アクセス数が伸びない?Google検索のランキングを調べて対策を練ろう

自社サイトで運営しているオウンドメディアは、多くのユーザーの目に留まることで高い成果を発揮します。しかし検索上位に表示されないことで集客につながらず、自社サイトを閉鎖する企業も少なくありません。

今回は、アクセス数が伸びない原因と、Google検索ランキングを調べてアクセス数を伸ばすための対策方法を紹介します。

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アクセス数が伸びない原因

サイトを設営してすぐにアクセス数が伸びることは稀なことで、長期的な戦略のもとに成長させていくことが必須です。自社サイトのアクセス数が伸びないと悩んでいる人には共通点があり、それらを一つ一つ解消していくことによって、少しずつ悩みも解消していくでしょう。

それではアクセス数の伸びない原因を4つ紹介します。

1.記事数が少ない

記事数が少ないとライティング技術も上がらず、アクセス数も伸びないという悩みは解消できません。よく言われる言葉の一つに「まず100記事書け」というものがあります。これはあながち間違っておらず、ライティングに慣れ、表現を増やし、ユーザーが読みやすい記事を多く作成していくことでユーザーの満足度が高まっていくからです。

しかし、ただ量産するのではなく、ユーザーに役立つコンテンツとは何かを常に念頭におくことが大切です。

2.記事のメンテナンス不足 

過去に公開した記事をメンテナンスしていない場合があげられます。古い記事をそのまま放置してしまうと、ユーザーも最新の情報でないことから離脱されやすく、Googleのコンテンツ評価がマイナスになってしまうのです。その結果、記事数が充実していたとしても情報が古いメディアで、更新頻度も低いとユーザーに判断され、Google検索ランキングで上位に表示されず、アクセス数が伸びない原因となってしまいます。

3.上位表示を狙えないキーワードを使用している

キーワードによっては時期やタイミングによって順位が上昇する場合もあるので、少し様子を見ることが賢明です。しかし、しばらく待っていてもアクセス数が伸びない場合は、原因として、上位表示を狙えないキーワードを使用している可能性があります。

設定しているキーワードの競合を調査し、記事の内容が適切かをしっかりと分析しましょう。大幅な修正が必要になる場合もありますが、キーワードの分析をしっかりと行うと、上位表示を狙うことが可能になります。

4.ユーザーのニーズにマッチしていない

Google検索ランキングで上位表示になるためには、ユーザーのニーズにマッチしていることが不可欠です。「どういう人」が「どういった状況」でそのキーワードを検索するのかという、ユーザーのニーズを調査する必要があります。ユーザーにとって役に立つ内容になっていないことがアクセス数の伸びない原因です。

ビジネス系のサイトなのに恋愛の記事を書いていたり、タイトルが健康に関することなのに答えが明確でなかったりと、サイトの方向性がブレている場合も、Google検索ランキングの上位表示にならない原因となります。

Googleの検索ランキングとは

Google検索ランキングは、さまざまな基準に基づいてWebサイトの検索順位を決定しています。ユーザーに信頼性の高い、高品質なサイトを見てもらうために、Googleでは次のような基準を公開しています。

  • 検索意図の把握
  • コンテンツ情報と検索キーワードとの関連性
  • 情報の専門性・信頼性・権威性があり、ユーザーに役立つ情報がある
  • Webサイトの使いやすさ
  • ユーザーとの言語の一致

他にもウェブマスター向けガイドラインでは、ユーザーにとって高品質でかつ、専門性のあるコンテンツを作成することが検索ランキングの上位表示される必須項目と、基本方針で記載しています。

Google検索ランキングの重要性

Googleのシェア率は世界で92%ほどとなっており、日本でのシェア率は約76%となっています。検索エンジンで日本でのGoogleに次ぐ大手企業のシェア率は次の通りです。

  • Yahoo!が15.68%
  • bingが7.61%

このように、検索市場シェアはGoogleの圧倒的独占市場となっているのです。

Yahoo!はGoogleと同じ検索ランキングの仕組みを活用しているので、Yahoo!とGoogleを合わせると91%以上のシェア率となります。そのため、世界で最も使用されている検索エンジンのGoogleで検索順位を上位に表示させることは非常に重要視されているのです。

Google検索のランキングの調べ方

Google検索ランキングの重要性がわかったところで、次に調べ方を紹介します。Google検索のランキングを調べるには主に次の2つが必要です。

  • シークレットウィンドウの活用
  • 順位チェックツールの使用

それぞれを解説します。

シークレットウィンドウの活用

シークレットウィンドウとは、閲覧履歴やCookieを残さずにブラウザを利用できるモードです。今までの検索履歴を参考に検索結果を出すパーソナライズド機能も無効になるので、本来のランキング結果を表示することができます。しかし、現在地だけは有効のままなので、場所が限定されてしまうお店や地域情報を検索する場合は、表示されるランキングが変わらない場合もあるので注意が必要です。

順位チェックツールの使用

順位チェックツールとは、検索ランキングを知ることができるツールです。キーワードをブラウザで検索してランキングを調べることも良い方法ですが、上位表示されていなかったり、Googleが認識してくれていなかったりする場合は莫大な時間を要します。しかし順位チェックツールを活用することで、自社サイトが何位にランクインしているのかをすぐに知ることができるのです。Googleの検索ランキングはすぐに変動するため、毎日自社サイトの順位を確認する人もいます。そういった場合に、URLやキーワードを入力するだけでランキングが分かるので、非常に有効なツールです。

順位チェックツールには無料と有料で分かれているので、それぞれのメリットを次の項目で説明します。

無料チェックツールのメリット100

無料で使用できる順位チェックツールのメリットは次のとおりです。

  • ランキングチェック
  • 条件の保存
  • CVSファイルの出力

それぞれを注意点も踏まえて紹介していきます。

ランキングチェック

迅速な検索ランキングのチェックを実行できます。記事数が増えてくると、いちいちブラウザでキーワード検索をして自社サイトを探すのは非常に時間がかかってしまいます。しかし検索ランキングチェックツールを使用すると、URLやキーワードを入力するだけで検索ランキングが確認できるのです。毎日のGoogle検索ランキングチェックを少しでも楽にすませたいと思っている人はぜひ活用しましょう。

さらに、ツールによっては競合サイトの状況を確認できるものもあるので、分析にも非常に有効です。しかし、無料のチェックツールは検索回数や文字数に制限がある場合が多いので注意が必要です。

条件の保存

Google検索ランキングを調べる際に入力した情報を保存する機能があります。せっかく時短を狙ってチェックツールを活用しているのに、毎回URLやキーワードを入力するのは手間に感じてしまいます。しかし条件を保存することで、毎度入力していた手間を省くことができるのです。

注意点が一つあり、活用する検索ランキングのチェックツールによっては条件の保存機能が無料で使用できない場合もあります。

CVSファイルの出力

CVSファイルとは、データをカンマで区切ったテキストファイルのことです。

CVS形式でダウンロードという項目を選択することによって、表示されたキーワードの検索ランキングをCVSファイルでダウンロードできます。さらにダウンロードしたデータをエクセルやGoogleスプレッドシートなどに貼り付けることで、カンマごとに区切られたデータを自動的に表に映し出すことが可能です。

ただし、表をそのままコピーしているわけではなく、一度CVSファイルへ出力した後にペーストしたデータなので、見づらい可能性があります。自分で見やすく整える必要があるので注意しましょう。

有料チェックツールのメリット

有料で使用できる検索ランキングのチェックツールのメリットは次のとおりです。

  • 検索順位の自動チェック
  • 登録数が増える
  • 便利機能が使える

それぞれを紹介していきます。

検索順位の自動チェック

有料のチェックツールでは自動でランキング検索のチェックができます。検索順位を知りたいURLやキーワードを登録しておくことで、自動で順位を取得してくれます。さらに順位の推移をグラフ化して日々確認することができるので、毎日の作業を効率化できるのです。ツールによっては順位に変動があった際に、自動的にアラートが出る機能があり、重要な変化を把握しやすいです。

また、自社サイトの検索順位だけでなく、競合他社サイトの順位差を知ることもできます。Webサイトの改善において、差が広がっているのか、縮んでいるのかという点は有効活用できます。

登録数が増える

登録できるURLやキーワードが増えます。無料ツールの場合、多くは登録可能数が3から5個ですが、有料チェックツールになると30から500個のURLやキーワードを登録できます。

登録できる数が増えるということは、検索順位の自動化にも役立ち、さらに効率的に分析ができるので、大幅な作業効率上昇が見込めるのです。

さらに有料チェックツールでは、広告の数を計測できるものもあります。Google検索で表示されるリスティング広告の数を把握することができるので、自社サイトの広告の戦略を立てることも可能です。

便利機能が使える

無料チェックツールでは利用できなかった機能を活用できるようになります。記事を公開する前に、適切なコンテンツかどうかを判断してくれたり、競合サイトのアクセス数を把握できたり、リンク切れの有無や表示速度の確認ができたりします。

表示速度があまりにも遅いと離脱率にも関わってくるので、しっかりと把握して徹底して改善することでアクセス数が伸びることもあるのです。

ツールによってはメールサポートやロゴの登録、SEO代理店向きの便利機能があるので、目的に合わせてツールを選ぶと良いでしょう。

Google検索のランキングからできる対策

Google検索ランキングがわかったら、次はアクセス数を伸ばすための対策を練りましょう。ただし、やみくもに修正したり記事数を増やしたりするだけでは検索ランキングで上位を狙うことはできません。Google検索ランキングを上位表示にし、アクセス数を伸ばすための対策は次のとおりです。

  • 適切なキーワード選定
  • 被リンクを増やす
  • サイト自体の利便性を高める
  • 質の高いコンテンツにする

それぞれを説明していきます。

適切なキーワード選定

自社サイトの全てのページで、どんなキーワードで検索ランキングで上位表示をさせたいのか、きっちりと選定していく必要があります。自社サイトに合い、そして競合が少ないものを選ぶことが大切です。ビッグキーワードでランキング検索で上位表示されれば費用対効果も見込めますが、検索数が多いものは競合他社が強すぎるため、検索ランキングで上位表示は非常に難しいです。

自社サイトの状況によって、ニッチなキーワードで攻めるのか、ビッグキーワードで攻めるのかを見極めましょう。

キーワード選定にはペルソナの設定も大切です。年齢・性別・職業・悩みなどを限りなく詳しく作り込むと質の高いキーワードを選定することができ、コンテンツのテーマが定まりやすくなります。

被リンクを増やす

被リンクとは、外部から受けるリンクです。被リンクを増やすことは、Google検索ランキングで上位表示させるために非常に重要で、自分で調整することが難しい要素です。

被リンクを増やすためには、ユーザーにとっていかに役に立つ情報が提供されているか、有益なコンテンツが作成されているかが大切です。

「このページを一部抜粋して引用したい」「まとめ記事に使いたい」「シェアしたい」

このようにユーザーに感じてもらい、ユーザーが持っているサイトで被リンクを増やしてもらうことで質の良いコンテンツとGoogleが判断し、検索ランキングで上位表示を獲得しやすくなります。

サイト自体の利便性を高める

自社サイトの利便性を高めることにより、Googleの評価基準である「表示速度の改善」「スマホ対応」に該当でき、上位表示を狙えます。

ユーザーがURLや検索で表示された自社サイトをクリックして、5秒以上かかっているのであれば改善が必要です。ファイルを軽量化したり、サーバー環境を変えてみたりして、読み込みの高速化をしていきましょう。

さらに、現在のユーザーはほとんどがPCではなくスマートフォンを使用しています。スマホに対応していないサイトは、Google検索ランキングの仕組み上、ランキングを下げるようになっています。質が高いのに検索ランキングで上位表示されない場合は、上記の2つを改善してみましょう。

質の高いコンテンツにする

質の高いコンテンツとは、ユーザーが求めている情報を掲載するということです。これは自分本位ではなく、他人本位のコンテンツが重要で「自分が有益だと思って作っても、ユーザーは有益だと思わないこともある」からです。

なぜユーザーがそのキーワードを検索したのかを考え、その答えがある記事を掲載することでGoogleはユーザーにとって役立つコンテンツだと判断し、検索ランキングで上位に表示されやすくなります。

そして更新頻度もGoogleは見ているので、放置しすぎるとランキングも下がっていきます。こまめに情報を更新するようにしましょう。

まとめ

今回は、Googleの検索ランキングで上位表示されない原因・上位表示されるための対策を紹介しました。Googleは、とにかくユーザーに役立ち、見やすく、専門性のあるコンテンツを上位表示しています。そのため長年続けても成果がでないという人は、上記に記載した対策を行ってみてください。

そして、コンテンツを新しく作ったばかりの場合は、反映されるまで時間がかかるものなので、長い目で上位表示を目指すようにしましょう。


 

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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