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被リンクの獲得方法12選|良質なリンクを増やす手順とやってはいけない施策

記事を増やしても順位が伸びない。競合と内容の質は変わらないのに差がつく。こうした状況の背景に、外部からの評価の差があることは少なくありません。

被リンクは、他社の判断によって設置されるものであり、自社で直接コントロールできません。ただし、参照される確率を高める働きかけは可能です。何を用意し、誰にどう届けるかを設計すれば、獲得は運任せではなくなります。

本記事では、被リンクの獲得方法を12通り紹介し、コンテンツ、露出、既存の接点という3系統に整理します。営業の進め方、避けるべき施策、獲得後の確認事項まで扱うため、自社が着手できるものから判断できます。

確認したいポイント結論詳細
良質な被リンクとは?関連性の高いサイトからの参照テーマが近く信頼できるサイトから、文脈に沿って設置されたリンクを指します。
始める前に何をする?現状の把握と目標の設定自社と競合のリンク元を調べ、不足している経路を特定してから施策を選びます。
コンテンツで獲得するには?引用される素材を用意する独自調査、用語集、無料ツール、図解など参照する価値のある情報を公開します。
露出を増やす方法は?発信と関係づくりを重ねるプレスリリース、寄稿、セミナー、取材協力などで参照される機会を作ります。
すぐ着手できるものは?既存の接点を整える取引先の掲載依頼や各種プロフィール欄の整備は、当日から取りかかれます。
被リンク営業はどう進める?リスト作成と提案が要になる誰に何を提案すると相手の利益になるかを整理してから連絡します。
避けるべき方法は?購入と自作自演は規約違反順位操作を目的としたリンクの購入やリンクプログラムへの参加は対象になります。
獲得後は何を見る?効果測定とリンク切れの監視設置されたリンクが生きているか、順位や流入に変化があるかを定期的に確認します。
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被リンク獲得に取り組む前に押さえること

施策を選ぶ前に、何を目指すのかを明確にします。数を増やすこと自体が目的になると、評価につながらないリンクばかりが積み上がります。3つの前提を整理します。

良質な被リンクの条件

評価されるリンクには共通する条件があります。自社の事業領域とテーマが近いこと、リンク元のサイト自体が信頼されていること、本文中で文脈に沿って設置されていることの3点です。この条件から外れたリンクは、数があっても評価に結びつきません。

アンカーテキストが自然であることも要素になります。リンク先の内容を表す表現が使われている状態が理想です。同じキーワードが不自然に繰り返されているリンク群は、意図的な設置とみなされる可能性があります。

数より参照ドメインの広がりを重視する

総数だけを追う考え方は、成果につながりません。1つのサイトから100本のリンクを受けるより、100のサイトから1本ずつ受けるほうが評価は高くなります。多様なサイトから参照されている状態が、自然な広がりを示すためです。

目標を設定する際も、被リンク総数ではなくリンク元ドメイン数で置きます。総数は特定サイトからの大量リンクで簡単に増えてしまうため、指標としての信頼性が低くなります。

獲得のペースにも自然さが求められます。長く動きのなかったサイトで短期間にリンクが急増すれば、人為的な操作を疑われる要因になります。継続的に少しずつ積み上がる状態を目指します。

現状把握から始める

着手前に、自社と競合のリンク元を確認します。競合にあって自社にないリンク元の種類を洗い出せば、優先して取り組むべき経路が具体的になります。業界メディア、団体のサイト、取引先の紹介ページなど、分類してみると不足が見えてきます。

どの記事がリンクを集めているかも確認しておきます。引用されやすいコンテンツの傾向が分かれば、次に作るべき企画の方向性が定まります。発信基盤そのものが整っていない場合はオウンドメディア立ち上げの方法とは?メリットや設計の流れを詳しく解説!から確認できます。

コンテンツで被リンクを獲得する5つの方法

最も再現性が高いのが、参照する価値のある情報を用意する方法です。営業をかけなくても自然にリンクが生まれるため、資産として蓄積します。

方法1|独自の調査データを公開する

他社が持っていない数値は、最も引用されやすい素材です。自社で実施したアンケート、支援実績から集計した傾向、業界の担当者へのヒアリング結果などが該当します。記事を書く人にとって、根拠として示せるデータは価値があります。

大規模な調査である必要はありません。取引先50社への簡単なアンケートでも、集計して公開すれば一次情報として成立します。調査手法、対象、期間、回答数を明記することが、信頼して引用してもらうための条件です。

引用しやすい形に整えることも重要です。結論を数値で示す、グラフを画像として用意する、要点を箇条書きでまとめるといった配慮があると、書き手が使いやすくなります。読ませる工夫と引用させる工夫は別物です。

調査結果は、記事と資料の両方に展開すると効果が高まります。詳細をまとめた資料をダウンロード形式で用意すれば、リード獲得にもつながります。作り方はホワイトペーパーの制作方法とは?作る手順や外注先の選び方を紹介!で確認できます。

方法2|業界の用語集や辞典を作る

説明の途中で用語の解説が必要になったとき、参照先として使われます。業界特有の用語、制度、略称などを網羅的に整理したページは、繰り返し引用される性質を持ちます。制作に手間はかかりますが、一度作れば長く機能します。

1ページにまとめるより、用語ごとにページを分けたほうが参照されやすくなります。特定の用語について書いている人が、その語のページに直接リンクできるためです。構成の考え方は【カテゴリ設計】読まれるオウンドメディアの作り方が参考になります。

方法3|無料ツールやテンプレートを配布する

使える道具は、紹介される理由になります。計算ツール、チェックリスト、書式のテンプレート、進行管理表など、実務で役立つものが対象です。登録不要で使える形にすると、紹介のハードルが下がります。

自社の業務で使っている資料が、そのまま素材になることもあります。社内向けに作ったチェックリストを外部向けに整えるだけで、参照される対象が生まれます。

配布の形式は、ダウンロード型と閲覧型で使い分けます。リード獲得を優先するなら登録を伴うダウンロード型、参照される機会を優先するなら登録不要の閲覧型が向いています。被リンク獲得を目的とする場合は後者を選びます。

方法4|図解やインフォグラフィックを用意する

複雑な仕組みを1枚で示した図は、他サイトで引用されやすい素材です。引用時に出典の明記とリンクの設置をお願いする一文を添えておくと、リンクとして返ってくる確率が上がります。画像の下に利用条件を記載しておく形が一般的です。

図解は自社の記事内でも役立ちます。文章だけでは伝わりにくい構造や流れを整理でき、読者の理解を助けます。制作コストはかかりますが、複数の目的に使える投資になります。

方法5|専門家の見解や取材記事を載せる

有識者へのインタビューや、現場担当者の証言を含む記事は、独自性が明確です。その人の発言を引用したい書き手が参照するため、リンクが生まれやすくなります。取材を受けた側が自社サイトやSNSで紹介してくれる効果も期待できます。

社内の担当者への取材でも成立します。長年の実務で得た知見や、失敗から学んだことは、外部からは書けない情報です。文章の組み立て方はブログで使えるPREP法とは?わかりやすく文章を書く他フレームワークも解説!で整理しています。

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露出と関係づくりで獲得する5つの方法

良いコンテンツを作っても、知られなければ参照されません。届ける活動と、関係を築く活動の両面から機会を増やします。

方法6|プレスリリースを配信する

ニュースサイトや業界メディアに掲載されれば、そこからリンクが設置されます。新サービスの発表だけでなく、調査結果の公開、業務提携、拠点の開設、受賞など、題材は幅広く設定できます。配信の頻度を保つことで、メディア側との関係も築かれます。

配信サービス経由の掲載は、同じ内容が複数のサイトに載ることになります。転載先が正規のページとして扱われる場合もあるため、自社サイトにも独自の解説記事を用意しておくと安全です。転載に伴う注意点はコピペがSEOに悪影響を及ぼす理由とは?対策方法も解説で整理しています。

方法7|業界メディアへ寄稿する

専門メディアに記事を提供し、著者紹介欄から自社サイトへリンクしてもらう方法です。テーマが近いメディアからのリンクであるため、関連性の条件も満たします。同時に、そのメディアの読者に自社を知ってもらえます。

寄稿先は、自社の専門領域と重なるメディアから選びます。編集部に企画案を持ち込む形が一般的で、そのメディアの読者にとって有益なテーマを提案できるかが採否を分けます。自社の宣伝が目的の記事は通りません。

同じ内容を自社サイトにも掲載する場合は、扱いに注意が必要です。まったく同じ文章を両方に載せると、どちらが本来のページか判断されにくくなります。切り口を変えて書き分けるか、公開時期をずらす対応を取ります。

方法8|セミナーやイベントを開催する

共催や登壇の機会は、リンクが設置される場面を作ります。告知ページ、参加者募集の記事、開催後のレポートなど、複数の箇所で紹介される可能性があります。共催相手のサイトからもリンクを得られます。

自社主催が難しい場合は、他社が開催するイベントへの登壇から始める方法があります。業界団体の勉強会や、パートナー企業の共催セミナーなど、参加できる場は意外と多くあります。

方法9|取材や調査への協力に応じる

メディアからの取材依頼、アンケート調査への回答、事例紹介の許諾などは、受け身で獲得できる機会です。掲載時に企業名とサイトが紹介されるため、自然な形でリンクが生まれます。依頼が届く状態を作っておくことが前提になります。

取材を受けやすくするには、専門領域を明確に打ち出しておきます。会社概要に事業内容と実績を具体的に記載し、問い合わせ窓口を分かりやすく設置しておけば、依頼が届く確率が上がります。

方法10|SNSで言及される機会を作る

SNS上の投稿は、そのままリンクとして評価されるわけではありません。ただし、投稿を見た書き手が記事内で参照するという二次的な経路を生みます。コンテンツを届ける手段として位置づけます。

拡散されやすいのは、調査データや現場の知見といった共有する価値のある内容です。宣伝色の強い投稿は広がりません。作った素材を届ける経路として、コンテンツ施策と組み合わせて運用します。

既存の接点から獲得する2つの方法

新しく何かを作らなくても取り組める施策があります。着手のハードルが低いため、最初に確認しておく価値があります。

方法11|取引先や関係先への掲載を依頼する

すでに関係のある企業や団体は、最も依頼しやすい相手です。取引先の導入事例ページ、パートナー一覧、加盟している団体の会員名簿、協賛したイベントの告知ページなどが対象になります。自然な文脈で設置されるため、質の面でも問題がありません。

自社が導入事例として紹介されている場合、リンクが設置されているかを確認します。社名だけの記載になっていれば、リンクの追加を依頼できます。相手にとっても、リンク先があるほうが読者に親切です。

自社が他社を紹介する側になることも、関係づくりにつながります。取引先の事例やパートナーの取り組みを自社サイトで紹介すれば、相手からの掲載につながる可能性があります。一方的な依頼より、双方向の関係のほうが続きます。

方法12|各種サービスのプロフィール欄を整える

登録済みのサービスに、自社サイトのURLが記載されているかを確認します。採用媒体、業界のポータルサイト、地図サービスの登録情報、外部のブログサービスなど、記入欄がある場所は複数あります。当日から着手できる作業です。

ただし、これらは評価の中心にはなりません。土台を整える意味はありますが、数を稼ぐために無関係なサービスへ大量登録する行為は逆効果です。事業と関係のある範囲にとどめます。

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被リンク営業の進め方

他サイトの運営者に直接依頼する方法は、海外で広く行われている手法です。日本でも成果が出せますが、進め方を誤ると相手に迷惑をかけるだけになります。

依頼先のリストを作る

最初の工程は、連絡する相手の選定です。競合のリンク元を調べ、自社にもリンクしてもらえそうなサイトを抽出する方法が効率的になります。自社と扱うテーマが重なっているかを基準に絞り込みます。

自社の分野に関する記事を書いていて、リンク切れが起きているページも候補になります。切れているリンクの代わりに自社の該当ページを提案すれば、相手にとっても記事の品質改善につながります。

相手の利益になる提案を組み立てる

「リンクを貼ってください」という依頼だけでは応じてもらえません。相手の記事にとって何が不足していて、自社の情報がそれをどう補うのかを具体的に示すことが条件になります。提案の質が結果を左右します。

有効なのは、相手が言及しているテーマについて、より詳しい情報や最新のデータを自社が持っている場合です。情報が古くなっている箇所を指摘し、更新の材料として提供する形であれば、相手にも価値があります。

連絡し、記録を残す

問い合わせフォームやメールで連絡します。一斉送信ではなく、相手の記事を実際に読んだうえで個別に書いた文面のほうが返信率は高くなります。件名と本文の冒頭で、用件が分かるようにします。

送付先、送付日、内容、結果を一覧で管理しておきます。返信がない相手に何度も連絡すると迷惑になるため、記録は必須です。成約率を把握できれば、提案内容の改善にも使えます。

返信率は高くありません。数十件送って数件の設置につながれば十分という前提で臨みます。件数をこなす作業になりがちですが、質の低い一斉送信は自社の印象を損なうため、対象を絞って丁寧に進めるほうが結果的に効率的です。

やってはいけない被リンクの獲得方法

短期間で数を増やす手法は存在しますが、いずれも規約に違反します。手を出すと評価を失うため、明確に区別しておきます。

リンクの購入とリンクプログラムへの参加

金銭や物品を対価としたリンクの設置は、明確な違反行為です。GoogleのSearch Console ヘルプでは、検索結果でのランキング操作を目的としたリンクの購入やリンクプログラムへの参加はスパムに関するポリシーに違反するとされ、サイトの一部またはすべてに対して手動による対策が実施される場合があると明記されています。

外部の業者に依頼する場合も、どのような方法でリンクを獲得するのかを必ず確認します。手法の説明を避ける相手や、短期間で大量の獲得を約束する提案は、この類型に該当する可能性が高くなります。

過度な相互リンク

互いにリンクを設置し合う行為そのものが問題なのではありません。読者にとって意味のない相互リンクを、リンク獲得だけを目的に大量に行うことが問題になります。無関係な分野のサイトとの交換は、特に避けます。

テーマの近いサイト同士が、読者に有益だと判断して紹介し合うのは自然な行為です。判断の基準は、そのリンクが読者の役に立つかどうかに置きます。

自作自演のサテライトサイト

リンクを送るためだけに複数のサイトを作る手法です。内容の薄いページを量産してリンクを集中させる構造は、検出の対象になります。過去に有効とされた時期がありましたが、現在は通用しません。

複数サイトの運営自体が禁止されているわけではありません。それぞれが独立した目的を持ち、読者に価値を提供しているのであれば問題ありません。リンクを送ることだけが目的になっている状態が問題です。

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獲得後に確認すること

設置されたら終わりではありません。効果を測り、状態を維持する工程が必要になります。

効果を測定する

獲得したリンクが成果に結びついているかを確認します。リンク元ドメイン数の推移、対象ページの検索順位、リンク経由の流入数の3点を月次で追います。変化が表れるまでには時間がかかるため、単月では判断しません。

リンク経由の流入は、それ自体が価値を持ちます。検索評価への影響が見えにくくても、実際に訪問者が来ているなら施策として成立しています。両面から評価します。

どの施策からどれだけ獲得できたかも記録します。プレスリリース、寄稿、営業といった経路ごとに件数を集計すれば、次に注力すべき施策が判断できます。手当たり次第に続けるより、効いている経路に資源を寄せるほうが成果は出ます。

リンク切れを監視する

獲得したリンクは、時間の経過とともに失われることがあります。相手サイトのリニューアル、記事の削除、自社ページのURL変更などが原因です。定期的に生きているかを確認します。

自社側の要因で切れている場合は、転送設定で対応できます。サイト構成を変更する際は、リンクを受けているページのURLが変わらないよう配慮するか、確実に転送をかける手順を組み込みます。既存記事を更新する際の注意点はSEO記事のリライト方法とは?効果を出す記事の選び方・注意点まで徹底解説!で確認できます。

まとめ|参照される理由を作ることが獲得の近道

被リンクの獲得方法は、コンテンツ、露出と関係づくり、既存の接点という3系統に整理できます。最も再現性が高いのは、独自調査や用語集、無料ツールといった参照する価値のある素材を用意する方法です。

着手の順序としては、既存の接点の確認から始めるのが効率的です。取引先の掲載依頼やプロフィール欄の整備は当日から取りかかれます。並行してコンテンツを作り、プレスリリースや寄稿で届ける流れを作ります。

評価するのは総数ではなくリンク元ドメイン数です。購入や自作自演は規約違反であり、短期的に数が増えても後から大きな損失につながります。参照される理由を積み上げる方向で進めれば、外部からの評価は時間とともに安定して積み上がります。

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