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ネガティブSEOとは?被害の手口と見分け方・受けたときの対処法を解説

検索順位が急に下がり、見覚えのない被リンクが増えている。この状況に直面したとき、疑われるのがネガティブSEOです。第三者が意図的に自社サイトの評価を下げようとする行為を指します。

実際には、順位下落の原因がネガティブSEOであるケースは多くありません。アルゴリズムの更新や自社の変更が原因であることのほうが一般的です。原因を誤って判断すると、必要のない対応に時間を使うことになります。

本記事では、ネガティブSEOの定義と逆SEOとの違いから、使われる手口、実際の影響範囲、見分け方、受けた場合の対処法、予防策までを整理して解説します。

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確認したいポイント結論詳細
ネガティブSEOとは何か?他社の順位を下げる不正行為競合サイトの検索順位を意図的に下げる目的で行われる行為の総称で、Googleのポリシーに違反します。
どんな手口がある?スパムリンクと盗用が中心低品質なリンクの大量設置、コンテンツの複製、虚偽の削除申請、なりすましなどが確認されています。
実際に順位は下がる?多くは無効化され影響は限定的Googleは不自然なリンクの大半を自動で無効化しますが、状況によっては影響が残る場合もあります。
被害の見分け方は?被リンクの急増と盗用の確認サーチコンソールで被リンクの推移と手動による対策を確認し、コピーサイトの有無も併せて調べます。
受けたときの対処は?削除依頼と否認・DMCA申請リンク元への削除依頼を先に行い、対応されない場合に否認ツールを使います。盗用はDMCAで対応します。
予防策は何がある?モニタリングとセキュリティ被リンクの定期確認、サイトの脆弱性対策、コンテンツの公開記録の保全が基本的な備えになります。
自社で行うとどうなる?ポリシー違反と法的リスク順位操作を目的とした行為は自社が対策を受ける対象になり、内容によっては法的責任も問われます。
順位下落時の確認事項は?攻撃以外の原因から切り分けアップデートの時期、自社の変更内容、競合の動きを先に確認し、原因を特定してから対応します。

ネガティブSEOとは?逆SEOとの違い

ネガティブSEOは、他社サイトの検索順位を意図的に下げる目的で行われる行為の総称です。自社の順位を上げる通常のSEOとは、働きかける対象そのものが異なります

混同されやすい用語もあるため、定義から整理します。

ネガティブSEOは他社サイトの順位を下げる不正行為

競合の順位を下げれば、相対的に自社の順位は上がります。この発想から、他社サイトに対して低品質なリンクを大量に向けたり、コンテンツを複製したりする行為が行われることがあります。

検索順位を不正に操作する行為は、Googleのポリシーで明確に禁止されています。実行した側が対策の対象になるリスクを負う点で、手法として成立していません。

関連記事:SEO対策の種類とは?内部対策と外部対策の違いを徹底解説

逆SEOとの違いは対象サイト

逆SEOは、自社にとって不利益な情報が掲載されたページを、検索結果の上位から押し下げるための取り組みを指します。自社が発信するページを増やし、上位に表示させる形で行われます。

違いは働きかける対象です。ネガティブSEOは他社サイトに直接手を加える行為である一方、逆SEOは自社サイトの順位を上げる取り組みにとどまります。正当な方法で行う逆SEOはポリシー違反にあたりません

ただし、事実である告発や指摘を力技で押し下げる使われ方をする場合、隠蔽と受け取られる可能性があります。手法の性質上、目的の正当性が問われる領域です。

Googleのポリシー上どう扱われるか

Googleはスパムに関するポリシーの中で、リンクスパムをはじめとする順位操作を目的とした行為を禁止しています。違反が確認された場合、手動による対策の対象となります。

同時に、第三者の行為によってサイトが不当な評価を受けないよう、不自然なリンクの多くは自動的に無効化される仕組みが用意されています。攻撃を受けた側が必ず順位を落とすわけではありません。

ネガティブSEOで使われる主な手口

報告されている手口は複数あります。どのような形で行われるかを知っておくと、自社サイトの異変に気づきやすくなります。

代表的な5つを挙げます。

スパムリンクの大量設置

最も知られているのが、スパム判定を受けているサイトから短期間に大量のリンクを向ける手口です。リンク先も同種のサイトとみなされるよう仕向ける狙いがあります。

実態としては、現在のGoogleはこの種のリンクを無効化する精度が高くなっています。過去のアルゴリズムでは影響が出やすかったものの、現在は効果が限定的とされています。

関連記事:外部リンクとは?SEOへの影響や被リンク獲得方法・注意点まで解説

コンテンツの盗用とコピーサイトの量産

自社の記事を丸ごと複製したページを複数のドメインで公開する手口です。どちらがオリジナルか検索エンジンが判断しにくい状況をつくることを狙っています。

多くの場合、先に公開されたページがオリジナルとして扱われます。ただし、複製サイトの数が多い場合や、複製先のドメインが強い場合には、評価が分散する可能性は残ります

関連記事:重複コンテンツとは?SEOへの影響・チェック方法・対策を詳しく解説!

虚偽のDMCA削除申請

先に自社コンテンツを複製したページを公開し、そのページを根拠にオリジナル側を著作権侵害として通報する手口です。申請が通れば、正規のページが検索結果から削除されます。

DMCAは本来、権利者を保護するための制度です。虚偽の申請は制度の悪用にあたり、申請した側が責任を問われる可能性があります

サーバーへの負荷やクローラーの妨害

サイトに過剰なアクセスを集中させて表示速度を低下させたり、サーバーを停止させたりする手口も報告されています。表示できない状態が続けば、評価にも影響します。

脆弱性を突いてサイトを改ざんし、不正なリンクやページを埋め込まれるケースもあります。セキュリティ対策の不備が入口になる点で、SEOだけの問題では収まりません。

なりすましと悪質な口コミの拡散

企業名を使った偽のアカウントやサイトを作成し、誤った情報を発信する手口もあります。検索結果に自社を装ったページが並ぶ状態は、ブランドの信頼を損ないます。

口コミサイトやSNSで事実と異なる評判を広げる行為も、間接的に検索結果へ影響します。順位そのものより、指名検索したユーザーが目にする情報の質が損なわれることが実質的な被害になります。

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ネガティブSEOの影響はどこまで及ぶか

手口を知ると不安が先に立ちますが、実際の影響は限定的なケースが大半です。過剰に反応して不要な対応を行うほうが、リスクは大きくなります。

影響範囲を冷静に把握しておきます。

現在のGoogleは多くのスパムリンクを無効化する

Googleは公式ヘルプ「サイトへのリンクを否認する」(Search Console ヘルプ)で、どのリンクが信頼できるかは詳しい情報を提供されなくても評価できるため、ほとんどのサイトでは否認ツールを使う必要がないと説明しています。

この記述は、第三者が向けた不自然なリンクの多くが自動的に処理されることを示しています。リンクが増えたという事実だけで慌てて否認する必要はありません

それでも影響が出るケース

影響が残るのは、リンクの規模が極端に大きい場合や、手動による対策の通知を受けた場合です。サイト自体の評価がもともと不安定な状態にある場合も、外部要因の影響を受けやすくなります。

コンテンツ盗用やサーバー攻撃は、リンクとは性質が異なります。これらは自動的に無効化される種類の問題ではないため、確認と対応が必要です。

順位下落の原因を切り分ける必要性

順位が下がった原因を攻撃だと決めつけると、本来の原因を見逃します。実務では、アルゴリズムの更新や自社の変更が原因であるケースのほうが圧倒的に多くなります。

対応の順序は、原因の特定が先です。外部要因を疑う前に、自社側の要因を一通り確認するという進め方が結果的に近道になります。

ネガティブSEOを受けているかを見分ける方法

被害の有無は、サーチコンソールと外部ツールで確認できます。定期的に見る項目を決めておくと、異変に早く気づけます。

確認すべき5つの観点を挙げます。

被リンクの急増と不自然な増え方

サーチコンソールのリンクレポートで、外部リンクの推移を確認します。施策を打っていないのに短期間でリンク数が跳ね上がっている場合は、内容を確認する価値があります。

自然な被リンクは、時間をかけて緩やかに増えます。数日で数百件単位の増加が見られる場合は、リンク元のドメインを一覧で確認します。

関連記事:サーチコンソール活用ガイド|SEO改善と検索順位アップのための必須ツール

心当たりのない海外ドメインからのリンク

海外展開していない企業のサイトに、海外ドメインからのリンクが集中している状態は不自然です。リンク元の言語や内容が自社と無関係であれば、注意して見ておく対象になります。

リンク元がトップページのみのサイトや、更新が止まっているサイトである場合も同様です。評価の低いページからのリンクは、そもそもSEO効果を期待できません

アンカーテキストが内容と無関係

リンクの文言と、リンク先である自社ページの内容が一致していない場合があります。自社と関係のない業種の語句や、意味の通らない文字列がアンカーテキストになっているケースです。

同じアンカーテキストが多数のドメインから繰り返し設置されている場合も、作為的なリンクである可能性が高くなります。文言の偏りは判断材料の一つです。

コピーコンテンツの有無を確認する

自社記事の特徴的な一文を検索して、同じ文章を掲載しているページがないかを確認します。定期的に行うことで、複製サイトを早期に発見できます。

検索結果から自社ページが突然消えた場合は、削除申請が行われた可能性も含めて確認します。公開日時や更新履歴を残しておくことが、オリジナルであることの証明につながります。

手動による対策の通知を確認する

サーチコンソールの「手動による対策」に通知が届いていないかを確認します。通知がある場合は、対象範囲と違反の種類が記載されています。

通知がない状態での順位下落は、手動による対策以外の要因である可能性が高くなります。通知の有無は原因の切り分けに使える情報です。

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ネガティブSEOを受けたときの対処法

対応は、原因の特定から順に進めます。手順を飛ばすと、必要のない作業に工数を割くことになります。

実務的な進め方を5段階で整理します。

順位下落の原因を先に切り分ける

最初に行うのは、下落した時期と範囲の特定です。サイト全体で下がっているのか、特定のページだけなのか、特定のキーワード群だけなのかで原因は変わります。

アルゴリズムの更新時期と重なっていないか、自社で行った変更が影響していないかを確認します。外部要因を疑うのは、内部要因を消し込んだ後です。

リンクの削除依頼を先に行う

問題のあるリンクが特定できた場合、まずリンク元のサイト運営者に削除を依頼します。否認ツールを使う前の段階として推奨される手順です。

連絡先が分からない、依頼しても対応されないという場合に、次の手段へ移ります。依頼した記録を残しておくと、後の対応で説明材料になります

リンクの否認ツールを使う

削除依頼で解決しない場合、サーチコンソールの否認ツールを使います。否認したいURLまたはドメインをテキストファイルに記載してアップロードする流れです。

注意したいのは、誤って良質なリンクを否認すると、それまでの評価まで失う点です。判断に迷うリンクは否認しないという姿勢が安全です。Googleも、ほとんどのサイトでは使う必要がないと説明しています。

コンテンツ盗用にはDMCA削除申請で対応する

複製サイトを発見した場合、まずサイト運営者やサーバー事業者に削除を依頼します。対応されない場合は、Googleに対して著作権侵害による削除を申請します。

申請には、権利を保有していることを示す情報、侵害されているURL、オリジナルのURLが必要です。事実確認を行ったうえで申請することが前提になります。

手動による対策を受けた場合は再審査リクエスト

通知が届いている場合は、指摘された問題を解消したうえで再審査リクエストを送ります。何を確認し、どう対応したかを具体的に記載します。

問題が解消されないまま申請しても、再審査は通りません。原因の除去が先で、申請はその後という順序を守ります。

ネガティブSEOの被害を防ぐための予防策

完全に防ぐことは難しい領域です。ただし、早期に気づける体制と、被害を受けにくい状態をつくることはできます。

取り組みやすい3つを挙げます。

被リンクを定期的にモニタリングする

月次でサーチコンソールのリンクレポートを確認する運用にします。数値の推移を記録しておけば、異常な増加に気づきやすくなります。

外部ツールを併用すると、リンク元のドメイン評価やアンカーテキストの分布も確認できます。平常時の状態を把握しておくことが、異常を検知する前提になります。

サイトのセキュリティを強化する

改ざんや不正なページの埋め込みは、脆弱性を突かれて起こります。CMSやプラグインを最新の状態に保ち、管理画面へのアクセス制限を設定します。

SSL化、管理者パスワードの強化、不要なアカウントの削除も基本的な備えです。SEOの問題として扱う前に、セキュリティの問題として対処する領域だといえます。

コンテンツの権利と公開記録を残す

記事の公開日時、更新履歴、制作過程の記録を保管しておきます。盗用が起きた際に、オリジナルであることを示す材料になります。

執筆者情報や監修者情報を明示しておくことも、コンテンツの出どころを示すうえで有効です。情報の信頼性を担保する取り組みは、被害時の防御にもつながります

関連記事:「E-E-A-T」とは?Google評価基準や対策法について詳しく解説!

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ネガティブSEOを自社で行ってはいけない理由

競合の順位が気になる状況で、こうした手法が選択肢に上がることがあります。結論として、実行するメリットはありません。

理由を3つの観点で整理します。

ポリシー違反として自社が対策を受ける

検索順位の操作を目的とした行為は、Googleのスパムに関するポリシーに違反します。違反が確認されれば、手動による対策の対象となり、自社サイトが検索結果から除外される可能性もあります。

外部業者に依頼した場合でも、責任を負うのはサイトの運営者です。施策の中身を把握しないまま委託することが最大のリスクになります。

法的リスクを負う可能性がある

虚偽の削除申請、なりすまし、サーバーへの攻撃は、いずれも法的な責任を問われ得る行為です。SEOの範疇を超えた問題として扱われます。

事実と異なる情報を流布する行為も、内容によっては責任を問われます。検索順位のために負うリスクとして釣り合いません

相対評価は自社を上げるほうが確実

検索順位は相対評価で決まるため、競合を下げても自社を上げても、順位差は縮まります。ただし、前者は成功する保証がなく、リスクだけが残ります。

自社サイトの改善は、成果が積み上がり、他の施策にも波及します。投資対効果の観点でも正攻法のほうが優れています

関連記事:SEO対策とは?やり方や方法・無料の検索上位表示ツールも解説

順位が下がったときにまず確認すべきこと

順位下落の原因は、外部からの攻撃よりも身近なところにあることがほとんどです。確認の順序を決めておくと、判断が速くなります。

優先して見るべき3点を挙げます。

アルゴリズムアップデートの時期と重なっていないか

コアアップデートの実施期間は公式に告知されます。下落した日付が実施期間と重なっている場合、まずアップデートの影響を疑います。

アップデート起因の下落は、特定のページではなくサイト全体や特定ジャンル全体で起こる傾向があります。下落の範囲が広いほど、外部攻撃ではなくアルゴリズム要因の可能性が高くなります

自社の変更が原因になっていないか

サイトリニューアル、URL変更、記事のリライト、内部リンクの整理といった変更が、下落の直前に行われていないかを確認します。良かれと思って行った変更が影響することは珍しくありません。

同じキーワードを狙う記事が増えたことで、評価が分散している場合もあります。変更履歴を残しておくと、原因の特定が容易になります

関連記事:キーワードカニバリゼーションとは?特定方法や有効な対策を紹介!

競合の更新による相対的な下落ではないか

自社が何も変えていなくても、競合が記事を更新すれば順位は入れ替わります。攻撃を受けたわけではなく、単に相対評価で負けている状態です。

検索結果を確認し、上位に並ぶ記事の内容が変わっていないかを見ます。競合が情報を追加しているなら、対応は自社記事の改善になります。

関連記事:SEOリライトのやり方とは?記事の選び方から改善手順・効果測定まで解説

まとめ|ネガティブSEOは過度に恐れず原因の切り分けから始める

ネガティブSEOは、他社サイトの順位を意図的に下げようとする不正行為です。スパムリンクの大量設置、コンテンツの盗用、虚偽の削除申請、なりすましといった手口が知られています。

現在のGoogleは不自然なリンクの多くを自動的に無効化しており、Googleも否認ツールはほとんどのサイトで不要だと説明しています。順位が下がった際は、アルゴリズムの更新、自社の変更、競合の動きという順で原因を切り分けてください。

実際に被害が確認できた場合は、削除依頼、否認、DMCA申請、再審査リクエストという手順で対応します。予防としては、被リンクの定期確認、セキュリティ強化、公開記録の保全が基本になります。

順位下落の原因調査から改善まで支援します
楽々Editは、被リンクの調査、技術的な問題の特定、コンテンツ改善までを一貫してご支援しています。現状のデータを確認したうえで、優先度の高い対応策をご提案します。
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