wikipediaの被リンクにはSEO効果がない理由とは?
「wikipediaにおける被リンクのSEO効果について知りたい」
「wikipediaの被リンク効果はどのくらい?」
「wikipediaに被リンクしてもSEO効果がないといわれている理由は?」
上記のことで、疑問に感じたり悩んでいたりしている方もいることでしょう。
wikipediaは上位表示されることがありますが、その理由の1つに権威性が担保されていることが挙げられます。そのため、自サイトなどへの被リンクを用いてSEO効果を高めようと考えている方もいることでしょう。
今回は、以下の内容で解説しています。
- wikipediaにおける被リンクのSEO効果
- wikipediaの被リンクにSEO効果がない理由
- GoogleのSEO技術者が言及した被リンクに対する考察
当記事をお読みになれば、wikipediaで被リンクしてもSEO効果がない理由について理解できます。
ぜひ、最後までご覧ください。
wikipediaにおける被リンクのSEO効果について解説!
wikipediaでは、被リンクによるSEO効果が期待できないため、サイトのアクセスアップや上位表示を目的に施策を進めることはおすすめしません。
つまり、wikipediaと自サイトのSEOが密接に関係していないということ。そもそもSEOとは、検索エンジン(Google・Yahoo!)で上位表示されるための施策です。一方、wikipediaはwebサイトの1つです。
このことから、wikipediaとSEOが別物だという位置付けが理解できることでしょう。
wikipediaがたびたび検索結果の上位に表示されていますが、SEO対策するうえでwikipediaの影響を受けることはありません。
その理由としては、nofollwとして処理されることが挙げられますが、詳細については後述します。
それでは、詳しくみていきましょう。
wikipediaの特徴
wikipediaは、世界中のボランティア活動によって執筆及び作成されたフリーの多言語インターネット百科事典です。
wikipediaの特徴として4つあげられます。
- 信頼性の保証ががない
- web広告がないので寄付による運営
- 誰でも作成及び編集が可能
- wikipedia財団のスタッフの一部を除き、編集・運営・管理の大部分がボランティア
wikipediaはインターネット上で誰でも改変することが可能なため、信頼性が得られにくいでしょう。なかでも、wikipediaのページ内に被リンクを貼るなど、悪用するケースもみられるため注意が必要です。
また、wikipediaは寄付による運営を主軸としているため、基本的にはボランティアが中心となっているところは大きな特徴だといえるでしょう。
nofollowとして処理される
wikipediaでの被リンクは、nofollowとして扱われます。
nofollowと判断された被リンクは、検索エンジンではまったく評価されないので、SEO効果がない理由になるのです。wikipediaに被リンクする理由として、権威性が高いとされているサイトの被リンクがSEO対策に効果的となります。
通常のサイトは、誰でも簡単に編集ができないので、被リンクをしたときのSEO効果が高くなるのです。しかし、wikipediaでは誰でも簡単に編集ができ被リンクを貼れてしまうので、Webサイトとしての公平性が損なわれてしまうでしょう。
また、被リンクを不正に作成する行為がGoogleでの不正行為になるのでSEO効果として認められないのです。
wikipediaの被リンクにSEOの効果がない理由を3つのポイントで解説!
wikipediaはさまざまなキーワードで上位表示されてはいますが、上記で述べたように被リンク対策を実施してもnofollowとして扱われてしまうためSEOの効果がありません。
それ以外にも理由としては、下記のような3つのポイントが挙げられます。
- wikipedia内での低品質コンテンツの存在
- wikipediaの被リンクからユーザーが流入しにくい
- 誤った情報の掲載
それぞれみていきましょう。
wikipedia内での低品質コンテンツの存在
誰でも簡単に作成・編集ができてしまうwikipediaの記事には、たくさんの単語や言葉を網羅するほどのコンテンツ量があります。しかし、その情報がキーワードに起因しないもしくは、関係のないものであれば情報量が多いだけになります。
情報の具体性が低い・コンテンツの質も低いとなるwikipediaの記事に被リンクしてもSEO効果がそもそも見込めないでしょう。
wikipediaでは、基本的に文章でしか構成されていないため、記事として読みにくくユーザーの離脱率も高くなります。このような観点からもwikipediaではSEO効果が見込めない要因となっているのです。
wikipediaの被リンクからユーザーが流入しにくい
wikipediaを参考にしたり引用しているWebサイトはたくさんあり、多くの被リンクを獲得しています。wikipediaの記事の中には多くの被リンクを獲得している記事もあります。
しかし、被リンクが多い故に、ユーザーが色んな被リンクへと流れてしまい本当に来てほしい被リンクに流入しにくい点が挙げられるでしょう。
wikipediaの記事に被リンクが多くあったとしても、関連性がない被リンクばかりだと検索エンジンでは評価されずSEO効果としては低いものとなります。
誤った情報の掲載
wikipediaは誰でも簡単に編集ができてしまうことから誤った情報が掲載されてしまいます。都度、情報が書き換えられ更新されてはいますが、その更新された情報は権威性が高いものとは限らないのです。
検索エンジンでのSEO効果が高いものは、専用性・権威性・信用性など多岐にわたるものが担保されていないと上位表示されません。そのため、wikipediaのすべての記事がこの条件を満たされていないので、被リンクする効果が低いといえるでしょう。
wikipediaの被リンクにSEO効果がない事例
wikipediaなど権威サイトに被リンクを貼れば、検索エンジンにてSEO効果が見込め評価がアップするという情報を鵜呑みにしてはいけません。
ここでは、redditの掲示板で実際にやりとりされた事例をもとに、wikipediaの被リンクに対する評価について詳しくみていきましょう。本内容は、GoogleのSEO技術者でもあるジョン・ミューラー氏が回答しています。
”「あるページからほかのページに対して貼っている被リンクは、そのページの品質評価に影響しますか?」”
その質問に対して、Googleのジョン・ミューラー氏が答えました。
”「ページにある被リンクがそのページの品質を改善するときもある。しかし、人為的にやるような要因としてみなすものではないと考える。ページに被リンクがあるからといって、それだけで必ずしも良いものとはならない。
よく知られているサイトに被リンクがしてあるから、このコンテンツもすばらしいものだろうと検索エンジンが判断してくれることを期待して、Googleやwikipediaなどに被リンクを貼る人たちを見たことがある。Googleは絶対にそうした評価することはない。
有名サイトに被リンクすることで、ページに価値を加えることはできるかもしれない。しかし、単に被リンクをしただけでは、突然品質が高く評価されることはない。」
引用:reddit”
まとめ
当記事では、wikipediaの被リンクに対してSEO効果がない理由について、GoogleのSEO技術者の意見を参考に考察してきました。
wikipediaの被リンクにはSEO効果がない理由としては、3つのポイントがありそのポイントは以下のとおりです。
- wikipedia内での低品質コンテンツの存在
- wikipediaの被リンクからユーザーが流入しにくい
- 誤った情報の掲載
wikipediaでの被リンクはどうしてもnofollowと扱われてしまうのでSEOの効果がなく、またGoogleのジョン・ミューラー氏が言及しています。それにwikipediaでは、誰でも簡単に編集ができてしまうことが、権威性を損なっている要因といえるでしょう。
wikipediaで被リンクを貼るよりも、正攻法で被リンクを獲得しSEO対策を実践することをおすすめします。