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リンク切れはSEOに影響する?原因とチェック方法、正しい対処法を解説

「サイトの中にリンク切れが見つかったが、SEOに悪影響はあるのか」「リンク切れをどうやって探し、どう直せばよいのか分からない」と悩むWeb担当者は少なくありません。リンク切れとは、リンク先のページが存在しない、または表示できない状態のことで、長くサイトを運営していれば必ず発生します。

リンク切れがあるだけで、サイト全体の検索順位が大きく下がるわけではありません。しかし、放置すると、検索エンジンの巡回の効率や、ほかのサイトから受けている評価、ユーザーの信頼に影響し、SEOの成果を少しずつ損なう原因になります。

本記事では、リンク切れの意味と種類、SEOへの影響、発生する原因、見つけ方、正しい対処法、再発を防ぐ方法、対応の優先順位までを順番に解説します。

確認したいポイント結論詳細
リンク切れはSEOに影響する?順位を直接大きく下げないが間接的に影響するGoogleは404を正常な動作と扱いますが、巡回の効率、内部リンクと被リンクの評価、ユーザーの信頼が損なわれる原因になります。
リンク切れはどう見つける?Search Consoleとクロールツールで確認するSearch Consoleの「ページ」で404のURLを、クロールツールで内部リンクと外部へのリンクのリンク切れを一度に確認できます。
リンク切れはどう対処する?修正、301リダイレクト、404のままを使い分ける内部リンクは正しいURLに直し、移転先があれば301を設定します。移転先がなければ無理に転送せず404や410を返します。

リンク切れとは?リンク先のページが表示できない状態

リンク切れとは、ページに設置したリンクをクリックしても、リンク先のページが表示されない状態のことです。「デッドリンク」とも呼ばれます。リンク先のページが削除されたり、URLが変更されたりすることで発生し、クリックすると「ページが見つかりません」といったエラーが表示されます。

ここでは、リンク切れの種類と、表示される主なエラーを整理します。

リンク切れの3つの種類

リンク切れは、リンクの向きによって3つに分けられます。1つ目は、自社サイトの中のページ同士をつなぐ内部リンクのリンク切れです。ページを削除したりURLを変更したりしたときに、そのページへのリンクを修正し忘れることで発生します。

2つ目は、自社サイトからほかのサイトへ張っている外部リンク(発リンク)のリンク切れです。リンク先のサイトがページを削除したり、サイトを閉鎖したりすることで発生します。

3つ目は、ほかのサイトから自社サイトへ張られている被リンクのリンク切れです。自社でページを削除したりURLを変更したりすると、ほかのサイトからのリンクが存在しないページを指す状態になります。3つの種類によって、SEOへの影響や対処の方法が異なります。

リンク切れで表示される主なエラー

リンク切れで最もよく表示されるのは、「404 Not Found」というエラーです。リンク先のURLにページが存在しないことを示します。ページを意図的に削除したことを示す「410 Gone」というエラーもあります。

サーバーの不具合や一時的な停止によって、「500」や「503」などのエラーが表示されることもあります。ページは表示されるものの、内容が空白やエラーの案内だけになっている状態は、検索エンジンから「ソフト404」と判断されることがあります。ソフト404は、ページが存在しないのに正しいエラーを返していない状態で、Search Consoleでも確認できます。

リンク切れのSEOへの影響

リンク切れは、直接的に検索順位を大きく下げるものではありません。ただし、間接的にSEOの成果を損なう要因がいくつかあるため、放置せずに対処することが大切です。ここでは、Googleの考え方と、リンク切れが引き起こす4つの影響を紹介します。

Googleは404を正常な動作として扱っている

Googleは、存在しないページが404のエラーを返すことは、Webの正常な動作だという趣旨の説明をしています。ページを削除すれば404になるのは当然であり、404のページがあること自体が、サイト全体の評価を下げるものではないと考えられています。

Google検索セントラルのHTTPステータスコードに関するページでは、すでにインデックスに登録されているURLが404などのエラーを返すと、そのURLはインデックスから削除されると説明されています。問題になるのは404があることではなく、必要なページへの導線が途切れていたり、受け取れるはずの評価を失っていたりする状態です。

検索エンジンの巡回の効率が下がる

Googlebotは、ページの中のリンクをたどって、新しいページや更新されたページを見つけます。サイトの中にリンク切れが多いと、巡回の途中で行き止まりにぶつかり、本来見つけてほしいページにたどり着きにくくなります。

特にページ数の多いサイトでは、存在しないページへの巡回が増えることで、重要なページの発見や更新の反映が遅れる可能性があります。サイトの中のリンクは、検索エンジンにとってサイトの地図の役割を果たしています。

内部リンクの評価が重要なページに届かない

内部リンクには、関連するページ同士をつなぎ、重要なページに評価を集める役割があります。リンク先が存在しないページになっていると、本来届けるはずの評価が届かなくなります。

サービスページや問い合わせのページなど、成果に直結するページへのリンクが切れていると、SEOだけでなく、問い合わせの機会そのものを失うことになります。内部リンクの考え方は「アンカーテキストとは?」でも解説しています。

被リンクの評価を失う

ほかのサイトから自社のページに張られている被リンクは、ページが信頼されていることを示す重要な要素です。自社でページを削除したりURLを変更したりして、被リンクの先が404になると、その被リンクから得ていた評価を活かせなくなります。

多くの被リンクを受けていたページのURLを変更する場合は、新しいURLへの転送を設定しないと、それまで積み上げてきた評価を失ってしまいます。被リンクの考え方は「被リンクとは?SEOへの効果」で解説しています。

ユーザーの体験と信頼が損なわれる

リンクをクリックしてエラーのページが表示されると、ユーザーは目的の情報にたどり着けず、サイトから離れてしまうことがあります。リンク切れが多いサイトは、管理が行き届いていない印象を与え、情報の信頼性にも疑問を持たれかねません。

ユーザーに役立つサイトを評価するというGoogleの方針を考えると、ユーザーの体験を損なうリンク切れは、長い目で見てSEOの成果にも影響すると考えておきましょう。

リンク切れが発生する主な原因

リンク切れを防ぐには、どのような場面で発生しやすいのかを知っておくことが大切です。原因を把握しておくと、再発を防ぐための手順も決めやすくなります。

URLの記述ミス

リンクを設置するときに、URLを入力し間違えたり、コピーしたときに文字が欠けたり、余計な文字が入ったりすることで、リンク切れが発生します。httpとhttpsの違いや、末尾のスラッシュの有無で、正しく表示されない場合もあります。

記事を公開する前に、本文中のリンクを実際にクリックして確認する習慣をつけると、記述ミスによるリンク切れの多くを防げます。

ページの削除やURLの変更

古くなった記事を削除したり、記事のURLを変更したりしたときに、そのページへのリンクを修正し忘れると、リンク切れが発生します。サイトの中の複数の記事から同じページにリンクしている場合は、すべてのリンクを修正する必要があります。

ページを削除したりURLを変更したりするときは、そのページにリンクしているページを確認してから作業することが大切です。

サイトのリニューアルやドメインの変更

サイトのリニューアルでページの構成を変えたり、ドメインを変更したり、httpからhttpsに移行したりすると、多くのURLが一度に変わります。古いURLから新しいURLへの転送を設定し忘れると、大量のリンク切れが発生します。

サイトのリニューアルの後に検索順位が大きく下がる原因の1つが、この転送の設定漏れです。リニューアル後の順位の低下については「検索順位が下がった原因と対処法」でも解説しています。

リンク先の外部サイトの変更や閉鎖

自社サイトからリンクしている外部のサイトが、ページを削除したり、URLを変更したり、サイトそのものを閉鎖したりすることでも、リンク切れが発生します。

外部のサイトの変更は、自社では管理できません。公開から時間が経った記事ほど、外部へのリンクが切れている可能性が高くなるため、定期的な確認が必要です。

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リンク切れの見つけ方

リンク切れは、ページ数が少なければ手作業でも確認できますが、多くのサイトではツールを使うのが効率的です。リンク切れの種類に合わせて、適切な方法で確認しましょう。

Google Search Consoleで確認する

Google Search Consoleの「ページ」のレポート(ページのインデックス登録)では、「見つかりませんでした(404)」という理由で登録されていないURLの一覧を確認できます。Googleが巡回した際に404を返したURLが表示されます。

一覧の中に、本来存在するはずのページや、多くのリンクを受けていそうなページが含まれていないかを確認しましょう。意図的に削除したページが表示されているだけであれば、問題はありません。ソフト404と判断されたページも、同じレポートで確認できます。

クロールツールでサイト全体を確認する

サイト全体を自動で巡回し、すべてのリンクの状態を確認できるクロールツールを使うと、内部リンクと外部へのリンクのリンク切れを一度に見つけられます。リンク切れのURLだけでなく、そのリンクがどのページに設置されているかも確認できるため、修正の作業が効率的です。

ページ数の多いサイトでは、パソコンにインストールして使うクロールツールや、SEOツールのサイト監査の機能が便利です。サイト全体の確認の方法は「SEOチェックのやり方」で紹介しています。

無料のチェックツールやプラグインを使う

URLを入力するだけでページの中のリンクを確認できる、無料のオンラインツールもあります。ページ数の少ないサイトや、特定のページだけを確認したい場合に手軽に使えます。

WordPressには、リンク切れを検出するプラグインもあります。ただし、サイトの中でリンクの確認を繰り返す仕組みのプラグインは、サーバーに負荷がかかり、表示速度に影響することがあります。プラグインを使う場合は、提供元の最新の仕様を確認し、確認の頻度を控えめに設定する、確認が終わったら停止するなど、サイトへの影響に配慮しましょう。

被リンクのリンク切れを確認する

ほかのサイトから自社の存在しないページに張られている被リンクは、Search Consoleで404になっているURLと、被リンクを確認できるSEOツールを組み合わせて見つけます。

404になっているURLのうち、外部のサイトからリンクされているものは、評価を取り戻すために優先して対処すべきURLです。Search Consoleの「リンク」のレポートで、外部からリンクされているページを確認し、その中に存在しないページが含まれていないかもあわせて確認しましょう。

リンク切れの正しい対処法

リンク切れを見つけたら、リンク切れの種類と、リンク先のページの状況に合わせて対処します。すべてのリンク切れに同じ対応をするのではなく、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。

内部リンクを正しいURLに修正する

自社サイトの中のリンク切れは、リンクを正しいURLに修正するのが基本です。ページのURLが変わっただけであれば、新しいURLに書き換えます。リンク先のページを削除した場合は、内容の近い別のページに差し替えるか、リンクそのものを削除します。

リンクを削除する場合は、前後の文章が不自然にならないよう、文章もあわせて修正しましょう。転送を設定していても、内部リンクは転送先の正しいURLに直接書き換えておくと、巡回の効率が高まります。

移転先があるページは301リダイレクトを設定する

ページのURLを変更した場合や、内容の重なるページを1つに統合した場合は、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定しましょう。301リダイレクトは、ページが恒久的に移転したことを検索エンジンに伝える転送の設定です。

Googleは、301リダイレクトを、転送先のページを処理すべきという強いシグナルとして扱うと説明しています。外部のサイトからのリンクや、ブックマークから訪れたユーザーも新しいページに案内できるため、被リンクの評価も活かせます。

移転先がないページは404や410のままにする

内容が近い移転先のページがない場合は、無理に転送を設定せず、404や410のエラーを返す状態のままにしておきましょう。存在しないページが正しくエラーを返すことは、Webの正常な動作です。

削除したページを、関係のないページやトップページに一括で転送すると、検索エンジンにソフト404と判断されることがあります。ユーザーにとっても、探していた情報と関係のないページに移動させられることになるため、転送先は内容の近いページに限りましょう。

外部へのリンクを差し替えるか削除する

外部のサイトへのリンクが切れている場合は、リンク先の新しいURLを探して差し替えます。リンク先のサイトがページを移転していることもあるため、ページのタイトルなどで検索してみましょう。

新しいURLが見つからない場合は、同じ内容を扱う信頼できる別の情報源に差し替えるか、リンクを削除します。記事の中でデータの出典として紹介していた場合は、最新のデータに更新することも検討しましょう。既存の記事を見直す方法は「コンテンツリライトの方法」で解説しています。

被リンク元のサイトに修正を依頼する

ほかのサイトから自社の存在しないページにリンクが張られている場合は、まず自社で301リダイレクトを設定するのが確実です。そのうえで、取引先やつながりのあるサイトであれば、新しいURLへの修正を依頼するのもよい方法です。

依頼する際は、正しいURLと、修正をお願いする箇所を具体的に伝えると、相手の手間を減らせます。

使いやすい404ページを用意する

リンク切れを1つ残らずなくすことは難しいため、ユーザーがエラーのページに来たときに、サイトから離れずに済む工夫をしておきましょう。ページが見つからなかったことを分かりやすく伝え、トップページやサイト内の検索、人気のページへのリンクを設置します。

404ページを自作する場合も、ページの表示とあわせて、正しく404のステータスを返す設定にしておくことが大切です。エラーの案内を表示しているのに200の正常なステータスを返していると、ソフト404の原因になります。

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リンク切れの再発を防ぐ方法

リンク切れは、見つけて直すだけでなく、発生しにくい運用の仕組みを作ることが大切です。次の4つの方法で、リンク切れの再発を防ぎましょう。

ページの削除やURLの変更の手順を決めておく

ページを削除したりURLを変更したりするときの手順を、社内で決めておきましょう。そのページにリンクしているページの確認、内部リンクの修正、301リダイレクトの設定、Search Consoleでの確認までを、1つの作業の流れとして実施します。

担当者が変わっても同じ手順で作業できるよう、手順を文書にしておくと、修正漏れを防げます。

サイトのリニューアルでは転送の対応表を作る

サイトのリニューアルやドメインの変更を行う場合は、古いURLと新しいURLの対応表を事前に作り、すべてのページに転送を設定しましょう。リニューアルの後は、古いURLにアクセスして、正しく転送されるかを確認します。

リニューアルの直後は、Search Consoleで404のエラーが急に増えていないかを数週間にわたって確認することが大切です。

定期的にリンクの状態を点検する

外部のサイトの変更によるリンク切れは、自社の作業とは関係なく発生します。月に1回程度Search Consoleを確認し、半年に1回程度はクロールツールでサイト全体のリンクを点検しましょう。

点検の結果と修正の内容を記録しておくと、リンク切れが多く発生するページの傾向も見えてきます。

外部へのリンクは信頼できる情報源に絞る

外部のサイトへのリンクは、公的機関や業界団体、公式の情報源など、長く情報が公開され続ける可能性の高いサイトを選びましょう。個人のブログや期間限定のページへのリンクは、リンク切れになりやすい傾向があります。

出典として紹介するリンクは、読者にとっても信頼できる情報源であることが大切です。リンク切れの予防と、記事の信頼性の向上を両立できます。

リンク切れの対応の優先順位

リンク切れが大量に見つかった場合は、すべてを一度に修正するのは難しいことがあります。SEOと事業への影響が大きいものから、優先順位をつけて対応しましょう。

被リンクや流入の多いページを優先する

ほかのサイトから多くのリンクを受けていたページや、検索からの流入が多かったページが404になっている場合は、最優先で301リダイレクトを設定しましょう。評価や流入の損失が大きいためです。

Search ConsoleやSEOツールで、404になっているURLのうち、被リンクや過去の流入が多いものを確認し、上から順に対処します。

成果に直結するページへのリンクを優先する

サービスページや料金のページ、問い合わせのページなど、成果に直結するページへの内部リンクが切れている場合も、優先して修正しましょう。ユーザーが問い合わせにたどり着けない状態は、売上や問い合わせの損失に直結します。

サイトの主要な導線にあたるグローバルナビゲーションやフッターのリンクは、すべてのページに影響するため、特に注意して確認しましょう。

件数が多いときは原因ごとに分類して対処する

リンク切れの件数が多い場合は、原因ごとに分類して対処すると効率的です。同じページへのリンクが多くの記事に設置されている場合は、転送を1つ設定するだけで、多くのリンク切れの影響を抑えられます。

記事の本文の古い外部リンクなど、影響の小さいものは、記事を見直すタイミングにあわせて順次修正すると、作業の負担を分散できます。インデックスの状況の確認方法は「Googleにインデックスされない原因と対処法」でも解説しています。

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まとめ

リンク切れとは、リンク先のページが存在しない、または表示できない状態のことです。Googleは404を正常な動作として扱っており、リンク切れがあるだけで検索順位が大きく下がるわけではありません。しかし、巡回の効率、内部リンクと被リンクの評価、ユーザーの体験と信頼に影響し、SEOの成果を少しずつ損なう原因になります。

リンク切れは、Search Consoleやクロールツールで見つけ、内部リンクの修正、移転先がある場合の301リダイレクト、移転先がない場合は404や410を返す状態の維持、外部リンクの差し替えなど、状況に合わせて対処することが大切です。関係のないページへの一括転送は避けましょう。

ページの削除やURLの変更の手順を決め、リニューアル時には転送の対応表を作り、定期的に点検することで、リンク切れの再発を防げます。被リンクや流入の多いページ、成果に直結するページから優先して対処しましょう。