「毎月のSEOレポートを任されたが、何を書けばよいかわからない」「数字を並べて提出しても、上司から反応がない」「SEO会社から届くレポートを、どう読めばよいか迷う」。SEOの成果を報告する場面では、こうした悩みがよく聞かれます。
SEOレポートは、数字を記録するための書類ではありません。現状を共有し、次に何をするかを決めるための資料です。項目と作り方の型を決めておけば、毎月の作業は短くなり、読む側にも伝わりやすくなります。
本記事では、SEOレポートの目的、記載する項目、作り方の手順、使用するツール、作成を自動化する方法、伝わるレポートにするコツ、AI検索に関して追加したい項目、SEO会社から受け取るレポートの見方までを順に解説します。知りたい項目が決まっている方は、下の表から該当の見出しへ進んでください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| SEOレポートとは? | 成果を共有し次の行動を決める資料 | 検索からの流入や問い合わせの変化をまとめ、原因と次の施策を関係者に伝えます。月に1回の作成が一般的です。 |
| 何を記載する? | 流入・順位・成果・施策など7項目 | 要約、検索流入、検索語句と順位、ページ別の成績、成果の件数、技術面の状態、実施した施策と次の計画です。 |
| どう作る? | 目的と読み手を決めてから集計する | 読み手と指標を決め、データを集め、前月や前年と比べ、変化の原因を書き、次の行動を提案します。 |
| どのツールを使う? | Googleの無料ツールが中心 | Search Console、Googleアナリティクス、Data Studioで主な項目を作成できます。順位の計測は専用ツールを使います。 |
| 自動化できる? | 集計と配信は自動化できる | Data Studioで作成したレポートは、定期的にメールで配信できます。考察と提案は人が書きます。 |
| 伝わるレポートのコツは? | 結論を先に書き数字を絞る | 最初の1ページに要約を置き、指標を絞り、変化の理由と次の行動を必ず書きます。 |
| AI検索はどう扱う? | 専用のレポートと指名検索を確認する | Search ConsoleにAIの回答での表示回数を確認できるレポートが加わりました。指名検索の推移もあわせて見ます。 |
| SEO会社のレポートはどう見る? | 行った作業と理由が書かれているか | 数字だけでなく、実施した変更、その理由、次の計画が説明されているかを確認します。 |
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SEOレポートとは
SEOレポートとは、SEOの取り組みの状況と成果をまとめた報告書のことです。作成の目的は、関係者が同じ事実を見て、次の行動を決められるようにすることです。基本を3つの点から整理します。
SEOの成果を共有し、次の行動を決めるための資料
SEOは、成果が出るまでに時間がかかる施策です。取り組みの途中では、何が進んでいて、何が課題なのかが見えにくくなります。レポートは、検索からの流入、順位、問い合わせの件数などを定期的にまとめ、状況を見えるようにします。
良いレポートには、数字に加えて、変化の理由と、次に行うことが書かれています。数字の一覧だけでは、読んだ人は何を判断すればよいかわかりません。事実、解釈、提案の3つがそろって、はじめて役に立ちます。
レポートの種類
SEOレポートには、いくつかの種類があります。最も一般的なのは、毎月の成果をまとめる月次のレポートです。週ごとに主要な数字だけを確認する速報や、四半期ごとに戦略を見直すための報告を作る企業もあります。
施策を始める前に、サイトの現状と課題をまとめる診断のレポートもあります。SEO会社が提案の際に作成するものが代表的です。本記事では、月次のレポートを中心に説明し、診断や会社からのレポートの見方にも触れます。
読み手によって必要な内容が変わる
レポートを読む人は、立場によって知りたいことが異なります。経営者や事業の責任者は、売上や問い合わせにどれだけ貢献したかを知りたいと考えます。担当者は、どのページや語句に問題があるかを知る必要があります。
誰に向けたレポートかを、最初に決めます。経営者向けには、成果と投資の判断に必要な内容を1〜2ページにまとめます。担当者向けには、ページ別や語句別の詳しい資料を付けます。1つの資料ですべてを満たそうとすると、どちらにも伝わりません。
SEOレポートに記載する項目
記載する項目は、毎月同じ構成にします。構成が決まっていれば、作る側は迷わず、読む側は変化に気付きやすくなります。基本の7項目を次の表にまとめました。
| 項目 | 主な指標 | データの取得元 |
| 要約 | 成果、主な変化、次の行動 | 下記の全項目から作成 |
| 検索からの流入 | セッション、クリック数、インプレッション数 | Googleアナリティクス、Search Console |
| 検索語句と順位 | 語句別のクリック数、平均掲載順位、クリック率 | Search Console、順位計測ツール |
| ページ別の成績 | ページ別の流入、上昇と下落 | Search Console、Googleアナリティクス |
| 成果の件数 | 問い合わせ、資料請求、購入などの件数と率 | Googleアナリティクス |
| 技術面の状態 | 登録の状況、表示の速さ、被リンク | Search Console |
| 施策と次の計画 | 実施した内容、結果、翌月の予定 | 作業の記録 |
要約:最初の1ページに結論を書く
レポートの最初に、要約を置きます。今月の成果、前月や前年からの主な変化、その理由、次に行うことを、3〜5行でまとめます。忙しい読み手は、最初のページしか読みません。
要約だけを読んでも、状況と次の行動がわかるように書きます。「検索からの問い合わせは18件で、前月より4件増加。料金ページの改修が要因。来月は事例ページを追加する」といった書き方です。詳しい数字は、後のページに回します。
検索からの流入
検索エンジン経由でサイトを訪れた数を記載します。Googleアナリティクスでは、流入の経路のうち、オーガニック検索のセッションを確認します。Search Consoleでは、検索結果でのクリック数とインプレッション数を確認します。
当月の数字に加えて、前月と、前年の同じ月の数字を並べます。季節によって検索の量が変わる業種では、前月との比較だけでは判断を誤ります。12か月以上の推移をグラフにすると、傾向がわかります。
検索語句と掲載順位
どのような語句で検索され、何位に表示されているかを記載します。Search Consoleでは、語句ごとのクリック数、インプレッション数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。重点を置いている語句は、順位の推移を表にします。
順位だけでなく、クリック率もあわせて確認します。順位が高くてもクリックされていない語句は、タイトルや説明文に改善の余地があります。考え方はSEO対策におけるクリック率で解説しています。
ページ別の成績
流入の多いページ、前月から大きく伸びたページ、大きく下がったページを記載します。全ページを載せる必要はありません。上位の10〜20ページと、変化の大きいページに絞ります。
下がったページには、原因の仮説と、対応の方針を書き添えます。順位の下落、検索の量の減少、競合の新しいページの登場など、原因は複数あります。調べ方は検索順位が下がる原因で解説しています。
問い合わせや購入などの成果
検索から訪れた人が、問い合わせ、資料の請求、購入などに至った件数を記載します。Googleアナリティクスでは、こうした重要な行動をキーイベントとして設定し、件数と率を確認します。
経営者が最も知りたいのは、この項目です。流入が増えても、成果が増えていなければ、狙う語句や導線の見直しが必要です。指標の決め方はオウンドメディアのKPI設定方法で解説しています。
技術面の状態と被リンク
検索エンジンへの登録の状況、表示の速さ、被リンクの状況を記載します。Search Consoleで、登録されていないページの数とその理由、表示の速さに関する判定、リンク元のサイトを確認できます。
毎月、大きな変化がないかを確認する項目です。登録されていないページが急に増えた場合は、すぐに原因を調べます。対処はGoogleにインデックスされない原因で、リンクの確認は被リンクの調べ方で解説しています。
実施した施策と次月の計画
当月に行った作業を記載します。公開した記事、修正したページ、技術的な変更などを、日付とともに一覧にします。前月に行った施策の結果も、あわせて報告します。
最後に、翌月に行うことを、担当者と期日とともに書きます。この項目がないレポートは、過去の記録で終わってしまいます。読んだ人が、承認や判断をすぐに行える状態を目指します。
SEOレポートの作り方
レポートは、データを集める前の準備で質が決まります。目的と読み手を決めてから、必要な数字だけを集めます。5つの手順で説明します。
1. 目的と読み手、指標を決める
最初に、レポートの目的と読み手を決めます。投資の継続を判断してもらうのか、次の施策の承認を得るのか、担当者同士で課題を共有するのかによって、内容が変わります。
追いかける指標を、3〜5つに絞ります。最終的な成果を表す指標を1つ、その手前の指標を2〜4つ選びます。問い合わせの件数、検索からのセッション、重点の語句の順位といった組み合わせです。
2. データを集める
決めた指標のデータを、各ツールから集めます。集計の期間は、月の初日から末日までにそろえます。ツールによって数字の定義が異なるため、どのツールのどの数字を使うかを決めておきます。
Search Consoleのクリック数と、Googleアナリティクスのセッションは一致しません。数え方が異なるためです。レポートの中で、どちらの数字かを明記し、毎月同じ数字を使います。
3. 前月・前年と比べる
集めた数字を、前月と、前年の同じ月と比べます。増減の数と率を計算し、大きく変化した箇所に印を付けます。変化が小さい項目は、詳しく説明する必要はありません。
比べることで、はじめて数字に意味が生まれます。「セッションが5,000」という数字だけでは、良いのか悪いのかがわかりません。目標に対する達成の割合も、あわせて記載します。
4. 変化の理由を書く
大きく変化した箇所について、理由を調べて書きます。どのページ、どの語句で変化が起きたかを特定します。施策の記録と照らし合わせ、何が影響したかを考えます。
理由がはっきりしない場合は、推測であることを明記します。断定できないことを断定すると、誤った判断につながります。「〜の可能性がある。来月の数字で確認する」と書く姿勢が、信頼を高めます。
5. 次の行動を提案する
最後に、数字と理由をもとに、次に行うことを提案します。伸びているページの周辺の記事を増やす、下がったページを書き直す、クリック率の低いタイトルを見直す、といった内容です。
提案には、優先順位と、期待する成果を添えます。すべてを同時には行えないため、どれから始めるかを示します。記事を見直す手順はSEOリライトのやり方が参考になります。
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SEOレポートの作成に使うツール
レポートに必要なデータは、無料のツールで集められます。中心になるのは、Googleが提供する3つのツールです。役割の違いを説明します。
Google Search Console:検索結果での成績
Search Consoleは、検索結果での成績を確認するツールです。検索パフォーマンスレポートでは、クリック数、インプレッション数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。語句、ページ、国、デバイス、日付ごとに分けて表示できます。
2つの期間を比べる機能があり、前月や前年との比較に使えます。日付は過去16か月まで選べます。データは、Googleスプレッドシート、Excel、CSVの形式で出力できます。出力されるデータは1,000行までのため、語句の多いサイトでは注意が必要です。
Googleアナリティクス:訪問後の行動と成果
Googleアナリティクスは、サイトを訪れた人の行動を確認するツールです。トラフィック獲得レポートでは、流入の経路ごとに、セッション、エンゲージメント率、キーイベントの件数を確認できます。検索からの流入は、オーガニック検索という区分に表示されます。
検索から訪れた人が、成果に至ったかどうかを確認できる点が、Search Consoleとの違いです。2つのツールを連携させると、検索語句のデータも、Googleアナリティクスの画面で見られます。分析を外部に任せる選択肢はアクセス解析代行とはで紹介しています。
Data Studio:データをまとめて見える形にする
Data Studioは、複数のデータをグラフや表にまとめるツールです。以前はLooker Studioという名称で、2026年4月に現在の名称に変わりました。個人での分析と可視化は、無料で利用できます。
Search ConsoleとGoogleアナリティクスに接続する機能が用意されています。一度レポートの型を作れば、データは自動で更新されます。毎月、数字を転記する作業がなくなります。企業向けの有料版も提供されています。
順位計測ツールと被リンクの調査ツール
Search Consoleの掲載順位は、期間内の平均です。特定の語句の、日ごとの正確な順位を追いたい場合は、順位計測の専用ツールを使います。競合のサイトの順位も、あわせて記録できます。
被リンクの数や、ドメインの評価の指標は、専用の調査ツールで確認します。競合との比較を載せる場合に役立ちます。指標の意味はドメインパワーとはで、競合の調べ方は競合サイトのアクセス数を調べる方法で解説しています。
WordPressのプラグイン
WordPressでサイトを運営している場合は、SEO用のプラグインのレポート機能も使えます。Search Consoleと連携し、管理画面の中で、クリック数、インプレッション数、順位の変化が大きい語句やページを表示するものがあります。
記事を編集する画面のすぐ近くで、成績を確認できる点が利点です。有料の機能に含まれている場合が多いため、費用を確認します。正式な報告には、元のデータであるSearch Consoleの数字を使うと、定義のずれを防げます。
SEOレポートの作成を自動化する方法
毎月の集計に時間がかかっている場合は、自動化を検討します。自動化できるのは、データの集計、整形、配信です。方法を4つ紹介します。
Data Studioで定期的に配信する
Data Studioには、レポートを定期的にメールで送る機能があります。作成したレポートをPDFにして、指定した宛先に、決まった日時に配信できます。無料版でも、1つのレポートにつき1つの配信の予定を設定できます。
月の初めに自動で届くようにしておけば、集計の作業はなくなります。ただし、自動で届くのは数字だけです。変化の理由と提案は、担当者が別に書き添えます。
スプレッドシートに出力して集計する
Search Consoleのデータは、Googleスプレッドシートに出力できます。毎月の数字を同じシートに蓄積していけば、推移のグラフや、前月との比較の表を自動で作れます。
画面で選べる16か月より前のデータは、自分で保存しておく必要があります。毎月、決まった日に出力して保存する運用にします。長い期間の推移を示せることは、レポートの説得力を高めます。
APIやBigQueryでデータを蓄積する
語句やページの数が多いサイトでは、画面からの出力では行数が足りません。Search ConsoleのAPIを使うと、1回の要求で最大25,000行のデータを取得できます。
Search Consoleには、データをBigQueryに毎日出力する機能もあります。大量のデータを長期間保存し、自由に集計できます。設定には技術的な知識が必要なため、大規模なサイトや、分析の担当者がいる企業に向いています。
AIで下書きを作成する
出力したデータをAIに読み込ませ、変化の要約や、グラフの説明文の下書きを作らせる方法も広がっています。大きく変化したページや語句の抽出、文章の整形は、AIが得意とする作業です。
AIが書いた内容は、必ず元の数字と照らし合わせます。数字の読み違いや、根拠のない理由付けが含まれることがあります。社内の施策の経緯や、事業の事情を踏まえた判断は、担当者が行います。AIとの付き合い方はAI時代のSEOでも解説しています。
| 自社でレポートを作成・活用できる体制をつくりたい方へ 楽々EditのSEO内製化支援は、週1回のオンライン講義、サイトの修正指示書の提供、チャットでの相談を通じて、社内の担当者が数字を読み、施策を判断できる状態を目指します。 SEO内製化支援の詳細を見る |
伝わるSEOレポートにするコツ
時間をかけて作ったレポートが、読まれずに終わることがあります。原因の多くは、数字が多すぎることと、結論が書かれていないことです。伝わるレポートにするための4つの点を紹介します。
数字を並べるだけで終わらせない
ツールの画面を貼り付けただけのレポートは、読み手に解釈を任せてしまいます。読み手は、数字の意味を読み取る時間も、知識も持っていないことがあります。
1つのグラフにつき、伝えたいことを1文で添えます。「検索からの流入は3か月連続で増加」「料金ページの順位が5位から2位に上昇」といった見出しを付けます。グラフを見なくても、内容がわかる状態が理想です。
順位だけを成果として報告しない
順位は、わかりやすい指標です。しかし、順位が上がっても、検索する人が少ない語句では流入は増えません。流入が増えても、問い合わせにつながらなければ、事業への貢献は限られます。
順位、流入、成果の3つを、つなげて報告します。どの語句の順位が上がり、どのページへの流入が増え、問い合わせが何件増えたかを示します。成果を増やす観点はコンバージョン改善の施策で解説しています。
悪い数字も隠さずに書く
数字が下がった月は、報告しにくいものです。良い数字だけを選んで載せると、読み手は状況を正しく判断できません。後から問題が明らかになると、レポート全体の信頼を失います。
下がった事実、考えられる原因、対応の方針を、あわせて書きます。検索エンジンの変更や、季節による変動など、外部の要因も記載します。Search Consoleには、グラフにメモを残す機能があり、施策や出来事の日付を記録しておけます。
用語と定義をそろえる
セッション、クリック数、インプレッション数など、似た意味の指標が複数あります。月によって使う指標が変わると、推移を比べられません。読み手が専門用語に慣れていない場合は、伝わりません。
レポートの最後に、指標の定義と、データの取得元を記載します。集計の期間と、比較の対象も明記します。担当者が変わっても、同じ方法で作成を続けられます。
AI検索に関してレポートに追加したい項目
検索結果にAIによる回答が表示される場面が増え、レポートで見るべき項目も変わりつつあります。従来の指標に加えて、AIの回答での表示と、指名検索の推移を確認します。
AIの回答での表示はSearch Consoleで確認できる
Googleは、AI機能とウェブサイトという公式の文書で、AIによる概要やAIモードに表示されたサイトのデータは、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートに含まれると説明しています。通常の検索結果と、合算して集計されています。
2026年には、生成AIパフォーマンスレポートが追加されました。AIによる概要とAIモードで、自社のサイトへのリンクが表示された回数を、ページ、国、日付、デバイスごとに確認できます。表示が少ないサイトでは、このレポートが表示されない場合があります。
インプレッション数とクリック数の差に注意する
AIによる回答が表示される検索では、利用者が回答を読むだけで、サイトを訪れないことがあります。インプレッション数は増えているのに、クリック数が増えない、という状況が起こります。
クリック率の低下を、ページの質の低下とすぐに結び付けないようにします。どの語句で差が広がっているかを確認します。情報を調べる目的の語句で差が大きい場合は、検索結果の変化が影響している可能性があります。レポートでは、その旨を説明します。
指名検索の推移を追う
会社名やサービス名で検索される回数は、認知の広がりを表します。AIの回答で名前を知った人が、後から名前で検索することもあります。Search Consoleには、語句に自社の名前が含まれるかどうかで、データを分ける機能が加わりました。
名前を含む検索と、含まない検索を分けて報告します。合算すると、SEOの施策の成果と、広告や広報による認知の成果を区別できません。考え方は指名検索を増やす方法で、AIでの言及を調べる手段はLLMOツールとはで解説しています。
SEO会社から受け取るレポートの見方
SEOを外部に依頼している場合は、毎月レポートが届きます。レポートの内容は、その会社の仕事の質を表します。確認したい点を3つ説明します。
行った作業とその理由が書かれているか
最初に確認するのは、当月に何を行ったかが、具体的に書かれているかどうかです。どのページに、どのような変更を加えたか。なぜその変更を行ったか。結果をいつ、どの数字で確認するか。
Googleは、SEO業者の利用を検討するという公式の文書で、不明な点があれば説明を求めること、サイトに加えた変更を進んで説明する会社を選ぶことを勧めています。作業の内容が書かれていないレポートが続く場合は、説明を求めます。
都合の良い数字だけが並んでいないか
順位が上がった語句だけが並んでいる、検索する人がほとんどいない語句の1位が強調されている、といったレポートには注意します。下がった語句や、成果の件数が載っているかを確認します。
自社でもSearch Consoleを確認できる状態にしておきます。レポートの数字と、自分で見た数字が合っているかを確かめられます。権限を会社側だけが持っている状態は避けます。会社の見極め方はSEO会社の選び方で解説しています。
契約の前にレポートの見本を確認する
これから依頼先を選ぶ場合は、契約の前に、レポートの見本を見せてもらいます。項目、分量、提出の頻度、説明の打ち合わせの有無を確認します。レポートの作成が、料金に含まれているかも確かめます。
見本に、考察と次の提案が含まれているかを見ます。数字の一覧だけの見本であれば、契約後も同じ内容が届きます。費用の考え方はSEO対策の費用相場で、依頼の判断はSEO対策は外注すべきかで解説しています。
| 支援の実績を確認してから検討したい方へ 楽々Editの支援では、テレアポ代行で問い合わせ380%アップと商談数3.5倍、IT企業でサイト流入3倍とCV2.5倍、留学エージェントで問い合わせ4倍などの成果が出ています。業種ごとの取り組みの内容をご確認ください。 実績を見る |
まとめ
SEOレポートは、SEOの状況と成果を共有し、次の行動を決めるための資料です。記載する項目は、要約、検索からの流入、検索語句と順位、ページ別の成績、成果の件数、技術面の状態、施策と次の計画の7つです。数字に加えて、変化の理由と、次に行うことを必ず書きます。
データは、Search Console、Googleアナリティクス、Data Studioなどの無料のツールで集められます。集計と配信は自動化できますが、考察と提案は人が書く部分です。AIによる回答での表示や、指名検索の推移も、新しく確認したい項目です。
SEO会社から受け取るレポートでは、行った作業とその理由が説明されているかを確認します。まずは、追いかける指標を3〜5つに絞り、今月と前月、前年の同じ月の数字を1枚にまとめるところから始めてみてください。
| サイトのSEOの現状を無料で診断します 現状の課題をヒアリングし、状況に合わせた戦略をご提案します。「レポートの数字をどう読めばよいかわからない」「何を改善すべきか整理したい」という段階でもご相談いただけます。 無料SEO診断はこちら |