SEO対策チェックリストを完全初心者向けに公開
- SEO対策をして、自社サイトを上位表示させたい
- SEO対策としてやるべきことを、チェックリスト形式で知りたい
- 初心者が、最優先で取り組むべきSEO対策を知りたい
本記事では、こういった疑問を解決していき、具体的なSEO対策チェックリストを紹介します。
本記事でわかること
- 厳選されたおすすめのSEO対策チェックリスト17
- SEO対策は大きく分けて3種類ある①コンテンツSEO②SEO内部対策③SEO外部対策
- 3種類のSEO対策のそれぞれの特徴
- 3種類のSEO対策の中で、もっとも重要なSEO対策は”コンテンツSEO”である理由
- SEO対策でやってはいけないこと
- SEO対策の本質
SEOとは、コンテンツを検索上位に表示させる施策のこと
SEOとは
“Serch Engine Optimization”の略称
日本語で言うと“検索エンジン最適化”
Webページを、Google検索で上位表示させるための施策のこと
SEO対策の最大のメリットは“無料でできる”ということです。
SEO対策をしてメディアを上位表示できれば、広告費等はいっさいかけずに集客できます。
SEOは「コンテンツSEO」「SEO内部対策」「SEO外部対策」の3つの施策に分けられます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは
よいコンテンツを作ることによって、検索エンジンで上位表示を目指すアプローチです。
以下の流れで、上位表示に繋がっていきます。
- 品質の高い記事をたくさん作る
- ユーザーに評価される
- Googleの検索エンジンに評価される
- Google検索エンジンで上位表示される
そして、Googleは以下のように、ユーザーが便利に利用できることを最上位の目標として掲げています。
Google の使命は、世界の情報を整理して誰もが便利に利用できるようにすることにあります。
参考URL:検索に対する Google のアプローチ
質のよい情報を、わかりやすく網羅的に整理して記事に盛り込むことが、もっとも重要なSEO対策です。
SEO内部対策
SEO内部対策とは
Googleのクローラーに対する施策
クローラーとは
Googleのロボットのようなもの
Web上の大半のページがGoogleのロボットによってランク付けされている
内部対策には、ページのタイトルに対策したいキーワードを入れることや、見出しの構成をクローラーが読み込みしやすいように適切な位置にhタグを設定する、といった施策があります。
簡単に言うと、ロボットに記事の存在や、記事の品質をアピールすることだと言えます。
SEO外部対策
SEO外部対策とは
ほかのサイトからリンクを貼ってもらう施策
他のサイトがリンクを貼るかは、その記事が紹介したい良質なものであるかによって決まります。
つまり、コンテンツSEO、SEO内部対策をすることで自動的に外部対策もすることになります。
結果的に他サイトに評価されると、リンクを貼ってもらえるようになるからです。
注意点
お金を払って他サイトにリンクを貼ってもらうと、一時的に検索順位が上がります。
しかし、リンクを買うことはGoogleが厳しく規制しているため、発覚した場合はペナルティを受けます。
ペナルティを受けたサイトは以後、上位表示されにくくなります。
Googleの信用を、失うからです。
SEO対策をするうえで押さえておきたい17のチェックリスト
“●●をするとSEO対策になる”といった情報は無数にあります。
しかし、初心者が最優先で取り組むべきものは多くはありません。
たとえば、月額1万円のツールを使って行うようなSEO対策もありますが、初心者には必要ありません。
これから紹介するSEO対策は、すべて無料でできます。
ここでは、初心者がまず最優先で押さえておくべき17の項目を網羅して紹介します。
- ①キーワード設定は適切か
- ②競合サイトと比べて不足はないか
- ③SSL化されているか
- ④レスポンシブ化されているか
- ⑤重複コンテンツになっていないか
- ⑥パンくずリストがあるか
- ⑦サイトマップがあるか
- ⑧タイトルは適切か
- ⑨h1タグは適切か
- ⑩ディスクリプション設定は適切か
- ⑪hタグの並びは適切か
- ⑫ALTタグに設定しているキーワードは適切か
- ⑬記事構成はユーザーのニーズを満たしているか
- ⑭コピーコンテンツになっていないか
- ⑮キーワード比率が大きすぎないか
- ⑯記事がインデックス化されているか
- ⑰記事の検索順位の状態はどうか
以下の表に、それぞれのリストでチェックするポイントをまとめました。
チェックリスト | チェックポイント |
①キーワード設定は適切か | ・“記事が狙ったキーワードでサイトを訪問する人”と“そのサイトのサービス”との間にミスマッチがないか・集客したい人を集められるキーワードか・例えば、筋トレのパーソナルサービスを提供することがゴールの場合、「犬の餌 おすすめ」というキーワードで1位をとって集客しても最終的に契約に繋がらない |
②競合サイトと比べて不足はないか | ・ライバルサイトと自分のサイトを比較する・比較した結果、不足している情報を記事にする・ライバルサイトとは、既存の記事やこれから書く記事のキーワードで上位表示されているサイトのこと |
③SSL化されているか | ・自サイトのURLが“https”からはじまっていたらOK・SSL化とはサイトからの通信を暗号化してセキュリティを向上する技術 |
④レスポンシブ化されているか | ・レスポンシブ化とは、Webサイトを、さまざまなデバイス(スマートフォン、タブレット、PCなど)の画面サイズに対応して表示できるようにすること・レスポンシブ化することで、WebサイトやWebアプリケーションは、訪問者が使用しているデバイスや画面サイズに応じて自動的に調整され、正しく表示される・レスポンシブ化は、WebサイトやWebアプリケーションのユーザビリティを向上させるために重要・スマホとPC両方でWebページを開いてみて、表示崩れがなく、URLが同じか調べるとよい・スマホ用ページとPC用のページのURLを分ける施策も存在するが以下の理由でおすすめしない①サイトの訪問者数が別々にカウントされるため、SEO上は不利に働く②一方のページがコピーコンテンツと認識されるペナルティを受ける危険性がある |
⑤重複コンテンツになっていないか | ・重複コンテンツとは、サイト内で記事内容の重複があること・検索ユーザーが知りたいことが複数記事に散らばっている場合、ユーザーにとって不便といえる・ユーザーの利便性が低いコンテンツをGoogleは評価しないので上位表示しにくくなる |
⑥パンくずリストがあるか | ・パンくずリストとは、Webサイトやブログ記事などで、そのページが属する階層構造を示すナビゲーションメニューのこと・例えば“ホーム→筋トレ→上半身”のように現在どのカテゴリーの記事を読んでいるかわかるような表示のこと・ユーザーが現在のページがどこに属するかをすぐに理解できユーザーの利便性が向上してGoogleの評価が高まる |
⑦サイトマップがあるか | ・サイトマップとは、ウェブサイトのトップページから各ページまでのリンクを全て表示したもの・サイトマップには、ウェブサイトのすべてのページやカテゴリーが含まれ、サイトマップを見ることでユーザーは、どのページにどのような情報が掲載されているかを一目で確認できる・特に、コンテンツ数が多い場合にはサイトマップがあると目的の記事をすぐに見つけられるため、ユーザーの利便性が大きく向上する・サイトマップは、検索エンジンに対しても重要な役割を果たす・検索エンジンは、サイトマップを読み取り、サイト内のページをインデックスすることで、ユーザーの検索に対して結果を表示できるようになる |
⑧タイトルは適切か | ・タイトルにキーワードが含まれているか・クリックしたくなるようなタイトルになっているか |
⑨h1タグは適切か | ・h1タグは、検索エンジンが最初に認識するテキスト・h1タグにキーワードを含めることで、検索エンジンに評価されやすくなる |
⑩ディスクリプション設定は適切か | ・ディスクリプションとは、ウェブサイトやブログ記事などのページについての簡潔な説明文のこと・ページが提供するコンテンツや情報についての簡潔な要約であり、検索エンジンや外部サイトからのリンクをクリックしたユーザーが、そのページが提供する内容をすばやく理解できることが重要・ディスクリプションは、検索エンジンによる検索結果ページにおける、そのページのタイトル下に表示される文章として利用されるため、クリック率に大きく影響する・検索結果に表示される文字数160文字程度を目安に作成する |
⑪hタグの並びは適切か | ・h2タグ、h3タグ、…といったように、数字が小さい順に並ぶようにする・h1タグは1記事に1つだけ・h2タグ次にh4タグがくるような見出し設定するとコンテンツがGoogleに正当に評価されなくなる |
⑫ALTタグに設定しているキーワードは適切か | ・検索エンジンに画像の内容を理解させるタグ・画像検索結果や一般的な検索結果でのウェブページの可視性を向上させる・画像とその内容を正確に説明する簡潔で説明的なフレーズ、キーワードを含めるようにすることが重要 |
⑬記事構成はユーザーのニーズを満たしているか | ・ユーザー目線で考えたときに、欲しい情報を網羅できているか |
⑭コピーコンテンツになっていないか | ・コピペチェックツールでコピペ率を確認する・CopyContentDetectorは無料のコピペチェックツール・初心者は上記ツールで”一致率50%以下”を目安にするとよい |
⑮キーワード比率が大きすぎないか | ・キーワードを入れることを意識しすぎて不自然な文章になっていないか・音読してみて違和感があれば改善する |
⑯記事がインデックス化されているか | ・インデックス化とは記事が検索エンジンに登録されること・インデックス化されていなければ、検索結果に表示されない・インデックス化されているかは、Google Search Consoleで調べられる・Search Console等を用いて“サイトマップ”を送信することで、インデックス化を促せる・コンテンツの質が低い場合はインデックス化されないこともある・定期的にインデックス化されているかチェックすることが重要 |
⑰記事の検索順位の状態はどうか | ・投稿した記事の検索順位は定期的にチェックする・順位が悪いときは、上位競合サイトと見比べて、足りない要素を洗い出してリライトする |
SEO対策チェックリスト17項目以外で確認しておきたいこと
SEO対策をするということは、集客の方法としてWeb検索からの流入を狙うことになります。
しかし、Web集客の方法はSEOだけではありません。
“Web集客”とは、Webサイトを活用して新規顧客を獲得することを指します。
Web集客の方法には、次のようなものがあります。
- ホームページやSEOを用いた検索エンジンからの流入
- SNSを活用したプロモーション
- 有料広告を使った広告集客
- Eメールマーケティングを用いたメール配信
また、上記のような方法を組み合わせることで、より効果的なWeb集客が可能になります。
Web集客をする上で重要なことは、顧客のニーズや検索状況を把握し、ターゲットとする顧客に対して適切に働きかけることです。
そうすることで、Webサイトからの顧客獲得を促進できます。
そもそも SEO集客が適切か
SEO集客が適切でないケースとして、ターゲットとなる顧客がWeb検索をしないパターンがあります。
たとえば、入れ歯を売りたいのであれば、広告を紙で作って、ポストに投函していく方が集客効率は高いかもしれません。
また、お金や健康に関する情報は専門家以外の発信は上位表示されにくくなっています。
専門家による発信が優遇されている分野では、Twitterで発信してコアなファンを作るなど、SEO以外のアプローチが有効です。
ターゲットのペルソナ設定をする
ペルソナ設定とは
読者像を細かくイメージすること
たとえば、この記事の場合、SEO対策をしたいけど何からやればいいのかわからない初心者をペルソナとして設定しています。
ペルソナを設定することで、記事が具体的になります。
反対に、ペルソナ設定がされていないメディアの記事は誰にも刺さらない記事になっています。
ペルソナ設定に基づいて、Webメディアのテーマや記事の内容を決めることで、記事の一貫性が保たれ、読者にとってより魅力的になっていくでしょう。
まとめ:SEO対策でやってはいけないことと、SEO対策の本質
絶対にやってはいけないのが、ブラックハットSEOです。
ブラックハットSEOとは
検索エンジンのガイドラインに違反するような手法を用いたSEOのこと
これらの手法は、一時的には検索結果の上位表示できますが、長期的にはサイトが検索エンジンからペナルティをうける危険があります。
以下のような行為は、ブラックハットSEOです。
- KWを過度に入れ込む
- 単純にKWを羅列するようなページを作る
- 内部リンクを高めるためにリンク集のページを作る
- 内部リンクを大量に入れる
- お金を払って他サイトに自サイトのリンクを貼ってもらう
これらの手法はGoogleのアルゴリズムを騙すための施策であって、ユーザーの利便性は向上しません。
SEOに、裏技はありません。
- 地道にユーザーを満足させるコンテンツを作る
- 作ったコンテンツをGoogleに正しく評価されるような施策をとる
地味ですが、上記2点がSEO対策の本質です。