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SEO設定とは?サイト公開前に必要な初期設定とページごとの設定方法を解説

「ホームページを公開したのに、検索結果にまったく表示されない」「WordPressのSEO設定で、何をどこまでやればよいのか分からない」と悩むWeb担当者は少なくありません。SEO設定とは、検索エンジンにサイトを正しく見つけてもらい、内容を正しく理解してもらうための土台を整える作業です。

SEO設定をしただけで検索順位が大きく上がるわけではありません。しかし、設定を1つ誤るだけで、どれだけ良いコンテンツを作っても検索結果に表示されない状態になることもあります。

本記事では、SEO設定の全体像と優先順位、公開前に行うサイト全体の設定、検索エンジンに情報を伝える設定、ページごとの設定、重複や不要なページを整理する設定、WordPressのSEOプラグインの使い方、設定後の確認方法とよくあるミスまでを順番に解説します。

確認したいポイント結論詳細
SEO設定とは何をすること?検索エンジンに正しく見つけて理解してもらう土台づくりサイト全体の設定とページごとの設定があり、設定だけで順位は上がりませんが、設定ミスは検索に表示されない原因になります。
公開前に必要な設定は?インデックスの許可、https、URL形式などの統一検索エンジンへの登録を許可し、httpsとwwwの有無を統一し、URLの形式やサイト名、スマホ対応を公開前に整えます。
ページごとに何を設定する?タイトル、説明文、見出し、URL、alt、内部リンクページの内容と狙うキーワードに合わせて6つの項目を毎回確認し、ページごとに固有の内容で設定することが大切です。

SEO設定とは?検索エンジンに正しく評価してもらうための土台づくり

SEO設定とは、Webサイトの仕組みやページの情報を整え、Googleなどの検索エンジンがサイトを見つけやすく、理解しやすい状態にするための作業です。コンテンツの価値を正しく評価してもらうための前提条件といえます。

ここでは、SEO設定で整える内容と、取り組むときの優先順位を整理します。

SEO設定で整える2つの領域

SEO設定は、大きく2つの領域に分けられます。1つ目は、サイト全体に関わる設定です。検索エンジンにサイトを登録させるかどうか、URLの形式、httpsへの対応、XMLサイトマップの送信などがあたります。

2つ目は、ページごとの設定です。ページのタイトルやメタディスクリプション、見出し、URLの末尾の文字列、画像の代替テキストなどを、ページの内容に合わせて設定します。サイト全体の設定は公開前に一度整えれば基本的に変更しませんが、ページごとの設定はページを作るたびに毎回行う必要があります。

設定だけで順位は上がらないが、設定ミスは大きな損失になる

Googleは、検索した人の役に立つコンテンツを評価します。SEO設定を整えても、コンテンツの内容が検索意図に合っていなければ、上位に表示されることはありません。

一方で、検索エンジンにサイトを登録させない設定が残っていたり、重要なページの巡回を拒否していたりすると、コンテンツの質に関係なく、検索結果に表示されなくなってしまいます。SEO設定は、点数を上げるためというより、マイナスをなくすための作業と考えるとよいでしょう。

後から変えにくい設定から優先する

SEO設定に取り組むときは、後から変更すると影響が大きい設定から優先しましょう。URLの形式やhttpsへの対応、wwwの有無の統一などは、サイトを公開した後に変更すると、すべてのURLが変わり、評価の引き継ぎに手間がかかります。

サイト全体に関わる設定をサイトの公開前に済ませ、ページごとの設定はページを作るたびに確認するという順番で進めるのが基本です。

公開前に行うサイト全体のSEO設定

サイト全体のSEO設定は、サイトを公開する前に済ませておくことが理想です。ここでは、多くのサイトで共通して必要になる5つの設定を紹介します。

検索エンジンへの登録を許可する

サイトを制作している間は、未完成のページが検索結果に表示されないよう、検索エンジンにサイトを登録させない設定をしていることがあります。WordPressでは、「設定」の「表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」という項目が、この設定にあたります。

この設定が公開後も残っていると、サイト全体が検索結果に表示されません。サイトを公開したら、真っ先に設定が解除されているかを確認しましょう。制作会社に依頼した場合も、公開時に必ず確認することが大切です。

httpsへの対応とURLの表記の統一

サイトのURLは、通信を暗号化するhttpsに対応させましょう。多くのレンタルサーバーでは、無料のSSL証明書を使ってhttpsに対応できます。Googleも、httpsへの対応を推奨しています。

あわせて、「https://example.com」と「https://www.example.com」のように、同じ内容が複数のURLで表示されないよう、wwwの有無も統一します。選ばなかった表記のURLにアクセスした人は、301リダイレクトという恒久的な転送の設定で、正しいURLに自動的に転送されるようにしましょう。

URLの形式を決める

ページのURLは、短く、内容が推測できる形式にしましょう。WordPressでは、「設定」の「パーマリンク」で、URLの形式を選べます。初期設定のままでは「?p=123」のように番号だけのURLになることがあるため、投稿の名前を使う形式などに変更するのが一般的です。

URLの形式は、公開後に変更するとすべてのURLが変わってしまうため、最初の段階で決めておくことが大切です。日本語をURLに使うこともできますが、共有したときに長い文字列に変換されることがあるため、英単語を使うとよいでしょう。

サイトの名前と説明を設定する

サイトの名前は、検索結果やブラウザのタブに表示される重要な情報です。会社名やサービス名など、ユーザーが認識しやすい名前を設定しましょう。

WordPressでは、「設定」の「一般」で、サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定できます。キャッチフレーズが初期値の「Just another WordPress site」などのままになっていないかも確認しましょう。使っているテーマによっては、この文言がページに表示されることがあります。

スマートフォンでの表示に対応する

Googleは、スマートフォン向けのページの内容をもとに、サイトを評価しています。そのため、スマートフォンでも見やすく操作しやすいサイトにすることが欠かせません。

画面の幅に合わせて表示が自動で切り替わるレスポンシブデザインに対応したテーマやテンプレートを使いましょう。パソコンでの表示だけでなく、実際にスマートフォンでサイトを開き、文字の大きさやボタンの押しやすさを確認することが大切です。

検索エンジンに情報を伝える設定

サイトを公開したら、検索エンジンにサイトの存在や構造を伝え、検索での状況を確認できるようにします。次の4つの設定を済ませておくと、サイトを見つけてもらいやすくなり、問題があったときにも早く気づけます。

Google Search Consoleに登録する

Google Search Consoleは、サイトがGoogle検索でどのように表示され、評価されているかを確認できる無料のツールです。サイトを登録して所有権を確認すると、検索で表示された回数やクリック数、インデックスの状況などを確認できるようになります。

重要な問題が見つかった場合にはメールで通知が届くため、サイトを公開したらできるだけ早く登録しておきましょう。検索エンジンへの登録の流れは「検索エンジンへの登録方法」で解説しています。

XMLサイトマップを作成して送信する

XMLサイトマップは、サイトの中にあるページのURLの一覧を検索エンジンに伝えるためのファイルです。新しいページや更新したページを、検索エンジンに見つけてもらいやすくなります。

WordPressでは、標準の機能やSEOのプラグインでXMLサイトマップが自動的に作成されます。作成されたサイトマップのURLを、Search Consoleの「サイトマップ」の画面から送信しましょう。送信後は、ステータスが「成功しました」になっているかを確認します。

robots.txtを確認する

robots.txtは、検索エンジンのクローラーに、サイトの中で巡回してよい場所と巡回しないでほしい場所を伝えるためのファイルです。管理画面などの巡回が不要な場所を指定するのに使います。

robots.txtの記述を誤ると、サイト全体や重要なページの巡回を拒否してしまうおそれがあります。特別な理由がなければ、制限は最小限にとどめましょう。robots.txtで巡回を拒否しても、検索結果に表示されなくなるとは限らない点にも注意が必要です。

GA4を設定する

GA4(Googleアナリティクス4)は、サイトに訪れた人の行動を分析するための無料のツールです。検索から訪れた人がどのページを見て、問い合わせなどの成果につながったかを確認できます。

Search Consoleは訪れる前の検索での状況を、GA4は訪れた後の行動を確認するツールです。2つのツールを連携しておくと、検索からの集客を成果につなげるための分析がしやすくなります。

問い合わせフォームの送信や資料のダウンロードなど、サイトの目的となる行動を、GA4で成果として計測できるように設定しておくことも大切です。成果を計測していないと、どの検索語句やページが事業に貢献しているのかを判断できません。

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ページごとに行うSEO設定

ページごとのSEO設定は、ページを作成するたびに行います。ページの内容と狙うキーワードに合わせて、毎回確認する習慣をつけることが大切です。ここでは、ページごとに設定する6つの項目を紹介します。

タイトル

ページのタイトル(titleタグ)は、検索結果に表示され、クリックされるかどうかを大きく左右します。狙うキーワードをできるだけ前半に入れ、そのページで何が分かるのかを簡潔に伝えましょう。

Google検索セントラルのタイトルリンクに関するページでは、すべてのページにタイトルを設定し、ページの内容を具体的に表すこと、不必要に長いタイトルやキーワードの詰め込み、すべてのページで同じ文言を使うことを避けることが推奨されています。同じサイトの中でも、ページごとに異なるタイトルを設定しましょう。

メタディスクリプション

メタディスクリプションは、検索結果でタイトルの下に表示される、ページの説明文です。検索順位を直接上げる要素ではありませんが、ページの内容や読むメリットが伝わると、クリックされやすくなります。

ページの要点と、検索した人が得られる情報を、120文字前後を目安に簡潔に書きましょう。Googleは、検索された言葉に合わせて、ページ内の別の文章を説明文として表示することもあります。クリック率の考え方は「SEOにおけるCTRとは?」で解説しています。

見出し

見出しは、ページの内容の構造を示す要素です。h1でページの主題を示し、h2で大きな区切り、h3でその中の小さな区切りを示しましょう。

見出しは文字を大きくするために使うのではなく、内容の構造を示すために使います。WordPressでは、多くのテーマで記事のタイトルがh1として出力されるため、本文の見出しはh2から使い始めるのが基本です。

URLの末尾の文字列

WordPressでは、記事ごとにURLの末尾の文字列(スラッグ)を設定できます。記事のタイトルが日本語の場合、そのまま日本語のスラッグになることがあるため、内容を表す短い英単語に変更しましょう。

スラッグは、記事を公開した後に変更するとURLが変わってしまうため、公開前に設定しておくことが大切です。

画像の代替テキスト

画像には、画像の内容を文章で説明する代替テキスト(alt属性)を設定しましょう。代替テキストは、検索エンジンが画像の内容を理解する手がかりになり、画面の読み上げ機能を使う人にも画像の内容を伝えられます。

キーワードを詰め込むのではなく、画像に何が写っているのかを、見えない人にも伝わるように具体的に書くのが基本です。装飾のための画像には、代替テキストを空にする場合もあります。

内部リンク

関連する記事やサービスページへのリンクを、本文の中に設置しましょう。内部リンクは、読者が次に知りたい情報へ移動する手段であり、検索エンジンがサイトの構造を理解する手がかりにもなります。

リンクの文言には、「こちら」ではなく、リンク先の内容が分かる言葉を使うのがポイントです。リンクの文言の考え方は「アンカーテキストとは?」で解説しています。

重複や不要なページを整理する設定

サイトの中には、検索結果に表示させる必要のないページや、内容がほぼ同じページが生まれることがあります。こうしたページを適切に整理する設定を行うと、重要なページに検索エンジンの評価を集めやすくなります。

noindexで検索結果に表示しないページを指定する

noindexは、そのページを検索結果に表示しないよう検索エンジンに伝える設定です。問い合わせの完了ページや、記事がほとんどないタグの一覧ページ、検索結果ページなど、検索から訪れる人にとって価値の低いページに設定します。

重要なページに誤ってnoindexを設定すると、そのページは検索結果に表示されなくなるため、設定する対象は慎重に選びましょう。robots.txtで巡回を拒否したページには、noindexの指定が伝わらない点にも注意が必要です。

canonicalで正規のURLを伝える

canonicalは、内容が同じページや非常に似たページが複数ある場合に、検索結果に表示させたい正規のURLを検索エンジンに伝える設定です。並べ替えの条件がURLに付いたページや、印刷用のページなどで使います。

多くのSEOのプラグインやCMSは、各ページに自分自身のURLを正規のURLとして自動で設定します。特別な理由がない限り、この設定を変更する必要はありません。内容が重なるページの考え方は「重複コンテンツとは?SEOへの影響」で解説しています。

ページを移動したときは301リダイレクトを設定する

ページのURLを変更したり、内容の重なるページを統合したりしたときは、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定しましょう。古いURLにアクセスした人や検索エンジンが、新しいURLに自動的に転送されます。

リダイレクトを設定せずにURLを変更すると、古いURLが存在しないページになり、それまでの評価や外部からのリンクを活かせなくなります。WordPressでは、リダイレクトを管理できるプラグインもあります。

WordPressのSEOプラグインの使い方

WordPressでは、SEOのプラグインを使うと、タイトルやメタディスクリプション、XMLサイトマップ、noindexなどの設定を、管理画面から行えるようになります。専門的な知識がなくてもSEO設定を進めやすくなる一方で、使い方を誤ると問題の原因にもなります。

SEOのプラグインでできること

代表的なSEOのプラグインには、Yoast SEO、All in One SEO、Rank Math、SEO SIMPLE PACKなどがあります。いずれも、ページごとのタイトルやメタディスクリプションの設定、XMLサイトマップの作成、ページの種類ごとのnoindexの設定などの機能を備えています。

構造化データを自動で出力したり、記事のSEOの状態を点数で示したりする機能を持つプラグインもあります。機能の多さよりも、自社のサイトに必要な機能と、操作のしやすさで選びましょう。

プラグインは1つに絞る

SEOのプラグインを複数同時に使うと、タイトルやメタディスクリプション、XMLサイトマップが重複して出力されるなど、設定が競合するおそれがあります。

SEOのプラグインは1つに絞り、使っているテーマにも同じ機能がないかを確認しましょう。SEOの機能を標準で備えているテーマもあるため、テーマとプラグインの機能が重ならないよう、どちらで設定するかを決めておくことが大切です。

プラグインの点数に振り回されない

一部のプラグインは、記事にキーワードが含まれているかなどをもとに、SEOの状態を点数や色で示します。点数は確認の手がかりにはなりますが、点数が高ければ検索順位が上がるわけではありません。

キーワードを不自然に増やして点数を上げるのではなく、検索した人の疑問に答えられているかを基準に記事を見直しましょう。SEOを意識した文章の書き方は「SEOライティングの基本」で紹介しています。

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SEO設定の確認方法とよくあるミス

SEO設定は、設定した後に意図したとおりに機能しているかを確認することが大切です。よくあるミスを知っておくと、問題が起きたときに原因を早く見つけられます。

Search ConsoleでURLとインデックスの状況を確認する

Search ConsoleのURL検査では、ページのURLを入力すると、そのページが検索エンジンに登録されているか、noindexなどの設定がどのように認識されているかを確認できます。

「ページのインデックス登録」のレポートでは、サイト全体で登録されているページと、登録されていないページの数、登録されていない理由を確認できます。重要なページが登録されていない場合は、理由を確認して設定を見直しましょう。インデックスされない原因は「Googleにインデックスされない原因と対処法」で解説しています。

よくあるSEO設定のミス

よくあるミスの1つ目は、サイトの制作中に設定した、検索エンジンに登録させない設定の解除忘れです。2つ目は、robots.txtで重要なページやサイト全体の巡回を拒否してしまうミスです。

3つ目は、SEOのプラグインとテーマの機能が重なり、タイトルやメタディスクリプションが二重に出力されているケースです。4つ目は、サイトのリニューアルでURLが変わったのに、古いURLからのリダイレクトを設定し忘れるミスです。いずれも、検索からの集客が大きく減る原因になるため、設定を変更したときは必ず確認しましょう。

定期的にサイト全体を点検する

SEO設定は、一度整えれば終わりではありません。プラグインやテーマの更新、ページの追加や削除、サイトのリニューアルなどによって、意図しない設定の変化が起こることがあります。

月に1回程度、Search Consoleでインデックスの状況や問題の通知を確認し、年に1〜2回はサイト全体の設定を点検することをおすすめします。サイト全体の点検の方法は「SEOチェックのやり方」で紹介しています。

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まとめ

SEO設定とは、検索エンジンにサイトを正しく見つけてもらい、内容を正しく理解してもらうための土台を整える作業です。設定だけで検索順位が大きく上がるわけではありませんが、設定を誤ると、コンテンツの質に関係なく検索結果に表示されなくなることがあります。

サイトの公開前には、検索エンジンへの登録の許可、httpsへの対応とURLの表記の統一、URLの形式、サイトの名前、スマートフォンへの対応を整え、Search Consoleの登録とXMLサイトマップの送信を行いましょう。ページごとには、タイトル、メタディスクリプション、見出し、スラッグ、画像の代替テキスト、内部リンクを毎回確認します。

noindexやcanonical、リダイレクトで不要なページや重複を整理し、設定後はSearch Consoleで状況を定期的に確認しましょう。正しい設定の土台の上に、検索意図に応えるコンテンツを積み上げることが、検索からの集客を伸ばす近道です。