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URLパラメータはSEOに影響する?種類ごとの扱い方と正しい対策を解説

「URLの末尾に付く『?』以降の文字列は、SEOに悪い影響があるのか」「パラメータ付きのURLが検索結果に表示されてしまう」と悩むWeb担当者は少なくありません。

URLパラメータそのものが、SEOに悪い影響を与えるわけではありません。ただし、使い方や管理の方法によっては、内容が同じページが大量に生まれたり、Googleの巡回が無駄になったりして、検索の評価に影響することがあります。

本記事では、URLパラメータの基本、SEOへの影響、種類ごとの扱い方、具体的な対策、目的別の対策の選び方、問題の確認方法、注意点までを順番に解説します。

確認したいポイント結論詳細
パラメータはSEOに悪影響?重複したURLが増えることが問題内容が同じページが大量に生まれると、評価の分散、クロールの無駄、意図しないURLの検索結果への表示につながります。
どんな対策がある?canonicalや内部リンクの整理などnoindex、結果のない組み合わせへの404、パラメータを使わないURLへの変更も、目的に応じて使い分けます。
対策はどう選べばよい?表示や巡回の必要性で判断する需要のある絞り込みは独立したページに、同じ内容はcanonicalで、大量の組み合わせはrobots.txtで扱います。

URLパラメータとは?

URLパラメータとは、URLの末尾に付けて、Webサーバーに追加の情報を伝えるための文字列のことです。「クエリ文字列」や「クエリパラメータ」と呼ばれることもあります。

ECサイトの絞り込みや並べ替え、広告の効果の測定など、Webサイトのさまざまな場面で使われています。ここでは、URLパラメータの基本的な構造と種類を解説します。

URLパラメータの基本的な構造

URLパラメータは、URLの「?」のあとに、「キー=値」の形で記述します。複数のパラメータを付ける場合は、「&」でつなぎます。

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この例では、「color=blue」で青色の商品に絞り込み、「sort=price」で価格の順に並べ替えることを、サーバーに伝えています。Googleも、キーと値の区切りには「=」、パラメータの区切りには「&」という一般的な形式を使うことを勧めています。

表示内容を変えるパラメータと変えないパラメータ

URLパラメータは、ページの表示内容を変えるかどうかで、大きく2つに分けられます。絞り込み、並べ替え、ページの番号など、表示される内容が変わるものは「アクティブパラメータ」と呼ばれます。

一方で、広告の効果の測定に使う「utm_source」などのように、付けても表示内容が変わらないものは「パッシブパラメータ」と呼ばれます。SEOの対策を考えるときは、そのパラメータがページの内容を変えるかどうかが、扱い方を決める重要な判断の基準になります。

動的URLと静的URL

パラメータを含むURLは「動的URL」、「/shop/shirts/blue/」のようにパラメータを含まないURLは「静的URL」と呼ばれることがあります。

現在のGoogleは、パラメータを含む動的URLも問題なくクロールし、インデックスに登録できます。動的URLだから評価が低くなるということはなく、重要なのは、URLの数が無駄に増えていないか、同じ内容のURLが複数生まれていないかという点です。

URLパラメータがSEOに与える影響

URLパラメータは、正しく管理されていればSEOの問題にはなりません。問題が起きるのは、パラメータによって、内容が同じか、ほとんど同じページのURLが大量に生まれてしまう場合です。

ここでは、URLパラメータがSEOに与える主な3つの影響を解説します。

内容が同じページが増え、評価が分散する

Googleは、パラメータが異なるURLを、基本的には別々のURLとして扱います。そのため、並べ替えや計測用のパラメータが付いたURLが複数あると、内容が同じページが、異なるURLで存在する状態になります。

内容が同じページが複数あると、Googleがどれを代表のURLとして扱うかを判断する必要があり、ほかのサイトからのリンクなどの評価が分散したり、意図しないURLが検索結果に表示されたりすることがあります。重複したページの扱いは「重複コンテンツとは?SEOへの影響と対処法」で解説しています。

クロールが無駄になる

絞り込みの条件を組み合わせられるECサイトなどでは、パラメータの組み合わせによって、URLの数が数万、数十万と膨大に増えることがあります。Googlebotがこうした価値の低いURLの巡回に時間を使うと、重要なページの巡回が後回しになる可能性があります。

特に、ページの数が多い大規模なサイトでは、パラメータの管理が、新しいページや更新したページが検索結果に反映される速さにも影響します。

意図しないURLが検索結果に表示される

計測用のパラメータや、セッションIDが付いたURLが、検索結果に表示されてしまうことがあります。こうしたURLから訪れたユーザーのデータが、計測の数値に混ざってしまうと、アクセスの解析も正確に行えなくなります。

検索結果に表示されるURLは、ユーザーにとって分かりやすく、計測の面でも正しく扱える代表のURLに揃えておくことが大切です。

主なURLパラメータの種類と扱い方

URLパラメータは、用途によってSEOでの扱い方が異なります。まずは、自社のサイトで、どのようなパラメータが使われているかを把握することから始めましょう。

ここでは、よく使われる6種類のパラメータと、それぞれの基本的な扱い方を解説します。

計測用のパラメータ

広告やメール、SNSからの流入を計測するために付ける「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」などのパラメータは、ページの表示内容を変えません。

計測用のパラメータが付いたURLは、canonicalタグで、パラメータのない正規のURLを指定しておくのが基本です。サイトの中のリンクには計測用のパラメータを付けないようにしましょう。計測の指標の考え方は「オウンドメディアのKPIの設定方法」で解説しています。

セッションID

ユーザーごとの状態を管理するために、URLにセッションIDを付ける仕組みのサイトがあります。セッションIDは訪問のたびに値が変わるため、同じページに無数のURLが生まれる原因になります。

Googleは、可能な限りURLでセッションIDを使わず、Cookieを使うよう勧めています。古いシステムを使っている場合は、URLにセッションIDが付いていないかを確認しましょう。

並べ替えのパラメータ

「価格の安い順」「新着順」などの並べ替えは、表示される商品の順番が変わるだけで、ページの内容そのものはほとんど同じです。

並べ替えのURLは、検索結果に表示させる必要がないことが多いため、canonicalタグで並べ替えのないURLを指定したり、robots.txtでクロールを制御したりする方法が考えられます。

絞り込みのパラメータ

色、サイズ、価格の範囲、ブランドなどで商品を絞り込む機能は、ファセットナビゲーションと呼ばれます。条件を組み合わせられるため、URLが最も膨大に増えやすいパラメータです。

一方で、「青いシャツ」のように検索される需要のある絞り込みの組み合わせは、独立したページとして検索結果に表示させたい場合もあります。検索の需要があるかどうかで、扱い方を分けることが大切です。

ページの番号

商品の一覧や記事の一覧で、2ページ目以降を表示するための「page=2」のようなパラメータも、よく使われます。2ページ目以降には、1ページ目とは異なる商品や記事が表示されるため、内容が異なるページです。

2ページ目以降のcanonicalタグで、1ページ目を正規のURLとして指定するのは避けましょう。それぞれのページが自分自身のURLを正規のURLとして指定し、通常のリンクでページの間を移動できるようにしておくことが大切です。

サイト内検索

サイト内の検索の結果のページは、「?q=キーワード」のようなパラメータで表示されることが一般的です。検索される言葉の数だけURLが生まれ、内容の薄いページが大量にできる原因になります。

サイト内検索の結果のページは、robots.txtでクロールを制御したり、noindexを設定したりして、検索結果に表示させないのが一般的です。

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URLパラメータのSEO対策

URLパラメータの問題には、いくつかの対策の方法があり、それぞれ効果や注意点が異なります。目的に合わない方法を選ぶと、かえって問題を大きくしてしまうこともあるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

ここでは、URLパラメータの主な6つの対策を解説します。

canonicalタグで正規のURLを指定する

canonicalタグは、内容が同じか似ているページが複数あるときに、どのURLを正規のURLとして扱ってほしいかをGoogleに伝えるためのタグです。パラメータ付きのURLのページのHTMLに、パラメータのない正規のURLを指定します。

<link rel=”canonical” href=”https://example.com/shop/shirts”>

canonicalタグは、Googleへの強い手がかりですが、必ず従われる命令ではありません。ページの内容が大きく異なる場合などは、指定とは異なるURLが正規として選ばれることもあります。

内部リンクを正規のURLに揃える

サイトの中のリンクが、パラメータ付きのURLを指していると、Googleがそのパラメータ付きのURLを重要なページと判断する原因になります。

メニュー、パンくずリスト、関連する商品へのリンクなど、サイトの中のリンクは、すべて正規のURLに揃えましょう。XMLサイトマップにも、正規のURLだけを記載することが大切です。サイトマップによる検索エンジンへの伝え方は「Googleへの検索登録の方法」で解説しています。

robots.txtでクロールを制御する

並べ替えや絞り込みの組み合わせ、サイト内検索の結果など、クロールさせる必要のないパラメータ付きのURLは、robots.txtでクロールを禁止できます。

User-agent: *

Disallow: /*?*sort=

Disallow: /search?

ただし、robots.txtはクロールを止めるものであり、インデックスからの削除を保証するものではありません。ほかのページからリンクされていれば、URLだけが検索結果に表示されることもあります。

noindexで検索結果に表示させない

パラメータ付きのページを、クロールはさせつつ検索結果には表示させたくない場合は、そのページにnoindexを設定する方法があります。

noindexを設定したページは、Googleがページを読み取れる必要があるため、robots.txtでクロールを禁止しているとnoindexが伝わりません。robots.txtとnoindexを同じURLに同時に使わないよう注意しましょう。

結果のない組み合わせには404を返す

絞り込みの条件の組み合わせによっては、該当する商品が1つもないページが生まれることがあります。Googleは、結果が存在しない組み合わせや、意味のないフィルタの組み合わせのURLには、404のステータスコードを返すことを勧めています。

中身のないページが大量にインデックスされることを防ぎ、Googleの巡回を重要なページに集中させやすくなります。

パラメータを使わないURLに変更する

検索結果に表示させたい重要なページが、パラメータ付きのURLになっている場合は、「/shop/shirts/blue/」のような、パラメータを含まないURLに変更する方法もあります。

URLを変更する場合は、古いURLから新しいURLへの301リダイレクトを必ず設定しましょう。URLの変更は影響が大きいため、検索の需要があるページに絞って検討することが大切です。

目的別の対策の選び方

URLパラメータの対策は、「そのページを検索結果に表示させたいか」「Googleに巡回させる必要があるか」という2つの観点で選ぶと整理しやすくなります。すべてのパラメータに同じ対策をするのではなく、種類ごとに対策を使い分けることが大切です。

ここでは、目的別に対策の選び方を解説します。

検索結果に表示させたいページの場合

「青いシャツ」「メンズ 革靴 黒」のように、検索の需要がある絞り込みのページは、独立したページとして検索結果に表示させる価値があります。

こうしたページは、パラメータを含まないURLにしたり、固有のタイトルや説明文を設定したりして、1つのページとして最適化しましょう。サイトの中からも、通常のリンクでたどれるようにしておくことが大切です。

内容が同じで、表示させる必要がない場合

計測用のパラメータや、並べ替えのパラメータのように、内容が正規のURLとほとんど同じページは、canonicalタグで正規のURLを指定するのが基本です。

canonicalタグを使うと、ほかのサイトからパラメータ付きのURLにリンクされた場合でも、その評価を正規のURLに集めやすくなります。

大量に生まれ、巡回させる必要がない場合

絞り込みの条件の組み合わせや、サイト内検索の結果のように、URLが大量に生まれ、巡回させる価値の低いページは、robots.txtでクロールを制御するのが効果的です。

Googleは、ファセットナビゲーションのURLのクロールを防ぐ方法として、robots.txtでの禁止のほか、絞り込みの条件をURLのフラグメント(#以降)で指定する方法も紹介しています。ページの数が少ないサイトでは、canonicalタグだけで十分な場合も多くあります。

URLパラメータの問題を確認する方法

自社のサイトで、URLパラメータが問題になっているかどうかは、Search Consoleなどを使って確認できます。問題がないのに対策を急ぐ必要はないため、まずは現状を把握することが大切です。

ここでは、URLパラメータの問題を確認する4つの方法を解説します。

ページのインデックス登録レポートを見る

Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートでは、インデックスに登録されていないページと、その理由を確認できます。「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」などの理由で、パラメータ付きのURLが多く含まれていないかを確認しましょう。

インデックスに登録されていないページの多くがパラメータ付きのURLであれば、正規化が機能していると判断できる場合もあります。インデックスの状況の確認方法は「Googleにインデックスされない原因と対処法」で解説しています。

URL検査ツールで正規のURLを確認する

URL検査ツールでパラメータ付きのURLを調べると、自分で指定した正規のURLと、Googleが選んだ正規のURLを確認できます。2つが異なる場合は、canonicalタグの設定や内部リンクの向き先を見直しましょう。

重要なページについては、Googleが意図どおりのURLを正規のURLとして選んでいるかを、定期的に確認しておくと安心です。

検索パフォーマンスとクロールの統計情報を見る

Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートでページの一覧を確認すると、パラメータ付きのURLが検索結果に表示されていないかが分かります。「クロールの統計情報」レポートでは、Googlebotがどのようなページを巡回しているかの傾向をつかめます。

パラメータ付きのURLの巡回の割合が大きい場合は、クロールが無駄になっている可能性があります。

クロールのツールでURLを洗い出す

サイトを巡回してURLを一覧にするクロールのツールを使うと、サイトの中にどのようなパラメータ付きのURLがあり、どこからリンクされているかを洗い出せます。

内部リンクにパラメータ付きのURLが含まれていないか、canonicalタグが正しく設定されているかを、一度に確認できるのが利点です。

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URLパラメータの対策で注意すべきこと

URLパラメータの対策は、設定を誤ると、必要なページまで検索結果から消えてしまうなど、大きな問題につながることがあります。変更する前に影響の範囲を確認し、変更したあとも状況を見守ることが大切です。

ここでは、URLパラメータの対策で注意すべき4つの点を解説します。

Search ConsoleのURLパラメータツールは使えない

以前は、Search Consoleの「URLパラメータ」ツールで、パラメータの扱い方をGoogleに伝えることができました。しかし、このツールは2022年4月に提供が終了しています。

古い記事では、このツールを使った対策が紹介されていることがあるため注意しましょう。現在は、canonicalタグ、robots.txt、内部リンクの整理など、サイト側の設定で対応する必要があります。

対策の組み合わせの矛盾に気をつける

robots.txtでクロールを禁止したURLには、canonicalタグやnoindexを設定しても、Googleが読み取れないため伝わりません。canonicalタグで指定した正規のURLに、noindexを設定してしまう矛盾もよく見られます。

同じURLに複数の対策を重ねるときは、それぞれが互いの効果を打ち消していないかを確認しましょう。Google検索セントラルのURL構造に関するページでも、パラメータの使い方や、問題になりやすいURLの例が紹介されています。

パラメータの表記を統一する

同じ条件でも、パラメータの順番が異なる「?color=blue&size=m」と「?size=m&color=blue」や、大文字と小文字が異なるURLは、別のURLとして扱われる可能性があります。

システムの側で、パラメータの順番や表記を常に同じ形に揃えて出力するようにしておくと、重複したURLが生まれにくくなります。

計測用のパラメータを内部リンクに使わない

サイトの中のバナーやリンクの効果を測るために、内部リンクに「utm_」のパラメータを付けているケースがあります。この方法は、パラメータ付きのURLが増えるだけでなく、GA4での流入元の計測を上書きしてしまう原因にもなります。

サイトの中のリンクのクリックは、GA4のイベントなど、URLを変えない方法で計測しましょう。SNSからの流入の計測など、外部からのリンクに計測用のパラメータを使う方法は「SNSとSEOの関係」もあわせて参考にしてください。

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まとめ

URLパラメータとは、URLの「?」以降に付けて、サーバーに追加の情報を伝える文字列のことです。パラメータそのものがSEOに悪いわけではありませんが、内容が同じページが大量に生まれると、評価の分散、クロールの無駄、意図しないURLの表示などの問題につながります。

対策の基本は、パラメータの種類ごとに、「検索結果に表示させたいか」「巡回させる必要があるか」を判断し、canonicalタグ、内部リンクの整理、robots.txt、noindex、404の返却、URLの変更を使い分けることです。検索の需要がある絞り込みのページは、独立したページとして最適化しましょう。

Search Consoleのページのインデックス登録レポートやURL検査ツールで現状を確認し、URLパラメータツールが廃止されていること、対策の組み合わせの矛盾、表記の統一、内部リンクへの計測用パラメータの使用にも注意しながら、正しくURLを管理していきましょう。