SEO対策のタイトルタグを解剖!文字数からタグまでタイトルのつけ方を徹底解説
「作成したページを上位表示させてクリック率を上げたい。」「ブログで稼げるようになりたい。」
ページの検索順位が上がる程に多くの人にサイト訪問をしてもらえる可能性が高まるので、Web上でコンテンツを作成する際に誰しも意識する事ですね。
SEO対策はWebライティングにおいて切っても切り離せない項目で、その施策方法はまとめると一冊の本が出来る程に多岐に渡ります。
中にはプログラミングの知識を一部要する部分もあるので専門性が高く、初心者の方が学ぶには難しい部分が多いはずです。今回の記事ではSEO対策の中でも最重要項目であるタイトルの作り方について解説していきます。
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SEO対策におけるタイトルタグ(titleタグ)とその重要性
Web上の記事のタイトルをHTMLで書く時にタイトル(title)というタグを使います。
HTMLとはWebページを構成している言語の事です。
タイトル(title)タグを最適化する事で上位表示できる事もある程にSEO対策の中でも非常に重要な部分です。
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SEOのタイトルタグ(titleタグ)とは
ここでは、タイトルタグ(titleタグ)について詳しく解説します。
タイトルタグはHTML上で
<title>◯◯◯</title>
と記載されて、◯◯◯の部分に実際のタイトルが入ります。
例えば本記事のタイトルは
「SEO対策|文字数からタグまでタイトルのつけ方を徹底解説」
で、HTMLでは
<title>SEO対策|文字数からタグまでタイトルのつけ方を徹底解説</title>
と記載されます。
タイトル(title)タグは検索エンジン(Google、Yahoo!、Bingなど)に対してページの内容を伝える役割があります。
ユーザーはタイトルからどんなサイトかを判断してページ訪問に至ります。
その為、タイトルが最適化されていて検索エンジンからユーザーの検索意図に沿ったページだと判断される程に上位に表示されます。
タイトルタグ(titleタグ)が重要な理由 検索順位とクリック率
タイトルタグ(titleタグ)がSEO対策において重要な理由をお伝えします。
1つ目の大きな理由は検索順位とクリック率に大きな影響があるからです。
クリック率とは専門用語でCTR(Click Through Rate)と呼ばれ、広告やサイトが表示された回数に対してどれだけクリックされて実際にサイト訪問に至ったかを示す指標です。
皆さんが日頃Googleなどで検索をした際には、まず上位に表示されたページから訪問していくと思います。
特定のキーワードで検索1位に表示されたサイトは約13%クリックされ、2位だと約7%、3位が約4%と大幅に下がってしまいます。
少しでも検索順位を上がるとクリック率(サイト訪問率)を上げる事に繋がります。
検索順位は前述の通り、検索エンジンがユーザーの検索意図に沿ったページだと判断された順に表示され、タイトルはユーザーがページ内容を判断する部分なので、タイトル次第で検索順位は大きく変動します。
タイトルタグ(titleタグ)が重要な理由 SNSでのシェア数やアクセス数
最近ではサイトの訪問数を上げる方法は検索順位を上げるのみならず、SNSを流入経路とするパターンも多く見られます。
SNSにおいて(特にTwitterやFacebook)は短い文章でユーザーを惹きつけて、サイトに訪問したい、いいねをしたい、リツイートで拡散したいと思われる事が重要です。
その為にタイトルが最適化されている事でSNSからの流入を増やす事に繋がります。
また、間接的にですがSNSによって記事か拡散される事で他のサイトからの被リンクを得やすくなります。
被リンクとは外部のサイトにリンクを貼ってもらう事でSEO対策における施策の一つです。
ただ、一時的にSNS上でバズっただけだと検索順位には影響が無いので、中長期的に見て上位検索されるようなタイトルを設定する事が重要です。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 ポイント
SEO対策の中でもなぜタイトルが重要なのかを解説してきました。
では実際にどのようにタイトルを作れば良いのか、ポイントを解説します。
合計9つの方法をご紹介するのですが、必ず全て網羅されていなければいけないという訳では無いのですが、初めの6つを基本として抑えておき、残りの3つは必要に応じて応用していただく活用法が適切かと思われます。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 タイトルの文字数
検索結果として表示されるタイトルはデバイスによって異なります。ターゲットとするユーザーが使うデバイスによって使い分けが必要です。
一般的にPCの場合は30文字以下が適切です。
GoogleやYahoo!で表示されるたタイトルが30文字以上の場合、タイトルが最後まで表示されず、ユーザーにページの内容を正確に伝えきれない為にクリック率の低下を引き起こす可能性があります。
スマホでの表示がメインであれば40文字以下に収めるのが一般的です。
しかし、明確に意図があり上記の文字数をオーバーしてしまう場合もあります。その時は極力キーワードをタイトルの前方に入れるようにしてユーザーの目に留まるようにする必要があります。
文字数は無料のツールを使って簡単に数える事が出来ます。数えたい文章をコピーアンドペーストで是非活用してみて下さい。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 関連キーワードを入れる
ページを上位表示させる為にはユーザーの悩みを解決出来るページだとタイトルを通してブラウザに対して示していく必要があります。
そこで設定したキーワードに関連するキーワードをタイトル内に入れる事でより精度が上がります。
具体的な方法は以下の通りです。
SEO対策として記事作成する際に、まずキーワードを設定します。
例えば本記事では「SEOタイトル」がキーワードです。そこからGoogleキーワードプランナーなどの関連キーワードを調べるツールを使用し「SEOタイトル」と関連して検索されているキーワードを洗い出します。
「SEOタイトル」の場合「文字数」「タイトル」
などが関連キーワードです。
それらを全て網羅して
「SEO対策|文字数からタグまでタイトルのつけ方を徹底解説」
というタイトルが完成しました。
はじめからキーワードを組み合わせてタイトルを作るのは難しいので、まずは設定してキーワードで検索をかけてみて上位表示されているサイトを参考にしてみる事をおすすめします。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 ページの内容が端的にまとまっている
一目見ただけでどのような内容のページかすぐに分かるタイトル設定も重要です。
Googleの公式ガイドラインにおいても簡潔で分かり易いタイトル作成が推進されています。
また、ユーザーにとっても一目で見てページの内容が分かる方がよりページ訪問率が上がります。
その時に注意しなければならないのが、キーワードを1つのタイトル内に複数入れない事です。スパム認定される可能性がある他、過度なSEO対策で不自然な日本語になるとかえってSEO上の評価が下がる事が多いので注意が必要です。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 重要なキーワードは前半に
特に重要なキーワードは極力タイトルに前半に持っていきましょう。
理由は大きく2つあります。
1つ目は検索エンジンがタイトルの前半にあるキーワードを重視すると言われているからです。SEO対策はブラックボックスの部分が大きく、最近ではあまり重視されていないとも言われていますが、実際に検索してみると対策キーワードがタイトルのかなり前方にある事が多いです。
2つ目は人の目線は左から右に動く性質がある為です。
その為特に注目されやすい左側、つまり前半に重要なキーワードを入れた方がよりユーザーの興味を惹く事が出来ます。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 ページの内容との一致
ページ内容との一致はページ内容を端的に示している程上位表示される法則に含まれています。
反対にタイトルがページ内容と著しく異なっている場合は上位表示される可能性は著しく低くなります。
そのため、ページ内容とは異なるキーワードはタイトルに含まないようにする注意が必要です。検索エンジンはユーザーの利便性を重要視しています。ページ内の内容と異なるタイトルを付けてページ訪問者の離脱が増えれば、いつかは検索順位を落とされる危険性があります。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 基本編 競合サイト・類似サイトと被らない
タイトル作りにおいて、上位表示されている競合サイトや類似サイトを参考にする事が多いと思います。しかし、あまりにもタイトルが似通ってしまうと既に検索上位に上がっている記事に勝つ事は厳しく、ユーザーは上位表示されているサイトから閲覧していくでしょう。
中々難しい部分ではありますが、出来るだけ独自性のあるタイトルを付けられるように心掛けましょう。
下記でご紹介する応用編の施策も是非参考にしてみて下さい。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 応用編 記号等を使い分かりやすくまとめる
有名なブロガーなどの記事タイトルで
「未経験から月10万稼ぐ方法【初心者向け・簡単】」
など【 】を使ってユーザーに訴求しているパターンを見かけた事がある方も多いと思います。
本記事でも
「SEO対策|文字数からタグまでタイトルのつけ方を徹底解説」
とSEO対策の地点で内容を区切る為に「|」という記号を使っています。
文字数が増えてしまうので使い所は注意が必要ですが、2つ以上の情報をタイトルに上手に盛り込む為に使えるようになると非常に応用範囲が広い方法です。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 応用編 数字を入れる
具体的な数字を入れた方がユーザーに記事の有用性を具体的にアピールする事が出来ます。
例えば
「短期間で大幅な効果が出たダイエット方法の紹介!」というタイトルより
「3ヶ月でマイナス10キロ痩せた方法5選の紹介!」
の方が具体性が有り記事を読むメリットを読者に端的に伝えていてより魅力的でクリックしたくなるタイトルですね。
無駄に数字ばかり盛り込む必要は無いですが、ユーザーへのアピール材料として有効な方法です。
SEO対策のにおけるタイトルの作り方 応用編 検索クエリタイプを考慮して文言を決める
検索クエリとはユーザーが実際に検索エンジンで入力した文字の事です。
現在クエリは4種類に分かれています。
Buy:買いたい
Know:知りたい
Go:行きたい
Do:する為の方法が知りたい
です。
記事がこの4つのうちのどれに該当するかを判断し、検索クエリに沿ったタイトルにします。
具体的には
Buy:おすすめ◯選び
Know:〜とは、〜について
Go:地域名+職種、業態
Do:〜の方法、〜の手順
比較的中から上級者向けの施策ですが、上位表示されているページのタイトルを研究する事で徐々に的確に記事の検索クエリを判断し、タイトルに必要な文言を入れられるようになります。
SEOタイトル変更とその注意点
記事作成時にタイトルを設定しますが、必要に応じて変更が必要であったり、自動的に書き換わっているパターンもあります。
タイトルは検索順位に大きな影響を及ぼすので、タイトルを変更して大幅に順位が上がるケースもあればその逆も有り得ます。
タイトル変更のメリットとリスクを正しく理解しておく事でよりSEO対策の最適化が可能となります。
タイトルの自動変更・改変
自主的にタイトルを変えていないのに勝手にタイトルが変更されている場合があります。基本的にタイトルタグ(titleタグ)を適切に使用していれば自動変更はされません。
Googleがタイトルを不適切と判断した場合に改変が行われます。
自動変更にはいくつかのパターンがあるので、抑えておけば自動改変は避ける事が出来ます。
・内容が古い
・部分的に空欄がある
・内容が不正確
上記のタイトル作り方に沿っていれば自動改変はほぼ起こらないと言えるので、基本に忠実なタイトル作りをする事が重要です。
タイトルを変更するタイミングとリスク
サイトが立ち上がったばかりの時はドメインパワーの弱い場合が多く、タイトルを変更しても効果は低い場合が多いです。
サイト開設から2〜3ヶ月経過し、他の記事と比較してタイトルを変更した方が良い記事があれば変更も1つの手段として有効です。
タイトルの変更は一定のリスクがある事を常に認識しておく必要があります。
また、公開してから1年以上経つページはSEO対策の為のタイトル変更とみなされてペナルティが課される危険があります。
同様に、1月で2〜3回のタイトルの改変など、過度に変更している場合もかえって検索順位が落ちる危険性が高いです。
表示回数が多くクリック率が低い記事を優先
実際にタイトルを変更するとしたらまず表示回数は多いが、クリック率が他の記事と比べて低い記事から優先的に変えていくと良いでしょう。
表示されていてもクリックされないという事はタイトルでユーザーを惹きつける事が出来ていない為クリック率が低いので、ユーザー目線に立ったタイトル作成をする事でクリック率を上げる事が出来るでしょう。
その際にはその記事を見るメリットをタイトルで訴求出来るように心掛けてみる事がおすすめです。
検索上位のページのタイトルと内容を比較
検索上位に表示されているという事はそれだけユーザーの検索意図を満たしていると検索エンジンが判断したという事になります。
検索上位のページのタイトルと自分のページのタイトルを比較してみて足りない要素を見つけたら、上手に盛り込む事で検索エンジンから高評価を受けて順位も上がる可能性が高まります。
タイトルにおけるSEO対策方法が網羅出来ているか確認
上記でご紹介したようにタイトルにおけるSEO対策だけで非常に奥深く様々な角度から必要な要素を盛り込む必要があります。
特に初心者が全ての対策方法を網羅する事は難しいので、記事を書いて公開してから今一度SEO対策の為の施策が網羅されているか確認し、改良できる部分は書き換えてみると良いでしょう。
まとめ
SEO対策の中でも特に重要なタイトルについての解説記事でしたが、いかがだったでしょうか。
約30〜40文字の設定の中にも様々な工夫がなされて、その結果上位表示に繋がっています。
SEOが頻繁にそのアルゴリズムがアップデートされているので、1年後2年後は過去に通用していた方法では上位表示が出来なくなる可能性もあるので、日々最新の情報をキャチアップする事も重要です。
ご紹介した実際の施策方法を是非活用していただき、Web記事を通して画面越しのユーザーや見込み顧客と接点を作る手助けとなれば幸いです。