コンテンツビジネスとは?将来性、メリット、注意点についてまとめてみた

あなたが何かビジネスをやりたいと思ったときに、何から始めますか?

まずはどのようなビジネスモデルで収益を稼ぐかを考えるはずです。

そのような中でおすすめなのが、コンテンツビジネスです。

これは、言葉通りコンテンツ(著作権を所有する)を作成して、そのコンテンツをただ販売するだけのいたってシンプルなビジネスモデルです。

最近は、対面で営業をかけてモノを売るという時代ではなくなってきています。

なぜなら、文明の進化で物質的に豊かになり、生活するために必要なモノはすべて揃っているからです。

だからこそ、付加価値の高いコンテンツを生み出すことで、他社と差別化でき、多くの収益を稼ぐことができるのです。

今回は、そのようなコンテンツビジネスについて、解説していきます。

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コンテンツビジネスの将来性は?

そもそも、コンテンツビジネスを始めるにあたって、将来的に伸びていく市場かどうかを分析することが大事です。

もし、あなたが今からコンテンツを作成して販売していくとなれば、これから拡大していく市場に身を置いていたほうが多くの収益を獲得できるからです。

まず、現状のデジタルコンテンツ市場についての資料を見ていきましょう。

経済産業省の調査統計レポートでの報告では、日本におけるデジタルコンテンツ市場の規模は2021年で3兆円を超える金額となっています。

これは非常に大きな金額であることがわかります。

3兆円の市場規模というと、タバコ市場やパチンコ市場、化粧品市場、パン市場と変わらない規模というイメージです。

(参考文献:市場規模マップ https://stat.visualizing.info/msm )

現状が3兆円もの市場規模があるとのことですが、将来性はどのようなものでしょうか。

(参考文献:経済産業省(令和2年2月)「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/report/202002_contentsmarket.pdf )

上記のグラフは、経済産業省がコンテンツ市場の市場規模の推移をまとめたものです。

2014年から比較すると、2021年までに約2.5倍も市場規模が伸びていることがわかります。

そして、今後、リモートワークや働き方改革で個人の自由な時間が増えることが予測されています。

要するに、日本国民の「暇な時間」が増えるわけです。

そのような中で暇つぶしになるものとして、コンテンツを消費することが予測されるでしょう。

よって、今後ますますコンテンツ市場は伸びていくため、これからコンテンツビジネスを始めるには絶好のチャンスだと言えます。

コンテンツビジネスの種類

では、コンテンツビジネスにはどのような種類があるのでしょうか。

もし、あなたが始めやすいジャンルがあれば、下記の項目から見つけて実際にコンテンツを作成し始めてもよいと思います。

・オンラインサロン
・オウンドメディア
・ゲーム
・音楽
・映画
・漫画
・アニメ
・教材
・ツール
・有料note
・有料メルマガ

上記にあげたように、さまざまなジャンルのコンテンツがあるのです。

映画や音楽

昔からあるものだと、映画や音楽などの代表的なコンテンツです。
現代では、初期投資や制作費が多くかかるため、上記コンテンツは素人がいきなり始めるのは難しいかもしれません。

オンラインサロンや有料メルマガ


最近の主流だと、オンラインサロンや有料メルマガなどがあげられます。
あなたが有名人ではなくても、ある業界で実績を積んだというノウハウやカリスマ性があれば、大丈夫です。
自分の得意なことを活かして、多くの方にノウハウを提供することで、コンテンツとして販売するのには十分の価値があります。

注意点として、情報商材のようにあまり高い価格で販売しすぎるのはやめておきましょう。
なぜなら、オンラインサロンや有料メルマガは、ある意味自分のファンを集めてノウハウを販売するというものです。
自分のファンが路頭に迷ってしまうような、生活に困窮してしまうような価格設定をするのはナンセンスです。
あくまで自分のファンに有益な情報を提供し、その恩恵として自分が利益を得るというビジネスモデルを忘れてはいけません。

ゲームアプリやツールの開発


また、スキルがある方だと、ゲームアプリの開発やツールの開発をコンテンツとして販売できるでしょう。
そのためにプログラミングのスクールに通ったりツールについて必死に勉強したりするのも良いと思います。
アプリやツールを開発してヒットすると、莫大な収益になることが多いので、あなたがもし、ものづくりが好きで、一発アプリを開発して儲けたいと感じたら即行動に移してみましょう。

アニメの無料公開

今では、アニメなどがYoutubeで無料公開されていると思います。
違法アップロードは別ですが、公式チャンネルでも無料でアニメなどが配信されています。
これはコンテンツビジネスなのでしょうか。

実はYoutubeにあがっている無料のアニメ映像もコンテンツビジネスの一つです。
無料とはいえ、Youtubeの広告収益を稼ぐことができるからです。
ユーザーとしては、広告を見るだけで無料でアニメを見られるなんて最高でしょう。

また、企業視点では、もう一つのメリットがあります。
それは、無料でアニメを公開することで、自社のファンを作ることができるということです。
「普段はアニメを見ることがない人が、たまたまYoutubeのおすすめ動画であがってきたアニメを見たらおもしろくてハマってしまった」
「昔見ていたアニメがYoutubeで配信されていて、好きな気持ちが再燃してグッズがほしくなった」
などのようにアニメに無頓着な人をファンにしたり、ファンをさらに熱狂的なファンに成長させたりすることができるのです。

この現象は、10年前には考えられなかったでしょう。
このように、コンテンツビジネスは毎年変化しながら成長していきます。
だからこそ、社会の動向や流行を追って、「今何がブームか」「これから何がブームになるか」と将来の予測を立てて、コンテンツを考えて行動することが大事になってくるのです。

コンテンツビジネスのメリット

では、実際にコンテンツビジネスのメリットとしては、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
下記の項目に分けて解説していきます。

ビジネスを始めるまでのハードルが低い

ビジネスを始めるのには、参入障壁というものがあります。
参入障壁が高ければ初期参入者が入りにくく、参入障壁が低ければ初期参入者も始めやすいというものです。

たとえばもしあなたが、鉄鋼の事業を始めたいと思ったらどうすればよいと思いますか?

まずは、鉄工所を作ってくれる建設メーカーを探して、鉄鋼を供給してくれるメーカーと商社を探して、鉄鋼がほしいメーカーのリストを探して、その他に自社の経理担当や営業担当、人を採用する人事などを探すなどさまざまな仕事があります。
このように鉄鋼事業を始めるのは、参入障壁が高く、ビジネスを始めるまでのハードルが高いです。

しかし、コンテンツビジネスはビジネスを始めるまでのハードルが低いということがメリットとしてあげられます。
たとえば、有料noteを作成して販売しようと思ったら、まずは自分の今まで経験してきた中で、他の人が経験したことが少なく、世の中の人たちの役に立ち、みんなが知りたいような情報を文章で書きます。

そして、作成した有料noteを買い取ってくれそうな人たちへ、電話でも訪問営業でもSNSでもYoutubeでもいいのでアプローチしていくだけです。

上記のようにコンテンツビジネスを始めるプロセスは、非常に簡単であることがわかると思います。

つまり、価値のある(と思われる)コンテンツを作成して、そのコンテンツをほしい人たちへ販売すればよいだけなのです。

よって、だれにでもできるとまでは言いませんが、自分の得意なことをアピールしていくだけでビジネスを始めることができるのです。

ぜひあなたもコンテンツビジネスを始めてみてはいかがでしょうか。

コンテンツは自分の資産となり、将来的にも残り続ける

もし、あなたがビジネスをしていて、自分の活動や成果が目に見えないとしたらどうでしょうか。

おそらく、モチベーションを維持するのが大変だと思います。

なぜなら、がむしゃらに目標に向かって走り続けるのには、相当の情熱と体力が必要だからです。

いつもうまくいくとは限らないので、失敗や挫折をすることもあるでしょう。

そのようなときに、ポキっと心が折れてしまう人もいると思います。

しかし、コンテンツビジネスは、コンテンツが資産として目に見える形で残るので、自分の歩みを振り返ることができます。

そして、「今まで自分はこれまでがんばってきたんだな」「今は落ち込んでいるけれど、今までだってこういうことがあったから、これからも前を向いて生きていこう」というようにモチベーションを回復させることができるはずです。

またたとえば、Youtubeやホームページの記事コンテンツを作成していけば、コンテンツが資産として残ることで、不労所得としてコンテンツがお金を稼ぎ続けてくれるというメリットもあるのです。

テレビやSNSで○○がバズったら、○○に関連するWebサイトのアクセス数が上がったり、Youtubeの再生回数が増えたりすることだってあります。

だから、コンテンツを作って販売して終わりではなく、その後も資産として価値を持ち続けるというのが、コンテンツビジネスのメリットと言えるでしょう。

コンテンツきっかけで集客ができることもある

ビジネスで大事なことの一つに「集客」があげられます。

いくら良い商品を持っていても、お客様がいなければ販売することができず、収益を確保できません。

だから「集客」が大事なのですが、コンテンツビジネスでは「集客」の面でもメリットがあります。

たとえば、オウンドメディアでは、企業がホームページの記事コンテンツを作成することで、訪問したユーザーに対して、「この企業はこんな役に立つ記事を書いているんだ」という認知度アップの役割をしています。

また、さらに企業がYoutubeに動画をアップしていけば、より幅広い層にリーチすることができます。

おもしろくて凝った動画を投稿すれば、動画の制作費だけで多くの集客ができるはずです。

テレビCMを放映するとなると、1本で何十万〜何百万円ほどのコストがかかります。

よって、テレビCMよりもYoutubeなどに効果的に動画を投稿するほうが低コストで集客ができる可能性があると言えるでしょう。

コンテンツビジネスの注意点


ここまでコンテンツビジネスの良い点を説明してきましたが、もちろん注意点もあります。
では、どのような注意点があるのでしょうか。
下記項目で分けて解説していきます。

継続が難しい


まずは、コンテンツの作成を継続することが難しいという点があげられます。

はじめは、モチベーションを高く保って、精力的にコンテンツを作成していくことができるでしょう。
しかし、うまくいかないことが多くなったり、モチベーションを維持できなくなってきたりすると、コンテンツを作成できない時期が訪れます。

もちろん人間なので、365日間ずっと全速力で仕事に精を出すことはできません。
きちんと休むことも大事なのです。

もし、コンテンツの内容が思い浮かばなかったり、今いち思うような成果が出なかったりした場合は、いっそのこと休憩してインプットの時間にするのも良いでしょう。

h3 はじめは売り上げが達成できないことが多い
また、注意点として、売り上げが思うように上がらないということがあげられます。

YoutubeやSNS、オウンドメディアなどで宣伝したり、自信のあるゲームアプリを開発したりしても、初期の頃は売り上げが達成できないことが多いでしょう。

コンテンツがヒットしてしまえば、一気に売り上げが上がりますが、初期の段階では集客や認知ができていないので難しいと思います。
だからこそ、売り上げが達成できるまでは、コンテンツを制作することをやめないで、あきらめないことが大切でしょう。

自分の気持ち、コンテンツの価値を信じて、つらい時期を耐え忍ぶことが必要になるのです。

まとめ

今回は、コンテンツビジネスについて、将来性やメリット、注意点などをまとめてきました。
あなたが何かビジネスを始めるときに、コンテンツビジネスはぜひ検討していただきたいビジネスモデルです。
なぜなら、非常に簡単に始めることができて、作成したコンテンツは将来的にも資産として残っていくからです。

もし、コンテンツビジネスの途中でくじけそうになったら、この記事に戻ってきてください。

一歩を踏み出すあなたを心から応援しています。

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この記事の監修者

クリニックや転職など競合性の高いSEOで上位表示を獲得実績が多数。
インハウスSEO(内製化支援)を法人に展開しており、クリニックや人材業界などジャンルを横断してクライアントへSEOの組織構築を行っています。

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