成果報酬型SEO対策の料金体系とは?特徴やリスク、業者の選び方を解説
しかし、SEO対策を実施している業者は多種多様で、自社に合ったSEO対策や業者はどれなのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、成果報酬型SEO対策に焦点を当てて、その特徴やリスク、選び方について解説します。
成果報酬型のSEO対策を実施するメリットやデメリット、リスクについて把握した上で、自社に合ったベストなSEO対策を実施していきましょう。
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成果報酬型のSEO対策は料金体系が特徴的
成果報酬型のSEO対策の特徴は、料金体系が特徴的である点です。成果報酬型のSEO対策の場合は、狙っているキーワードが実際に検索結果で上位表示されない限り、業者に利用料金を支払う必要がありません。
そのため、SEO対策の結果が出るまでは、コストをかけずにSEO対策を実施できます。
その一方で、固定報酬型SEO対策の場合は、狙っているキーワードが検索上位に表示されるかどうかに関わらず、一定額をSEO対策を実施した業者に支払う必要があります。
成果報酬型のSEO対策とは、成果が出るまでは低コストで自社サイトにSEO対策を導入できるSEO対策なのです。
成果報酬型SEO対策の料金体系には基準が2つある
成果報酬型SEO対策の料金体系は、狙っているキーワードのSEO的な難易度、実際に獲得した検索順位によって決まります。
この章では、成果報酬型SEO対策の料金体系が決まる2つの基準について、それぞれみていきましょう。
1.SEO対策で上位表示を狙うキーワードの難しさ
成果報酬型SEO対策の料金体系を考える上で重要なのは、狙っているキーワードを検索上位に表示させる難易度です。
ユーザーの検索数が多い「ビッグキーワード」は料金が高く、検索数が比較的少ない「スモールキーワード(ロングテールキーワード)」は料金が安い傾向にあります。
ちなみに、具体的なキーワード検索数の目安については、「Ubersuggest」という無料のツールで調べることが可能です。
検索数の多い「ビッグキーワード」は、多くの場合において、大企業や専門性の高いホームページなどが上位を独占しています。そのため、総じて検索上位にランクインしているホームページの質が高く、SEO対策で検索上位に上げるのが難しいのです。
その一方で、「スモールキーワード」の場合は競合が少なく、資本力があるクオリティの高いサイトがまだ立ち上げられていない可能性もあります。
そのため、SEO対策の効果を得られやすく、成果報酬型SEO対策の料金も安く設定されていることが多いのです。
このように、キーワードの検索数によってSEO対策の難易度が変わるので、それに応じて利用料金が上下する仕組みになっています。
2.上位表示された場合に獲得した順位の高さ
成果報酬型SEO対策の料金体系は、実際にSEO対策で獲得した検索順位とその順位を維持した日数によって、業者に支払う料金が変動します。
獲得した検索順位の高さによって、業者に支払う料金が変動するのは、検索順位がサイトを訪問するユーザー数の多さに直結するためです。
出典:seoClarity
seoClarityが2021年に実施した調査によれば、検索上位ホームページのCTR(ユーザーに表示されたページの内、実際にクリックされた率)は、検索順位によって大きく異なることがわかっています。
とりわけ、日本は検索上位に表示されるページのCTRが高いことが、上記のデータからも読み取れるのではないでしょうか?
ちなみに、メインキーワードの他にサブキーワードを設定して、検索結果に上位表示された場合にも、追加で料金を支払うこともあります。
成果報酬型のSEO対策を実施して、自社サイトを出来るだけ検索上位に上げることで、大きな集客効果を見込めます。高い検索順位にランクインすることが、自社商品やサービスの売上に直結するのです。
そのため、獲得した検索順位の高さに応じて料金も高くなる仕組みになっています。
成果報酬型のSEO対策における3つの特徴
成果報酬型のSEO対策を検討する上で知っておきたいのは、成果報酬型SEO対策には、どのような特徴がみられるのかという点です。
この章では、料金面や効果面、SEO対策の内容について解説します。成果報酬型SEO対策について、さらにくわしい情報を知りたいという方は参考にしてみてください。
1.比較的安い料金でSEO対策が始められる
成果報酬型SEO対策の特徴は、固定報酬型よりも安い料金でSEO対策が始められることが多い点です。
成果報酬型SEO対策の場合は、検索上位に自社サイトがランクインしなければ、SEO対策に対して料金を支払う必要はありません。
検索上位にランクインするには、各検索エンジン内でAIによって行われる検索順位の精(クロール)によって、自社サイトが高く評価される必要があります。
成果報酬型のSEO対策で効果が出るまでの期間は、低コストでSEO対策が実施可能で、成果が出なければ料金を支払う必要がないのが特徴です。
2.成果報酬型のSEO対策は結果につながりやすい
成果報酬型のSEO対策を実施する業者は、依頼を受けてSEO対策を実施して、結果を出すことで報酬を得られる仕組みとなっています。
高確率で検索上位を獲得できるスキルがなければ、成果報酬型でSEO対策を受注する業者側のメリットはありません。
そのため、成果報酬型のSEO対策を実施する業者は、SEO対策で検索上位を獲得するノウハウや実績をもっている業者が多いのです。
「SEO対策を実施して、結果的にお金と時間を無駄にした」という結果を回避するためにも、成果報酬型でSEO対策を実施するメリットは大きいといえます。
3.基本的なSEO対策は外部リンク取得
成果報酬型のSEO対策の主な内容は、外部リンクを獲得することです。
GoogleやYahoo!などの大手検索エンジンは、AIを活用して検索順位を決めています。AIがホームページの検索順位を決定する際に重要となるのは、AIが認識しやすいサイト構造や質の高いコンテンツの有無です。
前者はAIによって判断が簡単ですが、後者は地道なホームページの品質向上の他に、外部サイトからの被リンク獲得数が鍵となります。
地道なコンテンツの質の向上をしても、それが評価されるのは数週間後か、下手をすれば数ヶ月先になってしまうこともあるでしょう。
そのため、外部サイトからの被リンクを増やすことで、自社サイトの信頼性を上げて、集客に結びつくドメインパワーの獲得を目指すことになります。
成果報酬型のSEO対策を業者に依頼する際の3つのリスク
成果報酬型のSEO対策を依頼する際には、導入後に想定されるリスクについても把握しておく必要があるでしょう。
一時的に検索順位を上げることに成功するだけでなく、継続的に検索上位を維持できるような、継続性のあるSEO対策を実施したいところです。
この章では、成果報酬型のSEO対策を業者に依頼する際に考えられる、3つの大きなリスクについて解説します。
1.ブラックハットSEOでペナルティの対象になるリスク
成果報酬型のSEO対策を実施する際の主な施策は、外部からの被リンクを獲得することにあります。しかし、被リンクであれば何でもAIに評価される訳ではありません。
低品質なページやガイドラインに違反しているページからの被リンク獲得は、自社サイトの信頼性を大きく損ねてしまうリスクがあるのです。
また、検索エンジンのアルゴリズムを悪用したSEO対策は「ブラックハットSEO」と呼ばれ、自社サイトの信頼性に悪影響を与えてしまうリスクも。
各検索エンジンで自社サイトがAIに高く評価されるためには、以下のような被リンクを獲得することが望ましいといわれています。
・サイト訪問者数が多い人気サイトからの被リンク
・自社サイトと関連性の高いサイトからの被リンク
多数のユーザーが利用する信頼性の高いサイト、関連性の高いサイトからの被リンクを得られるような、成果報酬型のSEO対策を実施する業者を選びましょう。
2.コンテンツ内容の充実化にはつながらないリスク
成果報酬型のSEO対策を実施すれば、たしかに検索順位が上がる可能性もあります。
しかし、外部からの被リンク獲得だけに頼ってしまうと、自社サイトのコンテンツの質が一向に改善しないリスクもあるでしょう。
コンテンツに満足できずにユーザーのサイト滞在時間が短く、未読率が高くなれば、「役に立たないコンテンツ」に認定され、検索順位が下がってしまいます。
そのため、自社サイトのコンテンツを含めたSEO対策を実施してくれるような、成果報酬型のSEO対策を実施している業者を選ぶべきです。
3.サイトの内部対策が疎かになってしまうリスク
成果報酬型のSEO対策で被リンク獲得だけに集中してしまうと、サイト構造の適正化にまで手が回らないリスクがあります
検索順位を決定するAIは、リンクの位置や画像容量の大きさ、HTMLの記述方法など、サイト内部の細かい部分を精査します。
しかし、サイト内の内部対策に一つひとつ対応していると、業者がもらえる報酬以上に手間と時間がかかってしまう傾向にあるのです。
そのため、成果報酬型のSEO対策を利用する際は、外部対策に加えて、内部対策にも対応している業者を選ぶべきでしょう。
成果報酬型のSEO対策をする上で重要な業者選びのポイント
成果報酬型のSEO対策を実施する業者を選ぶ上では、以下の3つのポイントについておさえておくのがおすすめです。
・利用料金の安さ
・SEO対策の内容や実績はどうか
・自社が改善したいSEO対策を実施しているか
成果報酬型のSEO対策を実施する数多くの業者の中から、自社にとってベストの選択をしていきましょう。
1.利用料金は手頃かどうか
成果報酬型のSEO対策を利用するにしても、固定報酬型のSEO対策にしても、利用料金が手頃かどうかは、業者選びをする上で非常に重要な基準です。
SEO対策を実施しても利益が出ても、それ以上にSEO対策にかかる料金が高くなってしまえば、結果的にマイナスになってしまいます。
SEO対策を実施する場合の月額利用料金の目安は、固定報酬型で20万円〜40万円程度、成果報酬型で1キーワード1.5万円〜30万円です。
最終的に自社商品やサービスを販売して、利益が残るような適切な料金体系のSEO対策を選択していきましょう。
2.SEO対策の内容や実績はどうか
成功報酬型のSEO対策を実施する業者選びで重要なのが、SEO対策の内容や実績の有無です。SEO対策には外部対策と内部対策があり、業者によってどの分野のSEO対策を実施しているのかが異なります。
また、実際にどれだけの企業で導入され、実績を残しているのかをみるのも大切です。
自社サイトのSEO対策で結果を出すためには、自社との親和性が高く、検索結果で上位表示をさせた実績がわかる業者を選びましょう。
3.自社が改善したいSEOの対策を実施しているか
成功報酬型のSEO対策を実施する業者を選ぶ際は、自社がSEOで改善したい点や問題点を解消できるような、SEO対策を提供している業者を選ぶべきです。
同じSEO対策でも、「短期的に検索上位を獲ること」と「継続的に検索結果10位以内にランクインさせたい」では、根本的なSEO対策が異なります。
自社が課題を感じているSEO的に弱い部分を改善できる、より満足度の高いSEO対策を提供している業者を選びましょう。
まとめ
この記事では、成果報酬型のSEO対策を主に料金面・施策内容の観点から、特徴やリスク、選び方について解説しました。
成果報酬型のSEO対策は、企業が求めるSEO対策の効果が出ない限り、利用料金がかからないのが特徴です。また、順位の高さやキーワードによっては、検索上位10位以内にランクインしても、月額数万円でSEO対策が実施できます。
成果報酬型のSEO対策を提供している業者は、成果を出せなければ利益が出ないので、検索上位を効率的に上げるノウハウをもっていることが多いです。
ただし、悪質な外部からの被リンクを乱発してSEO対策をしたり、サイトの内部対策が疎かになったりしている業者もあるので、業者選びは慎重に行う必要があります。
自社サイトのSEO対策を効果的、かつ安全に実施できる業者を選んで、自社商品やサービスの効率的な販売につなげていきましょう。