【知らないと損する】不動産業界でオウンドメディアを持つメリット・デメリットを徹底解説!
「オウンドメディアを立ち上げて集客したい!」
「オウンドメディアって本当に効果はあるの?」
「オウンドメディアを成功させるための秘訣を知りたい!」
不動産業界においても、自社でメディアを立ち上げて集客する会社が増えてきています。
「オウンドメディアを立ち上げて集客数を増やしたい」「他社との差別化を図りたい」と、立ち上げを検討されている方もいるんじゃないでしょうか。
「みんなやってるしなんとかなるだろう!」と適当にオウンドメディアを立ち上げてしまうと
- 集客ができない
- 予算だけ使って効果なし
- 時間が取られる
という状態になりかねません。
そこでこの記事では、不動産業界でオウンドメディアを持つメリット・デメリットと、成功させるためのコツを徹底解説します。
この記事を最後まで読んで、集客数アップ、資料請求数アップにつながるオウンドメディアを立ち上げましょう。
不動産業界でオウンドメディアの運用がなぜ大事なのか
不動産業界でオウンドメディアの運用が大事な理由は以下の2つ。
- 信頼を獲得できる
- 広告媒体として活躍する
オウンドメディアの運用では、訪れるユーザーの悩みを解決するコンテンツを用意する必要があります。
たとえば、「マンション 選び方」というキーワードで検索した場合、以下のような情報が必要です。
- マンションの選び方のポイント
- 新築マンションの選び方
- マンション購入の注意点
- 不動産会社の選び方
- 間取りの選び方
ユーザーのためになる情報がしっかりと記載されていれば「正しい情報がわかりやすく書かれているこの不動産会社で物件を選びたい」と信頼を得ることができます。
さらにオウンドメディアで検索上位を取れば、高い広告費を使った集客から抜け出すきっかけになります。
大企業や広告費にたくさんの予算を投じている不動産会社と戦っても、資本で負けてしまうケースは珍しくありません。
オウンドメディアを使って、潜在顧客(まだ自社の製品やサービスを知らない見込み顧客のこと)にアプローチできれば、集客率や成約率アップにつながります。
web上で半永久的に残り続けるコンテンツは、広告媒体として大いに活躍するでしょう。
不動産業界でオウンドメディアを運用する3つのメリット
不動産業界でオウンドメディアを運用するメリットは以下の3つ。
- 自社のブランディングにつながる
- 資産になる
- 新規顧客の開拓ができる
1.自社のブランディングになる
自社のオウンドメディアで独自のコンテンツを作ることは、他社との差別化につながります。
たとえば、地域密着型の不動産のオウンドメディアを運用するなら
- 地域の詳しい情報
- 契約後の相談しやすさ
- 各物件のメリット・デメリット
など、ユーザーにとってためになる情報が盛り込まれたコンテンツを作ることで、近くに住んでいる顧客にアプローチできます。
自社のブランディングを強化する上で、オウンドメディアは重要です。
2.資産になる
オウンドメディアを運用して記事を作成すれば、半永久的に残り続ける資産になります。
自社で広告を回す場合、広告費を払い続けなければいけません。
一方オウンドメディアで記事を作成して上位表示されれば、コストもかからない長期的な集客媒体として活躍します。
実店舗を訪れたお客様にも「メディアの方でも、お役立ち情報や物件の最新情報を載せております。ぜひご覧ください」と、自社をPRできるでしょう。
3.新規顧客の開拓ができる
不動産オウンドメディアを立ち上げれば、今まで接触のなかった顧客に自社をPRできます。
業界的に営業をかけたり、チラシを配ったりする集客方法が多かった不動産業界では、不動産に興味がある顧客にしかアプローチできませんでした。
しかしオウンドメディアを運用することで、webサイトからの流入も見込めるため集客数がアップします。
サイトを訪れてくれたユーザーに対して、資料請求や相談窓口を設置しておくことで、有望な顧客になってもらえるように教育できるため、非常におすすめです。
不動産業界でオウンドメディア運用するデメリット
オウンドメディアを立ち上げるのは、メリットだけではありません。デメリットも知ることで、自社に取り入れるか検討しましょう。
不動産業界でオウンドメディアを運用するデメリットは以下の2つ。
- 集客までに時間がかかる
- 継続的な発信が必要
集客までに時間がかかる
検索エンジン(Google)からの集客がメインになるオウンドメディアは、コンテンツを作成してからすぐに集客はできません。
効果がでるまで最低でも半年から1年ほどかかります。
少しでも早く上位表示させるためには以下の3項目を重視したコンテンツが必要です。
- 専門性
- 権威性
- 信頼性
これは、すべての会社にあるそれぞれの専門性や権威性、信頼性がサイトに載っていますか?ということです。
会社の情報や他では書かれていない独自のコンテンツをオウンドメディアに載せることで、上位表示は早くなります。
継続的な発信が必要
オウンドメディアを運用するなら、継続的な発信は必須です。
検索エンジンは最新の情報を求めているため、更新されていないメディアは評価されず上位表示が難しくなります。
訪れたユーザーも「ずっと更新していないけど、大丈夫かな」と不安になるので、信頼関係を構築するためにも、継続的な発信は非常に重要。
自社で運用が難しい場合は、外注化も頭に入れて立ち上げましょう。
不動産オウンドメディアの成功事例5選
ここでは不動産オウンドメディアの成功事例を5社紹介します。自社で立ち上げるなら、どんなメディアになるかイメージしながら見てみてください。
1.オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産
ひつじ不動産はシェアハウスの物件を探した人なら、一度は見たことがあるはずの人気サイト。
物件の紹介記事では「新しい時代に、新しい暮らしを」「あたたかな時間」など、紹介物件に住むとどんな暮らしが待っているのか想像させる、ユニークなタイトルが付けられています。
主に20代〜30代でシェアハウスを考えている人や、家族で住める物件を探しているファミリー層がターゲットです。
会員登録機能もあり、オウンドメディアとして非常に優秀なので、ぜひ参考にしてみてください!
2.SUUMOジャーナル
リクルートが運営する不動産検索サイト「SUUMO」が運営する「SUUMOジャーナル」
魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の実現するためのノウハウ・お金の最新事情など豊富なコンテンツが揃っています。
SUUMO編集部が継続的に記事を更新しており、実際に物件へ伺うインタビュー記事もありました。
テレビCMで広告を打っている大企業なので、申込みというよりはブランディング目的のオウンドメディアの良い例と言えるでしょう。
3.LIFULL HOME’S PRESS
URL:https://www.homes.co.jp/cont/press/
「LIFULL HOME’S PRESS」は、不動産仲介大手のLIFULLが運営しているWebメディアです。
賃貸や物件購入、不動産投資や空き家バンクなど、不動産情報を網羅したコンテンツが揃っています。
ランキング記事などを作成して、すぐにでも家を買いたい、借りたいと思っている「今すぐ客」にもアプローチできるコンテンツも充実していました。
さらにメールマガジンに登録してもらうことで「新着記事」や「おすすめ記事」を紹介できる体制も整っています。
大手企業の強みを活かした戦い方は、メディアに資金を投資できる企業には参考になるサイトです。
ARUHIマガジン
URL:https://magazine.aruhi-corp.co.jp/
ARUHIマガジンは住宅ローン専門金融機関国内最大手のARUHIから生まれたWebメディアです。
新しい街探し、住宅ローンの選び方など知って得する不動産情報を発信しています。
住まい、お金、暮らしのカテゴリーに分けられていて、暮らしに役立つコンテンツが充実しています。
物件を購入してからの悩みの解決方法なども解説しているので、訪れたユーザーに優しい設計になっていました。
楽待不動産投資新聞
URL:https://www.rakumachi.jp/news/
「楽待不動産投資新聞」は、不動産投資用の物件紹介サイト「楽待」を運営する株式会社ファーストロジックが運営しています。
サイトのトップに不動産投資掲載コラム数No.1とあるように、サイト内には2023年1月中旬時点で、36,408件もの記事を掲載。
You Tubeでの発信活動も行っていて、文字と動画を上手く活用している例です。
以下のような動画を発信しています。
【企画史上最強】淡路島に10万円で買った「崩壊寸前」ツタ物件に突撃!
不動産投資を中心に発信していこうと考えているなら、お手本になる部分が多いので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産オウンドメディアで成果を出すための3つのポイント
立ち上げた不動産オウンドメディアで、成果を出すためのポイントを3つ紹介します。
1.サイトの最終目標を明確にする
オウンドメディアを立ち上げるときは最終目標を明確にしましょう。
「会社の問い合わせを増やしたい」「資料請求数をアップさせたい」「認知度を上げたい」など、メディアによって目的が違います。
オウンドメディアで成功している企業に共通するのは、目的が明確でユーザー目線のコンテンツを作っていることです。
成果を出すために、自社のオウンドメディアで成し遂げたいことを明確にしてから立ち上げるようにしましょう。
2.ユーザー目線に立ったコンテンツを作る
オウンドメディアの最終目標が明確になったら、どんなユーザーに情報を届けるかを考えましょう。
以下のように「年齢」「性別」「年収」「家族構成」などを設定して、ユーザーがどんなことに興味があるのかを想定しましょう。
- 20代後半
- 会社員
- 独身
- 年収600万
- 電車通勤
- 駅チカの物件を探し中
など、ユーザーを具体化すればどんな情報が知りたいか明確になります。
よって対象に刺さるコンテンツが出来上がり、ユーザー満足度がアップするでしょう。
3.信頼を獲得する
不動産業界では、顧客からの信頼獲得が非常に重要です。オウンドメディアを運用する時も、対面で接客するような温度感で、コンテンツを作成しなければなりません。
オウンドメディアを運用して信頼を獲得するには、以下の内容を意識する必要があります。
- 検索したユーザーの悩みを解決する
- 正しい情報を記載する(エビデンスや最新情報を載せる)
- どんな人が記事を書いているか明記する
- 運営会社情報を記載する
不動産業界は単価が高いことから、信頼がない会社から購入してくれません。訪れたユーザーが安心できる情報を記載して、信頼の獲得に努めましょう。
不動産オウンドメディアを運用して自社のブランディングにつなげましょう
オウンドメディアに成功している企業の共通点は「目的が明確でユーザー目線のコンテンツが作れていること」
集客までに時間がかかるオウンドメディアの運用は、粘り強く続けていく忍耐力が必要です。
運用を続けていき上位表示されれば、広告費がいらないコスパ最強の集客媒体になります。
今回紹介した成果を出すためのコツを参考にして、集客数、資料請求数アップにつながるオウンドメディアを立ち上げましょう!