧にしました。料金は2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている金額です。プランの内容や金額は変更されるため、契約の前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
| ツール名 | 種類 | 料金の目安 |
| Googleサーチコンソール | アクセス解析(検索結果) | 無料 |
| Googleアナリティクス4 | アクセス解析(サイト内) | 無料 |
| キーワードプランナー | キーワード調査 | 無料 |
| PageSpeed Insights | 内部対策(表示速度) | 無料 |
| Googleトレンド | キーワード調査(動向) | 無料 |
| ラッコキーワード | キーワード調査 | 無料、有料は月額660円〜 |
| Ubersuggest | キーワード調査 | 無料、有料は29ドル〜 |
| aramakijake.jp | キーワード調査 | 無料 |
| GRC | 検索順位チェック | 無料、有料は月額495円〜 |
| Gyro-n SEO | 検索順位チェック | 月額500円〜 |
| Rank Tracker | 検索順位チェック | 無料、有料は年額179ドル〜 |
| Ahrefs | 競合・被リンク分析 | 月額29ドル〜 |
| Semrush | 競合・被リンク分析 | 無料、有料は月額139ドル〜 |
| Similarweb | 競合分析(流入) | 無料、有料は月額125ドル〜 |
| Screaming Frog SEO Spider | 内部対策・サイト診断 | 無料、有料は年額279ドル |
| Lumar | 内部対策・サイト診断 | 要問い合わせ |
| SEOチェキ! | 内部対策(簡易確認) | 無料 |
| パスカル | コンテンツ制作支援 | 月額55,000円〜 |
| EmmaTools | コンテンツ制作支援 | 月額85,000円〜 |
| ミエルカSEO | コンテンツ制作支援(統合型) | 要問い合わせ |
| Keywordmap | コンテンツ制作支援(統合型) | 要問い合わせ |
| CopyContentDetector | コピペチェック | 無料、法人は月額10,978円〜 |
円表示の金額には税込と税別のものが混在しており、ドル表示の金額は為替によって円での支払額が変わります。月額の安さだけでなく、調べられるキーワード数や利用できる人数といった条件も合わせて比べます。次の見出しから、種類ごとに各ツールの特徴を紹介します。
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【無料】Google公式のSEOツール5選
SEOに取り組むなら、最初にGoogle公式のツールを導入します。検索エンジンを運営するGoogle自身が提供するデータであり、有料ツールの多くもこれらとの連携を前提にしています。5つとも無料で利用できます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、検索結果での自社サイトの状況を確認するツールです。どのキーワードで何位に表示され、何回クリックされたかがわかります。検索エンジンに登録されていないページや、手動による対策の通知も確認できます。利用は公式サイトから始められます。
SEOに取り組むすべてのサイトで必須のツールです。順位とクリック率を組み合わせて見ると、改善すべきページが見つかります。読み方はSEO対策におけるクリック率で解説しています。
Googleアナリティクス4(GA4)
GA4は、サイトに訪れた人の行動を確認するツールです。どの経路から何人が訪れ、どのページを見て、問い合わせや購入に至ったかがわかります。標準版は無料で、データの保持期間は最長14か月です。
サーチコンソールと連携させると、検索キーワードから成果までを1つの流れで追えます。流入を集めているページと、成果を生んでいるページを区別できるようになります。
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Google広告の機能のひとつで、キーワードの月間検索数と関連する語句を調べられます。利用にはGoogle広告のアカウントが必要です。広告の出稿状況によっては、検索数が大まかな範囲で表示されます。
狙うキーワードにどれだけの検索需要があるかを確かめるために使います。ほかの確認方法はGoogle検索数の調べ方でも紹介しています。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、ページの表示速度を測定するツールです。公式サイトにURLを入力するだけで、スマートフォンとパソコンそれぞれの評価と、改善すべき項目が表示されます。
測定はページ単位のため、トップページと主力のページから確認します。評価が低い場合は、画像の容量や不要なプログラムの読み込みが原因であることが多いです。対処の方法はサイトが重い原因にまとめています。
Googleトレンド
Googleトレンドは、キーワードの検索数の推移を確認するツールです。数値は実数ではなく、最も多い時点を100とした相対値で表示されます。複数のキーワードの比較や、地域ごとの関心の違いも確認できます。
季節によって検索数が変わるキーワードの、記事を公開する時期を決めるのに役立ちます。検索数が増え始める1〜2か月前に公開しておくと、需要の高まりに間に合います。
キーワード調査ツールおすすめ3選
キーワード調査ツールは、狙うキーワードの候補を広げ、検索数や競合の強さを調べるために使います。記事を作る前の計画の段階で使うツールです。無料から始められる3つを紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、入力した語句に関連するキーワードを一覧で取得できる国産のツールです。検索窓に表示される候補の語句、上位ページの見出し、関連する質問などを調べられます。無料のフリープランでは、週50クレジットの範囲で利用できます。
有料プランは、年払いの場合でエントリーが月額660円、ライトが月額990円、スタンダードが月額2,475円(いずれも税込)です。月間検索数の取得は有料プランの機能です。集めた語句の絞り込み方はキーワード選定の手順で説明しています。
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワード調査、競合分析、サイトの点検、順位の追跡を1つにまとめた海外製のツールです。画面は日本語に対応しています。無料のアカウントでも、回数に制限付きで利用できます。
有料プランは29ドルから99ドルの3段階で、月払いのほかに買い切りのプランも用意されています。複数の機能を低い費用で試したい場合の選択肢になります。月額プランには7日間の無料トライアルがあります。
aramakijake.jp
aramakijake.jpは、キーワードの月間検索数と、検索順位ごとの月間アクセス数の予測を調べられる無料のツールです。
「このキーワードで3位に入ると、月に何人が訪れるか」という見込みを、手早く確認したいときに使います。数値は予測値のため、目安として扱います。使い方はaramakijakeの使い方で紹介しています。
検索順位チェックツールおすすめ3選
検索順位チェックツールは、登録したキーワードの順位を毎日自動で記録します。対策するキーワードが20個を超えたら、導入を検討する時期です。料金が手頃で、有料ツールの中では最初に導入しやすい種類です。
GRC
GRCは、パソコンにインストールして使う国産の順位チェックツールです。Windowsに対応しています。登録したキーワードの順位を一括で調べ、推移をグラフで表示します。項目数に制限のある無料版も用意されています。
有料プランは、ベーシックが月額495円、スタンダードが月額990円、最上位のアルティメットが月額2,475円(いずれも税込)です。年払いにすると2か月分が割引になります。検索エンジン側の仕様変更の影響を受けることがあるため、導入の前に公式サイトの最新のお知らせを確認します。
Gyro-n SEO
Gyro-n SEOは、ブラウザ上で使うクラウド型の順位チェックツールです。パソコンを起動していなくても、毎日自動で順位が記録されます。地域を指定した順位の計測や、AIによる概要の表示状況の計測にも対応しています。
料金は、スターターが月額500円、ライトが月額4,500円、スタンダードが月額9,600円、プレミアムが月額16,800円(いずれも税別)で、初期費用はかかりません。スタータープランは登録から3か月間無料で利用できます。
Rank Tracker
Rank Trackerは、海外製のデスクトップ型の順位チェックツールです。パソコンにインストールして使います。期間の制限がない無料版があり、キーワード数にも上限がありません。
有料版は、Professionalが年額179ドル、Enterpriseが年額419ドルです。有料版では、順位チェックの予約実行やレポートの出力が可能になります。競合サイトの順位も合わせて追跡できます。
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競合・被リンク分析ツールおすすめ3選
競合・被リンク分析ツールは、他社のサイトについて、流入を集めているキーワードや被リンクの状況を調べるために使います。自社のデータしか見られないGoogle公式ツールでは得られない情報を補えます。選ぶ基準は被リンクツールの選び方でも解説しています。
Ahrefs
Ahrefsは、被リンクの分析に強みを持つ海外製のツールです。サイトのURLを入力すると、被リンクの数とリンク元、流入を集めているキーワードとページを確認できます。キーワード調査、サイトの点検、順位の追跡の機能も備えています。
料金は、Starterが月額29ドル、ライトが月額129ドル、スタンダードが月額249ドル、アドバンスドが月額449ドル(税抜)です。有料プランの無料トライアルはありません。自社サイトに限り機能を制限して使える無料版があります。操作の流れはAhrefsの被リンク分析機能で紹介しています。
Semrush
Semrushは、SEO、広告、SNSの調査を1つにまとめた海外製の統合型ツールです。競合サイトの流入キーワード、自社が対策できていないキーワードの抽出、サイトの点検、AI検索での表示状況の追跡などに対応しています。
料金は月払いの場合、SEOプランが月額139ドル、Starterが月額199ドル、Pro+が月額299ドル、Advancedが月額549ドルです。1日10件のレポートまで使える無償版と、7日間の無料トライアルがあります。
Similarweb
Similarwebは、他社サイトの訪問数や流入元の内訳を推定するツールです。検索、広告、SNS、他サイトからのリンクなど、経路ごとの割合を確認できます。概要のデータは無料で見られます。
有料プランは月額125ドルからと案内されており、企業向けは個別の見積もりです。競合がどの経路に力を入れているかを把握するのに向いています。無料で調べる方法は競合サイトのアクセス数を調べる方法にまとめています。
内部対策・サイト診断ツールおすすめ3選
内部対策・サイト診断ツールは、サイト内のページを巡回し、技術的な問題を見つけるために使います。ページ数が増え、手作業での点検が難しくなったサイトで効果を発揮します。種類ごとの比較はSEO内部対策チェックツールでも紹介しています。
Screaming Frog SEO Spider
Screaming Frog SEO Spiderは、サイト全体を巡回して、リンク切れ、転送の設定、タイトルや説明文の重複などを一覧にする海外製のツールです。パソコンにインストールして使います。
無料版では500URLまで巡回できます。有料版は年額279ドルで、URL数の上限がなくなります。小規模なサイトであれば、無料版で全ページを点検できます。見つかった重複への対処は重複コンテンツの対策方法を参考にしてください。
Lumar
Lumarは、大規模サイトを対象にした、クラウド型のサイト診断ツールです。以前はDeepCrawlという名称でした。サイトの変更を監視し、公開前に問題を検出する機能も備えています。
料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。ECサイトや求人サイトなど、ページ数が非常に多いサイトを運営する企業に向いています。小規模なサイトには機能が過剰です。
SEOチェキ!
SEOチェキ!は、URLを入力するだけで、タイトル、説明文、見出し、リンクの数、読み込み時間などを表示する無料のツールです。順位の確認は10位までに対応しています。
自社や競合のページの基本的な設定を、手早く確認したいときに便利です。サイト全体を巡回する機能はないため、ページ単位での確認に使います。機能の一覧はSEOチェキの使い方で解説しています。
コンテンツ制作支援ツールおすすめ5選
コンテンツ制作支援ツールは、記事の構成の作成、上位ページとの比較、改善点の提案などを行います。記事を継続的に制作する体制があり、月に10本以上を公開する企業に向いています。月額は数万円からと、ほかの種類より高額です。
パスカル
パスカルは、狙うキーワードを入力すると、上位ページの傾向を分析し、自社のページに不足している要素を示す国産のツールです。キーワード調査、順位チェック、対話型のAIによる支援の機能も備えています。
料金は、ライトが月額55,000円、プロが月額88,000円、アナリストが月額110,000円(いずれも税込)です。土日を除く4日間の無料体験版があります。
EmmaTools
EmmaToolsは、記事の品質を点数で評価し、AIによる執筆の支援を行う国産のツールです。コピペチェック、事実確認、景品表示法や薬機法に関わる表現の確認にも対応しています。
料金は月額85,000円から、初期費用は100,000円(いずれも税別)です。7日間の無料トライアルでは、すべての機能を試せます。複数の書き手が関わる体制で、品質をそろえたい場合に向いています。
ミエルカSEO
ミエルカSEOは、キーワードの戦略策定、競合分析、コンテンツ制作、効果検証までを1つにまとめた国産の統合型ツールです。AI検索への対策に関する機能も備えています。
料金は公開されておらず、企業の規模や課題に応じた見積もりです。無料トライアルが用意されています。使い方の相談などの支援を受けながら進めたい企業に向いています。
Keywordmap
Keywordmapは、競合と市場の分析、キーワード調査、AIによる構成案の作成、効果測定の機能を備えた国産の統合型ツールです。生成AIの回答を調査する機能にも対応しています。
料金は公開されておらず、ライト、スタンダード、エキスパートの3つのプランから提案を受ける形です。7日間の無料トライアルがあります。検索する人の目的の読み取り方は検索意図の分析方法で解説しています。
CopyContentDetector
CopyContentDetectorは、文章がWeb上の既存の文章と似ていないかを調べるコピペチェックツールです。無料版では、1回あたり4,000文字まで、回数の制限なく調べられます。
法人向けのプランは、ライトが月額10,978円(税込)からです。外部の書き手に記事を依頼している場合、納品された原稿の確認に使います。公開した記事を改善する手順はSEOリライトのやり方にまとめています。
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SEOツールの選び方5つのポイント
SEOツールは、種類も価格も幅が広く、評判だけで選ぶと失敗します。自社の課題と体制に合っているかを、5つの点で確認します。
解決したい課題から必要な機能を決める
ツールで何を解決したいのかを、先に書き出します。「順位を毎日記録したい」「競合が対策しているキーワードを知りたい」のように、具体的な作業の形にします。課題が明確であれば、必要なツールの種類は自然に決まります。
機能の一覧を見て「あれば便利そう」と感じた機能は、実際にはほとんど使いません。今の業務で時間がかかっている作業、判断に迷っている場面を基準に選びます。
無料ツールと無料版から始める
有料ツールを契約する前に、Google公式のツールと、各ツールの無料版を使い込みます。無料の範囲で分析を続けると、どの作業に限界があるのかがわかります。その限界が、有料ツールに求める機能です。
サーチコンソールを十分に使えていない段階で有料ツールを導入しても、機能を活かせません。基本のツールで数値を読む習慣ができてから、次の段階に進みます。
使う人の知識と体制に合っているか
高機能なツールほど、使いこなすには知識と時間が必要です。担当者が1人でほかの業務と兼務している場合、多機能な統合型ツールは持て余します。誰が、週に何時間使うのかを想定して選びます。
複数人で使う場合は、同時に利用できる人数と、追加の費用を確認します。担当者が替わっても使い続けられるよう、操作がわかりやすいものを選ぶことも大切です。
サポートと日本語対応を確認する
海外製のツールは、料金に対して機能が豊富な反面、サポートが英語のみの場合があります。国産のツールは料金が高めですが、使い方の相談や導入時の支援を受けられます。社内にSEOの経験者がいない場合は、サポートの内容を重視します。
画面の表示、使い方の説明、問い合わせの窓口のそれぞれについて、日本語に対応しているかを確認します。データの対象に日本の検索結果が含まれているかも見ておきます。
無料トライアルで操作性を確かめる
多くの有料ツールには、無料の試用期間があります。契約の前に、実際の業務で使ってみます。確認する点は、画面のわかりやすさ、データの更新の速さ、レポートの出力形式の3つです。
試用の期間は4日から7日程度と短いため、試したい作業をあらかじめ決めておきます。自社サイトと競合サイトを実際に調べ、知りたい情報が得られるかを確かめます。
目的・規模別のおすすめの組み合わせ
SEOツールは、サイトの段階と体制に合わせて組み合わせます。最初からすべてをそろえる必要はなく、課題が出てきた順に加えていきます。3つの段階ごとの組み合わせを次の表に示します。
| サイトの段階 | 組み合わせ | 月額費用の目安 |
| 立ち上げ期・小規模 | Google公式ツール、ラッコキーワード無料版 | 0円 |
| 運用が軌道に乗った段階 | 上記に加え、順位チェックツール | 500円〜5,000円 |
| 競合が多い分野・本格運用 | 上記に加え、競合分析または制作支援ツール | 2万円〜10万円以上 |
立ち上げ期・小規模なサイト
サイトを公開したばかりの段階や、ページ数が100未満のサイトでは、Google公式の5つのツールで十分です。キーワードの候補を広げるために、ラッコキーワードの無料版を加えます。この段階で費用をかけるべきは、ツールではなくページの中身です。
サーチコンソールを週に1回開き、表示されているキーワードと順位を確認する習慣をつけます。登録されていないページがあれば原因を調べます。確認の方法はGoogleにインデックスされない原因で説明しています。
記事が増え運用が軌道に乗った段階
記事が50本を超え、対策するキーワードが増えてくると、順位の確認に時間がかかるようになります。この段階で、順位チェックツールを導入します。月額500円から数千円で、毎日の確認作業がなくなります。
順位の推移を記録しておくと、改善の効果を数値で確かめられます。順位が下がったページを早く見つけ、手を打てるようになります。キーワード調査の回数が足りなくなったら、ラッコキーワードの有料プランを検討します。
競合が多い分野で本格的に取り組む段階
競合が多く、上位表示の難易度が高い分野では、競合分析ツールが役立ちます。競合が流入を得ているキーワード、被リンクを得ている媒体を調べ、自社の計画に反映します。月に10本以上の記事を制作する場合は、制作支援ツールも候補になります。
月額が数万円を超えるツールは、費用に見合う成果が出るかを半年ごとに見直します。分析だけを専門家に依頼するほうが安く済む場合もあります。依頼できる内容はアクセス解析代行とはで紹介しています。
SEOツールを導入するときの注意点
SEOツールは、使い方を誤ると費用だけがかかります。導入の前に知っておきたい4つの注意点があります。
導入しただけでは成果は出ない
ツールは、順位を上げてくれるものではありません。課題を見つけ、判断の材料をそろえるための道具です。見つけた課題をもとにページを改善して、初めて成果につながります。
ツールを契約したものの、数値を眺めるだけで終わっている例は少なくありません。導入と同時に、誰が、いつ、何を確認し、どう行動に移すかを決めておきます。
ツールの数値は推定値を含む
競合サイトの流入数や検索数、難易度などの数値は、各ツールが独自の方法で算出した推定値です。ツールによって結果が異なり、実際の数値とも差があります。絶対的な値としてではなく、比較や変化を見るために使います。
ツールが示す「ドメインパワー」などの指標も、Googleが使っている評価そのものではありません。意味と使い方はドメインパワーとはで解説しています。
料金と仕様は変更される
SEOツールの料金やプランの内容は、頻繁に変更されます。海外製のツールはドル建てのため、為替によって円での支払額も変わります。年に1回は、契約しているツールの料金と利用状況を見直します。
検索エンジンの仕様変更によって、ツールの機能が一時的に使えなくなることもあります。1つのツールに頼りきらず、サーチコンソールの数値を基準として持っておくと安心です。
AI検索への対応状況を確認する
検索結果にAIによる概要が表示され、対話型のAIで情報を調べる人も増えています。AIの回答に自社が取り上げられているかを計測する機能を備えたツールも登場しています。新しく契約する場合は、AI検索に関する機能の有無も比較の項目に加えます。
この分野の指標や計測の方法は、まだ定まっていません。専用のツールについてはLLMOツールとはで、対策の考え方はAI時代のSEO対策で解説しています。
まとめ
SEOツールは、調査、分析、改善の作業を効率化する道具で、アクセス解析、キーワード調査、順位チェック、競合・被リンク分析、サイト診断、コンテンツ制作支援の6種類に分かれます。最初に導入するのは、無料で使えるGoogleサーチコンソールとGA4です。
有料ツールは、順位の自動計測や競合の調査など、無料ツールでは足りない作業が出てきた段階で加えます。選ぶときは、解決したい課題から必要な機能を決め、無料の試用期間で操作を確かめます。
ツールは導入しただけでは成果を生みません。見つけた課題をページの改善に結び付けて、初めて意味を持ちます。自社のサイトの段階に合った組み合わせから始め、必要に応じて見直していきましょう。
| サイトの課題を無料で診断します 現状の課題をヒアリングし、サイトの状況に合わせたSEO戦略をご提案します。「どのツールを入れるべきかわからない」「ツールの数値をどう活かせばよいかわからない」という段階でもご相談いただけます。 無料SEO診断はこちら |