ブルーオーシャンを狙うためのキーワード戦略
今回はディレクター向けに、SEO対策でのキーワード戦略を残します。キーワード対策では、競合性の高いキーワードを攻めたとしてもサイトのドメインパワーによっては太刀打ちできずに書くだけ無駄になることも多いです。
そんな時いかに無駄打ちを避けて、適切なキーワードで対策するかを書いていきます。
想定使用シーン:クライアントサイトのDRが低く、競合性の低いキーワードから攻める必要がある
SEO対策をしようにもDRが低過ぎて、上位表示が不可能なことが多い場面があります。そんな時には、いかに競合性を回避するかのみを考えて、キーワードを絞り込みます。競合性の弱いキーワードを対策して上位表示させる間に、DRを高めることは必須です。
①ahrefsを用意する
まずは、ahrefsを開きましょう。ログインしてダッシュボードを開いておきます。次にahrefsの拡張機能を使います。
上記を入れて検索結果で表示できるようにします。
拡張機能が正しく機能すると検索結果で以下のようなデータが表示されます。
メタディスクリプションの下に数値が表示されます。一番左にDRが表示されるのでここで、上位表示しているサイトのドメインパワーを確認します。
上位表示しておりDRが低いサイトを見つける
上位表示しているがDRが低いサイトを見つけることで、そのサイトはDRが低いにも関わらず競合性の低いキーワードを狙ってキーワード選定して対策している可能性があります。「SEO」「ダイエット」のような単体キーワードではなく、ロングテールキーワードで検索してDRが低いサイトを発見しましょう。
「ブログSEO対策」で10位にDRが3のサイトがあります。他の上位表示サイトのDRは50以上であり、DR3のサイトが表示されているのは不自然です。DRが低いにも関わらずキーワードうまく選定して上位表示をしている可能性があるためahrefsで流入キーワードを確認します。
上記のようなキーワードで流入が取れていることがわかります。ここにあるキーワードはDR3にも関わらず上位表示しているため、競合性が低いということです。DRが3以上であれば上位表示余地があることが推測できます。
DRが弱いサイトで取れているキーワードはそれ以上のDRスコアのサイトで対策すれば上位表示の可能性が高いと推論できます。
実践例:「インサイドセールス」軸で上位表示を狙いたい
例えば、クライアントのサイトで「インサイドセールス」という軸を狙いたいとします。
その場合は「インサイドセールス」のテールキーワードで検索してDRが低いが上位表示を取れているサイトをまずは発見します。
上記サイト(https://goofy-inc.com/)がDRが2にも関わらず上位表示していることがわかります。また、ドメイン単位で流入を確認する場合は他の軸で流入が取れていることも多く「インサイドセールス」で検索語句を絞り込んでください。(右上参照)
続いて上記のようにキーワードリストを作成します。検索ボリュームとCPCを算出して広告換算を出します。これで一連のキーワード選定の流れは終了です。
よくある質問
- 拡張機能が検索結果に出てこない
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ログインをしてください。それでも出てこない場合は、拡張機能を削除して、再度入れなおしてログインすると表示されます。
- 流入キーワードが正しく表示されない
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ahrefsの検索窓の横にある項目を「サブドメイン」に変更するとドメイン単位の流入キーワード一覧がでます。