「Googleマップで自店舗が上位に出ない」「先月まで表示されていたのに、急に順位が下がった」。店舗を運営していると、地図の検索結果に振り回される場面があります。順位の理由がわからないままでは、何を直せばよいかも判断できません。
Googleマップの順位は、アルゴリズムと呼ばれる仕組みで決まっています。Googleは、順位を決める要素として「関連性」「距離」「知名度」の3つを公式に示しています。細かな計算方法は公開されていませんが、公開されている範囲を正しく押さえるだけで、取り組むべき作業は明確になります。
本記事では、MEOのアルゴリズムの基本、3つの評価基準、そのほかに影響するとされる要素、これまでの主な変更、アルゴリズムに沿った対策、避けるべき行為、順位が下がったときの確認手順、効果の測り方までを順に解説します。知りたい項目が決まっている方は、下の表から該当の見出しへ進んでください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| MEOのアルゴリズムとは? | Googleマップの順位を決める仕組み | 地図の検索結果に、どの店舗をどの順番で表示するかを決める仕組みです。通常の検索とは評価の対象が異なります。 |
| 順位は何で決まる? | 関連性・距離・知名度の3つ | Googleが公式ヘルプで示している要素です。3つを組み合わせて、検索した人に最も合う店舗が選ばれます。 |
| 3要素以外に影響するものは? | 営業時間や口コミの内容など | 営業中かどうか、口コミの中身、利用者の行動、ホームページの状況が関わるとされます。公式情報と推測を分けて扱います。 |
| アルゴリズムは変わる? | 数年おきに大きな変更がある | 2021年には、Googleが認めたローカル検索の変更がありました。通称で呼ばれる変更は、公式の発表がないものも含みます。 |
| 何を対策すればよい? | 公式が挙げる5項目から始める | オーナー確認、正確な情報、口コミへの返信、写真と動画、商品の登録です。その後に外部での認知を広げます。 |
| やってはいけないことは? | 名前への語句の追加や口コミの謝礼 | 店舗名へのキーワードの追加、謝礼付きの口コミ、実態のない住所の登録は、規約や法令に反するおそれがあります。 |
| 順位が下がったらどうする? | プロフィールの状態から順に確認する | 停止や情報の書き換えがないか、口コミや競合に変化がないか、計測の条件が同じかを順番に確かめます。 |
| 効果はどう測る? | 通話・ルート検索などの件数で見る | 順位は検索する場所で変わります。来店につながる行動の件数を月に1回記録し、前月や前年と比べます。 |
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MEOのアルゴリズムとは
MEOのアルゴリズムとは、Googleマップや地図付きの検索結果で、店舗の表示順を決める仕組みのことです。対策の前に仕組みを理解しておくと、効果のない作業に時間を使わずに済みます。基本を3つの点から整理します。
Googleマップの表示順を決める仕組み
「地域名+業種」や「近くの+業種」と検索すると、検索結果の上部に地図と店舗の一覧が表示されます。この枠はローカルパックと呼ばれ、通常は3件の店舗が並びます。Googleマップのアプリで検索した場合も、同じ考え方で順番が決まります。
どの店舗を、どの順番で表示するかを決めているのが、ローカル検索のアルゴリズムです。日本ではMEOのアルゴリズムと呼ばれることが多く、海外ではローカルSEOの順位要因として扱われます。地図検索の基本はローカルSEOとはで解説しています。
通常の検索のアルゴリズムとの違い
通常の検索では、Webページの内容や、ほかのサイトからのリンクが主に評価されます。地図の検索では、Googleビジネスプロフィールに登録された店舗の情報が評価の中心です。評価の対象が、ページか店舗かという点が異なります。
最も大きな違いは、検索した人の位置が順位に関わることです。同じ語句でも、検索する場所が変われば、表示される店舗は入れ替わります。全国で1位という状態は存在せず、地点ごとに順位がある、と考えると理解しやすくなります。
詳しい計算方法は公開されていない
Googleは、順位を決める要素の大枠を公開していますが、それぞれの重みや計算方法は公開していません。公式ヘルプにも、検索アルゴリズムの詳細は機密情報として扱っている、という趣旨の記載があります。
「この作業をすれば必ず上位に表示される」と言い切れる方法はありません。インターネット上には、要素ごとの割合を数字で示した情報もありますが、多くは専門家へのアンケートや独自の分析によるものです。公式の情報と、それ以外の情報を分けて読むことが大切です。
順位を決める3つの評価基準
Googleは、公式ヘルプのローカル検索結果のランキングを改善するヒントで、順位を決める要素を説明しています。挙げられているのは「関連性」「距離」「知名度」の3つです。概要を次の表にまとめました。
| 要素 | 意味 | 店舗側でできること |
| 関連性 | 検索された語句と、プロフィールの内容が合っている度合い | カテゴリ、サービス、説明文を具体的に登録する |
| 距離 | 検索した場所、または検索語句に含まれる地名から店舗までの距離 | 変えられない。住所を正確に登録する |
| 知名度 | その店舗がどれだけ広く知られているか | 口コミを集めて返信し、ほかのサイトでの掲載を増やす |
関連性:検索語句とプロフィールの一致
関連性は、検索された語句と、プロフィールに登録された情報がどれだけ合っているかを表します。「歯医者+ホワイトニング」と検索した人には、ホワイトニングに対応しているとわかる歯科医院が表示されやすくなります。
手がかりになるのは、カテゴリ、サービスや商品の登録、説明文、投稿の内容です。情報が少ないプロフィールは、どの検索と関係があるのかを判断してもらえません。検索する人の目的の読み取り方は検索意図の分析方法で解説しています。
距離:検索した場所から店舗までの近さ
距離は、検索した人のいる場所から、店舗までの近さです。検索語句に「渋谷」「梅田」などの地名が含まれる場合は、その場所からの距離が基準になります。地名を指定しない検索では、端末の位置情報などをもとに計算されます。
距離は、店舗側で変えられない唯一の要素です。ただし、近ければ必ず上位に出るわけではありません。遠くても、検索の内容によく合い、広く知られている店舗が上に表示されることがあります。距離の不利は、ほかの2つの要素で補います。
知名度:店舗がどれだけ知られているか
知名度は、その店舗がどれだけ広く知られているかを表します。公式ヘルプでは、有名な美術館やホテル、ブランドの店舗のように、実際の世界でよく知られている場所は、検索結果でも上位に表示されやすいと説明されています。
知名度は、その店舗にリンクしているWebサイトの数や、口コミの数にも基づくとされています。口コミの数が多く、評価の高い店舗は、順位が高くなると明記されています。口コミと、ほかのサイトでの掲載が、知名度を高める主な手段です。
3つの要素は組み合わせて判断される
3つの要素は、どれか1つで順位が決まるものではありません。Googleは、これらを組み合わせて、検索した人に最も合う店舗を選ぶと説明しています。重みは一定ではなく、検索の内容によって変わると考えられます。
「近くのコンビニ」のような検索では距離が、「記念日+レストラン」のような検索では関連性や評判が重く働きます。自店舗がどのような語句で探されるかによって、力を入れる要素は変わります。地域を軸にした考え方は地域SEOで上位表示する方法も参考になります。
3つの要素以外に順位へ影響するとされる要素
公式に示されている3つの要素のほかにも、順位に関わるとされる要素があります。Googleが言及しているものと、専門家の分析や推測にとどまるものが混ざっているため、分けて理解します。
営業時間:検索した時点で営業しているか
検索した時点で営業しているかどうかは、順位に関わります。2023年12月、Googleの検索に関する公式の広報アカウントは、営業中かどうかは以前から順位に使われており、最近その扱いが強まった、という趣旨の説明をしました。
営業時間を正確に登録し、祝日や臨時休業の予定も事前に反映します。順位のために、実態と異なる24時間営業を登録する方法は勧められていません。閉まっている店舗に来店した人の不満は、低い評価の口コミにつながります。
口コミの内容と返信
口コミの数と評価が順位に関わることは、公式ヘルプに書かれています。口コミの文章に含まれる語句や、投稿された時期が順位に影響するかどうかは、公式には説明されていません。専門家の間では、影響があるとする見方が多数です。
確実に言えるのは、口コミへの返信が公式の改善方法として挙げられている点です。返信は、順位のためだけでなく、口コミを読んだ人の来店の判断にも影響します。数だけを追うのではなく、継続して口コミが集まる状態を目指します。
利用者の行動
プロフィールを見た人が、通話のボタンを押したか、ルートを検索したか、写真を見たか、といった行動が順位に影響するという見方があります。Googleは、この点を公式には認めていません。
順位への影響が不明でも、利用者が行動しやすいプロフィールを作る意味は変わりません。写真が充実し、メニューや料金がわかり、予約の方法が明確な店舗は、選ばれやすくなります。行動の件数は、対策の成果を測る指標にもなります。
ホームページの内容とほかのサイトでの掲載
知名度は、店舗にリンクしているWebサイトの数にも基づくと、公式ヘルプに記載されています。ホームページがほかのサイトから紹介されることは、地図の順位にも関わります。リンクの考え方はSEOの外部対策で解説しています。
以前の公式ヘルプには、通常の検索結果での掲載順位も考慮される、という趣旨の記載がありました。現在の日本語版ヘルプには、その記載は見当たりません。記載がなくなったことと、影響がなくなったことは同じではないため、ホームページの整備は引き続き行います。
海外の専門家調査で重視されている項目
カナダのWhitespark社は、ローカル検索の専門家へのアンケートをもとに、順位に影響する要素の調査を公表しています。2025年11月に公開された2026年版では、地図の枠への影響として、Googleビジネスプロフィールに関する要素が32%、口コミが20%、ホームページの内部の要素が15%とされました。
続いて、利用者の行動が9%、リンクが8%、ほかのサイトでの掲載が6%です。これらは専門家の見解を集計した数字であり、Googleが公表した配分ではありません。優先順位を考える参考にはなりますが、数字をそのまま事実として扱わないよう注意します。
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MEOのアルゴリズムはどう変わってきたか
ローカル検索のアルゴリズムは、これまでに何度か大きく変わっています。変更の多くは通称で呼ばれており、Googleが公式に認めたものと、専門家が観測して名付けたものがあります。主な変更を次の表にまとめました。
| 時期 | 通称 | 内容とGoogleの対応 |
| 2012年2月 | ベニス | 検索した人の地域に合わせた結果を表示。Googleが公式ブログで発表 |
| 2014年7月 | ピジョン | ローカル検索と通常の検索の評価が接近。米国で実施、Googleが報道機関に対して認めた |
| 2016年9月 | ポッサム | 同じ住所・同じ業種の店舗が絞り込まれる。Googleの公式発表はない |
| 2017年8月 | ホーク | 絞り込みの範囲が狭まったとされる。Googleの公式発表はない |
| 2021年11〜12月 | ヴィシニティ | 近さの重みが増したとされる。Googleが変更の実施を認めた |
| 2023年12月 | オープンネス | 営業中かどうかの扱いが強まった。Googleの広報アカウントが説明 |
2012〜2014年:地域に合わせた検索結果の始まり
2012年2月、Googleは検索した人の地域に合わせて、通常の検索結果を変える仕組みを公式ブログで発表しました。この変更は、社内のコードネームからベニスと呼ばれています。地名を入力しなくても、近くの店舗の情報が表示されるようになりました。
2014年7月には、米国でピジョンと呼ばれる変更がありました。ローカル検索の評価が、通常の検索の評価に近づいたとされる変更です。名前は海外の専門メディアが付けたものです。日本への導入の時期について、Googleの公式な発表は確認できません。
2016〜2017年:同じ住所の店舗の絞り込み
2016年9月、ローカル検索の結果が大きく変動しました。専門家はこの変更をポッサムと名付けています。同じ建物に、同じ業種の店舗が複数ある場合、一部の店舗が結果から絞り込まれるようになったと分析されています。
2017年8月には、絞り込みの範囲が狭まったとされる変更があり、ホークと呼ばれています。どちらもGoogleの公式な発表はなく、専門家の観測に基づく情報です。同じビルに競合がいる店舗は、この絞り込みの影響を受ける可能性があります。
2021年:Googleが認めたローカル検索の変更
2021年11月30日から12月8日にかけて、ローカル検索の結果が変動しました。Googleは同年12月に、ローカル検索の結果を生成する際に考慮するさまざまな要素のバランスを見直した、と説明しています。
専門家の分析では、検索した場所からの近さの重みが増し、店舗名に含まれる語句の効果が弱まったとされました。この分析から、近接を意味するヴィシニティという通称が広まっています。近さの重みや店舗名の扱いは専門家の分析であり、Googleが詳細を説明したわけではありません。
2023年以降:営業時間の重視と機能の変更
2023年12月には、営業中かどうかが順位に強く関わるようになったことが観測され、Googleの広報アカウントも説明を行いました。この変化はオープンネスと呼ばれることがあります。前の章で説明したとおり、営業時間の正確な登録が重要です。
2024年以降は、プロフィールの機能にも変更が続いています。簡易的なWebサイトを作る機能と、チャットの機能は2024年に終了しました。機能が終了すると、その機能に頼っていた対策は使えなくなります。偽の口コミに対する制限も強化されており、違反が確認されたプロフィールには、口コミの受付の停止や警告の表示が行われる場合があります。
変更があっても変わらない考え方
これまでの変更を振り返ると、方向は一貫しています。検索した人にとって、近くて、目的に合い、信頼できる店舗を表示するという考え方です。店舗名に語句を詰め込む方法や、実態のない住所で登録する方法は、変更のたびに効果を失ってきました。
正確な情報を登録し、利用者の評価を積み重ねる方法は、変更の影響を受けにくい対策です。検索結果にAIによる要約が表示される場面も増えています。変化への向き合い方はAI時代のSEOでも解説しています。
アルゴリズムに沿ったMEO対策
仕組みを理解したら、具体的な対策に移ります。最初に取り組むのは、Googleが公式ヘルプで挙げている改善方法です。その後に、関連性と知名度を高める作業を加えます。
オーナー確認を行い、情報を正確に保つ
公式ヘルプが挙げている改善方法は5つあります。オーナー確認を行うこと、情報を正確かつ最新に保つこと、口コミを管理して返信すること、写真や動画を追加すること、商品を追加することです。
店舗の名前、住所、電話番号、営業時間、定休日、ホームページのURLを、実態のとおりに入力します。移転や営業時間の変更があったときは、その日のうちに更新します。祝日や年末年始の営業時間も、特別営業時間として事前に登録します。
カテゴリとサービスで関連性を高める
カテゴリは、関連性に最も強く関わる項目です。メインのカテゴリは1つで、店舗の中心となる事業を表すものを選びます。追加のカテゴリは、実際に提供しているサービスに合うものだけを設定します。
サービスや商品の欄に、提供している内容と料金を具体的に登録します。説明文には、どのような人に、何を提供しているかを自然な文章で書きます。語句を並べるだけの説明文は、読む人に伝わらず、規約にも反するおそれがあります。
口コミを集め、すべてに返信する
口コミは、知名度を高める主な手段です。会計のときや、サービスの提供の後に、口コミの投稿を依頼します。投稿のページにつながるQRコードを、店内やレシートに用意しておくと、依頼の手間が減ります。
投稿された口コミには、評価にかかわらず返信します。高い評価にはお礼を、低い評価には事実の確認と改善の姿勢を伝えます。返信の内容は、口コミを書いた人だけでなく、これから来店を検討する人にも読まれています。
写真・動画・投稿で情報を更新する
写真と動画の追加は、公式の改善方法に含まれています。外観、入口、店内、商品、スタッフの写真を登録します。初めて来店する人が、迷わずにたどり着け、雰囲気を想像できる写真を選びます。
月に数枚ずつ、新しい写真を追加し、投稿の機能で最新の情報を知らせます。季節の商品、臨時休業、イベントなどが題材になります。SNSと同じ内容を活用すれば、手間は増えません。活かし方はSEO対策にSNSは有効かで解説しています。
ホームページと外部の掲載で知名度を高める
知名度は、プロフィールの外での評価にも基づきます。ホームページに、店舗の情報、サービスの内容、アクセスの方法を掲載します。地域の情報サイトや、業界のポータルサイト、取引先のサイトに掲載されることも、認知の広がりにつながります。
店舗の名前、住所、電話番号は、すべての媒体で同じ表記にそろえます。表記がばらばらだと、同じ店舗として認識されにくくなります。ホームページの整え方はホームページのSEO対策を参考にしてください。
店舗名で検索される状態を目指す
店舗の名前で直接検索されることは、その店舗が知られていることの表れです。看板、チラシ、SNS、地域のイベントなど、オンライン以外の活動も、名前での検索を増やします。
知名度は、短期間では高まりません。地域での認知を少しずつ積み重ねることで、距離の不利を補えるようになります。名前での検索を増やす考え方は指名検索を増やす方法で解説しています。
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アルゴリズム対策でやってはいけないこと
順位を上げたい気持ちから、規約に反する方法に手を出してしまう例があります。違反が確認されると、プロフィールの停止や口コミの削除につながり、それまでの積み重ねを失います。避けるべき4つの行為を説明します。
店舗名にキーワードを付け足す
プロフィールの名前に、「〇〇歯科 インプラント・ホワイトニング・駅前」のように、サービスや地名を付け足す方法があります。一時的に順位が上がることがありますが、行ってはいけません。
Googleは、ビジネス情報に関するルールで、名前には実際に使われている正式な名称を使い、不要な情報を含めてはならないと定めています。看板やホームページと同じ名称を登録します。業者から提案された場合も断ります。
謝礼と引き換えに口コミを依頼する
割引や特典と引き換えに口コミを依頼する行為、スタッフや知人が利用者を装って投稿する行為は、Googleのポリシーで禁止されています。高い評価を付けてくれそうな人だけに依頼する方法も、同様に認められていません。
事業者が第三者に依頼して投稿させた口コミは、広告であることを隠した表示にあたり、景品表示法の問題になります。詳細は消費者庁のステルスマーケティング規制のページで確認できます。口コミは、利用した人に、自由な感想として依頼します。
実態のない住所や重複したプロフィールを登録する
距離の不利を補うために、実際には営業していない住所でプロフィールを作る方法があります。バーチャルオフィスや、スタッフが常駐していない場所は、原則として登録の対象になりません。
1つの店舗に対して作成できるプロフィールは、1つです。同じ店舗で複数のプロフィールを作ると、評価が分散し、停止の対象にもなります。過去に作られた重複がないかも、あわせて確認します。
「必ず上位に表示する」という勧誘を信じる
公式ヘルプには、順位を上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていない、と記載されています。Googleと特別な関係があると説明する業者や、上位表示を保証する業者には注意が必要です。
契約の前に、作業の内容、順位の計測の方法、解約の条件を確認します。プロフィールの権限は、必ず自社のアカウントで保有します。比較の手順はローカルSEO業者の選び方で解説しています。
順位が下がったときの確認手順
順位が急に下がった場合は、原因を順番に切り分けます。アルゴリズムの変更を疑う前に、自店舗のプロフィールの状態を確認します。確認する順番を3つの段階で紹介します。
プロフィールの状態と情報の変更を確認する
最初に、プロフィールが停止されていないか、オーナー確認が外れていないかを、管理画面で確認します。停止されている場合は、規約に反している箇所を修正したうえで、回復の申請を行います。
店舗の情報が、第三者の提案によって書き換えられていないかも確認します。営業時間、カテゴリ、住所、ピンの位置が変わっていると、順位に影響します。管理画面に届いている変更の通知を見直します。
口コミと競合の変化を確認する
次に、口コミの数や評価に変化がないかを確認します。口コミが削除されて数が減っている場合や、低い評価が続けて投稿されている場合は、順位に影響することがあります。
周辺の競合の変化も確認します。近くに新しい店舗ができた、競合が口コミを増やした、写真や投稿を充実させた、といった変化です。自店舗に問題がなくても、相対的に順位が下がることがあります。
計測の条件と変更の時期を確認する
順位は、検索する場所と時間によって変わります。前回と違う場所から検索していないか、営業時間の外に検索していないかを確認します。計測の条件がそろっていなければ、比較はできません。
条件をそろえても下がっている場合に、アルゴリズムの変更の可能性を考えます。同じ時期に、業界全体で変動が報告されていないかを調べます。通常の検索での原因の調べ方は検索順位が下がる原因で解説しています。変更が原因の場合も、取るべき対応は基本の見直しです。
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アルゴリズム対策の効果の測り方
対策の成果は、順位だけでは判断できません。順位は検索する場所によって変わるため、来店につながる行動の件数とあわせて確認します。測り方を3つ紹介します。
順位は地点を決めて計測する
順位を確認するときは、計測する地点と語句を決めておきます。店舗の前、最寄りの駅、隣の駅など、来店してほしい人がいる場所を3〜5か所選びます。語句は、「地域名+業種」と、主なサービスの名前を中心にします。
毎回、同じ地点と同じ語句で記録します。店舗の前では1位でも、駅では10位以下ということがあります。どの範囲まで表示されているかを把握すると、次に力を入れる場所がわかります。
通話・ルート検索・サイトへのアクセスを記録する
プロフィールの管理画面では、プロフィールを見た人の数、通話のボタンが押された回数、ルートが検索された回数、ホームページへのアクセスを確認できます。どのような語句で検索されたかも表示されます。
月に1回、これらの数値を記録し、前の月や前年の同じ月と比べます。順位が変わらなくても、行動の件数が増えていれば、写真や情報の充実が成果につながっています。指標の置き方はオウンドメディアのKPI設定方法が参考になります。
来店と売上まで含めて判断する
管理画面の数値だけでは、実際に来店した人の数はわかりません。初めて来店した人に、何をきっかけに知ったかを尋ねます。アンケートや予約のフォームに、質問の項目を設けておくと、記録が残ります。
地図をきっかけにした来店の数と、1人あたりの売上から、対策の費用との釣り合いを判断します。業者に依頼している場合は、この数字をもとに継続を検討します。費用の見方はSEO対策の見積もりで失敗しない方法でも紹介しています。
まとめ
MEOのアルゴリズムは、Googleマップや地図付きの検索結果で、店舗の表示順を決める仕組みです。Googleが公式に示している要素は、関連性、距離、知名度の3つです。細かな計算方法は公開されておらず、必ず上位に表示される方法はありません。
営業時間、口コミの内容、利用者の行動、ホームページの状況も関わるとされますが、公式に説明されている範囲と、専門家の分析にとどまる範囲があります。アルゴリズムはこれまでに何度も変わってきましたが、正確な情報と、利用者の評価を重ねる店舗が評価される方向は変わっていません。
対策は、オーナー確認、正確な情報、口コミへの返信、写真と動画、商品の登録という、公式の改善方法から始めます。店舗名への語句の追加や、謝礼付きの口コミは避けます。まずは自店舗のプロフィールを開き、営業時間とカテゴリが実態に合っているか、口コミに返信しているかを確認するところから始めてみてください。
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