SEO対策に配慮したブログの書き方のコツを初心者にわかりやすく解説

  • 記事を上位表示させるためのコツを知りたい
  • 記事を書く手順と注意点を知りたい

本記事では、こういった疑問を解決していき、検索結果に上位表示されやすいブログ記事を書く手順を紹介します。

検索上位表示を目指すブログ記事の書くときに、もっとも大切なことは“SEOに配慮した文章を書く”ということです。

これは、アルゴリズムに評価されるように対策することで可能になります。

“アルゴリズムに評価される”という言葉の響きから、システムに関する深い理解が必要だと思われがちです。

しかし、もっとも重要なことは検索ユーザーにとって質の高い記事を書くことだといえます。

検索ユーザーにとって質の高い記事は、Googleのアルゴリズムが評価するようにプログラムされており、アップデートによってその精度が上がり続けています。

しかし、テクニカルな対策の中にも有効なものが存在するのが現状です。

そこで、本記事では

  • 良質な記事を書く
  • 現状有効なテクニカルなSEO対策

この両軸で検索上位を実現する施策を紹介します。

この記事でわかること

  • 良質な記事を書くための手順7ステップ
  • Googleのアルゴリズムの特徴とそれを踏まえたSEO対策
  • 最後まで読んでもらえる記事がGoogleに評価される理由
  • 最後まで読んでもらえる記事を書くために意識すべき2種類のニーズ

そもそもなぜ、記事を上位表示させる必要があるのか、初心者向けに解説します。

クリックできる目次

検索上位表示されない記事は読者が増えない

検索上位表示されないと、記事の存在を知ってもらうのが極めて困難です。

例えば、何か調べたいことがあってGoogleで検索した場合を考えてみましょう。

1ページ目に、10件の記事が表示されます。

次のページにも、記事が10件表示されます。

あなたは、何ページ目まで記事の一覧を見ますか。

筆者の場合、2ページ目まで記事をチェックすることはほとんどありません。

実際に、seoClarity(SEOクラリティ)が公開した2021年11月の検索順位別クリック率データ(日本)によると、検索順位8位〜10位はクリック率が2%以下だとわかります。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%

参考サイト:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

例えば、“SEO ブログ”というキーワードで検索する人が、1日に1000人いると仮定します。

この場合、“SEO ブログ”というキーワードで検索順位10位をとったとしても、クリック率は1.32%のため、記事を読む人は1000人中13人のみということになります。

もし、SNSで10万人以上のフォロワーがいたり、広告費として100万円単位で資金調達ができたりした場合はSNS流入、広告流入を狙うのも一つの戦略です。

しかし、多くの人にとって、コストがかかりすぎるという難点があります。

SNSのフォロワー数を万単位で獲得するには時間がかかりますが、SEO対策は今日からできるのが最大のメリットです。

今日書いた記事が、検索1位に表示されることもあります。

そして、SEO対策は、知識さえあれば無料でできます。

SEO対策の手順は以下の2つです。

  • 良質なコンテンツを作る
  • Googleのアルゴリズムに評価されるように形を整える

ここからはさらに、

  • 良質なコンテンツとはどんなコンテンツか
  • Googleのアルゴリズムは何を評価するのか

といった内容を、深堀りしていきます。

答えは、Googleのアップデートの歴史を見ると自然に見えてきます。

Googleのアップデートの歴史からSEOの最適解を知る

SEOとは

Search Engine Optimizationの略称で、和訳すると“検索エンジン最適化”

一言で言い表すと、記事を検索上位にするための施策のこと

検索順位の決まり方は非公表で、すべてを知っているのはGoogleの内部関係者のみです。

しかし、Googleが公表している情報からGoogleの思考がわかります。

Googleの狙いは、質の高いコンテンツを検索上位にあげることです。

ユーザーが何かの悩みを持って検索した時、その悩みを解決する記事を上位に表示したいとGoogleは考えています。

低品質な記事を上位ページから排除する、2011年のパンダアップデート

2011年のアルゴリズムのアップデートで、低品質な記事が悪評価を受けるようになりました。

具体的には以下の記事をターゲットにしています。

  • 重複コンテンツ※同じような内容のページがサイト内に複数ある
  • コピーコンテンツ※他サイトのコピペ
  • 内容が薄いコンテンツ
  • 自動生成記事※プログラムによって作られた記事
  • キーワードの入れすぎ

ユーザーにとって不便なリンクを排除する、2012年のペンギンアップデート

2012年のアルゴリズムのアップデートで、ユーザーにとって不便なリンクを貼られた記事が悪評価を受けるようになりました。

具体的には、以下のようなリンクがついて記事をターゲットにしています。

  • 不自然な被リンク※記事内容に関係ないリンク
  • スパムによる被リンク※不正に被リンクを獲得すること
  • 不正なリダイレクト※ユーザーにとって意味の内リンク
  • 不適切なアンカーテキスト※テキストリンクとそのリンク先が一致していないこと

2017年以降アップデート内容は非公開だが、年数回アップデートは行われている

2017年以降はGoogleがアルゴリズムの詳細を明かすことはなくなっています。

しかし、大きなアップデートは”コアアルゴリズムアップデート”と呼ばれ、年に数回行われています。

以上のことから言えるのは、以下の2つです。

  • Googleのアルゴリズムのバグを探して裏技的な対策をとることは不可能
  • ユーザーにとって有益なコンテンツをつくれば自然に検索エンジンから評価される

つまり、コンテンツの質の向上がSEO対策の最適解になります。

SEO対策に配慮したブログの書き方

良質な記事を書くために、正しい手順でブログ記事を作成することが重要です。

以下の手順で、ブログを書きましょう。

  • ①キーワードを選ぶ
  • ②検索意図を考える
  • ③目次を考える
  • ④ライバルの記事を参考にする
  • ⑤読者を惹きつける書き方、PREP法で書く
  • ⑥タイトルとh2見出しにキーワードを入れる
  • ⑦関連記事へ内部リンクを貼る

①キーワードを選ぶ

例えば、この記事は”SEO対策 ブログ 書き方”というキーワードを選んでいます。

キーワードを探すときは、”関連キーワード取得ツール”を使います。

検索ボリュームの検索には、Google広告のキーワードプランナーを使いましょう。

キーワードには以下の2種類があります。

  • ビッグワード
  • ロングテールキーワード

例えば、”ブログ”というキーワードはビッグワードですが、“SEO対策 ブログ 書き方”はロングテールキーワードです。

ロングテールキーワードは、検索ボリュームは小さいですが、以下のメリットがあります。

  • 検索意図が明確なため、アフィリエイトやサービスの契約につながりやすい
  • ライバルが少ないため検索上位表示されやすい

例えばプロテインを売りたい場合を考えましょう。

  • “筋トレ”と検索している人
  • “筋トレ プロテイン おすすめ 液体”と検索している人

前者のキーワードではプロテインを買うつもりがない人もサイトを訪れますが、後者のキーワードでは、プロテインに対する購買意欲が高い人を集客できます。

つまり、後者のキーワードで、液体のプロテインを比較する良質な記事を書くと売れやすいということです。

②検索意図を考える

次に、選んだキーワードから、検索意図を考えましょう。

検索意図とは 

  • 検索がもつ悩み
  • その悩みの解決策
  • 解決策が適切な理由

上記を考え抜いた上で記事を書くと、読者の満足度を高められます。

例えば、“SEO対策 ブログ 書き方”で検索するユーザーの場合、以下のように考えられます。

  • 記事を上位表示させるためのコツを知りたい
  • 記事を書く手順と注意点を知りたい

記事で読者の悩みを解決できたら、ユーザーにとってその記事は“いい記事”になります。

そのため、どんな悩みを解決するのかを決めて記事を書くのがもっとも重要です。

③目次を考える

ここでは、悩みを解決するための要素を、箇条書きにします。

大切なのは“書きたいこと”ではなく、“読者が知りたいこと”を書くことです。

Googleが重視する指標として、“網羅性”があります。

あなたの記事を見たあと、他の人の記事を見なくても大丈夫な状態、完全に解決した状態にするのが重要です。

しかし、自分の頭の中だけで考えて情報を網羅することは現実的ではありません。

そこで、おすすめの方法を次に紹介します。

④ライバルの記事を参考にする

“SEO対策 ブログ 書き方”というキーワードを狙う場合、実際に検索してみて、上位10サイトの見出しをチェックしましょう。

そのままコピペすると著作権違反になり、訴えられる可能性もあります。

仮に、訴えられなくてもコピーコンテンツはGoogleからのペナルティを受け、サイト自体の評価を下げて上位表示しにくくなってしまいます。

参考にしつつ、自分でゼロから書くように意識しましょう。

⑤読者を惹きつける書き方、PREP法で書く

たまたまGoogle検索して出てきたあなたの記事を読むユーザーは、あなたのファンではないため、読む価値がなさそうと判断した瞬間に離脱します。

そのため、文章は結論から書き始めるべきです。

結論を読んだ読者は、理由が気になります。

そして、主張した理由と具体例を書き、最後に結論でしめくくります。

具体的には、以下の流れです。

Point(結論)最初に結論を述べる。「ロングテールキーワードを狙うとブログで稼げます」
Reason(理由)結論を知って理由が気になったところで理由を述べる。「なぜなら、検索ユーザーの検索意図が明確なためです」
Example(具体例)さらに具体例をあげて説得力を高める。「例えば“筋トレ プロテイン おすすめ 液体”と検索した人って、液体のプロテインを買う気満々ですよね」
Point(結論)話の結論や要点を繰り返します。「だから、ロングテールキーワードを狙うと成約率が高まり、稼げます」

 ⑥タイトルとh2見出しにキーワードを入れる

Googleは、タイトルからキーワードを抽出します。

例えば、この記事タイトルは、”SEO対策に配慮したブログの書き方のコツを初心者にわかりやすく解説”としました。

この記事は、”SEO対策” ”ブログ””書き方””コツ”がキーワードとして認識されます。

キーワードはh2見出しにも含めるのが重要です。

さらに、キーワードは左に寄せて書きましょう。

以下の2つの、タイトルを比較してみてください。

  • ”SEO対策に配慮したブログの書き方のコツを初心者にわかりやすく解説”
  • ” 初心者にわかりやすくSEO対策に配慮したブログの書き方を解説”

”SEO対策について知りたい”と思いつつ複数のWebサイトを見渡している検索ユーザーにとって、“SEO対策”というもっとも目立たせたいキーワードを左にもってくることによって目に止まりやすくなります。

これは、クリック率にも大きく影響します。

 ⑦関連記事へ内部リンクを貼る

内部リンクとは

同じウェブサイト内の他のページへのリンクのこと

内部リンクを貼ることで、記事と関連する他のページに簡単にアクセスできるようになります。

例えば、自分が書いた記事の中で、他の記事で詳しく解説されているトピックがある場合、そのトピックについて詳しく述べた記事へのリンクを貼るようにしましょう。

これにより、読者が興味を持ったトピックについて、すぐに関連記事を読めます。

これには、以下の2つのメリットがあります。

  • ユーザーの利便性が向上して、Googleの評価が上がる
  • 読者の滞在時間が伸びて、Googleの評価が上がる

注意点としては以下の2つがあります。

  • 重複コンテンツにならないようにすること
  • 1記事あたりの内容が薄くならないようにすること

特に、”何記事も読んだけど、結局得た情報はあまりなかった”と感じるとユーザーはそのサイトを二度と訪れなくなります。

内部リンクを張り巡らしてユーザーの時間を奪うのではなく、ユーザーがより深く知りたい関連情報に簡単にアクセスできるために内部リンクを貼るように意識するのが重要です。

SEOで評価される記事は2つのニーズを満たしている最後まで読んでもらえる記事

もし、読者が記事の途中で離脱した場合、SEOでマイナスの評価を受けます。

つまり、最後まで読んでもらえるのが大切だということです。

そのために、2つの読者ニーズを満たす必要があります。

  • 顕在ニーズ
  • 潜在ニーズ

顕在ニーズとは

キーワードに現れる意図

潜在ニーズとは

キーワードに現れない意図

例えば、“美味しいワイン”とユーザーが検索する場合を考えてみましょう。

ワインの歴史を深く掘り下げ、美味しいワインを生産するための最新の科学技術に関する論文を引用しつつ、最後に最高の高価なワインを紹介しても読者は満足しません。

なぜなら、美味しいワインを知りたいという顕在ニーズを満たしても、検索ユーザーの潜在的なニーズをまったく無視しているからです。

“美味しいワイン”というキーワードの場合、以下のようなニーズが考えられます。

顕在ニーズ

  • 美味しいワインを知りたい

潜在ニーズ

  • 恥をかかないレベルの知識がわかればOK
  • ワインを美味しく楽しく飲めたらいいな
  • 初心者にとって、やさしくわかりやすい説明が書いてあるサイトはないかな

つまり、どんな意図で、何を求めて検索しているのかを意識するのが重要だということです。

まとめ:SEO対策に配慮したブログを書く手順7ステップ

SEO対策に配慮したブログとは、ユーザーにとって有益なブログのことです。

下記の手順で、質の高いコンテンツを書きましょう。

  • ①キーワードを選ぶ
  • ②検索意図を考える
  • ③目次を考える
  • ④ライバルの記事を参考にする
  • ⑤読者を惹きつける書き方、PREP法で書く
  • ⑥タイトルとh2見出しにキーワードを入れる
  • ⑦関連記事へ内部リンクを貼る

さらに、ユーザーの顕在ニーズと潜在ニーズを意識して記事を書きましょう。

キーワードに現れない本当の目的を達成してもらえる記事は多くの人にとって有益な記事です。

その記事は、きっと上位に表示されるでしょう。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

無料相談会も開催中
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